ツアープロからアマチュアまで、いま世界中で圧倒的な人気を誇っているカスタムシャフト、それがフジクラの「VENTUS(ベンタス)」シリーズです。

PGAツアーではトッププロが次々と導入し、現在では最も多くの選手が使用するシャフトブランドのひとつとして知られています。

人気の理由は、ただ“飛ぶ”だけではありません。VENTUSが支持される最大の理由は、安定感・直進性・低スピン性を高いレベルで両立している点にあります。

そして、その性能を支えているのが、フジクラ独自の「Velocore(ベロコア)テクノロジー」です。

この記事では、そんなVENTUSシリーズの技術的な特徴から、各モデル(ブルー・レッド・ブラック・TR・2024年モデル、2026年モデル)の違いや選び方までを徹底的に解説していきます。

タップできる目次
  1. フジクラ VENTUS(ベンタス)シャフトの概要と特徴
  2. ベンタスブルー・ブラック・レッドの違い|4世代を試打した感想と実測値
  3. フレックスごとのヘッドスピード目安と合う人
  4. VENTUSの世代別の違いと選び方(初代/初代TR/2024/26 TR)
  5. 初代 VENTUSのラインナップと特徴
  6. 初代 VENTUS TR のラインナップと特徴
  7. 24 VENTUS のラインナップと特徴
  8. 26 VENTUS TR のラインナップと特徴
  9. ベンタスシリーズの振動数と中間剛性
  10. 悩み別・用途別の選び方(マトリクス/チャート)
  11. ユーティリティ用・フェアウェイウッド用のVENTUS
  12. VENTUSシャフトの種類と選び方:まとめ
  13. 各メーカーのスリーブ付きVENTUSシャフト
ゴルフ雑記帳

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フジクラ VENTUS(ベンタス)シャフトの概要と特徴

フジクラVENTUSシャフト

VENTUSは、フジクラが2019年に発表したツアー対応・高安定設計のカーボンシャフトシリーズです。初代モデルは発売直後からPGAツアー選手に一気に広がり、今では「最もツアーで信頼されているカスタムシャフト」の一角を担っています。

最大の特徴は、Velocore(ベロコア)テクノロジー。

これは、シャフト内部のバイアス層(斜め方向に繊維を巻いた層)に超高弾性の70トンカーボンを全長にわたって配置する特殊構造で、シャフト全体の“ねじれ”や“たわみ”を抑え、オフセンターヒット時の方向ブレや初速ロスを最小限に抑えてくれる技術です。

その結果、VENTUSは「強く叩いても曲がらない」「芯を外してもブレにくい」という弾道安定性に優れ、競技志向のプレーヤーやスイング再現性を重視する中〜上級者に高く評価されています。

その後登場した初代TRシリーズでは、中間剛性を強化して操作性とライン出し性能をアップ。
さらに2024年モデルでは、次世代版であるVelocore PLUSを搭載し、より高い初速性能と一貫性を実現しました。

いずれの世代においても、「打点がズレてもボールがブレにくい」という共通のDNAがVENTUSの最大の魅力です。

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他社人気シャフトとの違いは?

ventus-velocore

現在、TENSEI(三菱ケミカル)、DIAMANA、SPEEDER NX、TOUR AD(グラファイトデザイン)など、各社が高性能シャフトを展開しています。

それぞれに明確な個性があり、VENTUSはその中でも「方向安定性」「打点ブレへの強さ」「スイング再現性の高さ」に特に重きを置いた設計となっています。

VENTUSの強みは、とにかくスイングの再現性を高める構造にあること。つまり、毎回同じように振るだけで、ボールが毎回同じように飛んでくれる。

これが、プロや上級者がショット精度を上げるためにVENTUSを選ぶ最大の理由です。

他社のシャフトにも魅力的なモデルは多数ありますが、「打点ズレがスコアロスに直結している」と悩んでいる方には、VENTUSの曲がりを抑えられる設計はおすすめです。

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3色展開で、弾道イメージが明確だから選びやすい

ベンタスTRレッドとTRブラックが発表

VENTUSシリーズは、常に「3色=3タイプの弾道設計」が明確に設計されています。

モデル調子弾道タイプ向いているゴルファー
BLUE中調子中弾道+低スピン直進性重視・操作性を重視したい人
RED先中調子高弾道+中スピン高弾道+強弾道でキャリーを稼ぎたい人
BLACK元調子低弾道+超低スピン強振してもブレない安定性がほしい人

BLUE=基準となる中弾道モデル、RED=キャリー重視、BLACK=低弾道のロースピン

さらにそこに「世代の違い(初代/初代TR/2024/26 TR)」を組み合わせて選ぶことで、自分のプレースタイルにぴったりのモデルが見つけやすい構造になっています。

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純正シャフトで装着されているVENTUSとVelocore搭載モデルの違い

24VENTUS ブラックのベロコアプラス

近年では、テーラーメイドやキャロウェイなどの完成品ドライバーに、純正シャフトとして「VENTUS」の名が付いたモデルが装着されていることがあります。

ただし注意したいのは、それらの純正仕様のVENTUSにはVelocoreテクノロジーが搭載されていない、いわゆるOEM版(廉価版)である点です。

見た目は非常によく似ていても、中身はまったくの別物。Velocore非搭載のモデルは、使用しているカーボン素材やトルク設計が異なり、本来のVENTUSシリーズに求められる「ねじれ抑制・強弾道・低スピン」の性能は得られません。

本記事で紹介しているのは、すべてVelocore搭載の正規カスタムモデルです。

購入時には、シャフトの先端側に「VELOCORE」のロゴがあるかどうかを必ず確認し、意図せず廉価版を選んでしまうことのないよう注意してください。

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ベンタスブルー・ブラック・レッドの違い|4世代を試打した感想と実測値

VENTUSは同じ色でも、世代によって硬さと振り心地がかなり違います。ぼくが4世代すべてを6Sで試打・計測した結果を、色ごとにまとめました。

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ベンタスブルーはどれを選ぶ?

世代振動数(6S)中間剛性試打の感想レビュー
初代(2019年)259cpm4.82kg強弾道でサイドスピンを抑える力は相当なものフジクラ VENTUS ブルー試打評価レビュー
初代TR(2022年)264cpm4.76kg先端がブラック並みにしっかりしていて、左はほぼ消せるベンタスTRブルーの試打評価
24(2024年)256cpm4.55kg初代よりしなるのに、安定性は史上最高レベル24 VENTUS ブルーの試打評価
26 TR(2026年)267cpm5.55kgスマッシュファクター1.50の超高効率。表記6Sで実質6X寄り26 VENTUS TRブルーの試打評価

いちばん振りやすいのは24 VENTUSブルー。振動数は4世代でいちばん低い256cpmで、中間のしなりも感じやすいのに、打点がブレても方向が乱れません。

迷ったらこれがおすすめ。

左へのミスを消したいなら初代TRブルー。先端剛性が高く、通常のブルーよりつかまりは弱めなので、つかまりすぎに悩んでいる方にはぴったりです。

26 TRブルーは、手元の硬さは初代TRとほぼ同じで、中間だけがかなり硬くなっています。効率は4世代でいちばん高いものの、表記より硬く感じるので、フレックスはワンランク下も候補に入れてください。

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ベンタスブラックはどれを選ぶ?

世代振動数(6S)中間剛性試打の感想レビュー
初代(2019年)266cpm5.61kgめちゃくちゃ硬いけど、方向性はブルー以上VENTUSブラックの試打評価
初代TR(2022年)268cpm5.03kg硬いけど初代より振りやすく、タイミングが取りやすいベンタスTRブラックの試打評価
24(2024年)266cpm5.78kgエネルギーロスは最小クラス。ただし硬すぎて常用はできない24 VENTUS ブラックの試打評価
26 TR(2026年)289cpm6.82kg歴代ブラックでいちばんハード。しなりをほとんど感じない26 VENTUS TRブラックの試打評価

ブラックはどの世代も元調子の低弾道・低スピンモデルで、VENTUSの中でいちばんハードな色です。その中で振りやすさを求めるなら初代TRブラック。

硬さはしっかりありますが、初代よりタイミングが取りやすくなっています。

24と26 TRは、ぼくのヘッドスピード(45m/s前後)では硬すぎて常用できないレベル。50m/s近いパワーがあって、左のミスとスピンをとことん消したい方向けです。

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ベンタスレッドはどれを選ぶ?合う人は?

世代振動数(6S)中間剛性試打の感想レビュー
初代(2019年)264cpm4.77kg高確率で初速アップを狙える飛距離特化型VENTUSレッドの試打評価
初代TR(2022年)266cpm4.43kg初代以上の弾き感とつかまりベンタスTRレッドの試打評価
24(2024年)262cpm5.24kgレッド史上でも特に安定。ただし思ったほどはつかまらない24 VENTUS レッドの試打評価
26 TR(2026年)270cpm5.37kg初速とミート効率が当サイトの計測データベースで1位26 VENTUS TR レッドの試打評価

レッドは先中調子ですが、手元と中間に硬さを出して、相対的に先端が動くようにしてあるのがVENTUSらしいところ。先調子のイメージほどヘッドは走りません。

合うのは、切り返しでしっかりタメを作れて、今の弾道が高すぎるくらいのパワーがある方。初速で飛ばしたいなら26 TRレッドがかなりおすすめです。

逆に、スライスを止めたくてつかまりを求める方や、リリースが早い方にはおすすめしづらいです。レッドでも右へのミスはあまり減りません。

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フレックスごとのヘッドスピード目安と合う人

フジクラの公式サイトには、フレックスごとのヘッドスピードの目安は載っていません。ここでは、ぼくがVENTUSを試打してきた経験から目安をまとめます。

ぼくのヘッドスピードはドライバーで45m/s前後です。

前提として、VENTUSはUSフジクラ生まれのシャフトで、国内メーカーの60g台のSよりワンフレックスほど硬く感じます。迷ったら、普段より一つ下のフレックスも試してみるのがおすすめ。

モデルヘッドスピードの目安(ドライバー)ぼくの試打メモ
ブルー(初代・24)6Sは45m/s前後からHS45〜46m/sで初代ブルーの6Sがちょうど良かった
26 TRブルー42〜44m/sは5S、45〜48m/sは6S、48m/s以上は6Xか7S中間剛性5.55kgの硬さを生かすには45m/s以上が欲しい
レッド(各世代)数値より「切り返しでタメを作れるか」が大事手元と中間が硬く、リリースが早いとタイミングが取りにくい
ブラック(初代・初代TR)6Sでも45m/s以上、Xは50m/s以上HS45〜47m/sだと初代ブラックの6Xはかなりしんどかった
ブラック(24・26 TR)6Sでも40m/s台後半、できれば50m/s前後HS45m/s前後では硬すぎて常用できなかった

「ベンタスブラック 6X」を検討しているなら、ヘッドスピード50m/sがひとつの目安。45m/s前後なら6Sのほうが結果が出ます。

フジクラの特集ページでは、フィッティングコーチの奥嶋誠昭さんがTRシリーズについて「スペックを合わせれば、ヘッドスピード40m/sくらいのゴルファーでも扱えるシャフト」と話しています。

色ごとに合う人をまとめると、ブルーは曲がりを抑えて安定させたい方、ブラックはパワーがあって左のミスとスピンを消したい方、レッドはタメが強くて初速で飛ばしたい方です。

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VENTUSの世代別の違いと選び方(初代/初代TR/2024/26 TR)

ventusラインナップ

VENTUSシリーズには「BLUE」「RED」「BLACK」という明確な弾道設計だけでなく、
同じカラーの中にも「初代」「初代TR」「2024年モデル」「26 TR(2026年モデル)」という“4つの世代”が存在します。

特にTRは2022年と2026年で別モデルなので、この記事では2022年のTRシリーズを「初代TR」、2026年モデルを「26 TR」と表記して区別します。

これらは見た目こそ似ていますが、実際には使い心地・剛性感・弾道傾向がまったく異なる別物です。

まずはシリーズごとの大まかな違いを整理していきましょう。

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初代 VENTUS(Velocore)

VENTUSブラックとブルー

2019年に登場した初代VENTUSは、フジクラが世界のツアーで戦うプロの声をもとに、“飛距離と方向性の両立”を目指して開発された最初のVelocore搭載モデルです。

  • シャフト全長に70t級の高弾性カーボンを斜めに巻く「バイアス層」を設置
  • スイング中のねじれ・たわみを抑制し、オフセンターヒット時の挙動を安定化
  • スピン過多や打点のブレに悩むプレーヤーにとって、劇的に方向性が向上

▶ フィーリング的には、「ほどよくしなるけど、芯がある」。
▶ スペックによってはスイングテンポが中〜ゆったりめの人にも適応する。

特にBLUEは万人向けモデルとして一気に定番化し、BLACKは“曲がらないシャフト”としてプロに浸透。

REDは日本未発売ながら、フェアウェイウッド用としても人気ですし、コアなクラブフリークからは人気の高い先調子系シャフトです。

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初代 VENTUS TRシリーズ(Tour Rated・2022年)

ベンタスTRレッドとTRブラックが発表

「もっと強く振ってもブレさせたくない」

そんなツアープロの要望を反映して誕生したのが、2022〜2023年にかけて展開された初代TRシリーズです(2026年発売の26 TRとは別モデル)。

  • 初代のVelocore構造を受け継ぎつつ、中間剛性を大幅に強化
  • シャフト外層に「Spread Tow(スプレッドトウ)」カーボンを追加
  • スイング中に最も力がかかる中間部の“たわみ・ねじれ”を約10%カット
  • ぼくの実測では振動数が初代より2〜5cpm高く、全体的にしっかりめ

▶ フィーリングは「初代より暴れず、さらに振れる」
▶ 切り返しでのシャフトの“遊び”が不要な人や、強振派に特におすすめ。

初代TRシリーズは、BLUE=ライン出しの再現性、RED=弾きと安定の両立、BLACK=究極の安定性

というように、それぞれの長所を残しつつ、プロのフィードバックを元にした「さらに操作できるVENTUS」に仕上がっています。

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24 VENTUS(Velocore PLUS) 2024年モデル

VENTUSブルー ベロコアプラスの全体のデザイン

2024年に登場したVENTUS最新モデルには、Velocoreの進化形となる「Velocore PLUS」が搭載されました。

  • Velocore構造に新たな素材層を追加した“フルレングスバイアス強化”
  • 特にスイング中のねじれ剛性・復元性が大幅向上
  • オフセンターでも初速ロスが減り、芯で打ったような強い球が出やすい

▶ フィーリングは「全体的にしっかりしていて、フェースがブレが小さい」
▶ 特に大型・高慣性モーメントヘッドとの相性が良く、現代のクラブ設計にマッチ

2024年モデルは、初代や初代TRよりもやや剛性が高めに感じられる設計ですが、
打点のバラつきに強く、方向と初速が安定するという、より実戦向けの性能を備えています。

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26 VENTUS TR(VeloCore+) 2026年モデル

26 VENTUS TR レッドのデザイン2

2026年に登場した最新世代が、初代TR(2022年)の後継となる26 VENTUS TRです。

ブルーが2026年1月に先行発売され、レッドとブラックが同年6月4日に発売されました。

この世代でVeloCore+(VeloCore Plus)がついにTR全色に展開されています。

  • VeloCore+に加えて、開繊クロス材で中間部のねじれ・曲げ剛性を強化
  • 手元の硬さ(振動数)は初代TRとほぼ同等のまま、中間だけを固めた設計
  • ミート効率と初速が高く、強く振ってもフェースの向きとラインが揃う

▶ フィーリングは「手元の硬さはそのまま、中間から先がガッチリ」
▶ 表記フレックスよりワンランク硬めに感じる設計なので、スペック選びは慎重に。

ぼくの実測では、ブルー6Sは振動数267cpmと初代TRブルー(264cpm)とほぼ同じなのに、中間剛性は5.55kgと明確に高い数値でした。

ブラック6Sは振動数289cpmと、これまで計測してきたシャフトの中で最も高い数値です。

3色それぞれの詳しいラインナップと試打データは、後半の「26 VENTUS TR のラインナップと特徴」章にまとめています。

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世代ごとの選び方まとめ

モデル弾道傾向初代(Velocore)初代TR(Velocore+中間剛性強化)2024(Velocore PLUS)26 TR(VeloCore+)
BLUE中弾道・低スピン素直な中調子で最も汎用性が高い中間剛性UPでライン出し・安定性UPVelocore PLUSでより直進性&押し感が進化手元の硬さ据え置きで中間剛性をさらに強化。表記6Sで実質6X寄り
RED高弾道・中スピン先中調子でキャリー・つかまり◎先端の走りは残しつつ暴れを抑えた飛距離系高初速&高打ち出しでもフェースが暴れにくい弾き系のまま安定感が向上。ハードヒッター向けの飛び系
BLACK低弾道・超低スピン全体が硬い超剛性設計、左に行かない全体の剛性さらに強化、強振してもブレない剛性バランス調整で扱いやすさが向上しつつ、直進性も強化歴代ブラックでいちばんハード。振動数289cpmの最硬スペック

このように、VENTUSは「カラー(弾道)」だけでなく「世代(構造と剛性)」で全く性能が異なるシリーズです。

“Blueの6S”でも初代と初代TRと2024と26 TRではまるで挙動が違います。シャフト選びで失敗しないためには、必ず「モデル × 世代 × スペック」の3軸で選ぶことが重要です。

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初代 VENTUSのラインナップと特徴

VENTUS ブルー

  • Velocoreテクノロジー初搭載、“再現性の高い強弾道”シャフトの原点
  • 中弾道・低スピン設計で、ブレずに飛ばす安定感が魅力
  • 切り返しでのしなり感とインパクト時のフェース安定性を両立

初代VENTUS BLUEは、2019年にフジクラが「Velocoreテクノロジー」を初めて搭載したモデルとして登場しました。

Velocoreとは、シャフト全長のバイアス層(斜め方向のカーボン積層)に超高弾性70tピッチ系カーボンをフルレングスで使用することで、スイング中やインパクト時のねじれ・しなり戻りを大幅に抑え、打点ズレによる方向ブレや初速ロスを極限まで抑制する技術です。

VENTUS BLUEは、そのVelocoreを活かして「中弾道+低スピン+直進性」を追求した中調子モデルで、先端剛性が非常に高く、中間〜手元はややしなやかという設計バランスを持ちます。これにより、切り返しではしなりを感じやすく、インパクトでは“芯を押し込むような感覚”が得られると評されました。

ぼくが計測した6Sの振動数は259cpm。しっかり感はありますが過度にハードではなく、ドローにもフェードにも対応できるバランス型です。

実際にジョーダン・スピースやブランド・スネデカーらがPGAツアーで使用したことでも注目を浴び、その信頼性と完成度の高さは現在のTR/2024モデルへと継承されています。

試打レビューフジクラ VENTUS ブルー試打評価レビュー|ハードヒッター向けだけど、プロが使うのも納得できる強弾道でコントロール性に優れたシャフト

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-R255g4.0°中調子8.50mm15.10mmあり
5-R56g4.0°中調子8.50mm15.15mmあり
5-S58g3.9°中調子8.50mm15.20mmあり
6-R64g3.7°中調子8.50mm15.25mmあり
6-S65g3.1°中調子8.50mm15.30mmあり
6-X66g3.1°中調子8.50mm15.35mmあり
7-S75g2.9°中調子8.50mm15.35mmあり
7-X77g2.8°中調子8.50mm15.40mmあり
8-X86g2.8°中調子8.50mm15.45mmあり

あと、ゴルフ雑記帳のYoutubeチャンネルでも動画でVENTUSブルーについても紹介しているので合わせてご覧ください

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VENTUS レッド

  • 高弾道・つかまり重視の先中調子モデル
  • 弾き感のある振り抜きとVelocoreの安定感が融合
  • キャリーを稼ぎたいゴルファーやFW用としても高評価

初代VENTUS REDは、VENTUSシリーズの中でもっとも「球の上がりやすさ」と「つかまりやすさ」にフォーカスしたモデルで、Velocoreの安定構造を活かしながら、先端〜中間がしなりやすい“先中調子設計”が特徴です。

一般的に先調子のシャフトは「暴れる・左に行きやすい」といった弱点が指摘されがちですが、VENTUS REDはVelocore構造によってフェースのねじれや暴れを最小限に抑えており、弾き感と安定性を両立しています。

剛性配分としては、先端〜中間が柔らかく、手元はややしっかり目。そのため切り返しでのタイミングが取りやすく、インパクトでは自然とヘッドが走ってくれる挙動になります。

特に「球が上がらない」「右に抜けやすい」という悩みを抱えたプレーヤーに対しては、キャリーと方向性をまとめて改善できる設計です。

6Sの実測振動数は264cpmで、ブルーより手元がしっかりしています。手元が硬いぶん相対的に中間から先が動く感覚があり、先調子系の中では操作性の高いシャフトです。

また、ドライバーだけでなくフェアウェイウッド用シャフトとしての相性も非常に良く、
3Wや5Wの球の浮きづらさを解消する目的でも選ばれることが多いです。

試打レビューフジクラ VENTUSレッド試打評価レビュー|初速アップを狙える飛距離特化型シャフト

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-R254g4.1°先中調子8.50mm15.00mmあり
5-R55g4.1°先中調子8.50mm15.05mmあり
5-S57g3.9°先中調子8.50mm15.10mmあり
6-R63g3.7°先中調子8.50mm15.20mmあり
6-S64g3.4°先中調子8.50mm15.25mmあり
6-X66g3.3°先中調子8.50mm15.30mmあり
7-S75g3.1°先中調子8.50mm15.30mmあり
7-X77g2.9°先中調子8.50mm15.35mmあり

関連フジクラの新作シャフト「Ventus Red」がついに発表&発売決定|2019年秋発売予定

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VENTUS ブラック

  • Velocoreの恩恵を最大限に活かす“全体高剛性”の元調子設計
  • 左のミスを抑えつつ、インパクトで“押し込める”超低スピンモデル
  • 強振しても暴れない設計で、ツアープロからの信頼も厚い

初代VENTUS BLACKは、VENTUSシリーズの中でもっともハードな剛性バランスを持つ“競技志向モデル”であり、Velocoreテクノロジーの持つ「打点のズレに強く、方向がブレない」という本質をもっとも鋭く突いたシャフトです。

設計は完全な元調子。手元から中間、先端に至るまで剛性を高く設計しており、スイング中のたわみやねじれ、しなり戻りを最小限に抑え、一切の遊びを排した“棒”のような挙動が得られます。

この構造により、低打ち出し・超低スピンの弾道が打ちやすく、風に強く突き刺さるような強弾道が特徴。左のミス(引っかけ・チーピン)が出やすい方にとっては、“フェースが返らない”ことで大きな安心感をもたらします。

6Sの実測振動数は266cpm、中間剛性は5.61kgとかなり硬め。ヘッドスピードが足りないと弾道が浮かずキャリー不足になりやすいので、ある程度のパワーと再現性が必要です。

それゆえ、ブラックはフィッティング前提で使われることが多く、実際にダスティン・ジョンソン、マキロイらのような“強く振ってもブレさせたくない”ツアープロがこぞって使用してきたモデルでもあります。

試打レビューフジクラ VENTUSブラック試打評価レビュー|硬めの完全なハードヒッターモデルだけど方向性は素晴らしい

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-S59g3.4°元調子8.50mm15.15mmあり
5-X61g3.3°元調子8.50mm15.20mmあり
6-S65g3.0°元調子8.50mm15.25mmあり
6-X66g3.0°元調子8.50mm15.30mmあり
7-S76g2.8°元調子8.50mm15.35mmあり
7-X78g2.8°元調子8.50mm15.40mmあり
8-X86g2.8°元調子8.50mm15.45mmあり

