試打レビュー

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドの試打レビュー|トラックマン4でデータ計測

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッド試打評価レビュー

Qi35が発売されてからもQi10フェアウェイウッドの評価が高く、プロ使用率も良い。個人的にもQi10フェアウェイウッドは万能で素晴らしいモデルだったと思っていますし、実際に今も所有しています。

Qi10フェアウェイウッドは特にスピンが入りやすくて弾道の制御がしやすいという点が強みでしたが、Qi4Dフェアウェイウッドはスピンも入るのに飛距離も出せるようになって、さらに完成度が高まりました。

この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのデザイン

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッド

ソール前方にウェイトが1つ付いているだけのシンプルさ。中央にはテーラーメイドのロゴが入っているぐらいで、特に目立つ装飾はありません。

シンプルで結構カッコいいと個人的には感じていますが、人によっては地味すぎと思うかもしれませんね。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのウェイト

ウェイトは8gが標準装着されています。別売りのウェイトを買うと重さなり重心位置を調整できるようですが、2種類以上のウェイトによる捕まりの調整みたいな機能はありません。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのネック

Qi35フェアウェイウッドと同じく、ネックがカチャカチャ式になっていてありがたい。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのクラウン

カーボンの織が見える艶消しクラウンです。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのヘッド形状1
テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのヘッド形状2

ヘッドは平均的な大きさですが、座りとしては若干オープン気味に見えますね。構えた感じは左へ行く感じがなくてドローヒッターのぼくとしては安心感があるなと思えます。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのヘッド形状横から

横から見ると結構シャローバック。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのフェースと打感

フェースはQi10やQi35と同じような見た目をしていますね。3番ウッドのみマレージング鋼 C300が使われています。5番以下はステンレススチール。

Qi4Dフェアウェイウッドの試打データ

トラックマン4

番手は3番、ロフトは15°となっています。

シャフトは純正の「REAX 65(S)」を使用しました。計測器はトラックマン4、ボールはタイトリスト PRO V1x RCTです。

フェアウェイウッドは43m/s~45m/sいかないぐらいのヘッドスピードでの計測を行っています。

【元クラフトマンの視点】 以下の数値は、私自身が実際に試打を行い、Trackman 4/GCQuadで計測した一次情報です。
項目平均数値
クラブスピード44.2 m/s
ボールスピード63.9 m/s
スマッシュファクター1.44
打ち出し角16.6 °
スピン量3033 rpm
キャリー235.4 yd
トータル距離251.6 yd
最高到達点39.4 yd
落下角度45.0 °
スピン軸-3.9 左
曲がり幅-7.7 左
キャリーサイド2.8 右
打ち出し方向2.6 右

キャリー230ヤード以上は楽に出せるので、飛距離としては平均以上です(当サイト的に3番ウッドでキャリー230を超えれば飛ぶとしています)

Qi35フェアウェイウッドよりも5ヤードぐらいキャリーは伸びています。

まず初速が64m/s近く出ていますし、マレージングフェースらしいしっかりとした弾きがあって、反発も結構良かったです。ベースとしての性能は十分。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのトラックマン計測データ1

ここ数年のテーラーのコアモデルはバックスピン量をしっかりと確保してくるという印象を受けますが、Qi4Dフェアウェイウッドも3000回転以上をキープしてきます。

飛びだけを重視したいならスピン過多とも言えますが、グリーンを狙っていきたい層にはフィットしそうです。飛ばしたいなら低スピンタイプのシャフトにカスタムしてもらえれば良いでしょう。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのトラックマン計測データ2

また、打ち出し角もかなり多くついてくるので、最高到達点は40ヤード以上出ていますね。かなりの高弾道タイプです。高さもほとんど同じ高弾道で推移していたので、上がりやすさを重視したいならもってこいでしょう。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのトラックマン計測データ3

ぼくは基本的にはドロー系の球筋なんですが、それを踏まえてみると弾道は極めて安心感のあるストレート系です。

標準状態では若干フェースが開いて見えることもありましたが、それ通りにやや右に打ち出されて、ほんのわずかにドローして返ってくるような球筋で終始安定しています。これまで見てもらったようにほとんど同じような弾道ばかりでした。

テーラーメイド Qi4D フェアウェイウッドのトラックマン分散データ

分散はこんな感じ。まとまりは最高に良いです。打点ブレが起きてもあまりヘッド自体がグラつかなかったので、寛容性も非常に高いレベルだったかなと思います。

ドローヒッターのぼくが打ってみてもほとんど左へは来ずに、センターから右側10ヤード付近で集まってくれているのが凄くよかった。

スライサーの方だと捕まりづらさを感じるかもしれませんが、カチャカチャ付きなのでフェースアングル調整とシャフト次第で全く問題なく使えるぐらい癖がないです。

良かった所・微妙な所

試打を通じて感じたメリットと注意点を整理します。

良かった点

  • 高い初速で平均以上の飛距離が出せる
  • バックスピン量は多めなので、コントロールも効くしグリーン上にも止めやすい
  • 打点ブレが起きてもヘッドがグラつきにくくて安定
  • カチャカチャ付きなのでカスタムが容易

微妙な点

  • 座りは若干オープンに感じた

Qi4Dフェアウェイウッド総合評価

最後に、各項目の評価スコアと総評をまとめます。

項目評価(10点満点)
飛距離9
弾道の高さ10
低スピン性能6
安定性10
打感9
構えやすさ7
操作性8
つかまり6

安定性と上がりやすさの評価が高いです。特につかまりやすいわけではありませんが、全体的に優しい仕上がりで万能タイプです。

打感や見た目部分はほとんど旧モデルから据え置き感はありますが、Qi10フェアウェイウッド、Qi35フェアウェイウッドと比較すると、スピンの入りやすさは同等ながら初速性能が向上して明確な飛距離アップもあったのでおすすめ。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら