トゥルーテンパースポーツインクジャパンから、新作スチールシャフト「Project X RED」の発表がありました。
マスターズで優勝したローリー・マキロイ選手も使用する『Project X』シリーズの最新作として、この夏に日本でも発売される予定ですが、フェアウェイゴルフでの取扱いが開始されたため、USモデルであれば先行で購入が可能となりました。
本記事では、すでに米国で発売されているUSモデルの情報を中心に、スペック、テクノロジー、性能的な特徴、そして従来のProject Xとの違いについて詳しく解説していきたいと思います。
目次
プロジェクトX レッドの特徴とスペック

Project X REDは、従来のProject X(一部ではProject X Blueと呼ばれ始めている)の基本設計を踏襲しつつも、何点か変更点があります。
まずカラーはシルバーベースに赤色のグラフィックステッカーが特徴的です。
先端部がわずかに柔らかく調整
従来のプロジェクトXとの一番の違いは、先端部分がわずかに柔らかく調整されていることです。
これにより、打ち出し角が従来のプロジェクトXと比べて高くなり、スピン量も増加するように設計されています。
手元や中間部の剛性は維持されているため、安定性と一貫性は従来モデルと同等レベルを保っているのが特徴です。
従来のProject Xは低打ち出し・低スピン特性を持ち、ローリー・マキロイやジョーダン・スピースといったトッププロに好まれてきました。一方、Project X REDはティップ部分の柔軟性向上により、より高い打ち出しと適度なスピン量を実現しています。これにより、ボールの最高到達点が高くなり、グリーンでの止まりやすさが向上しています。
軽量化設計
同フレックスと比較して約5g軽量化されていて、振り抜きやすさと操作性が向上しています。
トッププロのようなスピードとコントロール性を持たない方や、従来のProject Xをハードに感じていた人に最適なシャフトとして位置づけられています。特に、「Project X本来の硬さはそのままで、少しだけ球とスピン量を上げたい」といった、微妙な変化を求めるプレーヤーに適しています。
ステップレス構造
各番手ごとに最適なテーパー角を採用したステップレス構造を採用し、最大限のエネルギー伝達を実現しています。これはProject Xシリーズの特徴的な設計要素であり、REDモデルでも継承されています。
スペック

フレックス | 重量 | 長さ | チップ径 | バット径 | 打ち出し/スピン |
---|---|---|---|---|---|
5.5 | 100g | 36.5-40.0インチ | .355 | .600 | ミッド |
6.0 | 110g | 36.5-40.0インチ | .355 | .600 | ミッド |
6.5 | 120g | 36.5-40.0インチ | .355 | .600 | ミッド |
キックポイントは中調子で、テーパーチップ(.355)を採用しています。
従来のプロジェクトXとの違い

Project X REDと従来のProject X(Blue)の主な違いは以下の通りです
- ティップセクションの柔軟性: REDは先端部分がわずかに柔らかく、より高い打ち出しとスピン量を実現
- 重量: 同フレックスと比較して約5g軽量化されている
- ターゲット層: 従来モデルはトッププロなど強いスイングを持つプレーヤー向け、REDはより幅広いゴルファー向け
- 外観: 従来モデルの青色グラフィックに対し、REDは赤色グラフィックを採用
プロジェクトX レッドの発売日
USモデルはすでに発売
Project X REDのUSモデルは2025年3月に米国で正式に発表されていたのですが、国内での入手経路は現在までありませんでした。
USモデルの価格は1本あたり47ドルなので、日本円で大体7,000円ぐらいですね。
日本国内の発売日
国内モデルのProject X REDはトゥルーテンパースポーツインクジャパンの発表によれば、2025年の夏に日本国内でも発売される予定です。
ただし具体的な発売日や価格についてはまだ公開されていないため、今後の正式発表を待つ必要があるという状況です。
プロジェクトX レッドの取扱い情報
国内モデルは2025年頃に発売を予定しているとの事ですが、USモデルはすでに注文が可能となっています。
楽天でも一部ショップがUSモデルの取扱いを開始していますが値段はやや高めな様子でした。
USモデルの場合におすすめしたいのがUSモデル専門の老舗「フェアウェイゴルフ」です。こちらで注文が可能。
筆者も普段からUSモデルを購入する際に利用しているショップで、最近もテーラーメイド Qi35 ブラックドライバーやLA GOLF ドライバーをこちらで購入しました。
メーカーから直接仕入れを行っている正規取扱店ですので安心感が違います。
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