▶Youtubeチャンネルはこちら

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初代 VENTUS TR のラインナップと特徴

ここで紹介するのは2022〜2023年に発売された初代TRです。

2026年発売の26 TRとは別モデルなので、中古や在庫品を探すときは注意してください。

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初代 ベンタスTRブルー

  • Velocore搭載+中間剛性強化で、ライン出しと再現性が格段に向上
  • Spread Tow補強により、ブレない“押し込み感”と直進性がアップ
  • 左のミスを抑えたいフェードヒッターや競技志向のゴルファーに最適

VENTUS TR BLUEは、初代VENTUS BLUEの中弾道・低スピンという特性を継承しつつ、
中間剛性を大幅に高めた操作安定型シャフトとして開発されました。

搭載されているVelocoreテクノロジーは初代と同様、全長に70t級の超高弾性ピッチ系カーボンを使用し、スイング中のねじれやオフセンターヒット時の挙動を抑制。そこに加えてTRシリーズでは、中間部にSpread Tow(スプレッドトウ)と呼ばれる極薄高弾性カーボンを追加し、スイング中に最も力のかかる中間部のねじれ剛性を10%以上強化しています。

初代BLUEよりも切り返しで“芯のあるしなり”を感じやすく、フェースのブレがさらに少ない挙動となりました。

「インパクトゾーンで軸がブレずに球を押し込める」「フェードでラインが揃いやすい」という声が多く、特に左へのミスを嫌うプレーヤー、風に強いボールを打ちたい競技志向層にマッチする仕上がりです。

6Sの実測振動数は264cpmで、初代ブルーより5cpm高い数値でした。全体の剛性は上がっていますが、手元の適度なしなり感は残っていて、硬すぎて扱いづらい印象はありません。

試打レビュー【試打評価】ベンタスTRブルー|これは叩ける!超安定の低スピンフェードシャフト【口コミ・評判】

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-S58g3.5°中調子8.50mm15.10mmありSpread Tow補強
6-S66g3.4°中調子8.50mm15.20mmありSpread Tow補強
6-X67g3.1°中調子8.50mm15.25mmありSpread Tow補強
7-X77g2.9°中調子8.50mm15.30mmありSpread Tow補強

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初代 ベンタスTRレッド

  • Velocore搭載の先中調子×中間剛性強化で、暴れない飛距離系に進化
  • 高弾道+強い弾きでキャリーを稼ぎつつ、左への不安を解消
  • フェアウェイウッドでも抜群の相性。やさしさと安定のバランス型

VENTUS TR REDは、初代REDの「先調子・高弾道・つかまりやすい」という特性を引き継ぎつつ、Velocoreテクノロジーに加えて中間剛性の強化・先端挙動の制御を図った飛んで曲がらない先中調子シャフトです。

TRシリーズ最大の特徴であるSpread Tow(スプレッドトウ)ファブリックを中間層に追加することで、しなり戻りのタイミングが明確になり、シャフトが走ってもフェースが暴れにくい設計となっています。

初代REDは「球は上がるけど、つかまりすぎると左が怖い」という意見もありましたが、
TR REDではVelocore+中間剛性の補強により、つかまりすぎず、高弾道でもブレない直進弾道が出せるように調整されています。

6Sの実測振動数は266cpmで、初代よりも手元の硬さが増しています。反対に中間剛性は4.43kgと低めで、中間から先端の動きがわかりやすくなりました。

「飛ばしたいけど、方向性も安定させたい」
「先調子が好きだけど、シャフトが暴れるのはイヤだ」
そんな方にとって、TR REDは安心して振り切れる飛び系としておすすめです。

関連【試打評価】ベンタスTRレッド|初代以上の弾き感と捕まり【口コミ・評判】

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-S56g3.6°先中調子8.50mm15.05mmありSpread Tow補強
6-S65g3.4°先中調子8.50mm15.20mmありSpread Tow補強
6-X66g3.2°先中調子8.50mm15.25mmありSpread Tow補強
7-X77g3.0°先中調子8.50mm15.30mmありSpread Tow補強

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初代 ベンタスTRブラック

  • Velocore搭載+全体剛性強化の超ハードスペック元調子モデル
  • Spread Tow補強で、強振しても一切暴れない“鉄壁の安定性”
  • 左ミスを徹底排除したいハードヒッターのための競技向け仕様

VENTUS TR BLACKは、初代BLACKの「叩ける・ブレない・左に行かない」というコンセプトを踏襲しつつ、全体の剛性をさらに引き上げて操作性と再現性を高めた元調子モデルです。

Velocoreテクノロジーに加えて、TRシリーズ特有のSpread Towカーボン補強を中間部に追加。この構造により、スイング中のシャフトのたわみ・ねじれ・ブレがほぼ皆無といえるほど抑制されています。

手元〜中間〜先端のすべてが非常に高剛性に設計されており、スイング中の挙動が一貫して揃うのが大きな魅力です。

6Sの実測振動数は268cpm。同じスペックの中でも屈指のハード設計ですが、初代ブラックよりはタイミングが取りやすく、振りやすくなっています。

「BLACK=全くしならない」という印象よりは、「自分の力で押し込める粘り強さ」が感じられます。

球は吹けず、打ち出しは低く、スピンも最小限。ヘッドスピードが高いプレーヤーであればあるほど、再現性・安定性・飛距離のすべてが一段階引き上げられるモデルとしておすすめ。

試打レビュー【試打評価】ベンタスTRブラック|硬い硬い硬い!だけど安定して超飛ぶシャフト【口コミ・評判】

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-S59g3.4°元調子8.50mm15.20mmありSpread Tow補強
6-S66g3.0°元調子8.50mm15.30mmありSpread Tow補強
6-X67g2.9°元調子8.50mm15.35mmありSpread Tow補強
7-X78g2.8°元調子8.50mm15.40mmありSpread Tow補強

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24 VENTUS のラインナップと特徴

24 VENTUS ブルー

  • Velocore PLUS搭載で、安定性・押し込み感・直進性がさらに強化
  • 先端剛性+中間しなりの絶妙なバランスで、スピン・打ち出しが安定
  • 最新ヘッドと相性抜群。中調子系の“完成形”とも言えるモデル

