2026年コブラ(Cobra)の新作ドライバー「OPTM(オプティム)」の中で最も低スピンな、OPTM LSをトラックマンによるデータ試打計測を行いました。
今回はその詳細をトラックマン計測データと当サイト独自指標(D-OPS)を使いレビューしていきます。
コブラ OPTM LSドライバーのデザイン

まずはテクノロジーと外観のチェックです。
今作の最大の特徴は、先述した「POI(慣性乗数)」の最小化です。
従来のドライバーは、大型化に伴ってヘッドがターンしづらい傾向がありましたが、OPTMシリーズは三次元的なねじれを抑えることで、高MOIヘッドにありがちなもたつき感を解消しつつ、打点ブレへの耐性も維持しているというのがウリ。

なのですが、この「OPTM LSドライバー」は、シリーズ中で最もPOIを低く設計しており、操作性と初速性能を極限まで高めたツアーモデルという位置づけです。


- H.O.T フェース:AI設計によりフェースを15エリアに分割し、反発性能を最適化
- FutureFit33:ロフトとライ角を独立調整でき、最大33通りの弾道調整が可能
- エアロダイナミクス形状:空気抵抗を減らしヘッドスピードを向上
とまあ、基本的に搭載されいてるのはOPTM Xだったり前作と同じです。


構えてみると、ヘッド後方が引き締まったコンパクトな形状で、非常に精悍な顔つきです。
前作の艶消しクラウンは、今作では艶有り仕上げに変更されています。今作の方が顔も良いし、見た目はかなり良くなった印象です。
フェースアングルは少しオープンに見えますが、座り自体は良くて、あまり気になりません。




OPTM XよりもLSの方が交換可能ウェイトが1つ多くて、合計3か所のウェイトの入れ替えで弾道を細かくチューニングできるのもポイント。
試打データ

それでは、実際に試打を行った結果を見ていきましょう。
ヘッド:コブラ OPTM LS ドライバー(9.0°)
シャフト:UST Mamiya LIN-Q for Cobra(S)
ボール:タイトリスト プロV1x RCT
計測器:トラックマン4
試打データの平均値
| 項目 | 平均数値 |
|---|---|
| クラブスピード | 46.2 m/s |
| ボールスピード | 68.1 m/s |
| スマッシュファクター | 1.48 |
| 打ち出し角 | 11.5 ° |
| スピン量 | 2213 rpm |
| キャリー | 248 yd |
| トータル距離 | 279.2 yd |
| 最高到達点 | 25.8 yd |
| 落下角度 | 32.1 ° |
| スピン軸 | -6.2 左 |
| 曲がり幅 | -9.1 左 |
| キャリーサイド | -16.8 右 |
| 打ち出し方向 | -1.8 右 |
| 計測項目 / 指標 | 数値・結果 |
| キャリー | 248.0 yd |
| ヘッドスピード | 46.2 m/s |
| ミート率 | 1.48 |
| 計算式 | 248.0 ÷ 46.2 + 1.48 |
| D-OPS スコア | 6.85 |
| 評価ランク | 【B+】 |
D-OPSは「6.85」となり、B+ランク。ちょっと厳しいですが致し方なし。
データの特徴は、ミート率1.48という高い反発力を持ちながらも、打ち出し角11.5度・スピンアクシス-6.2度という「低いドロー」傾向。非常に尖った弾道ですね。割と捕まりやすかったのは意外な結果です。
スライスによる飛距離ロスは出づらいですが、ロースピンで打ち出しも低くなりやすいため、ヘッドスピード50m/s近くかそれ以上で打てるハードヒッター向けモデルと言えます。
データの分析
ミート率は高いのにD-OPSが伸びない理由

スマッシュファクター1.48と上位モデルに引けを取らないデータでしたが、打ち出し角11.5度・最高到達点25.8ydと弾道が低いため、キャリー(248.0yd)がヘッドスピード(46.2m/s)の割に伸びきっていません。
はっきり言うと低弾道すぎることでキャリー不足になりがちです。ランはめちゃくちゃ出てますけど。
キャリーが伸び悩んだため飛距離効率(キャリー ÷ HS)が下がり、D-OPSを【B+】にとどまてしまいました。まあ初速は物凄くでるので、ボールを上げられるなら当然これだけのスマッシュと初速性能なのでD-OPSは上がるでしょう。
要するにパワーがめちゃくちゃ必要なドライバー。
意外とドローバイアス

スピンアクシス-6.2度(左)、曲がり幅-9.1yd(左)と捕まりは意外と強力。パワーがあればあるだけ強ドローで飛ばせる仕様。
ちなみに一貫性はあってまとまりもあるのでマネジメントはしやすいタイプです。
方向性はカチャカチャで調整して、打ち出し方向を整えてやれば問題ないでしょう。
ハードヒッター専用の尖った低弾道設計

打ち出し角11.5度、最高到達点25.8ydは当サイトで計測している中でも最も低い部類です。
HS43m/s以下の方が打つとドロップ(球が落ちてキャリーが不足する現象)するリスクが多分にあります。
反対に50m/s以上なら振れば振っただけ前に行くので飛距離は伸びます。
コブラ OPTM LSドライバーのフィーリング

打感と打音については、はっきりと「硬め」です。
吸い付くような柔らかい打感では決してないけれど、不快さが際立つほどの硬さではありません。
ただ、この硬質なフィーリングが、実際に出ている高いボール初速とリンクしているため、打っていて違和感はありません。
良かった所
ミート率1.48の高い反発力で、ボール初速68.1m/sをしっかり引き出せる
スピンアクシス-6.2度・曲がり幅-9.1yd左の強ドロー設計で飛ばせる。右へ滑る感じはない
打ち出し角11.5度、スピン量2213rpmの低弾道設計により、アゲインストの風に負けずランを含めたトータル飛距離(279.2yd)を稼げる点
低弾道で、風に強くランも稼げる
デザインがカッコ良い
微妙な所
弾道が低いため、HS45m/s以上ないとキャリーがドロップして飛距離をロスしやすい
総合評価

コブラ OPTM LS ドライバーは、D-OPSスコアは【B+】。
やはりではありますが、万人に優しくて寛容性やオートマチックな飛距離効率を求めるモデルではなく、「高いヘッドスピードで叩いて、低く強い球で飛ばす」という極めて明確なハードヒッター向けのドライバーです。
ミート率(1.48)の高さが示す通り、ヘッド自体のポテンシャルは確かに素晴らしいですが、その性能を引き出すには弾道の低さを補えるだけのヘッドスピードが必要不可欠です。
逆に言えば、HS45m/s以上で振れる人が左を恐れずにフルスイングすれば、風に負けない低弾道のパワードローでガチ飛びさせられると思います。
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