試打レビュー

クアンタムMAX フェアウェイウッドの試打レビュー|トラックマン4でデータ計測

クアンタムMAX フェアウェイウッド試打評価レビュー

キャロウェイ2026年モデルクアンタムシリーズのフェアウェイウッドは種類がかなり多くてレディースモデルも含めると全部で6種類あります。

その中でも今回取り上げるのはクアンタムMAXフェアウェイウッドということで、このシリーズの中ではドライバー同様にコアモデルという位置づけになっています。いわば、前作で言う所のエリートフェアウェイウッドの位置づけになっているモデルですね。

結論から言うと前作エリートフェアウェイウッドとの差というのは、大きく無いと正直感じています。というのも、データだけ見ればキャリー・トータル飛距離ともに前作とほぼ同じという結果だったから。

ですが、打ってみて良いなと感じる部分だったり、調整機能の変更だったり進化を実感できる部分もあったのでレビューしていきます。

クアンタムMAX フェアウェイウッドの概要とデザイン

クアンタムMAX フェアウェイウッド

クアンタムMAXフェアウェイウッドはドライバーと同様にブラックとグレーの前デザインカラーリングです。

もっとも、このシリーズのフェアウェイウッドは基本的に全て同じようなカラーで統一していますが、ぼく的には結構この色はカッコいいなと思っています。

クアンタムMAX フェアウェイウッドのフェースと打感

改良点として一番大きいのは、ヘッド内部に搭載されているスピードウェイブが今回スピードウェイブ2.0となっていることでしょう。

具体的なメリットとして、小難しい話は色々とあるんですが、とにかくフェース下部とか、そういう部分に当たったとしてもロスが小さくなっているということで、高い打ち出し角と安定した飛距離っていうのが期待できるとなっています。

また、今作もAI設計のフェース というのが採用されています 特に前作から言われているコントロールポイントと言われている部分ですが そこが強化されて弾道補正効果というのもより 発揮しやすくなっているというのがポイントです。

クアンタムMAX フェアウェイウッドのクラウン

あと大きな進化点としては、ネックのカチャカチャですね。前作にあたるエリートのユーティリティで初めて採用されたオプティフィット4と呼ばれるフォーゼルが搭載されています。

これまでのアジャスタブルホーゼルよりもロフトとライの設定できるバリエーションが増えているというもので、シンプルにこれは非常に良い進化ポイントですね。

クアンタムMAX フェアウェイウッドのソール

ソールの部分にはエリートフェアウェイウッドから導入されたステップソールデザインと呼ばれるものが入っています。段差になってる部分で、これによって抜けの良さという部分は 滑りが良くなったりとか突っかかりがなくなるような工夫なんですけれども

実は、前作のステップの部分が台形になっていたんですけど、今回から三角形になっています。

これによって、より設置面積が少なくなるようにして抜けを強化してきました。

構えた印象とデザイン

クアンタムMAX フェアウェイウッドのヘッド形状1
クアンタムMAX フェアウェイウッドのヘッド形状2

構えてみた時の形状がこちらなんですけれども、座りは非常に良いです。

というのも、ポンと置くだけで真っすぐフェースが向いてくれるので、構えづらさという部分はって感じません。それどころか、むしろ構えやすいです。

クアンタムMAX フェアウェイウッドのヘッド形状横から

ヘッドの大きさとしては標準的かなと思うんですけど、一方で横から見ると結構シャローなのがわかります。

最近のキャロウェイのフェアウェイウッドはこういったシャロー形状のモデルが多くなっているので、前作から形状部分で特に大きく変わったというようなことは感じません。

そのため、見た目としては相変わらず優しそうなフェアウェイウッドという見た目をしています。

クアンタムMAX フェアウェイウッドの試打計測データ

トラックマン4

それでは、ここからは実際にトラックマンを使って計測を行ったので、そのデータを見ながらどういった性能的な特徴があるのかを見ていきたいと思います。

番手は3番、ロフトは15°cとなっています。

シャフトは純正の「TENSEI GRAY 60 FOR CALLAWAY(S)」を使用しました。計測器はトラックマン4、ボールはタイトリスト PRO V1x RCTです。

試打データの平均値

項目平均数値
クラブスピード44.1 m/s
ボールスピード64.3 m/s
スマッシュファクター1.46
打ち出し角15.7 °
スピン量2660 rpm
キャリー240.3 yd
トータル距離260.6 yd
最高到達点35.5 yd
落下角度41.3 °
スピン軸-5.6 左
曲がり幅-10.3 左
キャリーサイド-4.1 左
打ち出し方向1.5 右

データ見てみると、まずはやはりキャリー240ヤード超え、トータル260ヤード超えということに注目したいです。

さらに、打ち出し角、そしてスピン量共に理想的な数字になっているのかなと思います。

よって、このヘッドスピード帯で見た場合の飛距離性能は最強格で、飛ぶフェアウェイウッドと思ってもらって間違いないです。

飛距離性能と上がりやすさの分析

クアンタムMAX フェアウェイウッドのトラックマン計測データ1

まず、このサイトでは基本的に3番ウッドでキャリー230ヤード超えてくればまあまあ良い結果かなという風にしているんですけれども、キャロウェイのクアンタムMAXフェアウェイトはキャリーで240ヤードを楽に超えてきます。

さらに、しっかり当たった時は250ぐらいまで行っちゃうんじゃないかなという感じで、あんまり飛ばないドライバーよりも下手したら飛ぶかもという飛距離性能の高さを感じます。

加えて、打ち出し角は15.7度の平均値が出ていて上がりやすさは申し分なし。おまけに、バックスピン量はちょっと少なめの2660回転ということでしたから、割とドライバー的な飛び方をする「ぶっ飛び系のスプーン」と思ってもらって良さそうです。

それでいて、形状的にシャローっていうこともあるので、地面からでも比較的ラクに拾える点が素敵ポイント。

クアンタムMAX フェアウェイウッドのトラックマン計測データ2

一方で、冒頭にも触れたように前作のエリートフェアウェイウッドと比べると飛距離性能としては同レベル。

とりわけ、エリートも理想的なパフォーマンス出ていたかなと思うんで、データだけを見てみると買い替えの必要性は感じづらいかもしれません。

しかしながら、地面からフェアウェイウッドとしては、フェースの下側に当たった時のボールの浮きやすさという点では、クアンタムMAXフェアウェイウッドが上です。

その理由は、内部のスピードウェーブ2.0に変わったっていう部分が結構効いているのかなと思うんですけど、確かにフェースの下に当たった時でもしっかりとボールが押し込めるというか、ロスが少ないような印象がありました。

こういた特性があると感じたので、普段フェアウェイウッドでトップ気味で当たりが薄くて飛距離があんまり伸びないという人にしてみれば非常に扱いやすいモデルです。

弾道や球筋、方向性の分析

クアンタムMAX フェアウェイウッドのトラックマン計測データ3

球筋としてはストレートドローです。

実は、クアンタムMAXドライバーの方はちょっと捕まりが弱かったかなと思っていたんですが、こちらのフェアウェイウッドはそこそこ捕ってくれるというイメージですね。

クアンタムMAX フェアウェイウッドのトラックマン分散データ

分散を見てみるセンターよりちょっと右も出ているんですけど、全体を見れば左に寄ってるかなという傾向でした。

一方で、縦距離に関してはかなりまとまっていますね。キャリーの誤差があまり出てないという部分はフェアウェイウッドとしては非常にありがたい性能でしょう

ちなみに、前作のエリートフェアウェイウッドと比べてみると、エリートの方がもう少し捕まっていたかなという感じがあるので、比較するとクアンダムMAXフェアウェイウッドの方が捕まりすぎる不安はありません。

クアンタム トリプルダイヤモンド ドライバーのフィーリング

クアンタムMAX フェアウェイウッドのフェースと打感

打感は強力に弾いてくれるタイプでした。かなり良い感じのフィーリングです。

ただ、前作エリートフェアウェイウッドと比べてどうかっていうと、ほとんど変わっていないなと正直思いましたね。

ですので、打感とか音は据え置きという印象です。まあ、普通に良いフィーリングなので変わらない事が良い事もあります。

良かった所・微妙な所

試打を通じて感じたメリットと注意点を整理します。

良かった点

  • 相変わらず飛距離が出る。特にキャリーの出やすさは優秀
  • 前作エリートフェアウェイウッドよりもストレート弾道になったことで扱いやすさが向上
  • フェースの下側に当たった時のロスが少なく、トップ気味でもしっかり飛んでくれる

微妙な点

  • 前作エリートフェアウェイウッドと比較するとそこまでの大きな進化はない

クアンタムMAX フェアウェイウッドの総合評価

クアンタム トリプルダイヤモンド ドライバー

最後に、各項目の評価スコアと総評をまとめます。

項目評価(10点満点)
飛距離10
弾道の高さ8
低スピン性能8
安定性8
打感9
構えやすさ8
操作性6
つかまり7

基本的にはほとんどエリートフェアウェイウッドと似たような結果にはなっていますね。

とはいえ、キャリーの安定感とか方向性の部分では若干ですが、向上していると感じられたので、そこで加点されているという具合です。

総括

そもそも前作エリートフェアウェイウッドが非常に良かったということもあるので、そこからの進化度合いで見れば物足りないところはあります。

とはいえ、後継モデルとしては期待通り非常に飛距離も出せていたし、良い部分を残しながら扱いやすさが上がっていた点を評価したいと思います。

進化ポイントとしては地面から打った場合のボールの拾いやすさ。

ここはクアンタムMAXフェアウェイウッドの方が上です。当たりが薄くなりがちな人や、トップが出やすい人に最適。

ですので、エリートフェアウェイウッドを持っているんだったらそこまで積極的に買い換える必要ないと思うんですが、そうではなくて、飛距離の出るシャロータイプのフェアウェイウッドをこれから探しているという方は、非常におすすめです

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら