パター形状のチッパーだったら恐ろしく簡単なんじゃないだろうか?と思っていたらリンクスから既に発売されていたので購入してみました
なかったら自分で作ろうかと思っていたぐらいだったのですが、先を越されてしまいました(笑)
というか発売は2019年だったので割とはやい段階で製品化されていました。リサーチ不足を痛感。しかもマーク金井氏もブログ紹介したり、実際に使ったりもしていたクラブです
それがこちらのリンクス ステップオーバー25パターチッパー。パッと見はブレードパターにしか見えないのですが、れっきとしたチッパーです。実際かなり使えるし、とにかくゴルフが優しくなるので結構おすすめ。価格も安く、今だと楽天で1万円前後で購入可能です
というわけで、リンクス ステップオーバー25パターチッパーの使用感について紹介していきます
リンクス ステップオーバー25パターチッパーとは
リンクスから発売されているブレードパターです。上の画像を見てもらうとわかるとおり、形状はオーソドックスなブレード型パターです(いわゆるピン型)
パター形状なので本当にパターと同じように打つことができるというのがメリット
チッパーでもウェッジに近い形状だったり、変わった形状のものもあったりと様々。ウェッジに似たものだと、チッパーなのに打てないと感じる方も中にはいるはず。というかぼくが実はその手のタイプなのです
ステップオーバー25はパターを打っているのとなんら変わらず、地面に対して平行に動かしやすいのがメリット。ダフリやトップなどのミスを極力排除できて簡単に寄せれますよということ
ヘッドスペックは下記
- ロフト25°
- ヘッド素材:431ステンレス(PVD仕上げ)
ぼくが買ったときはブラックの仕上げしかないと思っていましたが、今はシルバーのカラーも用意されています
気になっているのはブラックは塗装が簡単に剥がれそうでヘッドカバーをしていないと見た目があっという間にボロボロになってしまいそう
リンクス ステップオーバー25は数多くあるチッパーの中でも異次元の優しさ
チッパーは数多くあれど、おそらく現状ではもっとも簡単にアプローチできるのはこのステップオーバー25だと感じています
ロフトがついていること意外では完全にパターの形状だから本当に優しいです。やはりどう見てもパターだし、ヘッドが地面と平行に動くのでミスしようにもミスができない。ウェッジだと入射角が一定しにくいので、そういった点からも優しさが桁違いです
もちろん、振り幅が大きくなったときには当然ダフりのミスなどが出る確率も上がりますが、それでもウェッジのザックリとは比較にならないほど前に進んでくれます
▼ツイートでも紹介しています。わずかにキャリーが出てくれて、20°前後のユーティリティをアプローチで使ったことがある方ならわかるかもしれませんが、キャリーはまさにそれぐらいです
ブレード型パターの形をしたチッパーがめちゃくちゃ簡単すぎて震える。ロフト25度なので少しだけ浮きます😚 pic.twitter.com/XyeKTZFfgO
— まさ@ゴルフブログ&YouTube (@masa_golf05) January 4, 2022
ステップオーバー25の優しさは25°というロフト設定も肝。あまりロフトがつきすぎていると、ボールをあげたくなってしまって悪い動きが入ってしまう可能性があります。25°という絶妙なロフトなので、あげようとすることもなく本当にパターのように打っていくことができます。それでも絶妙にキャリーが出るので打ち初めの芝の抵抗をクリアできます
まじでミスがでない!アプローチに悩んでいるなら試してみる価値は大いにあります
フェースに乗せるように打つのがコツ
チッパーは打つこと自体は簡単なクラブなのですが、肝心なのは距離感の作り方です。チッパーを手にしてまず感じることは思いのほか「ラン」が出てしまうということです
ステップオーバー25の場合はキャリー1:ラン9ぐらいの割合のイメージです。つまりほとんど転がしです。あげて寄せるということではないから注意が必要。そこだけ気おつければまあ簡単
さらにいろいろと打ち方を試してみたところ、ぶつけて終わりではなくボールをフェースに乗せて運ぶような感じで打つと距離感を出しやすいです
打感はまったく良くない
とにかく簡単で楽ちん。グリーンまわりでのミスを極力減らせるし、チップインの確率も上がるなど、個人的には最高に気に入っているのですが、残念なのは打感がめちゃくちゃ悪いという点です
なんだこの感触?というようなよくわからない打感
普通のステンレスのパターとは異なり、キーンという感じの高音系です。おそらく素材的に硬めのステンレスなのが原因だとは思います
打感は正直クソなので評価を下げるポイントとなりました
リンクス ステップオーバー25パターチッパーはルール不適合
ここは最も致命的な部分で、ステップオーバー25はルール不適合(笑)
まずパターの形状でロフト角が25°あるからダメ
” クラブは球を打つために使用するようにデザインされた用具であり、その形状と用途により、一般にウッド、アイアン、パターの3つの形式に分かれる。パターとは主としてパッティンググリーン上で使用されるためにデザインされた、ロフト角が10度以下のクラブである。”
(公財)日本ゴルフ協会 用具規則P11 パート2-クラブの適合性- 1.クラブ a.通則
さらにヒール部分が膨らんでいるとダメらしい
パターを除き、クラブのすべてのヒール部分は、シャフトの真っ直ぐな部分の軸線と意図するプレーの線(水平方向)を含む面から0.625インチ(15.88ミリメートル)以内に収まらなければならない(図12参照)。”
(公財)日本ゴルフ協会 用具規則P25 パート2-クラブの適合性-
ちなみに、これは標準グリップですが、パター以外のクラブでこういった平面部分があるものは装着してはいけません。ただ、これはどうせルール不適合だからええやろ!ってことでメーカーが装着しているだけです
このグリップを普通のクラブ用グリップに変更しても、そもそもヘッドがルール不適合なのでルール適合クラブにはなりませんので注意して下さい
アナライズ R25チッパーならルール適合
ちなみにですが、マーク金井氏は同じようなコンセプトでルール適合クラブの開発を行い完成させたのがアナライズのR25ランニングウェッジというチッパーだそう
形状はステップオーバーと同様にブレード型パターですが、アイアンに分類されるクラブになる模様です
現在は会員限定で販売されており、一般販売に向けても準備中とのこと。発売されれば当然買います
試打レビュー【試打評価】アナライズR25ランニングウェッジ|世界一やさしいチッパーのルール適合版
総合評価
結論、個人的には最高に優しくアプローチできるチッパーなのでめちゃくちゃ気に入っているし、性能的にもここまで簡単にできるんだ、ということで衝撃を受けました
これが不格好だと思う人はそもそもチッパーというクラブ自体を毛嫌いしているはずなので興味はないと思いますけど、そうではなくてチッパーをセッティングに加えてスコアメイクに役立てたいと考えている方にはおすすめです
仕上げのチープさとか打感の悪さは、打ちやすさとの等価交換ということで目をつぶります(笑)
あと、なんども言いますがこのクラブはルール不適合なので競技では使うことができません
おすすめ度:(ルール不適合のため。打ちやすさだけ考えれば満点)
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