米メディアのGolf Digestが、2026年シーズンのPGAツアーで優勝者が使ったドライバーの一覧を公開しています。対象はプレーオフ第2戦のBMWチャンピオンシップまでの35大会です。

2人1組のチューリッヒクラシックを2本と数えると、優勝ドライバーは36本。メーカー別ではタイトリストが14勝で最多、モデル単体ではGT3の8勝がトップでした。

未発売のプロトタイプや10年近く前のモデルで勝った例もあって、一覧を眺めるだけでもけっこう面白いです。

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2026年シーズンの優勝ドライバー一覧

一覧は2026年8月24日更新版のGolf Digestのまとめに基づいています。ロフトなどの数値は優勝した大会当時のセッティングなので、現在は変わっている場合もあります。

大会優勝者ドライバーロフト
1月ソニーオープン・イン・ハワイクリス・ゴッタラップピン G440 LST7.5°
1月アメリカンエキスプレススコッティ・シェフラーテーラーメイド Qi10
1月ファーマーズ・インシュランス・オープンジャスティン・ローズキャロウェイ パラダイム Ai SMOKE トリプルダイヤモンド MAX8.5°
2月WMフェニックスオープンクリス・ゴッタラップピン G440 LST7.5°
2月AT&Tペブルビーチプロアマコリン・モリカワテーラーメイド Qi4D LS
2月ジェネシス招待ジェイコブ・ブリッジマンテーラーメイド Qi35 LS10.5°
3月コグニザント・クラシックニコ・エチャバリアスリクソン ZXi(プロトタイプ)
3月プエルトリコオープンリッキー・カスティーヨタイトリスト GT3
3月アーノルド・パーマー招待アクシャイ・バティアキャロウェイ ローグST
3月ザ・プレーヤーズ選手権キャメロン・ヤングタイトリスト GT311°
3月バルスパー選手権マット・フィッツパトリックタイトリスト GT3
3月テキサス・チルドレンズ・ヒューストンオープンゲーリー・ウッドランドコブラ OPTM Max-K
4月バレロテキサスオープンJ.J.スポーンタイトリスト GT3
4月マスターズローリー・マキロイテーラーメイド Qi4D
4月RBCヘリテージマット・フィッツパトリックタイトリスト GT3
4月チューリッヒクラシックマット・フィッツパトリック/アレックス・フィッツパトリックタイトリスト GT3/ピン G440 LST9°/−
5月キャデラック選手権キャメロン・ヤングタイトリスト GT311°
5月トゥルーイスト選手権クリストファー・レイタンピン G440 K
5月ワンフライト・マートルビーチクラシックブラント・スネデカーテーラーメイド M2
5月全米プロゴルフ選手権アーロン・ライテーラーメイド M6
6月CJカップ・バイロンネルソンウィンダム・クラークテーラーメイド Qi4D10.5°
6月チャールズ・シュワブチャレンジラッセル・ヘンリータイトリスト TSi310°
6月ザ・メモリアルトーナメントJ.T.ポストンタイトリスト GTS3
6月RBCカナディアンオープンバド・コーリータイトリスト GTS2
6月全米オープンウィンダム・クラークテーラーメイド Qi4D10.5°
6月トラベラーズ選手権ビクトル・ホブランピン G440 LST
7月ジョンディアクラシッククリス・ゴッタラップピン G440 LST7.5°
7月ジェネシス・スコティッシュオープントム・キムタイトリスト GTS3
7月全英オープンライアン・フォックススリクソン ZXi RKT LS+(プロトタイプ)10.5°
7月3Mオープンジャクソン・コイブンタイトリスト GT2
7月ロケットクラシックマイケル・トルビョンセンテーラーメイド Qi4D LS
7月ISCO選手権スティーブン・フィスクタイトリスト GTS2
8月ウィンダム選手権マイケル・ブレナンタイトリスト GT3
8月フェデックス・セントジュード選手権スコッティ・シェフラーテーラーメイド Qi4D
8月BMWチャンピオンシップウィンダム・クラークテーラーメイド Qi4D

