今回の記事では、コブラから2026年に発売された「KING TEC-MD ミニドライバー」を取り扱います。今リッキーファウラーもセッティングに加えている話題作です。
なお、USモデルしか購入できなかったので、安心と信頼のフェアウェイゴルフで購入しました。
結論から言うと、このミニドライバーは「マジでドライバーの代わり」に十分なり得る驚異的な飛距離性能がありますし、直ドラも打ちやすい!ということでぼくのエースミニドラとして使っていくことが確定しました。
303ccという絶妙なサイズ感に、コブラならではの調整機能を詰め込んだこのモデル。実際に試打を行い、その実力を徹底的に検証しました。
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目次
コブラ KING TEC-MD ミニドライバーの概要とデザイン

まずは外観とスペックから見ていきましょう。コブラとしては初となる本格的なミニドライバーですが、後発参入だけあって非常に完成度が高く仕上がっています。

カーボンとチタンのコンポジットで、ヘッド体積は303cc。
大きすぎず小さすぎないサイズ感で、タイトリストのGT280よりは大きく、キャロウェイのELYTE ミニドライバーよりは小さいです。

体積としてはテーラーr7 クアッドとほぼ同じで、投影面積も特に大きな違いを感じません。

さらにフェース高も非常に似ているので、これまでテーラーのミニドラを見てきた人は違和感なく構えられる大きさだと思います。

構えてみると「Shaped to Square」という設計思想の通り、フェースをスクエアに合わせやすく座りも良いので、ティーアップ時だけでなくフェアウェイからも違和感なく構えられます。

フェースは、コブラ独自のPWRSHELL H.O.Tフェース。既存のフルサイズドライバーと同じようにAIによって開発されたものです。これの性能がマジでいいんですよねー。


調整機能も充実しています。
ソールには前後2つのウェイト(12gと2g)が配置されており、重心位置の調整が可能。デフォルトでは12gがフロント側に付いていましたが、よりボールを上げたいなら後方を重くするのがいいでしょう。
という事ですが、このウェイト調整機能に関してはBRNRミニと同じ構成なので、特に他メーカーと比較して優位性はないです。

特筆すべきは、コブラ独自のネックの調角機能です。
ネック部分には「FutureFit33」というシステムを採用しています。これは2025年モデルのDS-ADAPTシリーズのドライバーから搭載されているものです。
ロフト角とライ角を独立して調整できるもので、他社のミニドライバーにはない大きな強みです。ロフトを立ててもライ角がアップライトになったりしなかったり、メリットがデカすぎます。
コブラの今回のミニドラはロフトが13.5°しかラインナップにないのが正直残念ポイントなのですが、最大で±2°までの調整ができるので、11.5°にして使うことができます。
ぼくは11.5°のミニドラで直ドラもするのが好きなので、基本的には11.5°あたりで使っていく予定。
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コブラ KING TEC-MD ミニドライバーの試打計測データ

それでは、実際にトラックマンを使用して計測したデータを見ていきましょう。
今回はロフト角の調整機能を使い、標準の13.5度から11.5度に変更して試打を行いました。
シャフトは純正で装着されていた「Kai’li Dark Waves Blue 60 S」、ボールはタイトリスト PRO V1x RCTを使用しています。
平均データ
| 計測項目 | 平均データ |
| クラブスピード | 44.6 m/s |
| ボールスピード | 66.1 m/s |
| スマッシュファクター | 1.48 |
| 打ち出し角 | 13.4° |
| スピン量 | 2356 rpm |
| キャリー | 246.0 yd |
| トータル距離 | 272.2 yd |
| 最高到達点 | 29.8 yd |
| 落下角度 | 36.0° |
| スピン軸 | -3.5 |
| 曲がり幅 | -5.4 左 |
| キャリーサイド | -3.1 左 |
| 打ち出し方向 | 0.5 右 |
このデータを見て驚くのが、トータルの平均飛距離が272ヤードを超えている点です。正直なところ、これまで試打してきたミニドライバーの中で最も飛ぶレベルでした。
特にボールスピード66.1 m/sという数値は優秀です。これまでのミニドライバーだと64m/s台が出れば良い方でしたが、さらに一段階上の初速が出ています。
これなら、通常のドライバーをバッグから抜いても問題ないレベルの飛びと言えるでしょう。
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飛距離性能と上がりやすさの分析

