「【モトーレ復活】フジクラMotore X F1&F3が発売決定!2種類のラインナップで展開」という記事でも紹介していますが、日本モデルが未発売の「モトーレX F3」を購入しました
モトーレX自体は「F1」と「F3」という2種類のラインナップなのですが、今回はF3の方を買ってみました
そしてこの記事では、モトーレX F3シャフトの性能や特徴を試打計測データをもとに、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます
「モトーレX」のUSモデルを選択するのも賢い選択
現在のところ、モトーレXは日本国内モデルが販売されておらず、USモデルを購入するしかありません
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはSIM MAX DドライバーやコブラSpeedZoneドライバーを購入しています
メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱い店なので安心感が違います
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
フジクラ モトーレX F3の特徴
今回購入したのはモトーレXのF3ということですが、F1が中元調子で、F3は先中調子になっています
シャフト先端側に動きを出したモデルで、高い打ち出しを目指したモデルです
モトーレXの設計にはフジクラのシャフト設計には欠かせない「enso」という挙動解析システムを使い、解析と分析を行って最適な設計を施し、さらなるスピード感と安定性の向上を図っているというもの
さらにモトーレXは40tカーボンファイバーを素材に採用していて、同程度の重量のシャフトと比べても、剛性感と強度を向上させているいうのも見逃せないポイントです
モトーレX F3のスペック
モデル名 | フレックス | 重量 | トルク | キックポイント |
F3 5 | R2 | 57g | 5.2 | 先中 |
F3 5 | R | 58 | 4.9 | 先中 |
F3 5 | S | 59 | 4.6 | 先中 |
F3 6 | R | 67g | 4.5 | 先中 |
F3 6 | S | 68g | 4.3 | 先中 |
F3 6 | X | 69g | 4.1 | 先中 |
F3 7 | S | 76g | 4.1 | 先中 |
F3 7 | X | 77g | 3.9 | 先中 |
普段はSシャフトとかを選ぶことが多いですが、USモデルは比較的硬いことが多いので、今回はあえてRを選ぶことにしました
スペック表だけを見てみると、結構トルクがあるように感じます
フジクラ「モトーレX F3」試打レビュー
テーラーメイドのSIM MAX Dドライバーのヘッドに「モトーレX F3」を装着しました
ロフト角は9.0°
クラブの全長は装着時で45.0インチ
バランスはD-2
総重量は313g
▼振動数はこんな感じでこざいます
Rシャフトとはいえ振動数は非常に高い印象です
この数値を見ただけだと、ヘッドスピード的には45m/sは欲しいところ
それでは弾道計測器スカイトラックにてデータ計測を行ったのでまずはデータを見ていきましょう
モトーレX F3:試打計測データ
モトーレX F3 | TENSEI CK PROホワイト | |
ヘッドスピード(m/s) | 47.4 | 46.8 |
ボールスピード(m/s) | 69.3 | 68.4 |
打ち出し角(°) | 13.6 | 16.2 |
打ち出し方向(°) | 0.85(右) |
3(右) |
サイドスピン(rpm) | 177(右) | 59(右) |
バックスピン(rpm) | 2416 | 2431 |
センターからのブレ(ヤード) | 14(右) |
17.4(右) |
キャリー(ヤード) | 256 | 262 |
総距離(ヤード) | 277 | 283 |
今回の試打に使用したSIM MAX Dのドライバーを購入した時に装着していたカスタムシャフトのTENSEI CK PROホワイトとのデータを比較してみました
結果としてはTENSEIの方が飛んでいますが、違いもしっかりと出ています
弾き感が強くて、初速の速さが際立つ
バックスピンも適正で平均値では2416rpmという結果です
ただ初速はかなり出ていて、69.3m/sということなので、弾道がやや低めだけどキャリーでは250ヤードを超えてきました(当サイトの基準値)
先中調子ということなんですが、中間部は非常にしっかりしていて、しなり戻りが速くて弾き感が強い
まあ典型的な弾き系シャフトです
とにかく、このしなり戻りの速さが初速アップに貢献していると言えます
USモデルらしいはっきりとした性格のシャフトだなーというのが印象的です
打ち出し角がTENSEI装着時よりも低いこととサイドスピンが少し増えている事で、飛距離的には少し落ちていますが優秀かなと思います
球筋的にはフェード傾向、ここ一番でひっかけが出ないシャフト
球筋はもっぱらフェード系です
これは試打をする前からある程度予想していましたが、実際に打ってみても左方向へのミスは出にくかったです
一見、先中調子だとひっかけるのでは?と思うかもしれませんが、一概にそうとうは言えません
なぜならトルクがあるから
高トルクのシャフトというのは、ダウンスイングからインパクトにかけてフェースが開きやすく被りにくくなるのですけど、モトーレXもフェースが被りにくい感じでした
ちなみにスイング軌道も安定しやすく、バラつきが少ないのが好印象
機敏に反応するシャフトではなく操作性は微妙ですが、ヘッドスピードが速いけどバラつきがでるフッカーの方など、スイングを安定させたい方に良いですね
実際は硬めだけど、スイング時はそんなにハードに感じない
振動数的にも6のRフレックスでも256cpmあるので、数値的には結構硬めだと思います
基本的は硬いシャフトで、6Rでもヘッドスピードが45m/s以上が対象です
ただ実際に打ってみるとそれほどハードな印象を受けず、タイミングは割と取りやすい印象です
理由はやはりトルクが割とあるので柔らかく感じられるからでしょう
タメが強いゴルファー向け
トルクがあるからスイングしてみると数値よりも柔らかく感じられますが、しっかりとタメを作れるゴルファーでないと正直キツイです
先中調子ということもあるし、振動数も高め
手元側もしっかりしているので、タメを作れないとヘッドスピードが上がらず飛距離ロスの原因になるでしょう
一番のおすすめは、ヘッドスピードが速くて、ひっかけやチーピンのミスが出やすい方です
インサイドから煽ってしまった時でも、トルクがあるのでフェースが被りづらく、左方向へのミスを減らせるでしょう
ただヘッドスピードがそれほど出なくてもタメが強い方なら50g台もあるので42m/sぐらい出るなら使えると思います
総合評価:弾き系だけど、左を気にせず飛距離アップできるシャフト
- ヘッドスピードが速くてタメの強い方
- 左へのミスを減らしたいけど、弾き感も欲しい方
- フェード系でも飛距離を伸ばしたい方
総合評価:
計測してみるとRシャフトでも結構ハード目で、頼りなさはまったくありません
さすがUSモデルという感じですが、フィーリング的にもはっきりしていて、弾き感が非常に強いのが印象的で、初速もかなり出ます
フェースが被りづらくて左へのミスが出にくいので、ここ一番で左へのミスが出てしまうという方には最適だと思います
左が怖くて縮こまってしまうという方にとっては、左を気にせずラウンド時にもしっかりと振り抜けるシャフトということで、飛距離的にもアップさせることができるでしょう
以上、フジクラ「モトーレX F3」試打&評価|弾き系だけど左に行かない安定感という話題でした
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試打レビューSIM MAX Dドライバー試打&評価|シリーズ中では最も安定性が高く、トータルバランスに優れたドライバー
試打レビューTENSEI CK PROホワイト試打レビュー|サイドスピン少なめで安定性重視
モトーレX F3の各メーカーのスリーブ付きシャフト
ここでは各メーカー対応のスリーブ付きのシャフトをご紹介しています
フジクラ モトーレX F3を買うならUSモデルもおすすめ
現在のところ、モトーレXは日本国内モデルが販売されておらず、USモデルを購入するしかありません
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはSIM MAX DドライバーやコブラSpeedZoneドライバーを購入しています
メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱い店なので安心感が違います
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説