試打&評価

タイトリスト『TS2&TS3』ドライバー試打評価レビュー|弾道計測器で徹底検証

この記事では

  • TS2&TS3ドライバーを実際に試打しての計測データ
  • 試打してみての感想と評価
  • TS2&TS3ドライバーをおすすめするゴルファー

以上の3点をメインにわかりやすく解説しています

どうもまさです

タイトリストの2018年最新モデルドライバー「TS2」「TS3」を早速試打してきました。先に述べるとかなり飛距離性能に優れたドライバーで昨今のタイトリストドライバーのイメージが大きく変わるドライバーでした

このページでは良かった点を含めてタイトリスト「TS2」と「TS3」をそれぞれレビューしていきます

是非クラブ選びの参考にしてみてください

タイトリストTS2&TS3ドライバーの概要

TSとはタイトリストの新プロジェクト「Titleist Speed」の略で飛距離性能を追求して誕生した新ブランドです

タイトリストといえばプロやアスリート系のアマチュアゴルファーが使用している硬派なイメージのクラブというのがぼくの中でもありました

ところが今作のTSシリーズでは従来のタイトリストとはガラッとかわった設計思想、生産技術、飛距離性能、優しさを兼ね備えた全く新しいモデルになっています

今回のモデルはTS2とTS3という2タイプ。前作までは体積が違う2種類を用意していましたが今作はどちらも460ccというサイズ

発売日

日本モデルの発売日は2018年9月28日の予定

対してUSモデルは既に発売中。一刻も早く手に入れたいという方はUSモデルは価格も安くなっているのでおすすめです

USモデル専門の直輸入ショップフェアウェイゴルフさんで取扱いがあります

タイトリスト スピードシャーシ

タイトリストの新たな技術を詰め込んだプラットフォームが「タイトリスト スピードシャーシ」

タイトリスト独自の4つのテクノロジーが詰め込まれています

ストリームラウンドシェイプ

空気抵抗を20%軽減するヘッド形状でスイングスピードを向上させてくれます

Ultra-Thin チタンクラウン

タイトリスト史上最も薄くなったチタンクラウン。余った重量を最適な位置に再配分することで重心位置を深く、低く設定することができます

それにより方向性と飛距離性能が大きくアップ

超精密高初速フェース

フェースの肉厚を部分ごとに設計し、反発エリアが拡大、許容性とボール初速が大幅に向上しています

TSスピード重心設計

最適な重心設計を実現し、ボール初速のアップと打ち出し角、バックスピン量を最適化することができています

タイトリスト TS2ドライバー試打レビュー

タイトリスト TS2ドライバーの特徴

シャロー形状でやや後ろ側に伸びたようなヘッド形状。この形状は前作917D2によく似ています

最近のドライバーのヘッドといった感じで特別違和感を感じることはありませんが、人によっては大きすぎると感じるかもしれません

そしてヘッド後方にウェイトが取り付けられていて重心位置が深めの設計でミスヒットに強く高弾道が狙えるのが特徴

ヘッドの調整機能はロフト・ライ角を調整できるカチャカチャが搭載されていて、前作までのものをそのまま使用可能です

試打クラブスペック

試打クラブスペック
ヘッドTS2
ロフト9.5°
シャフトスピーダーエボリューションV 661
フレックスS
バランスD2
総重量313g

試打計測データ

試打測定データ(4球の平均値)
ヘッドスピード45.9
ボール初速66.5
打ち出し角14.7°
サイドスピン174左
バックスピン2096
キャリー260ヤード
総距離286ヤード

高弾道低スピンのドローボール。飛距離が出る要素満載の弾道が打てました

タイトリスト TS2を試打してみての感想と評価

飛距離性能

はっきり言ってかなり飛距離性能が優れているドライバー。フェースの反発力が凄くて打った瞬間にこれは飛んでいると感じました

実際にデータでも初速が速くキャリーで250ヤードをラクラク超えていきます(キャリー250ヤードがぼくの目安となっています)

キャリー250ヤードを超えるといっても中には260ヤード以上出ているものもあり飛距離性能的には群を抜いています。これは今までのタイトリストのドライバーでは個人的に体験したことがない飛び感です

スピン量も安定していてかなりの強弾道。向かい風でも飛距離ロスはしにくい印象です

ミスヒットにも強く、今までのタイトリストよりもVG3に近くなったと感じる優しさがりあります

とにかく初速が速くキャリーがしっかり出る

スピン量が安定していて向かい風に強い

球筋

基本的にフェードヒッターのぼくが打ってもドローが打ちやすいほどの捕まりの良さ

ちなみにこれはノーマルポジションでの弾道なので、フェースアングルなどをカチャカチャで細かく調整をすれば捕まりを抑えたりは可能です

とはいえヘッドの基本的な性能としては捕まるタイプでドローが出やすいですね

フェース面にしっかりボールが乗っている感覚があり、大型ヘッドにありがちな右にスッぽ抜けるといったボールは出にくいヘッドに感じます

弾道は9.5°にしてはやや高め

しっかり捕まるドロー系

大型ヘッドながらプッシュアウトのミスは出にくい

やや高めの弾道

打感&打音

弾きが良くて反発しているなーと感じる反面、音はそれほど大きくなく中音といった感じです

高音が好きな方はもの足りない方もいるでしょうが、アスリートゴルファーがいかにも好みそうな打球音です

タイトリスト TS2 ドライバーがおすすめのゴルファー

しっかり捕ったドローボールが打ちたい

高弾道でキャリーをしっかり稼ぎたい

バックスピン量が多く風に弱いのでスピン量を少なくしたい

と言った方に特におすすめのドライバーです

タイトリスト TS2ドライバーの口コミ

タイトリスト TS2 ドライバーのまとめ

総合評価:
 
これは正直テーラーメイドのM4とM3以来の衝撃でした
 
この飛距離性能ははっきり言って魅力的ですし、前作までの捕まりにくさは全くありませんでした
 
メーカー的には比べないで欲しいということですが、確かに前作までとは別物のクラブになっています
 
飛距離アップしたい方にはまさにもってこいのドライバーです
 
 

タイトリスト TS3 ドライバー試打レビュー

タイトリスト TS3 ドライバーの特徴

TS2と同じ460ccのヘッドサイズですが比べるとやや丸型の形状になっています

ほぼストレートフェースでなんの違和感もなくすんなり構えることができます

多くのゴルファーにはこちらのほうが形状的には好感が持てるのではないかなと思います

カチャカチャのライ角とロフト角の調整機能はもちろん搭載されていますが、TS2との違いは「SURE FIT CG」による重心位置の調整が可能です

前作から改良を加えられていますが、前作917のSURE FIT CGも使用可能です

 

試打クラブスペック

試打クラブスペック
ヘッドTS3
ロフト10.5°
シャフトタイトリスト TourAD 60
フレックスS
バランスD2.5
総重量312g

 

試打計測データ

試打測定データ(5球の平均値)
ヘッドスピード46.0
ボール初速66.7
打ち出し角14.4°
サイドスピン113右
バックスピン2347
キャリー258ヤード
総距離281ヤード

ストレート系の球筋で安定感抜群。10.5°を試打したので9.5°のTS2よりはバックスピン量は多め、それでもキャリーで平均258ヤードはかなり飛んでいますね

 

タイトリスト TS3 ドライバーを試打してみての感想と評価

飛距離性能

TS2同様に飛距離性能は抜群!初速がとにかく速いので当然飛距離がでます

フェース反発も素晴らしくキャリーが250ヤード以上簡単に出ていました

驚くのはミスヒットした時でもそれほど初速が落ちない点。ミスヒット時の飛距離ロスが少ないので一発の飛距離はもちろんながら安定して距離を稼げるところも安心感を与えてくれます

コントロール重視のイメージが強かったタイトリストでしたがこのぶっ飛び性能で印象がガラッと変わりました

10.5°でもバックスピン量が安定して吹き上がるということがなかったです

ビッグキャリーで大きく飛ばせる

ミスヒット時の飛距離ロスが少ない

一発はもちろん安定して飛距離が出る

 

球筋

球筋的には捕まるんですが、TS2程ではないという感じ

フェードヒッターのぼくが打ってほぼストレート系の球筋

このあたりは重心位置がノーマルでぼくにぴったりだったというのもありますが、基本性能的にはストレート系になってくるでしょう

TS3は重心調整機能と調角機能と両方ありますのでお好みでカスタマイズが可能な点がうれしいポイントですね

ノーマル状態でストレート系の球筋

重心調整機能で弾道をカスタマイズ

 

打感&打音

TS2同様に中音の落ち着いた音

弾きの良い打感で打った瞬間飛んでいるなと感じるフェースです

 

タイトリスト TS3 ドライバーがおすすめのゴルファー

ストレート系の球筋で攻めていきたい

高弾道でキャリーをしっかり稼ぎたい

調整機能を使って球筋をカスタマイズしたい

という方に特におすすめしたいドライバーです

 

タイトリスト TS3ドライバーの口コミ

タイトリスト TS3 ドライバーのまとめ

総合評価:
 
弾道を落ち着かせながらしっかり飛距離を出していきたいという方にとっては最高のドライバー
 
適度な捕まり感で左が怖くないという点ではアスリートやパワヒッター好みではないでしょうか
 
調整機能を活用しながら自分にぴったりの弾道を手に入れたいという方におすすめです
 
 

 

USモデルは先行販売中

国内モデルは2018年9月28日発売ですが、USモデル専門ショップフェアウェイゴルフさんでは既にUSモデルが販売中です

早くゲットしたいという方はUSモデルは価格も安いので狙い目です

 

最後に

今までのタイトリストのイメージがガラッと変わり、とにかく飛距離を追求してきたドライバーでした(デザイン面は相変わらずタイトリストと言った感じですが)

まず第一に飛距離という明確なコンセプトがわかりやすくしっかり結果も出ます

多くのゴルファーが使いやすい捕まり具合と許容性をバランスよく兼ね備えています

2018年モデルのドライバーのなかでは屈指の出来の良さでした。飛距離アップをしたい方は是非試してもらいたいドライバーです

以上、タイトリスト『TS2&TS3』ドライバー試打評価レビュー|弾道計測器で徹底検証。という話題でした

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ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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