キャロウェイの2026年モデルであるQuantumドライバーに搭載されているフェーステクノロジーの概要が一部判明しました。
画像から読み取れたテクノロジーを見てみると、どうやらチタン単一フェースではなく、異素材を組み合わせたコンポジットフェースになりそうです。
AIによるフェース設計は、形状のみならず複数の素材を活用することでさらなる最適化を狙ったと考えていいのかなと思います。
3つの素材による「ハイブリッド・コンポジットフェース」を搭載か
Quantumシリーズには「TRI-FORCE」というテクノロジーが搭載されている事は、ソールに記載されていますが、どうやらこれは3つの異なる素材が特定の比率で組み合わされていることを意味しているようです。
3つの素材はチタン、カーボン、ポリマーで、構成比はチタンが74%、カーボンが14%、ポリマー12%。
74% Ti(チタン): フェースの大部分は依然としてチタンが担っているようです。従来のフルチタンフェースに近い弾き感や耐久性を維持しつつ、強度を確保するためだと考えられます。
14% Carbon(カーボン): フェースの一部にカーボンを組み込んでいます。テーラーメイド等がフルカーボンフェースを採用する中、キャロウェイはチタンとカーボンの「いいとこ取り」を狙ったハイブリッド構造を選択した可能性が高いです。
12% Poly Mesh Layer(ポリマーメッシュ層): これが今回の最も革新的なポイントです。チタンとカーボンの間に、衝撃吸収や振動減衰を目的とした特殊なポリマー網目構造を挟み込んでいると予想されます。これにより、打感の向上と、フェース全体のたわみ効率の最適化を両立させているんじゃないかと考えます。
桁違いのAI設計・シミュレーション数
今回の情報によると、素材だけではなく、AIによるシミュレーション数も読み取ることができました。
Unique Face Designs: 59,280(5万9,280通りの設計案)
Total Impact Simulations: 2,270,509(227万回以上の耐衝撃シミュレーション数)
前作の「Aiスマートフェース」でも膨大なデータが使われましたが、今回はさらに「3つの異なる素材の組み合わせ方」という要素が加わったため、シミュレーション回数が飛躍的に増えたものと考えられます。
数百万回の計算を経て、「どこにチタンを配置し、どこをカーボンやポリマーにするか」がミクロン単位で最適化されていると推測できますね。
さて、以上が新情報だったわけですが、今回の「TRI-FORCE」フェースにより、次のような進化が期待できそうです。
初速性能の更なる向上: 3素材の相乗効果で反発エリアをさらに拡大し安定した初速アップが期待できるかも。
打感・打音の進化: ポリマーメッシュ層が不快な振動をカットし打感が良くなっていたら嬉しい。
余剰重量の創出: フェース自体の軽量化に成功していれば、その分をヘッドの周辺(慣性モーメント向上)や重心位置の調整に回せるため、寛容性も高めることができそう。
という感じでしょうか。とにかく個人的には今回の新フェースにはかなり期待できそうだなと思いますし、非常に楽しみです。
現時点ではメーカーからの正式な発表はありませんが、キャロウェイの次期モデルの動向に注目していきたいところです。
関連キャロウェイ Quantum フェアウェイウッドがグラント・ソーントン招待で発見される
関連テーラーメイド『Qi4D ドライバー』が適合リストに掲載|2026年モデルもカーボンウッドは継続
関連【USモデルが安い】スコッティキャメロンもゼロトルク?オンセットパター2種類を発売|『ファントム 11R OC 』『 スタジオスタイルファストバックOC』
関連ソールまでカーボン化した PING『G440 K ドライバー』が適合リストに掲載
関連【限定の迷彩柄】2025 VENTUS ベロコア+ パトリオットエディションが発売開始
関連キャロウェイ2026年ドライバーは『QUANTUM(クオンタム)』か|ヘッド画像が発見される
関連キャロウェイ APEX TCアイアンがリスト登録 |TCB後継の2026年モデルか
関連【リーク】キャロウェイ Quantum MAXアイアンのヘッド画像が流出か
関連レクシー・トンプソンがコブラ KING TEC MDミニドライバーを投入
関連【リーク】ミズノ次期ドライバーは『JPX ONE』ナノアロイ合金をフェースに搭載したカーボンフェースか

























