キャロウェイ エリート(ELYTE)フェアウェイウッドの15度をトラックマン4で試打計測しました。
結論から言っておくと、飛距離は最強に近い性能でした。
方向性は若干微妙な雰囲気もありましたが、シャローでボールも拾いやすかったので飛びを優先するなら候補に入れてもらいたいモデルです。
ELYTEのフェアウェイウッドは5種類もあって多すぎるのですが、この記事で取り上げているのはスタンダードモデルの「ELYTE フェアウェイウッド」です。
データを見ながらエリートフェアウェイウッドをレビューしていきます。
キャロウェイ エリート(ELYTE)フェアウェイウッドの概要と特徴


トライアクシャル・カーボンクラウンとタングステン・スピードウェーブ
17-4 ステンレススチール+トライアクシャル・カーボンクラウン+タングステン・スピードウェーブ約34gというボディ素材が採用されています。
ヘッド内部の前方側にタングステンウェイトが入っているのですが、ソールの内側から少しだけ浮いた状態になっています。
これによってキャロウェイはボールを高く打ち出せるとしています。
2段ソールで抜けが良い

今作の特徴として、ソール後方がちょっと浮くようになっています。

横から見るとよくわかりますが、2段ソールになっています。
接地面積を57%減少させて抜けを良くする工夫がされています。
構えた印象


ヘッドはやや大きめ。
顔はキャロウェイだなーという感じで従来モデルと大して変わりない雰囲気です。
クラウンにはカーボンが使われています。

シャローフェースで、最近のキャロウェイフェアウェイウッドは地面にペタッと吸い付くような感じがあって個人的にはかなり好きです。
番手は3番〜11番ウッドまで豊富にラインナップ。
キャロウェイ ELYTE フェアウェイウッドのスペック


| 番手 | ロフト |
|---|---|
| 3+ | 13.5° |
| 3W | 15° |
| 5W | 18° |
| 7W | 21° |
| 9W | 24° |
| 11W | 27° |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フェース素材 | 17-4 ステンレススチール |
| クラウン素材 | トライアクシャル・カーボン |
| ウェイト | タングステン・スピードウェーブ 約34g |
| 調整機能 | OptiFitホーゼル |
| 試打番手 | 3W(15°) |
| 試打シャフト | VENTUS for Callaway 5S(純正) |
キャロウェイ ELYTE フェアウェイウッドを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4での計測データ
計測にはトラックマン4を使用。
使用ボールはいつもの計測器用タイトリスト プロV1xで固定しています。
2024年よりフェアウェイウッドはヘッドスピード43m/s〜44m/sでの計測に統一しています(1m/sぐらいは前後するのはご了承ください)。

| 項目 | トラックマン平均値 |
|---|---|
| H/S (m/s) | 43.7 |
| B/S (m/s) | 64.7 |
| 打ち出し角(度) | 15.3 |
| 打ち出し方向(度) | -1.2 |
| バックスピン | 2,693 |
| スピン軸 | -5.2(左) |
| 最高到達点 | 34.8 |
| 降下角度(度) | 40.9 |
| 曲がり | -9.5(左) |
| キャリー(yd) | 241.3 |
| 総距離(yd) | 260.5 |
飛距離性能
3番ウッドではキャリー230ヤード、トータルで250ヤードを超えてくれば「よく飛ぶ」という基準を設けていますが、余裕どころか大幅にクリアしています。
キャリーが241ヤード、トータル260ヤードと、当サイトのトラックマン4計測フェアウェイウッド全機種の中でもキャリーはトップの数値でした。
まず初速が優秀ですし、打ち出し角もかなりイケてるデータです。

ELYTEフェアウェイウッドはバックスピンが2,000回転中盤ぐらいを推移していて、めちゃくちゃ低スピンです。
ドライバーかのような弾道でした。
かなり強弾道なのでアゲインストにも負けにくいのが強みです。
ティーショットでも距離を稼げるのもメリット。
この低スピンでも最高到達点が34ヤードほどまで達しているのは脅威です。
下から打っても高さは確保可能。
とはいえ低スピンは低スピンなので、ヘッドスピードがあまり出ない方だとドロップの不安もありそうです。
方向性とつかまり


