【試打評価】モーダス105(N.S.PRO MODUS3 TOUR105)|軽いのに暴れない軽硬スチール

日本シャフトのアイアン用スチールシャフト「N.S.PRO モーダス3 ツアー105」を試打しました。
結論から言うと、軽いのにしっかりしていて暴れないシャフトです。
持つと少し軽く感じますが、振ってみると手元側はそれほどしならず、先端も動きすぎません。
2015年の発売から10年以上たちますが、今もいろいろなアイアンで純正シャフトに採用されていて、使っているプロもいます。
ということで、試打の感想とあわせてスペックや適正ヘッドスピードまでレビューしていきます。
- 重量はSで106.5g、調子は元調子
- 軽いのに手元も先端もしっかりしていて、強めに振っても暴れない
- 適正ヘッドスピードの目安はSでドライバー42〜47m/s

モーダス105(N.S.PRO MODUS3 TOUR105)の特徴

モーダス105は、日本シャフトから2015年8月に発売されたアイアン用のスチールシャフト。
MODUS3シリーズの4作目です。
メーカーのキャッチコピーは「軽く速く、強弾道で真直ぐ飛ばす」。
重さを抑えながら先端の剛性を高めにして、軽く振れるのにしっかりしている、いわゆる「軽硬」のスチールシャフトです。
また、調子はSYSTEM3 TOUR125の流れをくむ元調子。
重さはだいぶ違いますが、日本シャフトも105と125は同じタイプとして使えると説明しています。
メーカーは、軽さを活かして長めに組み、高いキャリーを狙う使い方もすすめています。
2026年4月には、めっきをマットブラックにしたLUXURY BLACKも発売。
スペックは通常のクロームと同じです。
モーダス105のスペック(重量・調子)
公式のスペックはこちら。
| フレックス | 重量 | トルク | バランスポイント | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| R | 103.0g | 1.9 | 50.6% | 元調子 |
| S | 106.5g | 1.7 | 50.4% | 元調子 |
| X | 112.0g | 1.6 | 50.6% | 元調子 |
Sで106.5gと、ツアー向けのスチールシャフトとしては軽量。
フレックスはR・S・Xの3種類だけで、調子はすべて元調子です。
トルクはRでも1.9と小さめなので、振ったときは比較的硬めに感じます。
モーダス105を試打した感想
試打したヘッドは本間ゴルフのTW737Vs。
モーダス105が純正で装着されているモデルです。
振り感と弾道
まず持っただけで少し軽いなという印象。とはいえ、めちゃくちゃ軽すぎる感じはしません。
実際に打ってみて感じたのは、確かにしっかりしているということ。
事前の情報ではSYSTEM3 TOUR125に近いと聞いていましたが、個人的には手元側はそれほどしならないなと感じました。
手元にあまりしなりを感じないうえに、先端も動きすぎないので、グリップからヘッドまでが一体になってビシっと振り抜けます。
弾道は総じて高く、余分なスピンが抑えられた強弾道。
風の影響を受けにくい感じで、アゲインストの中でも普段使っているダイナミックゴールドAMTより飛距離が出ていました。
つかまりと方向性
先端が動きすぎないので、シャフトが勝手につかまえにいく感じはありませんでした。
強めにカットに打っても曲がり幅は少なめで、直進性の高さを感じます。
軽いのに暴れないので、操作性も非常に高いです。
普通の長さで組むと軽くて硬い
トータルでバランスの良いシャフトですが、普通の長さで組むと、軽くて硬いという印象がどうしても強いです。
そのままの長さで使うなら、ワンフレックスぐらい落としたほうがバランス良く振れるかなと思います。
長めに組んだり、番手ずらしで組んだりすると非常に面白いシャフト。
長くしてももたつくことはないと思うので、高弾道化と飛距離アップが期待できます。
モーダス105の適正ヘッドスピード
日本シャフトは適正ヘッドスピードを公表していないので、ここはぼくの目安です。
ドライバーのヘッドスピードで書いています。
| フレックス | 適正ヘッドスピードの目安(ドライバー) |
