アダム・スコットのクラブセッティングは、クラシックな操作系プレースタイルに、現代のテクノロジーと柔軟な選択を加えた完成形と言っても良いでしょう。
現在はミニドライバーとしてR7クアッドミニを取り入れたことで、ティーショットの精度がさらに向上。自由契約ならではの自由な構成を活かし、全クラブが明確な役割を持つ構成となっているのも特徴です。
Who’s rooting for Adam Scott to win the US Open today?
— Flushing It (@flushingitgolf) June 15, 2025
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それでは今回はアダム・スコットのこだわりのクラブセッティングについてご紹介していきます
目次
【2025】アダム・スコットのクラブセッティング
クラブセッティングに関しては、内容が変わればその都度更新していきます
ドライバー:タイトリスト GT2
- ロフト:10度(C2 SureFit設定)
- シャフト:ディアマナ WB 63
- フレックス:TX
スコットは2025年からTitleistの最新モデル「GT2」を使用。SureFitをC2ポジションに設定し、ややロフトを立てて強い中弾道・低スピンを実現。GT2は高い寛容性と慣性モーメントを両立しており、フェースの安定感が大きな特徴。
本人は「クラウンがシンプルでアドレス時に構えやすい」とビジュアル面も評価しており、視覚的安心感も採用理由の一つ。
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ミニドライバー:テーラーメイド r7 クアッド ミニドライバー
- ロフト:13.5度
- シャフト:ディアマナWB 73
- フレックス:TX
2025年6月時点で注目されているのが、このR7クアッドミニドライバー。300cc台のコンパクトヘッドに13.5°のロフトという設定で、ドライバーよりも正確にティーショットを狙える。
フェアウェイキープ率を重視したタイトなコースや、飛びすぎを避けたい場面で活躍。本人も「狭いホールではこのクラブの方が安心して振れる」とコメントしており、飛距離と方向性のバランスをとった選択となっている。
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5番ウッド:テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド
- ロフト:18°
- シャフト:ディアマナ WB 83 TX
Qi10の5番ウッド(18°)は高弾道でグリーンを狙うショットに使用。シャフトはドライバーと同じディアマナWB 83です。
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アイアン(3番):タイトリスト T250
- 番手:3
- シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD VF 105
- フレックス:X
3番アイアンにはTitleist T250またはSrixon ZX MkIIを採用する場合も。ロフト20°前後で、ティーショットや低く抑えたセカンドに使用。
スコットは「クラブを自分に合わせるのでなく、自分が状況に合わせて適応する」ことを意識しており、アイアン型とウッド型を使い分けている。
アイアン(4〜9番):三浦技研 AS-1
- 番手:4番〜9番
- シャフト:プロジェクトX LZ
- フレックス:X
スコット自らが関与して開発したミウラのAS-1を使用。長年愛用していたTitleist 680のフィーリングを再現するために特注されたモデル。
「手に伝わる打感が完璧」と本人も絶賛。シャフトはProject X LZ 6.5で、中間剛性を落としながらも芯のある弾道を実現。
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ウェッジ:タイトリスト VOKEY SM9、SM10、ウェッジワークス60K
- ロフト:48,54,60度
- シャフト:ダイナミックゴールド
- フレックス:S400
48°(SM9)はフルショット用ギャップウェッジ。54°と60°(SM10)はバンカーやロブショット用で、それぞれ高バウンス設計のFグラインドとKグラインドを採用。
シャフトは、48°にアイアン同様のProject X LZを使用し、54°/60°はスピンと安定性を重視してツアー定番のS400を選択。
スコットは「ウェッジには確実性を求める」と語り、信頼性のある組み合わせにこだわっている。
パター:LABゴルフ Mezz.1 Max
スコットの近年の復活を象徴するのがこの長尺マレットパター。ゼロトルク設計でストローク中のフェースのブレを抑え、安定したパッティングを可能にしている。
本人は「今まで使った中でベストのパターかもしれない」とコメント。従来のアンカリング禁止に準拠しつつ、長尺スタイルで正確性を取り戻した。
アダム・スコットのクラブセッティングまとめ
契約に縛られないスコットは、各ブランドの最良モデルを組み合わせて構成。ドライバーの安定性、ウッドの柔軟な構成、ミウラの操作性、L.A.B.の革新性をすべて融合させている。
「過去の自分に固執せず、進化を続ける」スタンスが、2025年のセッティングに色濃く反映されている。まさに“Adapt or die”を体現する現代的なクラブ構成と言えます。
今後セッティングが変更されれば随時内容を更新していきます
以上、アダム・スコットの最新クラブセッティング【2021年版】。という話題でした
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