VENTUS BLUE 2024は、初代BLUEの中弾道・低スピン・高い方向安定性という特性を継承しながら、次世代技術Velocore PLUSの搭載により、さらに弾道の一貫性とボール初速性能を高めた最新のベースモデルです。

Velocore PLUSでは、従来の70tバイアス構造に加えて新素材を追加し、シャフト全長のねじれ剛性・復元性をさらに強化。これにより、ミスヒット時でもフェースの暴れが極限まで抑えられ、強く振っても球が散らず、押し込むような直進弾道が出せる仕上がりになっています。

剛性バランスとしては、手元と先端がしっかり、中間にしなり感がある中調子〜中元調子設計。

6Sの実測振動数は256cpmと、4世代のブルーでいちばん低い数値でした。中間剛性も4.55kgで、初代よりしなりを感じやすく、それでいて安定性は歴代でも最高レベルです。

BLUE 2024は、現代の高慣性モーメントヘッドに合わせた最適化が施されており、「球がつかまりすぎる」「フェースがズレる」といった挙動を最小限に抑えるため、特に方向性重視でスコアを作る競技志向プレーヤーには最適なモデルといえるでしょう。

関連【フジクラ 24 VENTUS ブルー試打評価】初代よりもしなるけど安定性は史上最高レベル。しかも飛ぶ

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-S58g3.3°中調子8.50mm15.15mmPLUSVelocore PLUS搭載
6-S66g3.2°中調子8.50mm15.30mmPLUSVelocore PLUS搭載
6-X67g3.1°中調子8.50mm15.35mmPLUSVelocore PLUS搭載
7-X77g2.9°中調子8.50mm15.40mmPLUSVelocore PLUS搭載

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24 ベンタス レッド

  • Velocore PLUS搭載で、つかまり・高打ち出し・初速がさらに進化
  • 先中調子+高初速設計でも暴れにくい、“やさしさ×安定性”の両立型
  • 球が上がらない、キャリー不足に悩む方にこそ試してほしいモデル

VENTUS RED 2024は、シリーズの中で最も「高弾道でキャリーを稼げる」飛距離特化モデルです。ただし単なる先調子の飛ばし系ではなく、Velocore PLUSによってフェース挙動の安定感が大幅に強化されている点が特徴です。

剛性設計は先端〜中間がしなりやすく、手元は非常にしっかりとした先中調子構造。
しなり戻りが早いためヘッドが走りやすく、自然にボールが上がってつかまりますが、同時にVelocore PLUSの高ねじれ剛性が効いており、つかまりすぎや打ち出しのズレが抑えられた、直進性のある高弾道が実現します。

6Sの実測振動数は262cpm、中間剛性は5.24kg。24ブルーより手元と中間に硬さを出して、相対的に先端へ動きが出る設計です。

「先調子=軽い・暴れる」と感じていた上級者層からも、しっかり感がある飛び系として評価が高いのがRED 2024の最大の魅力です。

また、5S・6Sの軽量帯ではつかまりと高弾道のやさしさが引き立ち、7Xではドロー過多を抑えながら叩ける先調子として競技ゴルファーにも人気です。

試打レビュー【試打評価】フジクラ 24 VENTUS レッド|トラックマン4で計測

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-S56g3.3°先中調子8.50mm15.10mmPLUSVelocore PLUS搭載
6-S65g3.2°先中調子8.50mm15.25mmPLUSVelocore PLUS搭載
6-X66g3.0°先中調子8.50mm15.30mmPLUSVelocore PLUS搭載
7-X77g2.9°先中調子8.50mm15.35mmPLUSVelocore PLUS搭載

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24 ベンタス ブラック

  • Velocore PLUS搭載で、ブレない・吹けない・叩ける“究極の低スピンモデル”
  • BLACK特有の剛性感に、操作性と球持ち感がわずかに加わったバランス型剛シャフト
  • ハードヒッターにとって、信頼性・安定性の頂点となるモデル

VENTUS BLACK 2024は、VENTUSシリーズで最もハードな設計を持つ低スピン・強弾道系元調子シャフトです。Velocore PLUSによるトルク抑制効果と復元性の強化によって、初代・TRのBLACKをさらに安定させたフラッグシップ・ツアースペックモデルとなっています。

剛性設計は先端・中間・手元すべてが非常に高く、全体剛性が極めて均一でブレのないEI構成。特に先端剛性はシリーズ最強クラスで、ヘッドの余分な返り・フェースの過剰な閉じが起きないため、強振してもインパクトでフェース向きが安定し、打ち出し方向・スピン量のバラつきが最小限に抑えられます。

従来のBLACKと比べて中間部の粘りがほんのわずかに感じられるチューニングにより、「棒すぎて扱いづらい」という印象はやや軽減。振り切れれば力強く押し込める球持ち感とラインが出る直進性が高次元で両立します。

6Sの実測振動数は266cpm、中間剛性は5.78kgで、中間から先端にかけて初代より硬くなっています。ヘッドスピード50m/sに満たないとかなりしんどい硬さです。

試打レビュー【試打評価】フジクラ 24 VENTUS ブラック|トラックマン4で計測

スペック重量トルク調子チップ径バット径Velocore備考
5-S59g3.2°元調子8.50mm15.15mmPLUSVelocore PLUS搭載
6-S66g3.0°元調子8.50mm15.30mmPLUSVelocore PLUS搭載
6-X67g2.9°元調子8.50mm15.35mmPLUSVelocore PLUS搭載
7-X78g2.8°元調子8.50mm15.40mmPLUSVelocore PLUS搭載

