【試打評価】スリクソン ZXi7 アイアン(2026)|やはり7と思える完成度

スリクソンの2026年モデル、ZXi7 アイアン(2026)をトラックマン4で試打計測しました。発売は9月12日で、今年のスリクソンアイアン3モデルの中では、打感と操作性重視のモデルです。
結論から言っておくと、個人的に前作よりも高さが出やすくなってキャリー性能も向上したのでシンプルに良かったなーと思えるアイアンでした。
同じ日に兄弟機のZXi5 アイアン(2026)も打っていますので、そちらとも比較していきます。

スリクソン ZXi7 アイアンの計測データ

試打に使った7番アイアンのロフトは32°、シャフトはN.S.PRO MODUS3 TOUR105のSです。
ボールは計測器用のタイトリスト プロV1x(RCT)を使っています。


| 項目 | 平均 | ばらつき(±) |
|---|---|---|
| クラブスピード | 38.7 m/s | 0.3 |
| ボールスピード | 52.2 m/s | 0.6 |
| スマッシュファクター | 1.35 | 0.02 |
| 打ち出し角 | 20.9° | 1.2 |
| バックスピン | 6,388 rpm | 302 |
| キャリー | 160.2 yd | 2.5 |
| トータル | 162.9 yd | 2.7 |
| 最高到達点 | 36.2 yd | 2.6 |
| 落下角度 | 51.8° | 1.8 |
| スピン軸 | -3.1° | 2.2 |
| 曲がり幅 | 4.8 yd 左 | 3.4 |
| 着弾左右 | 5.4 yd 左 | 5.5 |
| 打ち出し方向 | -0.2° | 0.9 |

初速は平均クラスでした。
同ロフト帯で10位で、ばらつきは±0.6m/sと小さめでしたので、まとまりの良さがメリットとなりそうです。

当サイトのロフト30.5〜32度のアイアン23機種の平均は、キャリー161.1ヤード、ボール初速52.0m/s、スピン6,150rpmです(記事執筆時点)。
で、ZXi7はキャリーで1ヤードほど下回っていますが、初速はほぼ同じです。まあほぼ平均クラスの飛距離性能。前作よりも飛ぶようにはなっていたので嬉しい。

今回のベストショットはキャリー164.6ヤード、トータル167.6ヤードで、着弾は6.7ヤード左でした。
このときの初速は52.6m/s、スピンは5,990rpmです。

キャリーのばらつきは±2.5ヤードで、縦の距離はよく揃いました。初速のばらつきも小さいので、距離のイメージは出しやすいアイアンです。
高さと落下角度はクラス上位

スピンは平均6,388rpm。サイト平均より200rpmちょっと多くて、同ロフト帯で6位です。

打ち出し角も5位です。

最高到達点は36.2ヤードで4位、落下角度は51.8°で3位です。初速は平均クラスなのに、高さと落下角度は上位でした。
7番で32°のツアーキャビティとしては、かなり上がりやすいほうです。
つかまりと方向性

ドローヒッターのぼくが打った場合ですが、平均でスピン軸3.1°左、曲がり幅4.8ヤード左でした。
同ロフト帯の平均は4.5ヤード左なので、つかまりはほぼ平均どおりのニュートラルです。前作よりはつかまるようになりましたが、ZXi5のような強いつかまりはありません。
非常に扱いやすいなーと感じました。
今年打ったアイアンだと、ブリヂストン 200CB+が4.8ヤード左、プロギア 01アイアン(2026)が4.0ヤード左なので、つかまり具合はこのあたりと同じくらいですね。
右に曲がった打球は1〜2球でした。ストレートからドローで狙いたい人には使いやすいと思います。
右へのミスを減らしたい人なら、ZXi5でしょう。

着弾で見ると、センターから左10ヤードくらいまでに集まっていて、右に落ちたのは1球だけでした。かなり安定しています。

1球ごとの着弾は左右に±5.5ヤードで、散布図では左右15ヤードほどの幅に散っています。縦のばらつきに比べると横は少し広めですが、ZXi5よりはまとまっていました。
スリクソン ZXi5 アイアン(2026)と打ち比べて分かったこと
同じ日に同じボールで、ZXi5 アイアン(2026)も打ちました。シャフトはZXi5が純正の950GH neoです。

初速もキャリーもZXi5が上で、キャリーの差は3.6ヤードでした。ロフトが1°立っているぶんもあるので、この差は順当です。
意外だったのはスピンで、ロフトが寝ているZXi7のほうが270rpmほど少なかったこと。ZXi5は高さもスピンもさらに多い。
曲がり幅はZXi7が4.8ヤード左で、ZXi5の半分です。左が怖い人はZXi7、右へのミスを減らしたい人はZXi5がおすすめ。
構えた印象と打感

トップブレードは薄めで、ネックはほぼストレート。フェース長は短めで、7系らしい小ぶりな顔です。
トップブレードは前作よりも薄く感じます。

バックフェースは肉厚部分を中央に寄せたハーフキャビティ。デザインはさらにシンプル寄りになっていますね。

下から見たところ。キャビティまわりの造形は前作よりすっきりしています。
打感はこれまでのスリクソンの7系と大差ありません。特に打感が向上したとか柔らかくなったというのは感じませんでした。

ネックにはi-FORGEDの刻印。S15C軟鉄と、鋼材を部分的に強化する製法は前作から継続。

トウ側から見たトップブレード。薄めですが、極端に薄くはありません。

ソールはトウとヒールを落としたTOUR V.T. SOLE。幅は狭めです。
スリクソン ZXi7 アイアンのスペック
| 番手 | ロフト | ライ角 | バンス角 | 長さ(MODUS3 TOUR105) |
|---|---|---|---|---|
| #3 | 20° | 60° | 19° | 39.25インチ |
| #4 | 22° | 60.5° | 19° | 38.75インチ |
| #5 | 25° | 61° | 19° | 38.25インチ |
| #6 | 28° | 61.5° | 19° | 37.75インチ |
| #7 | 32° | 62° | 19.5° | 37.25インチ |
| #8 | 36° | 62.5° | 19.5° | 36.75インチ |
| #9 | 41° | 63° | 20.5° | 36.25インチ |
| PW | 46° | 63.5° | 21° | 36インチ |
| AW | 51° | 63.5° | 21° | 35.75インチ |
| SW | 57° | 63.5° | 25° | 35.5インチ |
セットは5番からPWの6本で、3番・4番・AW・SWは単品です。長さはダイナミックゴールドとMODUS3 TOUR 115だと各番手0.25インチ短くなります。
ヘッドは3番から7番がS15C軟鉄にタングステンニッケル合金が入り、8番からSWはS15C軟鉄だけです。バランスはD2(SWはD3)で、5番のクラブ重量はMODUS3 TOUR105で409gです。
| 純正シャフト | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| ダイナミックゴールド | S200 / X100 | 118.5 g / 119.5 g | – | 手元 |
| N.S.PRO MODUS3 TOUR 115 | S / X | 108.5 g / 109.5 g | 1.6 / 1.5 | 手元 |
| N.S.PRO MODUS3 TOUR105 | S / R | 98 g / 94.5 g | 1.7 / 1.9 | 手元 |
総合評価
| 評価項目 | スコア(/10) |
|---|---|
| 飛距離 | 8.0 |
| 弾道の高さ | 9.0 |
| スピン性能 | 8.5 |
| 安定性 | 9.0 |
| つかまり | 7.5 |
| 打感 | 8.5 |
| 構えやすさ | 9.5 |
| 操作性 | 9.5 |
飛距離は初速10位、キャリー15位なのですが、前作よりもキャリー性能が上がったので8.0点。
高さは4位なので9.0、スピンは6位で8.5です。
安定性は縦がよく揃って左右も大きくは散らなかったので9.0、つかまりは平均クラスなので7.5にしています。

ポジションマップでは上の真ん中あたりで、高弾道でつかまりはやや強めの側です。近くにはZXi5とプロギア 01アイアン(2026)がいます。
前作のZXi7は右下の低弾道・つかまり弱めの位置なので、2年でだいぶ動きました。
おすすめする人 高さとスピンでグリーンに止めたい人、つかまりすぎるアイアンが苦手な人、前作ZXi7で高さが足りなかった人
おすすめしづらい人 7番で飛距離を伸ばしたい人、右へのミスを減らしたい人
高さとスピンで止めたい人や、つかまりがニュートラルなアイアンが欲しい人に向いていると思います。あと縦と横の安定性が高いうえに操作性も高いので弱点というのを見つける方が困難です。
今作も素晴らしい完成度でした。
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