つかまりは基本的に良いです。
スライサーの方は純正シャフトから試してもらうのが良さげ。
フッカーはつかまりを抑えるシャフトと組み合わせると微ドローぐらいに収まりそうな感じ。

ばらつきは正直けっこう出ました。
左は最大30ヤード近くまで曲がったので、ドローヒッターの筆者にとっては怖さがあります。
打感と打音
打感はめちゃくちゃ良いです。
弾き感がありますし、音がとにかく良い。
ELYTE フェアウェイウッドは買いか|競合モデルとのデータ比較
| モデル | HS | BS | 打出 | スピン | キャリー | トータル |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ELYTE FW(今回) | 43.7 | 64.7 | 15.3 | 2,693 | 241 | 261 |
| クアンタムMAX FW | 44.1 | 64.3 | 15.7 | 2,660 | 240 | 261 |
| PING G440MAX FW | 43.6 | 64.0 | 15.9 | 2,644 | 239 | 258 |
| ELYTE TITANIUM FW | 43.6 | 63.1 | 14.6 | 2,441 | 234 | 266 |
| サイトFW平均 | 43.5 | 63.6 | 15.6 | 2,917 | 233 | 253 |
ボールスピード64.7m/sはサイト平均の63.6m/sを大きく上回っていて、キャリー241ヤードも平均233ヤードに対して約8ヤード長い結果です。
前作のクアンタムMAXと比べると、ELYTEの方が初速はわずかに高く、キャリーも1ヤード上。
スピン量もほぼ同水準で、このあたりの飛距離レンジのフェアウェイウッドの中ではどちらも上位です。
同シリーズのELYTE TITANIUMは打ち出しがさらに低めでスピンも少なく、トータルは266ヤードと比較した中で一番長いです。
ただしキャリーはELYTEの方が約7ヤード多いので、グリーンを狙うならELYTE、トータル飛距離を優先するならTITANIUMという使い分けになりそうです。
PING G440MAXは打ち出しが高めで安定感のあるタイプ。
飛距離はエリートの方が上ですが、方向性のばらつきが気になるならG440MAXも候補になると思います。
キャロウェイ ELYTE フェアウェイウッドの良かった点・気になった点
良かった点
- 弾きが素晴らしくて初速がラクに出る
- 低スピンで前へ突き進む強弾道を作りやすい
- シャローでボールを拾いやすい
- カチャカチャ搭載なのでカスタマイズもしやすい
気になった点
- 低スピンすぎるぐらいなので、ヘッドスピードがあまり出ない人はハイロフトを選ぶといいかも
- 方向性のばらつきが出やすく、ドローヒッターは左への怖さがある
キャロウェイ ELYTE フェアウェイウッドの10段階評価
| 評価項目 | 点数(10段階) |
|---|---|
| 飛距離 | 10.0 |
| 弾道の高さ | 8.0 |
| つかまり | 8.0 |
| 安定性 | 7.0 |
| 操作性 | 6.0 |
| 打感 | 9.0 |
| 構えやすさ | 8.0 |
飛距離の評価は満点です。
シャローでボールも拾いやすく、低スピンではありますが高弾道が打ちやすいので多くの人が飛距離アップを見込める可能性があります。
つかまりも基本的には強めなので、万人が使いやすいなと感じました。
打感も素晴らしいです。
ただ、方向性はちょっとばらつくところがあったので、気になるとすればそこです。
特に左方向への怖さは感じましたが、VENTUSあたりのシャフトを付ければだいぶ安定しそうな気はします。

ここ最近では最も飛距離が出たフェアウェイウッドでした。
おまけにボールも拾いやすいので難しさもありません。
デザインもまあまあカッコいいですし、カチャカチャが付いているのでカスタムもしやすいのは嬉しいところ。
懸念点としては低スピンなモデルなので、非力な方はちょっとドロップの不安があります。
普段からスピン不足を感じている場合はロフトアップも視野に入れてもらうと良いかもしれません。
関連【試打評価】キャロウェイ ELYTE TITANIUM フェアウェイウッド|トラックマン4で飛距離計測
関連【試打評価】キャロウェイ ELYTEドライバー|トラックマン4で飛距離計測
関連【試打評価】キャロウェイ ELYTE ユーティリティ|トラックマン4で飛距離計測
関連【試打レビュー】コブラ DS-ADAPT LS フェアウェイウッド|トラックマン4で計測

























