ダンロップが2026年新型ドライバー「スリクソン ZXi RKT シリーズ」(ZXi RKT / LS / TR / MAX)の一般発売を2026年8月5日に正式発表しました。
日本での発売日は2026年9月12日、価格は4モデルとも89,100円(税抜81,000円)です。
現行のZXiシリーズに続く新世代モデルで、シリーズ名には新たにRKTが付きます。
Now landing on tour: The New Srixon Driver. 😮💨 pic.twitter.com/GRX4wDOG3n
— Srixon (@SrixonGolf) June 22, 2026
ツアー投入から約6週間で、すでに松山英樹選手やライアン・フォックス選手がZXi RKTに切り替えており、全英オープンの優勝クラブにもなりました。
国内では先行予約がすでに受付開始となっており、9月の本格発売に向けたフィッティングも開始されています。
正式スペックも価格も発売日も出そろったので、現時点で公式から分かっている範囲をまとめていきたいと思います。
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ZXi RKTシリーズの概要|「ZXi+Rocket」の4モデル構成

RKTは「Rocket(ロケット)」の意味を持つネーミングで、現行ZXiシリーズの初速性能をさらに引き上げるというモデル。
ラインナップはZXi RKT、ZXi RKT LS、ZXi RKT TR、ZXi RKT MAXの4モデルで、前作ZXiと同じ構成です。
オールラウンドはZXi RKT、低スピン特化はLS、操作性重視はTR、寛容性重視はMAXという4パターンはこれまでどおり。
前作から変わったのは、ヘッドが450cm³なのはTRだけで、残る3モデルは460cm³という点です。
外観上で特に目立つのはソール部分の刷新でしょうか。
前作ZXiとは異なり後方へ絞り込む流線形のデザインに変わっています。
発売情報は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | スリクソン ZXi RKT シリーズ |
| モデル構成 | ZXi RKT / ZXi RKT LS / ZXi RKT TR / ZXi RKT MAX |
| ヘッド体積 | TRのみ450cm³、ほか3モデルは460cm³ |
| ロフト | 9度・10.5度(全モデル共通) |
| ライ角 | 59度(全モデル共通) |
| クラブ長さ | 45.75インチ〈60度法〉 |
| メーカー希望小売価格 | 89,100円(税抜81,000円)/全モデル共通 |
| 発売日 | 2026年9月12日 |
| 発表日 | 2026年8月5日 |
フェアウェイウッドとハイブリッド、それにアイアンも同じ9月12日発売です。
アイアンだけはRKTを付けず「スリクソン ZXi シリーズ」の名前で出てくるので、ここは混同しないようにしたいところ。
新フェース「RKT FACE」|3つのテクノロジーの総称

中身の変化として、フェースとソール素材の2点が挙がっています。
フェース面はRKT FACEと呼ばれる新設計で、3つの工夫が組み合わされています。
VR-チタンとi-FLEX設計

ZXi RKTの初速性能を支えるのが、シリコンを配合した高強度素材「VR-チタン」です。
ゼクシオ14にも採用された素材で、公式スペックでは日本製鉄のSuper-TIX 52AFSを鍛造したものと記載。
これによって本体の重量バジェットに余裕が生まれ、ヘッド内部の質量配置をより戦略的に行えるようになっています。
また、フェースを軽くしながら、初速性能と耐久性はしっかり両立されているとされています。
VARIABLE ROLL DESIGN

VARIABLE ROLL DESIGNの内訳は、次の2つです。
- フェースアングルフロー|フェース上部を段階的にオープンフェースにすることで過度なフック回転を抑制
- ロフトフロー|ヒールからトウ側へ段階的にロフトを大きくすることで過度なスピンレスを防止
フェース上部のトウ側は、当たると左に巻きつつスピンが抜けて落ちる、というのがドライバーのミスとしてはよくあるパターン。
フェース上部に当たりがちな方や、芯を外したミスヒット時の曲がりに悩む方には、特に効きそうな設計です。
REBOUND FRAME

ZXi RKTシリーズの中核となるのが、再設計された内部構造のREBOUND FRAMEです。
軟-剛-軟-剛の4層構造でフェースとボディを大きくたわませる、という考え方は従来どおり。
違いはカーボンクラウンを採用したうえで組み直した点です。
ボディはZXi RKTとLSがTi-811 Plus、TRとMAXがTi-811の真空精密鋳造で、クラウンは4モデルともCFRP複合になります。
打球音を作り込んだ「ACOUSTICORE」

もう1つの新テクノロジーがACOUSTICOREです。
ソール内部のサウンドリブ設計とカーボンクラウンの組み合わせにより不要な残響を抑制し、ツアープレーヤーが好む打球音を実現したとしています。
ツアー登場の時点では、軽量化と打音のコントロールを狙ったパーツと見られていましたが、ここでようやく中身が公表されました。
Got in-hand looks today of Srixon's new ZXi RKT (Rocket) drivers and watched as a couple of players put them through there paces.
— Jack Hirsh (@JR_HIRSHey) June 23, 2026
Early indications is the sound is greatly improved from previous Srixon drivers.
Also really digging that LS shape. A lot more classic and… pic.twitter.com/1j2Dbmoekc
ダンロップ公式のプロモーション動画も公開されています。
4モデルの違い

公式のポジションマップは、縦軸が弾道の高さ、横軸が寛容性重視から操作性重視かどうかです。
ウェイト構成はおおまかには、LSがフロントとリアにウェイトポートを持つ低スピン仕様、スタンダードがトウ・ヒール側の可変ウェイトで弾道を調整、MAXが後方に一つのウェイトで高MOIという方向性。
TRもLSと同じくフロントとリアの配置になります。
ZXi RKT|操作性と寛容性を両立したオールラウンドモデル

ZXi RKTはラインナップの中心になるオールラウンドモデルです。
バック側をやや抑えた形状が採用され、ディープフェース化と重心高さを少し下げたことで従来モデルより低スピン化した設計です。
調整機能はトウ4gとヒール10gのチューニングウエイトで、4モデルで唯一の左右振り分けです。
他のウェイト構成も用意されており、フィッティングで左右のつかまりを細かく追い込めます。
ツアーではシェーン・ローリー選手がZXi RKTを投入しています。
ZXi RKT LS|シリーズで最もスピン量が少ない低スピンモデル

ZXi RKT LSはシリーズで最もスピン量が少ないモデルで、過剰なスピンを抑えて飛距離を最大限に伸ばしたい方向けの設計です。
バック側を抑えて重心をやや前方に配置し、さらにディープフェース化することで従来モデルより低スピン化したとしています。
ウエイトはフロント10gとバック4gで、スタンダードとは狙いがはっきり違う配置。
スピン量が多くて飛距離をロスしている方や、強いライナー系の弾道で攻めたい方の有力候補になりそうです。
ライアン・フォックス選手が2026年の全英オープンを勝ったときに入れていたのも、このLSでした。
ZXi RKT TR|450cm³の操作性重視モデル

ZXi RKT TRは、打ち出し角・スピン量・ショットの軌道をより細かくコントロールしたい方向けのモデル。
4モデルで唯一450cm³の小ぶりなヘッドで、トウ側を抑えながら後方にややふくらみを持たせた形状になっています。
ウエイトはLSと同じくフロント10g・バック4gで、より低く前方に配置された重心設計がスピンを抑えるとしています。
前作のZXi TRは、球を操作しつつしっかり叩けるヘッドでした。
ZXi RKT MAX|シリーズ最大の慣性モーメント

ZXi RKT MAXはラインナップで最も寛容性の高いモデルです。
フェース全体で最大限の安定性とコンシステントなボールスピードを求める方に向けて設計されています。
高弾道で直進性の高い球を生み出す性能です。
トウ側から後方にかけて大きく安心感のあるシェイプが採用され、構えやすさも重視された設計です。
ウエイトは4モデルで唯一、バック10gの1か所のみ。
ボールが上がりやすいシャロー形状は前作から引き継いだうえで、さらに深く低い重心にして高打ち出し角にしたとのことです。
なお慣性モーメントの数値そのものは公表されておらず、公式サイトにあるのは4モデル間の相対的なチャートだけになります。
可変機能はQTSスリーブとチューニングウエイト

可変スリーブは4モデル共通でQTS(クイックチューンシステム)です。
12ポジションでロフト角とライ角を調整できます。
チューニングウエイトは、重い10gがステンレス、軽い4gがアルミという組み合わせ。
| モデル | ウエイト配置 |
|---|---|
| ZXi RKT | トウ4g/ヒール10g |
| ZXi RKT LS | フロント10g/バック4g |
| ZXi RKT TR | フロント10g/バック4g |
| ZXi RKT MAX | バック10g(1か所) |
純正シャフトラインアップ|DiamanaとVENTUS TR

ZXi RKTシリーズの純正シャフトは、2系統3種類になりました。
中調子のDiamana ZXi-II 50と、中手元調子のVENTUS TR ZXi-II(6と5)で、いずれも前作の純正シャフトに「-II」が付いた改良版です。
スペックは以下のとおりです。
| シャフト | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| Diamana ZXi-II 50 | S | 50.5g | 5.3 | 中 |
| SR | 48.5g | 5.4 | 中 | |
| R | 47g | 5.4 | 中 | |
| VENTUS TR ZXi-II 6 | S | 60g | 4.1 | 中手元 |
| SR | 59g | 4.1 | 中手元 | |
| VENTUS TR ZXi-II 5 | S | 55.5g | 5.8 | 中手元 |
| SR | 54.5g | 5.9 | 中手元 |

Diamanaは幅広い層がタイミングを取りやすい中調子、VENTUS TRは手元剛性を高めて切り返しのブレを抑えるという構成。
気をつけたいのが、モデルによって選べるシャフトが違う点。
LSとTRにはDiamana ZXi-II 50の設定がなく、VENTUS TR ZXi-IIの2種類だけになります。
| シャフト(Sフレックス) | クラブ重量 | バランス | 対応モデル |
|---|---|---|---|
| Diamana ZXi-II 50 | 304g | D2 | ZXi RKT/MAX |
| VENTUS TR ZXi-II 6 | 313g | D3 | 4モデル全て |
| VENTUS TR ZXi-II 5 | 309g | D2 | 4モデル全て |
なお公式スペック表には計算値・暫定値で変更の可能性があるという注記が付いています。
フェース角も「従来モデルよりもスクエア」という表現のみで、具体的な度数は公表されていません。
前作ZXiからの変更点
| 項目 | 前作 ZXi(2024) | 新作 ZXi RKT(2026) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年11月9日 | 2026年9月12日 |
| 価格 | 85,800円(税抜78,000円) | 89,100円(税抜81,000円) |
| フェース | i-FLEX設計 | RKT FACE(VR-チタン+i-FLEX+VARIABLE ROLL DESIGN) |
| クラウン | チタン | カーボン(CFRP複合) |
| 打球音 | ー | ACOUSTICORE |
| 純正シャフト | Diamana ZXi/VENTUS ZXi | Diamana ZXi-II/VENTUS TR ZXi-II |
核となる進化はフェース素材をVR-チタンにしたRKT FACE、フェース上部のオープン化とロフト変化を組み合わせたVARIABLE ROLL DESIGN、そしてカーボンクラウンとサウンドリブによるACOUSTICOREの3点です。
いちばん大きいのはクラウンがチタンからカーボンに置き換わったところ。
値上がりは3,300円で、最近の新製品としては控えめな幅に収まりました。ありがたい。
ツアーではすでに実戦投入|松山英樹らが使用
ZXi RKTは、2026年のトラベラーズ選手権(TPC River Highlands)で初めて確認されました。
ツアーでは、すでにスリクソン契約選手がZXi RKTをバッグに入れ始めています。
適合リストに掲載されたことでツアー選手らが一斉にテストを開始し、そこから約6週間で正式発表という流れでした。
公式リリースには、6人の契約選手のコメントが載っています。
| 選手 | 使用モデル |
|---|---|
| ライアン・フォックス | ZXi RKT LS |
| 松山英樹 | ZXi RKT LS |
| 畑岡奈紗 | ZXi RKT LS |
| シェーン・ローリー | ZXi RKT |
| マックス・マクグリービー | ZXi RKT |
| 菅楓華 | ZXi RKT TR |
ライアン・フォックス選手は、全英オープン(ロイヤルバークデール)でキャメロン・ヤングに1打差をつけて初のメジャータイトルを獲得したときにZXi RKT LSを入れていました。
松山英樹選手は「ドライバーは構えやすさと、初速が大事」としたうえで、ロケットのような初速と振り抜きの良さを挙げています。
Of course, Hideki gets his own special sauce treatment as that T262 prototype was apparently for him.
— Jack Hirsh (@JR_HIRSHey) June 23, 2026
Early indications are that he really likes it, but we'll have to wait and see.
Same silver face that is on his current ZXi gamer. pic.twitter.com/nJAfDADgzO
松山選手のヘッドは相変わらず特殊なフェース塗装を施しているようです。
ちなみに6月には同じ日にさらに4ヘッドが追加され、ZXi RKTのドライバーヘッドはUSGA適合リストに計7つ掲載されていました。
4 more drivers you haven’t seen yet 👀@srixongolf just dumped four new ZXi RKT drivers on the USGA list out of nowhere
— MYGOLFSPY (@MyGolfSpy) June 22, 2026
Here’s your sneak peek: https://t.co/Nimn7uLwfH pic.twitter.com/dXzzW4zM8J
それぞれのヘッド写真を確認できるポストがありました。
そこにはLS+やT262といった一般発売にない派生ヘッドも含まれています。
スリクソン ZXi RKT ドライバーの取扱いショップ情報
日本モデルの発売は2026年9月12日です。
価格は4モデルともメーカー希望小売価格89,100円(税抜81,000円)で、シャフトによる差もありません。
特注ドライバーの先行予約分は、9月2日から順次お渡し開始とアナウンスされています。
発売前に打ってみたい方には、8月22日から10月4日にかけて全国29会場で開かれる試打会が用意されています。
個人的に一番気になっているのは、クラウンがチタンからカーボンに変わったことが、構えた時の重量感や打感にどう影響するかです。
また、軽くなったフェースで「初速性能と耐久性を両立した」とダンロップ側は説明していますが、ここは実機の試打と計測で確かめたいポイントです。
もう1点は、VARIABLE ROLL DESIGNがフェース上部トウ側の当たりでどこまで曲がりを抑えるかという点。
国内入荷のタイミングで、TrackMan4で計測データを取って行きたいと思います。
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