ニコンレーザー距離計の最新モデルが3年ぶりに発売
うーん。イケテルー#ニコン#レーザー距離計#クールショットプロ2 pic.twitter.com/sjO3fZoWMn
— まさ@ゴルフYouTube登録者3万人 (@masa_golf05) June 21, 2021
今回は4機種という豊富なラインナップなんですが、ぼくはその中からハイエンドモデルである「クールショットプロ2 スタビライズド」を購入しました
ニコンのレーザー距離計といえば、スタビライズドと呼ばれる最強の手ブレ補正機能を搭載していることで有名。前作にあたるクールショットプロも使っていて、レビュー動画をYoutubeにアップしています
というわけなんですけど、クールショットプロ2を早速ラウンドに持ち出してテストを行ってきました。使用感や精度についてレビューしていきます
▼結論は下記
前作との大きな違いは計測完了時に音が鳴るぐらい、その他にはほぼ目立った違いはありませんでした
ただしやっぱりニコンはめちゃくちゃ良いというのも変わりなし
弱点らしい弱点もなくて完成度はピカイチです。そうなると「なにか弱点はないのか?」と思って探してみたんですけど、弱点がない完璧に近い機能性
ほんと正直に言うと、前作のクールショットプロを持っているなら無理に買い換える必要性は感じません
クールショットプロ2がおすすめなのは、手ブレ補正を重視したい方とか、計測がとにかくしやすいモデルが良い!という方
使いやすさは段違いです。とにかく使いやすいレーザー距離計が欲しいなら是非とも選択肢に入れてもらいたいです
ニコン クールショットプロ2 スタビライズドの概要
2021年6月18日に発売した、ニコンレーザー距離計の中では最高峰の機能を詰め込んだハイエンドモデルです
▼スペックは下記
測定範囲 | 7.5-1,090m/8-1,200yd. |
測定精度(直線距離) | ±0.75m/yd.(700m/yd.未満)※1 ±1.25m/yd.(700m/yd.以上,1,000m/yd.未満)※1 ±1.75m/yd.(1,000m/yd.以上)※1 |
表示ステップ | 直線距離(上段):1m/yd.単位 直線距離(下段):0.5m/yd.単位 水平距離/加減算距離(下段):0.2m/yd.単位 高さ(上段):0.2m/yd.単位(100m/yd.未満)、1m/yd.単位(100m/yd.以上) |
倍率 | 6倍 |
対物レンズ有効径 | 21mm |
実視界 | 7.5° |
ひとみ径 | 3.5mm |
アイレリーフ | 18mm |
大きさ(長さ×高さ×幅) | 100mm×75mm×42mm |
質量(重さ) | 約180g(電池除く) |
電源 | CR2 リチウム電池×1本(DC3V) オートパワーオフ機能付(約8秒) |
防水構造 | 防水※2(電池室は生活防水※3)/ 防曇 |
電波規格 | FCC Part15 SubpartB class B, EU:EMC directive, AS/NZS, VCCI class B, CU TR 020, ICES-003 |
レーザー規格 | IEC60825-1:Class 1M/Laser Product FDA/21 CFR Part 1040.10:Class I Laser Product |
環境 | RoHS, WEEE |
本体サイズは前作よりもわずかに大きくなって、10g重たくなっています
超強力な手ブレ補正
最大の特徴は「手ブレを80%軽減する超強力な手ブレ補正機能」これに関しては他社が真似をできない圧倒的な優位性。色々な距離計を試してきましたが、同レベルの機能は今のところ他にありません
ニコンのレーザー距離計を選択する最大の理由
新機能である「Dual LOCKED ON ECHO」搭載
目標物が複数重なる場面で、最も近い目標物までの距離を正確に計測できる機能です
近い目標物が計測できた場合にはグリーンのリングが表示されます。見た目にも凄くわかりやすいギミックです
が、この点は前作と同様の機能。では新機能とはなんのか?