ロフトはゴッタラップの7.5°からヤングの11°まで様々。

タイトリストは14勝で最多、GT3だけで8勝

タイトリスト GT3 ドライバー

メーカー別トップはタイトリストの14勝です。内訳はGT3が8勝、GTS2GTS3が2勝ずつ、GT2TSi3が1勝ずつとなっています。

GT3はマット・フィッツパトリックがバルスパー選手権・RBCヘリテージ・チューリッヒクラシックで3勝、キャメロン・ヤングがザ・プレーヤーズ選手権とキャデラック選手権で2勝。ここにリッキー・カスティーヨ、J.J.スポーン、ルーキーのマイケル・ブレナンが加わっての8勝です。

GT3は2024年発売のモデルなので、現行のGTSシリーズが出た後もこれだけ勝ち続けているのは、それだけツアーでの信頼が厚いという事だと思います。

6月発売のGTSシリーズも、GTS2がバド・コーリーとスティーブン・フィスク、GTS3がJ.T.ポストンとトム・キムで計4勝。シーズン途中からの投入でこの数字なら、来季はさらに増えそうです。

テーラーメイドは11勝、Qi4Dがメジャー2勝を含む5勝

テーラーメイド Qi4D ドライバー

テーラーメイドは11勝で2番手です。主役はQi4Dで、ローリー・マキロイのマスターズ、ウィンダム・クラークの全米オープンと、メジャー2勝を含む5勝を挙げています。

クラークはCJカップ・バイロンネルソン、全米オープン、BMWチャンピオンシップとQi4Dで3勝。シャフトはプロジェクトXのTitan Yellowというカウンターバランス系のモデルで、こちらも今シーズン話題になりました。

低スピンのQi4D LSもコリン・モリカワとマイケル・トルビョンセンで2勝。ほかはQi35 LSのジェイコブ・ブリッジマン、アメリカンエキスプレスでスコッティ・シェフラーが勝ったQi10、それに後述する旧モデルの2勝という構成です。

ピンはG440 LSTが5勝

PING G440 LST ドライバー

ピンは6勝で、そのうち5勝がG440 LSTです。

クリス・ゴッタラップがソニーオープン・WMフェニックスオープン・ジョンディアクラシックで3勝、ビクトル・ホブランがトラベラーズ選手権、アレックス・フィッツパトリックがチューリッヒクラシックで勝っています。

残る1勝は高慣性モーメントのG440 Kで、トゥルーイスト選手権のクリストファー・レイタンが使用。勝利が低スピンのLSTに集中しているのは、ヘッドスピードの速いツアー選手らしい結果だと思います。

スリクソンは2勝とも市販前のプロトタイプ

スリクソンは2勝ですが、どちらも勝った時点では市販されていないドライバーでした。

コグニザント・クラシックのニコ・エチャバリアはZXiのプロトタイプ、全英オープンのライアン・フォックスは未発売のZXi RKT LS+を使っていました。

フォックスのヘッドは、ツアー投入から1ヶ月ほどでメジャー制覇という異例のスピードです。ZXi RKTシリーズは日本でも2026年9月12日に発売されるので、この勝利で注目度はさらに上がりそうです。

コブラの1勝はテキサス・チルドレンズ・ヒューストンオープンのゲーリー・ウッドランドで、モデルはOPTM Max-Kでした。

10年近く前のM2で勝った選手も

個人的に面白かったのが、古いモデルの優勝の多さです。

ワンフライト・マートルビーチクラシックのブラント・スネデカーは10年近く前のM2、全米プロのアーロン・ライは2019年発売のM6で勝っています。

ほかにも、アーノルド・パーマー招待のアクシャイ・バティアが2022年のローグST、チャールズ・シュワブチャレンジのラッセル・ヘンリーが2020年のTSi3、ファーマーズ・インシュランス・オープンのジャスティン・ローズが2024年のパラダイム Ai SMOKE トリプルダイヤモンド MAXという顔ぶれ。

まとめ

メーカー別の勝利数は、タイトリスト14勝・テーラーメイド11勝・ピン6勝・キャロウェイ2勝・スリクソン2勝・コブラ1勝。使われたモデルは全部で19種類でした。

ツアー選手権が終われば2026年シーズンの最終集計が出るので、そこで数字がもう少し動くかもしれません。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら