ボーケイ・ウェッジの最新作、「タイトリスト SM11」がついに発売となります。
今回の進化は、見た目の派手さよりも「中身」の改革がメインとのこと。注目すべきは、これまでプロや上級者が感覚で調整していた部分を解決してきた点です。
これまで「ソール形状を変えると、なんとなく打感とか振り感、当たり方が変わって気持ち悪い・・・ような気がする」と感じたことがあるなら、SM11はそんな悩みを解決できるウェッジになるかもしれないし、ならないかもしれない。
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目次
タイトリスト SM11 の要点まとめ

まずは、忙しい方のために今回のモデルチェンジによって進化したポイントを整理しておきます。
重心位置の完全統一:同じロフト内なら、どのグラインド(ソール形状)を選んでも重心位置が同じになりました。
プログレッシブCGの進化:ロフトごとに最適な弾道とスピンが得られるよう、重心設計が最適化されています。
溝とフェースの改良:溝の容積が拡大し、新しいフェーステクスチャーを採用することでウェット時のスピン性能が向上しています。
ラインナップの拡充:44度の追加や、ローバウンスKグラインドの定番化など、全27種類の組み合わせが登場します。
発売時期:2026年2月より順次発売予定。
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ウェッジ選びの常識が変わる? 「重心位置(CG)」の統一化

今回の「タイトリスト SM11」において、ぼくが最も衝撃を受けたのが以下。
従来の課題とSM11の解決策
これまでのウェッジ、特にバリエーション豊富なボーケイシリーズでは課題があったとされています。それは「グラインド(ソールの削り方)」によって、重心位置が微妙にズレてしまうこと。
例えば、同じ58度でも、ソールを大きく削った「Tグラインド」と、幅広の「Kグラインド」では、削った金属の量の違いから重心の高さや深さが異なる。その結果、ソール形状を変えただけで、打感や弾道の高さまで変わってしまうことがあったとメーカーは説明しています。
まあ、言われてみればそうですよねって話。
しかし、SM11ではこの変数を排除できたというから革命的。
「SM11では同じロフトであれば、どのグラインドを選んでも重心位置は同じ」
というように設計自体から見直されています。ボーケイ的にはとにかく一貫性を持たせたいわけです。
これにより、重心のズレを気にすることなく、純粋に「自分のスイングタイプ」や「よく行くコースの芝質」に合わせてソール形状を選べるようになりました。これはフィッティングの精度を飛躍的に高める進化と言えますし、かなり革新的なテクノロジーだと思います。
ロフト別最適重心(プログレッシブCG)
もちろん、ロフトごとの役割に応じた重心設計も進化しています。
低ロフト(44°~52°):重心を低く、フェースセンター寄りに。アイアンからの流れを重視し、ドローバイアスを排除。
高ロフト(58°~60°):重心を高く、ヒール寄りに。これにより弾道を抑え、フェースを開いてもスピンがかかりやすくなります。
特に高ロフト帯の設計は、PGAツアーで人気の「Tグラインド」の特性(高重心による低弾道・高スピン)をヒントに、他のグラインドにも応用したとのことです。
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スピン性能を支えるフェーステクノロジーの進化

ウェッジの生命線であるスピン性能についても、SM11は細かなアップデートを重ねています。
溝の容積拡大と耐久性アップ

前作SM10と比較して、溝の容積が約5%拡大されました。これは深いラフや濡れたコンディションでのプレー時に、水や芝などの異物を排出しやすくするためです。
また、インパクトエリアには「高周波熱処理」が施されており、溝のエッジ耐久性が従来の2倍に向上しているというデータもあります。スピン性能が長持ちするのは、頻繁に買い替えられないアマチュアにとって嬉しいポイントです。
ロフト別に最適化された溝形状

溝の形状自体も、番手によって使い分けられています。
PW/GW(低ロフト):フルショットを想定し、狭く深い溝を採用。
LW(高ロフト):フェースを開くショットを想定し、広く浅い溝を採用。
さらに、フェース表面にはリーディングエッジに向けて角度をつけた新しいテクスチャー加工が施されており、これが「カミソリの刃」のようにボールに食いつくことで、安定したハイスピンを実現します。
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27種類のラインナップと注目の新スペック

ラインナップは、ボーケイ史上最も充実しています。
6つのグラインドと選び方
グラインドは以下の6種類が展開されます。
- Fグラインド:基本のフルソール。フルショット重視。
- Sグラインド:トレーリングエッジを削ったスタンダードなモデル。
- Mグラインド:操作性重視。フェースを開閉したい方向け。
- Dグラインド:Mのハイバウンス版。入射角が鋭角な方に。
- Kグラインド:幅広ソールでバンカーに強い。
- Tグラインド:ソール幅が狭くローバウンス。フェースを開いて使いたい方向け。
注目すべき追加モデル
個人的に気になっているのが、以下の追加スペックです。
- 44.10Fの追加:近年のアイアンのストロングロフト化に対応し、44度のピッチングウェッジがラインナップされました。
- ローバウンスKの通常ライン入り(58.06K / 60.06K):これまでカスタム限定だった「ローバウンスK」が通常モデルとして登場。スコッティ・シェフラーなどのトッププロが愛用する形状です。
- ハイバウンスKの改良:バウンスが14度から12度に変更され、優しさを残しつつ汎用性が高まっています。
44°は正直めちゃくちゃ嬉しいですね。
このスペックが他メーカーでは今のところほとんど無いので、ぼくの場合はドルフィンウェッジを選んだりしているぐらいですが、今回のスペック拡充で44°はボーケイにしようかなと思います。
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発売日と価格、仕上げについて

最後に、気になる発売情報とスペックをまとめておきます。
- フィッティング開始:2026年1月22日
- 店頭発売日:2026年2月20日
- 価格(US参考)
- スチールシャフト:199ドル
- グラファイトシャフト:209ドル
- ロウ(ノーメッキ):229ドル
- 仕上げ:ツアークローム、ジェットブラック、ニッケル、ロウ(カスタム)
まとめ

今回の「タイトリスト SM11」は、革新的な新機能というよりも、ウェッジとしての完成度を極限まで高めてきた印象を受けます。
特に「重心位置の統一」は、これまで感覚に頼っていた部分を科学的に解決した点で、非常に意義深いかなと思います。自分がどのグラインドを選べばいいのか迷っていた方も、今回のSM11なら、スイングタイプやライの状況に合わせて、よりシンプルに答えを出せそうです。
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