【試打評価】クランク フォーミュラFIRE PROドライバー｜デシャンボーが使うのも納得の超高性能【口コミ・評判】

ゴルフ雑記帳のまさです。

2023年デシャンボーがメインドライバーに選んだのがクランクフォーミュラ FIRE LDドライバー。ご存知の方もいるかもしれませんが、世界ドラコン選手権などでも勝っているというモデルです。

DeChambeau Kranks It Up 💥

A new driver in Bryson DeChambeau’s bag may have been his secret weapon. DeChambeau added a 6-degree @KrankGolf Formula Fire LD with @ProjectXGolf HZRDUS T1100 shaft and a JumboMax grip.

Do you think you could keep this setup in the fairway? pic.twitter.com/DS0M3owgDs

— Fairway Jockey (@FairwayJockey) August 9, 2023

クランク フォーミュラFIRE PROドライバーを使ってみたい、あるいは購入を検討しているというゴルファーの方に向けに、この記事ではクランク フォーミュラFIRE PROドライバーの計測に使用したクラブスペックからはじめ、最先端の弾道計測器GCquadを用いた試打データをもとに飛距離やスピン性能などのパフォーマンスについてレビューします。

今作は「デシャンボーが使うのも納得の飛び」そして「以外にも安定感があって万能」というのが特徴です。

クランク フォーミュラFIRE PROドライバーのクラブスペックから、おすすめするゴルファーのタイプまで、本記事で詳しく解説していきます。

クランク フォーミュラFIRE PROドライバーの試打に使用したクラブのスペック

【結論】デシャンボーが使うのも納得の超高性能

結論から言っておくと、デシャンボーがエースに選んだことも納得ができるほどよく飛ぶし安定性も高い。ドライバーとしての完成度が非常に高いです。

ディープカップフェースの反発力も優れており、初速が出てよく飛びます。飛距離性能に関してはさすがドラコン大会で好成績を出しているだけはあるなと思い関心させられました。

しかも一発の飛びだけのドライバーかと思いきや、そんなこともなくて安定してしっかり飛ぶというところも強みとしてあります。オフセンターにもけっこう寛容でした。

左に行かない安心感はありますが、スライサーだと苦戦するだろうなと思えるほど捕まりは弱め。

そしてヘッド重量(スリーブ込みで210g前後)も重たくなっているので、やはりパワーとテクニックがある程度必要になってくるタイプだなと感じました。

つまりパワーとスイングでしっかりと捕まえる技術があるなら、この飛距離性能は強力な武器になるということ。

クランク フォーミュラFIRE PROドライバーの評価【レビュー】

飛距離【10/10】

計測時のヘッドスピードはユーティリティで45m/s〜46m/sです。

260ヤード後半のキャリーを出せており、当サイトでも屈指の好データを記録しました。

ボールスピードもよく出てくれますし、飛びは期待どおりで満点評価です。

今回は7.5°での計測だったのもありますが、バックスピン量はかなり少ない傾向にあります。

ぼくは普段から打ち出しが高すぎる傾向にあるので割りとちょうど良いところに収まっていますが、これだけスピンが減るならロフトは9°ぐらいでも良かったかなとも思います。

これは割りと擦ったなと思った打球データですが、これでもバックスピン量は2000程度で少なめ。

叩いても吹き上がることがまるで無いので、パワーがあればあるほど飛ばせる。さすがドラコン仕様のドライバーです。

ヘッド形状(構えやすさ)【8/10】

ヘッド形状は後方の頂点部分がスクエアな感じがあって、全体のフォルムもすこし四角い印象を受けます。

それよりもデザインが鬼のようにダサいほうが気になる。

構えて見るとこんな感じ。フェースアングルもストレートで実際にアドレスをしてみると意外なほど構えやすい。

フェースはバルジが効いているので左にいきそうな雰囲気がないのはフッカーにとってはイメージがいいかもしれません。

クラウンの突起物は剛性を高めるためのデザインだそう。なんども言うけどデザインはお世辞にもかっこいいとはいえない・・・

弾道高さ(上がりやすさ)【5/10】

ロフト7.5°を選んでいるからというのもあるけれど、最高到達は33ヤードほど。当サイト平均は41ヤードなのでとても低い弾道となっていることがわかります。

もうちょっと高さを出せたほうがもっと飛ぶかもという印象はあるので、ロフトは普段使っているスペックを選んでおくほうが無難でしょう。

つかまり【5/10】

捕まりは弱めというかほぼストレートなんですが、左にいく不安というのが全くありません。

こちらは「あ、結構捕まった」という打球でしたが、ほぼストレートになります。

フェードしてもスピンは増えないし安定してボールスピードが出るのでよく飛びます。

このあたりはドラコン選手が叩いても捕まりすぎないような味付けをしている感じで、フッカーの方が相性が良いドライバーです。

打感【10/10】

実際に打ってみて最も驚いたのが打感の良さです。

ドラコン仕様だし飛びに特化したモデルだろうから、キンキンしたり、やたら高音が出たら嫌だなーと思っていたらそんなことは全く無かったです。

フェースにいっかいボールがめり込んでから弾き返すような感覚で、吸い付き感もありますし、それでいて適度な音量で物足りなさも感じません。

これは想定外だったけれど打感はまじで良い！

Bryson tells Phil about his new Krank Golf Driver. DeChambeau ended up having a historic week with the big stick.

Watch the full match on YouTube. pic.twitter.com/BnCOLmwBZT

— LIV Golf Nation (@LIVGolfNation) August 7, 2023

寛容性【8/10】

これも勝手なイメージだったので、一撃必殺で飛ぶけど芯は狭そうみたいに思っていましたが、スイートスポットはけっこう大きめな印象です。

オフセンターでも安定してボールスピードが出てくれるのでロスが少なく、飛距離が安定してくれます。

捕まりこそ弱めだけれど打点ブレには寛容さがありました。

操作性【7/10】

ヘッドがスリーブ込で210g前後あることも影響して操作して打つような余裕のないドライバーです。

かなりのパワーヒッターであれば色々操作できるかもしれませんが、そもそも弾道を操っていくというよりは叩いてストレート弾道を打っていくぐらいの方が結果は良さそう。

総合評価【7.5/10】

総合評価は10点中7.5点。

飛距離は最高ですし、意外にも打感が良かったのは想定外すぎました。

ただ捕まりが弱めな点、ヘッド重量が重くてパワーが必要という点がすこし難しくしているところもあります。

ただ、何度も言うけど飛びは一級品です。パワーがあるなら最高の相棒になる可能性が極めて高いドライバー。

おすすめする人、おすすめしない人

道具である以上完璧なドライバーは存在しません。ということでおすすめする人、おすすめしない人というのがあるわけですが、まずおすすめするゴルファーの方は下記

クランク フォーミュラFIRE PROドライバーの試打評価まとめ

道具に完璧を求めるデシャンボーが使っているというだけあって飛距離性能、打点ブレへの強さと安定感、叩いても捕まりすぎない点などは素晴らしいモノがあり間違いなく高性能なドライバーです。

何より打点がめちゃくちゃ良いのが意外すぎて驚きでしたね。

ただ、重たくて捕まらないので使い手を選ぶというところも間違いなくあります。ヘッドスピードは必要なので、自身がないならスルーしたほうが良いかな思います。

反対にパワーにもテクニックにも自信があるという方は恩恵を受けやすいと思うので真面目におすすめです。

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