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26 VENTUS TR のラインナップと特徴

2026年の最新世代が、2022年のTRシリーズの後継となる26 VENTUS TRです。

ブルーが2026年1月29日、レッドとブラックが6月4日に発売され、VeloCore+がTR全色に展開されました。

ちなみに24 VENTUSとは併売ですのでモデル間違いに注意してください。

共通の設計テーマは、開繊クロス材による中間部のねじれ・曲げ剛性の強化とのこと。

手元の硬さ(振動数)は初代TRからほぼ据え置きなのに中間だけが硬くなっているので、表記フレックスよりワンランク硬めに感じるのがこの世代の共通点です。

発表時の経緯や海外仕様の詳細は発表時のニュース記事にまとめています。

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26 VENTUS TR ブルー

  • VeloCore+と開繊クロス材で、手元の硬さはそのまま中間剛性を強化
  • 中元調子・中弾道・低スピンの基準モデル。ライン出しの再現性がさらに堅実に
  • 実測は「表記6S、実質6X寄り」。スペック選びはワンランク下も視野に

26 VENTUS TR ブルーは、フジクラのコメントでは「24ブルーと24ブラックの間に位置する中打ち出し・低スピン特性」と紹介されている中元調子モデルです。

ぼくの実測では、6Sの振動数は267cpmと初代TRブルー(264cpm)とほぼ同じでしたが、中間剛性は5.55kgと一般的な6S(4.8〜5.3kg)より明確に高い数値でした。

つまり手元側の硬さは6S相当のまま、中間部は6Xに近い剛性です。

試打ではスマッシュファクター1.50と効率が非常に高く、シャフト起因の方向バイアスもほぼ感じない直進系の仕上がりでした。

試打レビュー【試打評価】26 VENTUS TRブルー|超高効率!安定感が素晴らしすぎる【トラックマン4】

スペック重量トルク調子VeloCore
5-R61.0g3.6°中元調子+(PLUS)
5-S61.0g3.4°中元調子+(PLUS)
5-X61.0g3.4°中元調子+(PLUS)
6-S69.5g3.1°中元調子+(PLUS)
6-X69.5g2.9°中元調子+(PLUS)
7-S79.5g2.9°中元調子+(PLUS)
7-X79.5g2.7°中元調子+(PLUS)

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26 VENTUS TR レッド

  • 先中調子の飛距離系。初速とミート効率は当サイト計測データベースで1位
  • 先端がしなやかに走りつつ、VeloCore+で暴れは最小限
  • パワーがあって弾道が高すぎる人が、さらに飛ばすためのモデル

26 VENTUS TR レッドは、TRシリーズで最も先端側がしなやかな先中調子の飛距離系モデルです。

ぼくが試打した結論から言うと、初速もミート効率も当サイトの計測データベースで1位でした。

弾き系なのに方向性も良かったので、ハードヒッター向けの飛び系としてかなり完成度が高いと思います。

ただし先中調子とはいえつかまえ系のシャフトではないので、スライサーの右ミス軽減を目的に選ぶのには向いていないと思います。

試打レビュー【試打評価】26 VENTUS TR レッド|先調子系の名作になるかも

スペック重量トルク調子VeloCore
5-R60.5g3.6°先中調子+(PLUS)
5-S61.0g3.4°先中調子+(PLUS)
6-S69.5g3.2°先中調子+(PLUS)
6-X69.5g3.0°先中調子+(PLUS)
7-S79.5g3.0°先中調子+(PLUS)
7-X79.5g2.8°先中調子+(PLUS)

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26 VENTUS TR ブラック

  • 歴代VENTUSブラックでいちばんハードな低弾道・超低スピンモデル
  • 実測振動数289cpmは、ぼくがこれまで計測したシャフトの中で最も高い数値
  • 叩いても左を怖がらず低スピンで飛ばしたいハードヒッター向け

26 VENTUS TR ブラックは、元調子の低弾道・超低スピンモデルです。

ぼくが試打した結論から言うと、歴代VENTUSブラックでいちばんハードです。

6Sの実測振動数は289cpmで、これまで計測してきたシャフトの中で最も高い数値でした。中間剛性も6.82kgと、計測したシャフトの中で2番目に硬い数値です。

しなりをほとんど感じないレベルのしっかり感なので、表記Sでも相当なパワーが前提になります。

試打レビュー【試打評価】26 VENTUS TRブラック|最硬で猛者だけが使えるベンタス

スペック重量トルク調子VeloCore
5-S61.0g3.5°元調子+(PLUS)
5-X61.0g3.3°元調子+(PLUS)
6-S69.5g3.1°元調子+(PLUS)
6-X69.5g2.9°元調子+(PLUS)
7-S79.5g2.9°元調子+(PLUS)
7-X79.5g2.7°元調子+(PLUS)
8-X87.5g2.6°元調子+(PLUS)

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ベンタスシリーズの振動数と中間剛性

ベンタスシリーズ4種類を振動数計とセンターフレックス計を使って計測を行いました

振動数計は手元側の剛性、センターフレックス計は中間部の剛性の指標となり、どちらも数値が大きくなるほど硬くなっていきます

すべて6Sのスペックです
ベンタスブルーの振動数、中間と先端の剛性

初代 ベンタスTR ブルーの振動数、中間と先端の剛性

ベンタスブラックの振動数、中間と先端の剛性

ベンタスレッドの振動数、中間と先端の剛性

まとめた表
 振動数(cpm)中間剛性(kg)先端剛性(kg)
ベンタス ブルー2594.824.60
初代 ベンタスTR ブルー2644.764.64
ベンタス ブラック2665.615.67
ベンタス レッド2644.774.44

ブルーはやはり手元剛性が最も低いですが、中間から先端の剛性が高いタイプ。最もわかりやすい中元調子

ブラックは手元から先端にかけてすべての剛性が高いです。そのなかでも特に中間から先端の剛性が高いので、相対的に手元側でしなりを感じるというタイプ。それでも硬いことにはかわりがないので、使いこなすにはそれなりのパワーが必要です

レッドは手元が硬くて中間剛性と先端剛性が低めに設定されています。わかりやすい弾き系シャフトですね

そして最後にTRブルーですが、振動数と中間剛性はレッドと同じようなデータです。ただ、TRブルーのほうが先端剛性が高く設定されていまるのがわかり、捕まりは抑えやすくなります

  • ブルーはわかりやすい手元調子系
  • ブラックは全体が硬くハリの強いシャフト
  • レッドは手元剛性が最も高いが、中間と先端側の剛性が低め
  • TRブルーは中間剛性が低めのわかりやすい中調子

12モデルすべてを6Sで計測した数値をまとめたものが下記です。

モデルスペック振動数(cpm)中間剛性(kg)ぼくの試打の結論
BLUE 初代6S2594.82最も振動数が低い中調子。強弾道でサイドスピンを抑える
BLUE 初代TR6S2644.76先端がブラック並みにしっかり。左はほぼ消せる
BLUE 246S2564.554世代で最も手元がしなる。安定性は歴代でも最高レベル
BLUE 26 TR6S2675.55手元は初代TR並みのまま中間を強化。表記6Sで実質6X寄り
RED 初代6S2644.77手元が硬く、相対的に中間から先が動く
RED 初代TR6S2664.43中間剛性が低めで、初代以上の弾き感とつかまり
RED 246S2625.24手元と中間が硬めで、ボールを押し込む感覚
RED 26 TR6S2705.37初速とミート効率が当サイトの計測データベースで1位
BLACK 初代6S2665.61全体が硬く、棒のような感覚
BLACK 初代TR6S2685.03初代より振りやすく、タイミングが取りやすい
BLACK 246S2665.78中間から先端が初代より硬い。エネルギーロスは最小クラス
BLACK 26 TR6S2896.82これまで計測した中で最も高い振動数。歴代ブラック最硬

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悩み別・用途別の選び方(マトリクス/チャート)

VENTUSは「ブルー・レッド・ブラック」の色で弾道のタイプが決まり、「初代・初代TR・24・26 TR」の世代で硬さと挙動が変わります。この組み合わせで、悩みに合わせて選べるのが強みです。

よくある悩みやプレースタイルごとに、合うモデルを整理しました。マトリクス図は下記です。

高弾道
低弾道
左に行く
右に行く
初代 レッド
24レッド
初代TR レッド
26 TR レッド
24ブルー
初代 ブルー
初代TR ブルー
26 TR ブルー
24ブラック
初代 ブラック
初代TR ブラック
26 TR ブラック

※配置は試打レビューのポジションマップ(実測データベース)に合わせています。実測データの無いモデル(初代3色・24レッド・24ブラック)は従来の位置づけです。金枠は2026年最新世代。

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悩み別|おすすめVENTUSモデルマトリクス

あなたの悩み・目的おすすめモデル理由とポイント
球が吹け上がる・スピンが多すぎるVENTUS BLACK(初代TR / 2024 / 26 TR)低打ち出し・超低スピン設計。強振しても吹けず、風に強い直進弾道。
球が上がらずキャリーが稼げないVENTUS RED(初代TR / 2024)高弾道設計。Velocoreによる安定性と高初速でキャリーをしっかり伸ばせる。
フェースが返りすぎて左に巻くVENTUS BLACK(初代 / 初代TR)元調子+先端剛性で過剰なつかまりを抑制。振っても左に出にくい。
スライスが止まらない/球がつかまらないVENTUS RED(初代 / 初代TR)先中調子で自然につかまる。右へのミスを抑えたい方におすすめ。
フェースが暴れて方向が安定しないVENTUS BLUE(初代TR / 2024)中間剛性強化でシャフト挙動がブレにくく、ミート率が安定。
球筋をラインでコントロールしたい初代TR BLUE / 初代TR BLACKVelocore+Spread Towでシャフト軌道が安定。ライン出し性能◎。
飛ばしたいけど、安定感も欲しいVENTUS RED 2024つかまりと高初速にVelocore PLUSの安定性を加えた“飛び系×安心感”。
操作せずに“真っすぐ飛ばしたい”VENTUS BLUE(初代 / 2024)中調子・ストレートバイアスで、再現性と直進性に優れる設計。
ドライバーとFWで高さのバランスをとりたいDr:VENTUS BLACK / FW:VENTUS RED(初代TR)ドライバーは低スピン、FWは高弾道で、理想の高低差を構築。
まずは失敗せずに始めたい/迷っているVENTUS BLUE(初代 / 初代TR / 2024)クセがなく扱いやすい“基準シャフト”。選びやすさと安定感が両立。
最新世代でとにかく初速と安定を追いたい26 VENTUS TR(BLUE / RED / BLACK)VeloCore+と開繊クロス材で中間剛性を強化した2026年最新世代。表記より硬めなのでスペック選びは慎重に。

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ユーティリティ用・フェアウェイウッド用のVENTUS

ユーティリティ用にはVENTUS HBがあり、日本ではブルーとブラックが出ています。ぼくはVENTUS HBブルーを試打しましたが、叩いても左に行きにくく、スピンもしっかり入ってグリーンを狙いやすいシャフトでした。

ヘッドスピードの目安は、ユーティリティで40m/sあれば十分。ドライバーでVENTUSを使えている方なら問題ありません。

試打レビュー【試打評価】フジクラ 24 VENTUS HB ブルー ハイブリッドシャフト|トラックマン4で飛距離計測

フェアウェイウッド用の専用モデルは出ていないので、ドライバー用と同じモデルから選ぶことになります。FWで高さが欲しいなら、レッドのような先中調子系がおすすめ。

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VENTUSシャフトの種類と選び方:まとめ

VENTUSブラックとブルー

VENTUSは色で弾道のタイプが決まり、世代で硬さと挙動が変わるシャフトです。

こんな方におすすめ
  • バックスピン量が多く吹き上がって飛距離ロスしてしまう方
  • ここ一番での左へのミスを軽減したい方
  • 操作性の高いシャフトを求める方

迷ったら24 VENTUSブルー、左を消したいなら初代TRブルーかブラック系、初速で飛ばしたいハードヒッターなら26 TRレッドがおすすめ。どのモデルも国内の同じ表記のSより硬めに感じるので、フレックスはワンランク下も試してみてください。

以上、フジクラ「VENTUS(ベンタス)シャフト」の種類と選び方という話題でした。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年。元ゴルフショップ店員・クラフトマンで、ゴルフメーカーにも10年以上勤務。Trackman 4とGCQuadで計測した試打データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画でレビューしています。

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら