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タイトリストが2025年モデルのTシリーズアイアンを発表!新たにT250が加わり全4モデル展開へ

タイトリストが2025年モデルとなる新しいTシリーズアイアンを発表しました。

PGAツアーでは過去11年間、DPワールドツアーでは過去16年間にわたりアイアン使用率No.1を誇るタイトリストが、さらなる進化を遂げた新モデルを投入します。

今回は従来のT100、T150、T350に加え、新たにT250が登場し、ユーティリティモデルも含めた充実のラインナップです。

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ツアーでの検証プロセスが始動

2025年5月、PGAツアーのチャールズ・シュワブ・チャレンジとDPワールドツアーのスーダル・オープンから、新しいTシリーズアイアンのツアーシーディングと検証プロセスを開始しました。

例年だとメモリアル・トーナメントで新製品を投入していたタイトリストですが、今年は1週間早くツアーへの提供を開始しているようです。

タイトリスト上級ディレクターのJ.J. Van Wezenbeeckは「何年もの研究、プレーヤーからのフィードバック、プレーヤーテストの成果です。製品を発表し、トーナメント週にゴルフコースでテストされ、その価値が証明されるのを見るのは非常に興奮します」とコメントしています。

2025年モデル Tシリーズの全ラインナップ

新しいTシリーズは以下の4つのアイアンモデルと2つのユーティリティモデルで構成されています

  1. T100 – PGAツアーで最も使用されているプレーヤーズアイアン
  2. T150 – T100の兄弟モデルで、ややストロング気味のロフト設定
  3. T250 – 新モデル(従来のT200の後継)
  4. T350 – 最も寛容性の高いモデル
  5. T250U – 新しいユーティリティアイアン
  6. U505 – 前モデルから継続のドライビングアイアン

特筆すべきは、従来人気だったT200モデルが廃止され、新たにT250が追加されたことです。

タイトリストはT150とT200の性能が近すぎたと判断し、新しいT250をより大きなヘッド形状にすることで、ラインナップの差別化を図ったと見られています。

各モデルの特徴と進化ポイント

T100

PGAツアーで2019年の初代モデル導入以来、最も多くのプロに選ばれ続けているのがT100。

外観は前モデルとほとんど変わらず、小さめのヘッドサイズと優れた操作性を維持しています。2ピース鍛造による高品質な打感と精密な重心設計が特徴で、ツアープロが求める正確性と一貫性を提供します。

T150

T100の兄弟モデルとして位置づけられるT150は、T100とは異なるソール形状を採用し、高密度タングステンをトゥ・ヒールに配置した重心設計が特徴です。

T100よりもやや大きめのヘッドと強めのロフト設定により、飛距離性能を高めつつも操作性を確保した、プレーヤーズとプレーヤーズディスタンスの中間的存在となっています。

T250(新モデル)

今回新たに登場したT250は、従来のT200の後継モデルとして位置づけられますが、より大きなヘッド形状となっています。

中空構造のプレーヤーズディスタンスアイアンとして、飛距離性能と寛容性を両立。

トップマッスルパッド設計を採用し、T350と共通のテクノロジーを採用。これにより、T150とT250の間に明確な差別化が図られました。

T350

Tシリーズの中で最も大きく、最も寛容性の高いT350は、ゲームインプルーブメントアイアンとして、飛距離と許容性を重視したモデルです。

T250と同様のトップマッスルパッド設計を採用し、見た目の統一感を持たせています。アスリートゴルファーにも好まれる打感を維持しながら、ミスヒットに対する許容性を高めています。

ユーティリティモデル(T250U、U505)

長いアイアンの代替として設計されたT250Uは今回新たに登場したモデルで、T250アイアンと同様のテクノロジーを持つドライビングアイアン。

一方、U505は前モデルから継続の優し目のドライビングアイアンとして、寛容性も重視した内容。

「PERFORMANCE IN EVERY FORM」の開発コンセプト

タイトリストは今作より「PERFORMANCE IN EVERY FORM」(すべてのショットに理想のパフォーマンスを)という開発コンセプトを掲げています。

アイアンショットの向上を目指すゴルファーに最高のパフォーマンスを提供するため、プレーヤーがそれぞれが思い描く理想のアイアン像を正しく把握することを重視しているとのこと。

コントロール性、飛距離の精度、弾道、許容性、ルックス、打音、打感など、世界中のツアープレーヤーとアマチュアゴルファーから寄せられた膨大なフィードバックがTシリーズアイアンの骨格となり、それぞれのプレーヤーが思い描く理想のパフォーマンスを実現しています。

620 CB/MBシリーズは継続

今回の発表では、620 CB/MBシングルピース鍛造アイアンの後継モデルについては言及されていません。

タイトリストは2019年以降、これらのヘッドを更新してスタッフに試させる理由はあまりないと考えているとかいないとか。

また、タイトリストはツアープロ向けに「621.JT」(ジャスティン・トーマス使用モデル)や「681.AS」(アダム・スコット使用モデル)など、カスタム一点物アイアンの開発プログラムも展開しています。

まとめ

タイトリスト 2025年モデル Tシリーズアイアンはこれまでよりも更にカッコいいアイアンという事もあって注目度はかなり高くなりそうです。

特に新モデルのT250は、従来のT200からさらに進化し、T150との差別化を明確にしたことで、ラインナップ全体の一貫性と選択肢の幅が広がっているのも嬉しいところかなと思います。

発売時期や正確な仕様などの詳細情報は今後発表される予定ですが、新たな情報が入り次第随時更新していきます。

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