ミズノの次世代ドライバーと思われる新型プロトタイプモデルが、USGAの適合リストに掲載されました。
目次
USGA適合リストに登場した新型ミズノプロトタイプドライバー『D131』と『D132』


2025年5月19日付のUSGA適合リストに、ミズノの新型プロトタイプドライバーが掲載されました。具体的には「PROTOTYPE D131」と「PROTOTYPE D132」の2モデルで、それぞれに「Type 1」と「Type 2」のバリエーションが存在します。
これらのモデルは、名前に「PROTOTYPE」と明記されている通り、まだ開発段階のプロトタイプであり、最終製品ではないです。
しかし、USGA適合リストへの掲載は、製品化に向けた重要なステップであるのは周知の事実。これがミズノの次世代ドライバーの方向性を示す重要な手がかりとなることは間違いないでしょう。
新型プロトタイプドライバーの特徴
三つの可変ウェイトシステム

最も注目すべき特徴は、両モデル(全4バージョン)に採用されている新しい3つの可変ウェイトシステムです。
USGA適合リストの記載画像を見てみると、ヒール、ヘッド後方、フロント部にウェイトポートが配置されています。
このウェイトシステムにより、以下のようなセッティングが可能になると予想できます。
- 低スピンポジション:フロント部のウェイトを重くすることで、打ち出し角を低くし、スピン量を抑制
- 高MOIポジション:バック部のウェイトを重くすることで、慣性モーメントを高め、ミスヒット時の安定性を向上
- ドローバイアスポジション:ヒール部のウェイトを重くすることで、フェースのターンオーバーを促進し、ドロー系の弾道を実現
モデル別の特徴


D131とD132の違いについて予想できる点があります(画像左がD132、右がD131)
- PROTOTYPE D131:より大きく細長いヘッド形状の可能性があり、寛容性を重視したモデルか。
- PROTOTYPE D132:コンパクトなヘッド形状の可能性があり、操作性を重視したモデルではないかと推測
ただ、これはUSGA適合リストの写真を見た情報だけなので、実際のサイズ感や形状については正直不明です。
また、「Type 1」と「Type 2」の違いについては、外観上の差異は微々たるもの。内部構造や重量配分、あるいはフェース設計などの違いである可能性が高いのかなと思います。
その他の特徴
興味深い点として、現時点ではロフト角の表記がないことが挙げられます。これはプロトタイプ段階であるため、最終的なロフト設定がまだ決定していない可能性があります。
また、クラウン部にはアライメントマークとなるロゴが配置されている模様。
発売時期の予測
現時点では公式発表はありませんが、業界の情報筋によれば、これらの新型ドライバーは2026年モデルとして位置づけられる可能性が高いとされています。発売時期については、早くても2025年秋、より可能性が高いのは2026年1月頃と予想されています。
現在掲載されているプロトタイプは、最終決定前の候補モデルと思われ、今後ツアープロのテストやフィードバックを経て、最終的な製品仕様が決定されるプロセスにあると考えられます。
現行モデルとの比較

現行のSTドライバーと比較すると、新型プロトタイプの最大の違いは3つの可変ウェイトシステムの採用です。現行モデルでは、モデルによって異なるものの、基本的に1〜2か所のウェイト調整機能を備えていました。
新型モデルでは、3か所のウェイト調整により、より細かなチューニングが可能になると予想され、一本のドライバーでより多様なセッティングを実現できる点が大きな進化と言えるでしょう。
まとめ
現時点では限られた情報しかありませんが、今後のミズノからの公式発表や、ツアープロによるテスト情報などに注目していきたいと思います。
最新情報が入り次第、続報をお届けしていきます。
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