|---|---|
| X | 45m/s以上 |
| S | 42〜47m/s |
| R | 40〜42m/s |
Xは軽量でありながらパリッとしているので、45m/s以上は欲しいところ。
Sもある程度のヘッドスピードは必要ですが、ダイナミックゴールドの120g台がしんどくなってきた方にはドンピシャです。
Rまでくると結構柔らかくなるので、N.S.PRO 950GHが軽く感じる方におすすめ。
ただ、全体的に硬めなので、思っている以上にヘッドスピードは要求されます。
普通の長さで組むなら、ワンフレックス柔らかめを選ぶとバランスが良いと思います。
他のモーダスとの違い
では、他のモーダスと比べるとどうなのか。
アイアン用のMODUS3シリーズを、Sフレックスの公式スペックで比較したのがこちら。
| モデル | Sの重量 | Sのトルク | 調子 |
|---|---|---|---|
| TOUR105 | 106.5g | 1.7 | 元調子 |
| TOUR110 | 110.0g | 1.6 | 元調子 |
| TOUR120 | 114.0g | 1.7 | 中/元調子 |
| TOUR115 | 118.5g | 1.6 | 元調子 |
| TOUR130 | 124.0g | 1.5 | 中調子 |
| SYSTEM3 TOUR125 | 128.5g | 1.5 | 元調子 |
105はシリーズでいちばん軽量。
モデル名と重さの順番は一致していなくて、Sで比べると120のほうが115より軽いです。
日本シャフトも、「TOUR120のSがしんどいから105へ」という単純な重さの下げ方はすすめていません。
モデルごとに特性も変えているので、120より軽いものが105とは限らないとのこと。
逆に、同じタイプとして使えるのは105とSYSTEM3 TOUR125。
SYSTEM3 TOUR125が重く感じてきた方には、105が候補になります。
また、2025年には105と120のあいだの重さでTOUR110も発売。
105だと少し軽いと感じる方には110もあり。
モーダス105を使っているプロ
当サイトの2026年のクラブセッティング記事で、モーダス105を使っていた選手がこちら。
| 選手 | 番手 | ヘッド |
|---|---|---|
| 福田萌維選手 | アイアン(5番〜PW) | タイトリスト T250・T150 |
| 小祝さくら選手 | ウェッジ(48°・50°・58°) | クリーブランド RTX-3 |
| 笹生優花選手 | ウェッジ(46°・50°・56°・60°) | キャロウェイ JAWS フォージド・オーパス |
| 佐久間朱莉選手 | ウェッジ(58°) | PING s259 |
福田萌維選手はアイアン6本をすべてモーダス105のSで統一。
ほかの3人はウェッジに105を入れています。
モーダス105が付いたアイアンの試打レビュー
モーダス105は純正シャフトとしても採用が多く、当サイトでも105のSが付いた状態で試打したアイアンがいくつかあります。
ほかにも、タイトリストのT250アイアン(2025年)は標準シャフトがモーダス105のS。
福田萌維選手の5番〜7番もこのT250です。
良かった点・気になった点
良かった点
- 軽いのにしっかりしていて、強めに振っても暴れない
- 弾道が高く、余分なスピンが抑えられた強弾道
- 強めにカットに打っても曲がり幅は少なめ
- 長めに組む、番手ずらしで組むなど組み方の幅が広い
気になった点
- 普通の長さで組むと、軽くて硬い印象が強い
- トルクが小さく、思っている以上にヘッドスピードを要求される
モーダス105の総合評価
基本的には軽くて硬いシャフトというのが率直な感想です。
あとはやっぱり、長めに組んで使ってみたいスチールシャフトです。
おすすめする人 軽くしたいけどN.S.PRO 950GHでは頼りないと感じる人。ダイナミックゴールドが重くてしんどくなってきた人。アイアンを長めに組みたい人
おすすめしづらい人 手元のしなりを感じながら振りたい人
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