飛距離に関しては文句なしの「満点」です。前述の通りボール初速が非常に速く、PWRSHELL H.O.Tフェースの効果もあってか、芯を少し外しても初速の落ち込みが少ないと感じました。
このフェース自体はこれまでのコブラドライバーでも安定して飛ばせる事がわかっていたので、期待どおりですが、やはり性能は高いようです。
スピン量は平均2356rpmと、低スピン寄りの数値が出ています。ただ、ドロップしてしまうような過度な低スピンではなく、適度なスピンが入ることで安定したキャリーと高さを確保できています。

今回はウェイト調整などで11.5度設定にしましたが、それでも打ち出し角は平均13.4度確保できており、ボールは比較的楽に上がります。
もし「もっとスピンを入れたい」という場合は、ロフト調整なり、ソールのウェイトを後方(リア)に重いものを配置することで簡単に調整が可能ですし、このあたりの自由度の高さも実戦向きだと感じました。
とにかく飛距離は一級品です。
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弾道や球筋、方向性の分析

今回の試打における弾道傾向は、ストレートからドロー系でした。
ミニドライバーというと「操作性がシビアで難しい」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、このモデルは適度なつかまりの良さがあります。

テーラーメイドのミニドライバーと比較すると形状は似ていますが、コブラの方が捕まえやすく、難易度は低めに感じます。
基本的には右に滑るような球が出にくいため、スライサーの方でも扱いやすいでしょう。
逆にドローヒッターの私が打っても、左に巻きすぎるような「チーピン」の恐怖感は感じなかったので、フッカーがでも使える適度な捕まりでした。

分散データを見ても、センターからやや左寄りに集まっています。
しっかりとつかまった強い球で、ターゲットラインに対して大きく散らばることが少ないため、狭いホールのティーショットで「置きにいく」クラブとしても非常に信頼できます。
個人的にはもう少しライ角をフラットにするなどして、打球傾向をもう少し右に寄せたいところ。
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コブラ KING TEC-MD ミニドライバーのフィーリング

打感に関しては、「超絶ソフト」というよりは「ややしっかり目」の感触です。
コブラの既存ドライバーほど硬質ではありませんが、テーラーメイドのBRNRミニドライバーなどが持つ柔らかさに比べると、弾き感のあるしっかりした手応えをイメージしてください。
個人的には、打った瞬間に「飛んだ」と分かる弾きの良いこの打感は好みです。
また、特筆すべきは「直ドラ」の打ちやすさです。
普段、テーラーメイドのr7 クアッドミニで直ドラを多用しているのですが、それと比較してもボールを拾いやすく、しっかりと球が浮いてくれますし、303ccというサイズと短さが効いており、操作性という点でも抜群。
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良かった所・微妙な所
良かった点
- ミニドライバーのカテゴリでは突出した飛距離性能(ドライバー代わりになる)
- 適度なつかまり感があり、直ドラでも球が上がりやすく操作性が良い
- ライ角とロフト角を独立して調整できる機能が非常に優秀
微妙な点
- ラインナップのロフトが13.5度のみ(元が11.5度のヘッドがあれば、さらに調整の幅が広がった)
コブラ KING TEC-MD ミニドライバーの総合評価
最後に、今回のコブラ KING TEC-MD ミニドライバーの評価をスコアでまとめます。
| 評価項目 | スコア |
| 飛距離 | 10/10 |
| 弾道の高さ | 7/10 |
| 低スピン性能 | 8/10 |
| 安定性 | 8/10 |
| 打感 | 9/10 |
| 構えやすさ | 9/10 |
| 操作性 | 9/10 |
| つかまり | 7/10 |
総括
全体的に高得点です。弱点というのは特にありませんが、まず飛距離性能がミニドラの中でも突出しています。ガチでドライバーを抜いても良いとも思える性能でした。
そして、最大の魅力とも言える「調整力」もやっぱり素晴らしいです。
他メーカーのカチャカチャは基本的にはロフトとライ角が同時に変わってしまうので、コブラ独自の調整機能(FutureFit33)によって、ライ角とロフトを個別にいじれる点は、他にはない圧倒的な差別化ポイントです。
特にミニドラのように用途が人によって異なるクラブにおいてはロフトとライ角を自在にいじれるのはありがたい。
しかも、それでいて基本性能が非常に良かったので、より評価が上がったというパターンです。後発とはいえ、現時点でミニドラの完成度としては最高峰です。
これからミニドラをどれにしようか考えているなら是非とも選択肢に加えてもらいたいおすすめクラブです。ちなみにぼくは本機をメインのミニドラにしていきます。
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KING TEC-MD ミニドライバーの取扱いショップ情報
現時点ではUSモデルのみしか売っていなかったので、ぼくはUSモデルを購入しています。
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、もちろんこの記事で計測を行ったKING TEC-MDもこちらで購入しています。
メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱店なので安心感が違います
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