クールショットプロ2では上記機能に加えて、一番手前の目標物を捉えて計測完了した時に「ピッ!」という音でも教えてくれるようになりました
ディスプレイはOLEDを採用
ディスプレイにはOLEDを採用しています
見やすい赤色表示で、明るさの調整も5段階から選択可能。ちなみに自動調光機能も備わっています
明るさは調整できるけれど、1の一番暗いやつは相当曇っているような時しか使い道はありません
高低差表示にも当然対応
高低差を加味した距離表示を始め、直線距離や角度を表示するなど4パターンの計測モードが用意されています
見てもらえればわかるとおり、画面左下にスロープマークでモードの確認できます。右側は直線モードの時
直線モード時には直線モードサインが点灯するので、外部からも確認できるようになっています。競技でも安心して使用することが可能です
ほぼ弱点なし。相変わらず完璧に近い機能性
ここからはクールショットプロ2の使用感について紹介していきます
実際にラウンドでテストを行ってきましたが、弱点らしい弱点はなかったです。逆にくやしい
手ブレ補正はやっぱり凄い。超快適
補正率に関しては前作と同様の80%で使用感も全然変わりありません
変わらないんですけど、もともとが最強すぎたというのもあります。これに関しては前作のレビュー動画でも言っていたけれど、ほんとにビタッと止まってブレなくなるからやっぱり凄いです
手ブレ補正に関しては最高の一言です
目標物が重なるシーンでも素早く簡単に計測できる
手ブレ補正に加えて、いわゆる一番手前の目標物を捉えてくれるピンサーチ的な機能がめちゃくちゃ強力。ニコンでは「Dual LOCKED ON ECHO」という名称ですが、これのおかげでシーンを選ばず快適に計測ができます
他社では計測ボタン長押しだったり、ピンの周囲を動かすなどの操作が必要になるパターンが多いですが、クールショットプロ2では普通に計測するだけで基本的にはオッケーです。これは想像以上に計測を簡単にしてくれます
計測完了時に音が鳴るのは思っていたよりも良い
計測できた際に音が鳴るという新機能が備わっていて、これが思っていたよりもわかりやすいリアクションで良かったです
計測完了時にバイブレーションで知らせてくれるレーザー距離計が多いですが、クールショットプロ2は振動はしません。これはぼくの勝手な予想ですけど、手ブレ補正をつけるために搭載できなかったんじゃないかなと思っていますが、どうなんでしょうね
音がなってうるさいのではと思っていたんですけど、実際の音は周囲にはほぼ聞こえないぐらいの音量です
計測スピードがかなり速い
前作のクールショットプロも計測スピードは早かったですけど、体感としては上がったように思います。といってもメーカー公称値である0.3秒での計測というのは変わっていないので、これはあくまでぼくの主観です
ボタンを押した瞬間に反応するレスポンスの良さは素晴らしいです。めちゃくちゃ速い
ピンサーチ機能をONにした状態でも爆速で計測可能
特に感動したのは、他社で言うところのピンサーチ機能に該当する「Dual LOCKED ON ECHO」がONの状態でも計測スピードが落ちない点です
ピンサーチ機能のモードをONにした場合、通常測定よりも対象物を計測するのに時間がかかるのが一般的です
それがクールショットプロ2では高速で最も近い目標を検知して計測が完了します。何が凄いのかと言うと、通常時の計測スピードを維持しているというところ
使用体験はこの上なく良好。計測スピード最強ということで当サイトやYoutubeチャンネルで紹介していた、ブッシュネルV5やファインキャディJ300と並ぶスピード感です。長押ししなくて良い分クールショットプロ2の方が上とも言えるでしょう
ニコン クールショットプロ2 スタビライズドの精度検証
今回も他メーカーの計測器を使用して計測精度を検証してみました
比較対象はプロ使用率も高くて信頼性の高いブッシュネルのツアーV5です。一応J300とも比較しています
画面上側に表示されているのが直線距離、下側に表示されているのが高低差を加味した距離です
見てもらえればわかるとおりだけれど、直線距離、高低差を加味した距離ともにばっちりです。さすがの精度でございました
念の為、ファインキャディJ300とも比較してみましたが問題なし
前作と機能面ではほぼ一緒
弱点といえる弱点はほぼ見当たらないけれど、前作との違いもあんまりなかったので、前作クールショットプロを持っているなら買い替えの必要性は感じないというのが正直な感想です
それでもスピードも上がったと個人的には感じているし、電子音のおかげで全体的な使用感が向上しているのは確か
よくよく考えれば、前作はLOCKED ON機能が作動した時にグリーンリングが発光するだけだったし、バイブレーション機能がなかったんで電子音を採用したのは良い改良だとは思います
付属のポーチが使いやすい
付属しているポーチは開け締めが簡単かつ楽。クリップ部分がマグネットタイプなんで、ラウンド中でも快適に使える構造になっています
使われている表面の素材もそんなにすぐボロボロにはならなさそうです
以前はレーザー距離計をポケットに入れてラウンドしていたんですけど、最近はポケット内がかさばるので、やっぱり不便だなと感じるようになりました
これは単純に使いやすい
総評:完成されたレーザー距離計。普通におすすめ
正直に言うと前作との大きな変更点がほとんどなくて、期待していたほどの違いというのはありませんでした。そもそも前作の完成度が高かったというのもありますけどね
それでも、2021年6月時点においては性能面でトップクラスであることは間違いありません
手ブレ補正に関しても前作と変わらずですが、相変わらず超強力。やっぱり手ブレ補正がここまで効いていると快適に計測ができます
あと、計測スピードも上がったように感じるのと、振動ではなくて音で計測完了を教えてくれる計測体験も中々良かったです。もはやスキがない完成度でございました
繰り返しにはなりますが、前作のクールショットプロを持っているなら無理に買い換える必要性は感じません
おすすめ度:
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