PRGR 02 アイアン(2026)をトラックマン4で試打計測しました。同一ロフト帯のアイアンとのデータ比較もしています。
結論から言うと、ロフト30°の7番で平均キャリー166.8ydと飛距離性能は十分ながらスピン量は平均6122rpmとしっかり入るので止まりやすさも問題なし。
前作からはストレートネックに変更されて構えやすさが大幅に向上しているのも嬉しい限りです。
見た目はツアーモデルに近いのに中身はちょい飛び系という、なかなかズルいアイアンです!
PRGR 02 アイアン(2026)のスペック

| モデル名 | PRGR 02 アイアン(2026) |
|---|---|
| ヘッド素材 | ボディ:軟鉄(S20C)/フェース:ニッケルクロムモリブデン鋼 |
| 構造 | ポケットキャビティ(異素材複合) |
| 番手構成 | #5〜#9、PW |
| ロフト角(7番) | 30° |
| シャフト | スペックスチールIII Ver.2 M-43(S) |
| 価格(税込) | 132,000円(5本セット #6〜PW) |
| 発売日 | 2026年4月17日 |
PRGR 02 アイアン(2026)の試打データ


試打クラブは7番(ロフト30°)、シャフトはスペックスチールIII Ver.2 M-43(Sフレックス)。
ボールはタイトリスト プロV1x(RCTという弾道計測器専用ボール)を使用し、トラックマン4で10球の計測データから平均値を算出しています。
| 計測項目 | 平均値 |
|---|---|
| クラブスピード | 38.8 m/s |
| ボールスピード | 53.4 m/s |
| スマッシュファクター(ミート率) | 1.38 |
| 打ち出し角 | 19.2° |
| スピン量 | 6122 rpm |
| キャリー | 166.8 yd |
| トータル距離 | 173.2 yd |
| 最高到達点 | 35.2 yd |
| 落下角度 | 50.4° |
| スピン軸 | -1.9° |
| 曲がり幅 | 3.1 yd(左) |
| キャリーサイド | 0.4 yd(左) |
| 打ち出し方向 | 0.9° |
データの中で特徴的なのがスピン量6122rpmという数値。
ロフト30°のちょい飛び系でこれだけスピンが入るのは素晴らしいです! 飛距離とスピンのバランスがかなり高い水準でまとまっています。

同じロフト30°帯の7番アイアンと比較すると、キャリー166.8ydはキャロウェイ X FORGED MAX STAR(167.3yd)とほぼ互角で、T250(162.8yd)やTB5フォージド(159yd)を上回る数値でした。
ボールスピード53.4m/sは4モデル中トップ。スマッシュファクター1.38はT250と同値で、ニッケルクロムモリブデン鋼フェースの反発性能がしっかり飛距離に反映できているなと思います。

打ち出し角19.2°と高めに打ち出されて、最高到達点も35.2ydとしっかり高さが出ます。落下角度50.4°は急角度で上から落ちてくるので、グリーンでピタッと止めやすい弾道ですね。
スピン量6122rpmは同ロフト帯でトップクラス。TB5フォージドの5806rpm、T250の6020rpmを上回っていて、飛んで止まるアイアンの理想形に近い弾道イメージです!
方向性と弾道|直進性が高くて安定。つかまりはニュートラル

スピン軸は平均-1.9°とほぼニュートラル。
ぼくの持ち球がドローなのでわずかに左に曲がるデータが出ていますが、曲がり幅は平均3.1ydと極めて小さいです。
直進性はかなり高いアイアンだなと思いますね。

キャリー166.8ydに対して曲がり幅は平均3.1yd左。キャリー比で約1.9%なので、やはり方向性の安定感は非常に高いです。
キャリーサイドは0.4yd左とほぼセンター。

散布図を見ても分かるとおり、縦距離のバラつきもめちゃくちゃ安定しています。
10球のデータを見ても、左右10ヤードの範囲に収まっていて、大きく散らばるショットがほとんどありませんでした。
つかまり具合は適度で、ガッツリつかまりすぎるタイプではなくストレートからフェードぐらいで思ってもらっていいです。ぼくのようなドロー系の持ち球だと自然に左に集まりますが、曲がり幅は小さいのでコースで怖くない。スライサーの方にはちょっとつかまりが物足りないかもしれません。
PRGR 02 アイアン(2026)の打感と打音

ボディは軟鉄(S20C)鍛造ですが、フェースにニッケルクロムモリブデン鋼を採用しているので、PRGR 01アイアンのような単一素材特有のしっとり柔らかいフィーリングとは別物です。やはりクロモリ鋼特有のパチンと弾く感覚は残りますね。
フェース裏面の構造でかなり工夫しているようですけど、打感に関しては「飛距離性能とのトレードオフ」と割り切る部分かなと。01アイアンの打感を知っている方からすると、弾き感が強めで好き嫌いが出そうです。
ただ、不快なビリつきは全くなくて、フェースに乗る感覚もゼロではない。弾き系の中ではちゃんとフィードバックが返ってくるので、「飛ぶアイアンの打感」としては悪くないレベルです。
PRGR 02 アイアン(2026)のデザイン


今作の最大の変化はストレートネック化。
前作はややグースが入っていましたが、2026年モデルはかなりストレートに近くなりました。これが構えやすさに大きく貢献していて、アドレスした時の印象が全然違います。
見た目はツアータイプのアスリートモデルにかなり近づきましたね!

でもこれでロフト30°のちょい飛び系というのがこのクラブの面白いところ。見た目の精悍さと飛距離性能を両立しているのは、見栄えを気にする方には嬉しいポイントです。

トップブレードはやや厚めで安心感があります。


ソールの抜け感は01アイアンに近い仕上がりで、ここは文句のない出来栄え。ちょい飛び系の中でも抜けの良さは上位かなーという印象。

シャフトはN.S.PRO製のスペックスチールIII Ver.2 M-43(S)。PRGRオリジナルスペックのスチールシャフトで、軽量ながらしっかりした振り心地です。
競合モデルとのデータ比較
同ロフト帯の競合モデル3機種と、トラックマン4計測データを並べて比較してみます。すべて7番アイアン・ロフト30〜30.5°の条件です。
| 項目 | PRGR 02 (2026) |
キャロウェイ X FORGED MAX STAR |
タイトリスト T250 (2025) |
フォーティーン TB5フォージド (2025) |
|---|---|---|---|---|
| ロフト | 30° | 30° | 30.5° | 30° |
| H/S | 38.8 m/s | 38.3 m/s | 37.9 m/s | 37.7 m/s |
| B/S | 53.4 m/s | 52.4 m/s | 52.1 m/s | 51 m/s |
| SF (ミート率) | 1.38 | 1.37 | 1.38 | — |
| 打ち出し角 | 19.2° | 18.4° | 18.3° | 21.0° |
| スピン量 | 6122 rpm | 5423 rpm | 6020 rpm | 5806 rpm |
| キャリー | 166.8 yd | 167.3 yd | 162.8 yd | 159 yd |
| トータル | 173.2 yd | 176.2 yd | 170.3 yd | 165.5 yd |
| 最高到達点 | 35.2 yd | 31.7 yd | 31.5 yd | 34 yd |
| 落下角度 | 50.4° | 47.4° | 48.1° | 50° |
| 曲がり幅 | 3.1 yd (左) | 10.2 yd (左) | — | — |
キャロウェイ X FORGED MAX STARとの比較
同じ30°同士で飛距離が最も近いライバルですね。
キャリーはX FORGED MAX STARが167.3ydで02の166.8ydとほぼ互角、トータルでは176.2yd対173.2ydとやや差がつきます。
ただ、スピン量の差が大きい。02が6122rpmに対してX FORGED MAX STARは5423rpmと約700rpm少ない。
落下角度も50.4°対47.4°と3°の開きがあります。
飛距離はほぼ同等でもグリーンでの止まりやすさでは02に軍配。それと曲がり幅が10.2yd対3.1ydなので、方向性の安定感でもかなり差がありますね。
タイトリスト T250(2025)との比較
ロフト30.5°のT250と比べると、キャリーは02が166.8ydでT250の162.8ydを約4yd上回ります。
初速も53.4m/s対52.1m/sで02がリード。スピン量はほぼ互角(6122rpm対6020rpm)で、どちらもグリーンでしっかり止まる設計です。
弾道の高さと落下角度では02が上。飛んで高く上がって急角度で落ちるので、ピンを攻めやすい弾道ですね。
ただし、T250は構えた時の洗練された顔つきと打感の良さに定評があるので、そこは好みの差になります。
フォーティーン TB5フォージド(2025)との比較
同じ30°のTB5フォージドとの比較では、飛距離差が顕著。
キャリーで約8yd、トータルで約8ydの差がついています。初速が53.4m/s対51m/sと2.4m/sの差があるので、クロモリ鋼フェースの反発性能が効いている印象ですね。
一方でTB5フォージドは軟鉄鍛造一体構造なので打感は上。飛距離を取るか打感を取るかという感じ。
兄弟モデル PRGR 01 アイアン(2026)との比較
同時発売の兄弟モデルなので、ここは押さえておきたいポイントです。
プロギア 01(2026)は7番のロフトが32°と02の30°より2°寝ているので、飛距離の数字だけで比べるのはフェアではありません。
データを並べると、01はキャリー162.6yd・トータル168.4yd・スピン6494rpm。02はキャリー166.8yd・トータル173.2yd・スピン6122rpm。
ロフト差を考慮すると飛距離性能は互角か、02がややアドバンテージ。
最大の違いは打感とヘッド構造です。01は軟鉄(S20C)の単一素材鍛造で、フェースに乗るしっとり柔らかい打感。02はクロモリ鋼フェースの異素材複合で弾き感が強い。
構えやすさは両方ともストレートネック系で優秀ですが、01の方がよりシャープな顔つきですね。
選び方としては、打感を最優先するなら01、飛距離を優先しつつ見た目のアスリート感も欲しいなら02。
良かった所・微妙な所
良かった所
- ストレートネック化で構えやすさが大幅に向上。見た目がツアーモデル級になった
- スピン量6122rpmとしっかり入るので、飛んで止まる弾道が安定して出せる
- キャリー166.8ydと飛距離性能は十分。同ロフト帯の競合を上回るパフォーマンス
- ソールの抜け感が良く、ターフとの相性が良い。01アイアン譲りの仕上がり
微妙な所
- クロモリ鋼フェースなので打感は弾き系。柔らかい打感を求める方には向かない
- つかまりは控えめなので、スライサーの方はやや苦戦する可能性あり
PRGR 02 アイアン(2026)の総合評価|こんなゴルファーにおすすめ

| 評価項目 | スコア(/10) |
|---|---|
| 飛距離 | 8.5 |
| 弾道の高さ | 8.0 |
| スピン性能 | 9.0 |
| 安定性 | 8.5 |
| 打感 | 6.0 |
| 構えやすさ(トップブレード/ソール幅) | 8.5 |
| 操作性 | 7.0 |
| つかまり | 6.5 |
PRGR 02アイアン(2026)は、飛距離・スピン・方向性のバランスがかなり高いレベルでまとまったセミアスリートアイアンです。前作からの最大の進化ポイントはストレートネック化で、構えた時の顔がグッとシャープになりました。
ロフト30°のちょい飛び系ながらスピン量は6000rpm超えと、グリーンでしっかり止まるのは大きなアドバンテージ。キャリーの縦距離バラつきも抜群に安定していて、番手ごとの距離管理がしやすいアイアンですね。
ただ、打感がクロモリ鋼特有の弾き系なのは好み次第。01アイアンの軟鉄鍛造のフィーリングが好きな方には物足りなく感じるかもしれません。でも、飛距離とスピンの両立を考えると、このトレードオフは十分に納得できるレベルです。
おすすめは、見た目はアスリートモデルがいいけど飛距離もそこそこ欲しい方。ドロー系・ストレート系の持ち球で安定性を重視する中〜上級者の方にはかなりハマるアイアンだと思います。
PRGR 02 アイアン(2026)に関するよくある質問
Q. 前作(2023年モデル)からの買い替えは価値ある?
ストレートネック化による構えやすさの向上とソール設計の刷新が主な変更点です。構えた時の顔に不満があった方、グリーンでの止まりに物足りなさを感じていた方にとっては十分に買い替えの価値ありです。
Q. 01アイアンとどっちがいい?
打感を最優先するなら01、飛距離とスピンのバランスを重視するなら02です。
01は軟鉄一体鍛造でしっとり柔らかい打感が魅力。02はクロモリ鋼フェースで飛距離を上乗せしつつ、スピン量もしっかり確保しています。ソールの抜け感はどちらも優秀なので、打感か飛距離かで選ぶ感じですね。
Q. スライサーでも使える?
つかまりは控えめなタイプなので、スライスが多い方にはそこまで強くはおすすめしません。
ストレートからフェード系の方に向いているアイアンです。つかまりが欲しい方は、同じPRGRのもう少しやさしいモデルを検討した方がいいかもしれません。
Q. シャフトは純正で十分?
スペックスチールIII Ver.2 M-43は軽量スチールとしてはバランスが良く、純正で十分に使えます。
Q. 競合と比べて飛ぶ?
同ロフト帯のT250やTB5フォージドと比べるとキャリーで4〜8yd上回り、X FORGED MAX STARとはほぼ互角です。
ただし02はスピン量6122rpmと4モデル中最多なので、飛距離と止まりの両立という点ではかなり優秀ですね。
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