試打レビュー

【試打評価】ブリヂストン BX2HT ドライバー|多くの人が飛距離を伸ばせる教科書的モデル

ブリヂストン BX2HT ドライバー試打評価レビュー

個別レビューの前に: 最新のドライバーおすすめランキングを比較して選びたい方は、先にこちらのまとめ記事をチェックしてみてください。

ブリヂストン BX2HT ドライバーの試打計測を行ったのでレビューします。

計測にはトラックマン4を使用(今まではGCクアッド使っていましたが、アプリなどソフトウェアの使いやすさから変更しました)

レビューにはトラックマンの計測データと、独自指標(D-OPS)を使用します。

【当サイト独自指標】D-OPS(Driver Overall Performance Score)とは? タップで詳細を開く

D-OPSは、野球の指標「OPS」から着想を得た、ドライバーの総合的な性能を可視化する当サイト独自の評価スコアです。

■ D-OPS 算出方法

飛距離効率 (キャリー ÷ HS)

ミート率

例:245yd ÷ 45.0m/s + 1.47 = D-OPS 6.91

※「トータル飛距離」ではなく、実測値である「キャリー」を採用。環境に左右されないクラブ本来のポテンシャルを浮き彫りにします。

■ 評価基準(全6段階)

【S】 7.05以上: 神

飛距離効率・ミート率ともに最高峰。限界を突破した神モデル。

【A+】 7.00〜7.04: 飛距離特化

圧倒的な効率で一発の爆発力が狙えるエリートクラス。

【A】 6.95〜6.99: 万能・主力

飛距離と安定感のバランスが極めて高い主力級モデル。

【B+】 6.85〜6.94: 高安定・実戦型

「曲げない」を優先。各社のMAX系モデルが集まるボリュームゾーン。

【B】 6.80〜6.84: 特定用途

吹き上がり等で効率に伸び悩む、ターゲット層が明確なタイプ。

【C】 6.79以下: 要調整

エネルギーロス大。ロフトやセッティングの大幅な見直しを推奨。

【元クラフトマンの視点】 以下の数値は、私自身が実際に試打を行い、Trackman 4/GCQuadで計測した一次情報です。
トラックマン4

結論から言うと、ブリヂストン BX2 HT ドライバーは、飛距離よりも方向の安定性やキャリーの再現性を重視したい人に強くおすすめできるモデルです。

飛びのインパクトは控えめですが、つかまりすぎずに自然なハイドローが出しやすく、縦距離も安定。

ミスを減らしてスコアを整えたい人にとっては、間違いなく信頼できる武器になります。反対に、純粋に飛距離だけを求める人には合わないかもしれません。

まさ
まさ
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この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

ブリヂストン BX2HT ドライバーの概要とデザイン

ブリヂストン BX2HT ドライバー

ブリヂストン BX2 HT ドライバーは、安定したつかまりと高弾道キャリーを実現することベースに開発された2025年モデルです。

ブリヂストン BX2HT ドライバーのソールウェイト

最大の特徴は、ソール側にもCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)を採用したカーボンセミモノコック構造で、従来のチタンボディ+カーボンクラウン構造から大幅に進化。

これにより約20gの余剰重量を生み出して、ヘッド後方に配置されたチタンウエイト(9g)やアジャスタブルカートリッジに振り分けることで、深・低重心化と高慣性モーメント化を両立しているという構造です。

対して同時発売されるBX1 STとは明確に異なる設計コンセプトが採られています。浅重心設計で低スピン・直進性を重視した強弾道設計となっており、カートリッジ配置もフェース寄りです。

この違いが弾道傾向に明確に表れ、STはフェード系やラインを出すゴルファー向け、HTはキャリーで飛ばすハイドロー系のポジションにあるので、やさしさを求める方はこちらがおすすめですね。

ブリヂストン BX2HT ドライバーのバイティングフェース

フェースにはBITING FACE 2.0を搭載されています。

フェース全面に進化型スリップレスバイトミーリングが入っているのですが、これがインパクト時のボールの滑りを抑え、ボールの「乗り感」を演出してくれます。

このミーリングは前作よりもさらに細かく粗いパターンとなっていて、スピンの安定性がアップしたとのこと。

ブリヂストン BX2HT ドライバーのサスペンションコア

加えて、SP-COR(サスペンションコア)によって、トゥ・ヒール方向の反発性能を補強し、スイートエリアを実質的に拡張できている点にも注目です。

オフセンターヒット時でも飛距離ロスを抑える効果があります。

さらに、アジャスタブルカートリッジには8gと2gのウェイトが用意され、標準状態では後方に配置。

これはBX1 STの前重心とは逆の考え方で、寛容性と打ち出しの高さをより重視した構成です。

ブリヂストン BX2HT ドライバーのヘッド形状1
ブリヂストン BX2HT ドライバーのヘッド形状2

ヘッド形状は丸みのある形状で、極端にシャローでもディープでもないですが、かなり顔は良いなと感じました。

個人的にはBX1STよりもこちらが好みですし、多くの人は構えやすいと思うかも。

フェースアングルも被っては見えない点も好印象です。

ブリヂストン BX2HT ドライバーのヘッド形状横から

スリーブは8ポジション調整式で、好みに応じてフェースアングルやライ角を微調整可能。

ヘッドスペックは下記

ロフト角ライ角ヘッド体積クラブ長さヘッド素材フェース素材製法可変機能
9.5° / 10.5°59.0°460 cm³45.5 インチ(標準)Ti811 チタン + CFRP(ソール・クラウン)6AL-4V チタンロストワックス精密鋳造 + CNCミーリング + 熱圧成形スリーブ調整(8ポジション)
アジャスタブルカートリッジ(2g / 8g)

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ブリヂストン BX2HT ドライバーの試打計測データ

今回の試打では、ヘッドにBX2HT ドライバー 9.5°、シャフトは純正の「SPEEDER BS 50 Sフレックス。計測器はトラックマン4です。使用ボールはタイトリスト PRO V1x。

まさ
まさ

試打計測の平均データが下記

2024年以降、ドライバーはヘッドスピード44m/s〜46m/sの範囲内での計測に統一しています(1m/sぐらいは前後するのはご了承ください)。

クラブスピード44.1 m/s
ボールスピード65.1 m/s
スマッシュファクター1.47
打ち出し角15.0°
スピン量2,310 rpm
キャリー245.1 yd
トータル距離269.5 yd
最高到達点32.4 yd
落下角度38.0°
スピン軸−3.3°
曲がり幅5.3 yd 左
キャリーサイド5.3 yd 左
打ち出し方向−0.0°

計測項目 / 指標数値・結果
キャリー245.1 yd
ヘッドスピード44.1 m/s
ミート率1.47
計算式245.1 ÷ 44.1 + 1.47
D-OPS スコア7.03(【A+】ランク)
【当サイト独自指標】D-OPS(Driver Overall Performance Score)とは? タップで詳細を開く

D-OPSは、野球の指標「OPS」から着想を得た、ドライバーの総合的な性能を可視化する当サイト独自の評価スコアです。

■ D-OPS 算出方法

飛距離効率 (キャリー ÷ HS)

ミート率

例:245yd ÷ 45.0m/s + 1.47 = D-OPS 6.91

※「トータル飛距離」ではなく、実測値である「キャリー」を採用。環境に左右されないクラブ本来のポテンシャルを浮き彫りにします。

■ 評価基準(全6段階)

【S】 7.05以上: 神

飛距離効率・ミート率ともに最高峰。限界を突破した神モデル。

【A+】 7.00〜7.04: 飛距離特化

圧倒的な効率で一発の爆発力が狙えるエリートクラス。

【A】 6.95〜6.99: 万能・主力

飛距離と安定感のバランスが極めて高い主力級モデル。

【B+】 6.85〜6.94: 高安定・実戦型

「曲げない」を優先。各社のMAX系モデルが集まるボリュームゾーン。

【B】 6.80〜6.84: 特定用途

吹き上がり等で効率に伸び悩む、ターゲット層が明確なタイプ。

【C】 6.79以下: 要調整

エネルギーロス大。ロフトやセッティングの大幅な見直しを推奨。

D-OPSは「7.03」となり、当サイトの基準で【A+】ランクに入りました。これは結構良い感じでしたね。よくできているドライバーです。

注目すべきは、ヘッドスピード44.1m/sと今回はやや遅めのスイングとなりましたが、それでもキャリー245ydを引き出している飛距離効率の高さです。

HTの名の通り、打ち出し角15.0度の高弾道をスピン量2310rpmの適正範囲で打てているため、キャリーを最大化できたのだと思います。

ヘッドスピードに自信がなくても効率よく飛ばせる可能性が高いため評価は高いですね。

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データの分析

A+の評価で飛距離効率は申し分なし

ブリヂストン BX2HT ドライバーのトラックマン計測データ2

体調が悪かったのか、ヘッドスピード44.1m/sは計測を行っているモデルの中でも低い部類ですが、キャリー245.1ydをしっかり確保できていますし、指標となるD-OPS 7.03まで上がりました。

ヘッドスピードに依存せず効率よくキャリーを稼げるという、HTモデルの設計意図がデータにも明確に出たんじゃないでしょうか。A+はランク上位なのでかなり楽に飛ばせるドライバーの筆頭になりそうです。

高打ち出し・適正スピンの教科書的な弾道

ブリヂストン BX2HT ドライバーのトラックマン計測データ1

打ち出し角15.0度、スピン量2310rpm、最高到達点32.4ydと、キャリーを最大化するための理想的な高打ち出し・適正スピンの弾道となっていますね。

かなり教科書的な数値です。

やや強めのドローバイアス

スピン軸-3.3度、曲がり幅5.3yd(左)と、右に打ち出してセンターに戻るドロー傾向のデータです。

打ち出し方向が-0.0度とほぼセンターで安定しているのでまだ良いですが、ドローボールはの要素としてはちょっと強めに出ています。

スライスに悩むゴルファーには頼もしい捕まり具合ですが、元々フックが出る方は注意が必要です。

ブリヂストン BX2HT ドライバーの分散

分散はこんな具合で、右方向へ行くようなボールは少ないので、やはりスライサーとの相性が良さそうです。

ブリヂストン BX2HT ドライバーのフィーリング

ブリヂストン BX2HT ドライバーのフェースと打感

打感についてはBX1 STと非常に似ていて、両者に明確な違いはほとんど感じられませんでした

どちらのモデルも、インパクト時にフェース全体でボールをしっかりと受け止めるような感覚があり、「乗り感」を伴う重厚なフィーリングが特徴的。

フェースの素材とBITING FACE 2.0によるフェースミーリングの影響により、ボールがフェースに吸い付くような感覚があり、弾き過ぎることなくコントロール性にも優れた印象を受けました。

打音はやや低めの金属音。高音域に寄った乾いた音ではなく、あくまで落ち着いた響きでした。

特に印象的だったのは、フェース中央付近だけでなくややヒール寄り・トゥ寄りでも打感の変化が小さく、ミスヒット時の不快な打感が抑えられている点です。

これはSP-CORによる反発エリアの広さや、ヘッド剛性の最適化が効果的に働いている証といえます。

芯を外しても手応えの悪さを感じにくく、フィーリング面でも「やさしさ」がしっかりと表現されていると思っています。

打点ブレが発生しても打感に変化が出づらいのは良くも悪くもなところはあるかもしれませんが、ヘッド自体もそんなに暴れないので違和感は小さいです。

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ブリヂストン BX2HT ドライバーの良かった所・微妙な所

良かった点
微妙な点
  • D-OPS 7.03(A+ランク)の際立つ飛距離効率
  • 万人が飛ばしやすい高弾道・適正スピン
  • スライスによる飛距離ロスを防いでくれる捕まりの良さ
  • やや強めのドロー傾向があるため、元々フック持ちのゴルファーが打つと左サイドへのミスが大きくなるリスクがある

まとめ

ブリヂストン BX2HT ドライバー
【当サイト独自指標】D-OPS(Driver Overall Performance Score)とは? タップで詳細を開く

D-OPSは、野球の指標「OPS」から着想を得た、ドライバーの総合的な性能を可視化する当サイト独自の評価スコアです。

■ D-OPS 算出方法

飛距離効率 (キャリー ÷ HS)

ミート率

例:245yd ÷ 45.0m/s + 1.47 = D-OPS 6.91

※「トータル飛距離」ではなく、実測値である「キャリー」を採用。環境に左右されないクラブ本来のポテンシャルを浮き彫りにします。

■ 評価基準(全6段階)

【S】 7.05以上: 神

飛距離効率・ミート率ともに最高峰。限界を突破した神モデル。

【A+】 7.00〜7.04: 飛距離特化

圧倒的な効率で一発の爆発力が狙えるエリートクラス。

【A】 6.95〜6.99: 万能・主力

飛距離と安定感のバランスが極めて高い主力級モデル。

【B+】 6.85〜6.94: 高安定・実戦型

「曲げない」を優先。各社のMAX系モデルが集まるボリュームゾーン。

【B】 6.80〜6.84: 特定用途

吹き上がり等で効率に伸び悩む、ターゲット層が明確なタイプ。

【C】 6.79以下: 要調整

エネルギーロス大。ロフトやセッティングの大幅な見直しを推奨。

D-OPS【A+】という好結果。あまり期待していなかったのに素晴らしかったですね。

同じブリヂストンのBX1LS(D-OPS 6.99 / Aランク)が低スピンでランを稼ぐ設計だったのに対し、BX2 HTは高打ち出しでしっかりキャリーを稼げるのがデータにもきっちり出ていました。

HS40m/s台前半〜半ばの方なら、このBX2 HTのように高打ち出し・適正スピンで効率よくキャリーを伸ばすモデルが最適解となるケースが多いです。

また、スライスに悩む方にとっても、適度な捕まりが飛距離の底上げに貢献してくれると思います。非常におすすめ。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら