キャロウェイの「スーパーハイブリッド」を試打しました
チタン製のボディと専用の軽量シャフトとの相乗効果で、飛距離性能が抜群のユーティリティです
そこで本記事では、高精度な弾道計測器「スカイトラック」を使用して、データ計測を行いましたので、計測値と弾道イメージをもとに正直に性能と特徴を評価していきたいと思います
結論から言っておくと、飛距離性能がめちゃくちゃ高くて、フェアウェイウッド代わりに使える優秀なユーティリティクラブです
【キャロウェイ】スーパーハイブリッドの概要
- ヘッドにチタン素材を採用
- ボディを大幅に軽量化できたことによる大型化
- オリジナルは40g台の軽量シャフトを装着
キャロウェイから新たに登場したチタン製のユーティリティ「スーパーハイブリッド」
キャロウェイのユーティリティクラブとしては初めてヘッド素材にチタンを採用することで、大幅な軽量化を実現しています
軽量化に伴い、ヘッドサイズも大きくなり許容性と飛距離性能を大幅に向上しているユーティリティです
また、専用設計の40g台の軽量シャフトとの相乗効果で、ヘッドスピードもアップさせることが可能となっています
ロフトラインナップは17°と20°という尖った設定ですが、とにかく飛距離を追求したユーティリティであることは間違いありません
↓USモデルを選択するならフェアウェイゴルフが正規ライセンス品のみの取扱いで間違いないです
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
【キャロウェイ】スーパーハイブリッド試打評価レビュー
試打クラブ
ヘッド | キャロウェイ スーパーハイブリッド |
番手とロフト角 | 20° |
ライ角 | 58.5° |
シャフト | Diamana H45 |
フレックス | UNIフレックス |
バランス | D0 |
長さ | 40.0 |
総重量 |
322g |
計測データ
ヘッドスピード(m/s) | 42.1 |
ボールスピード(m/s) | 58.4 |
打ち出し角(°) | 14.7 |
左右打ち出し角(°) | 1.0(右) |
バックスピン量(rpm) | 4671.5 |
サイドスピン量(rpm) | 106.4(左) |
キャリー(yd) | 209.8 |
総距離(yd) | 223.5 |
センターからのブレ(yd) | 0.9(右) |
スーパーハイブリッド試打評価のYoutube動画
Youtubeの動画も打音などのイメージも湧くと思うので、是非御覧ください
飛距離性能
ボールスピード(m/s) | 58.4 |
バックスピン量(rpm) | 4671.5 |
キャリー(yd) | 209.8 |
総距離(yd) | 223.5 |
- 同ロフト帯のモデルよりも10yd近く飛ぶ
- 初速が速い
- バックスピン量は多い部類
飛距離性能:
試打クラブとして使用したのは、ロフト角が20°のものです
飛距離的には同ロフト帯のモデルよりも10yd近く飛ぶという結果になりました
期待通りに飛距離性能は確実に高いユーティリティで、フェアウェイウッドの代換えになるクラブであることは間違いありません
やはりヘッドがチタン製であることによる大型化が影響しているのか、ボール初速も2m/s程度速い数値を叩き出しています
さらにロフト角の割にはバックスピン量が多めになっているのも嬉しいポイントで、飛び方にも安定性がありました
弾道の高さはやや低いものの、スピン量の多さでグリーン上での止まりやすさに関しては問題なさそうです
とは言ってもこのユーティリティは飛距離重視であることは間違いなく、結果にもはっきりと現れました
総重量が軽いのも影響しているとは思いますが、フィーリングに関しては後述します
方向性
左右打ち出し角(°) | 1.0 |
サイドスピン量(rpm) | 106(左) |
センターからのブレ(yd) | 0.9(右) |
- 方向性はかなり優秀な部類
- 重心距離が短すぎないのでヘッドの開閉はそれほどない
- サイドスピンもかかりにくく、安定感が高い
方向性:
試打1球目のデータはスライスしていますが、その後の3球はややドローの計測データとなりました
1球目の影響で、捕まえに行った感は否めませんが、それでもサイドスピン量的には少なめです
軽量のユーティリティクラブとしては方向性は非常に優秀で、実戦でも安心して使用できるレベルです
ヘッドサイズが大きいこともあるので、重心距離が割と長く感じます
ヘッドを返しにいっても、それほどターンしないのでフッカーにも相性の良いモデルと言えます
打感やフィーリング
- 気持ちのいい弾き感
- 軽量だけど、ブレにくいシャフト
- 使う人によっては軽すぎる
打感とフィーリング:
チタン製の影響下、やや高めの打球音ではじき感の強さを感じます
まったく嫌な感じがしなくてむしろ心地の良い打感で、これを嫌いな人は少ないのではないかと感じます
問題となるのはシャフトが40g台ということもあり、総重量が322gという点です
ヘッドスピードが40m/s前後の方が最も振りやすく感じられる重量感です
そういった方であれば問題ないですし、シャフトとのマッチングを考えればかなり優秀な1本です
ただ、ぼくぐらいのスイングスピードの方が使用するにはこのままでは軽すぎるので、カスタムして使用するのがおすすめです
カスタムに関しては後述します
ヘッド形状
- ユーティリティとしては最大級のヘッドサイズ
- やや開いて見えるが調角機能で対応可能
- 安心感が半端じゃない
ヘッド形状:
ユーティリティクラブとしては最大級のサイズ感で、好き嫌いが分かれる部分ではあると思います
ただ、ヘッドの形状はオーソドックスだし、見た目は正直言って使っていれば自然と慣れるものです
標準のフェースアングルではやや開いて見えるような印象がありますが、ありがたいことに調角機能が搭載されているのでカチャカチャして対応可能です
その際にはロフト角も変わるので注意が必要
ぼく個人としては、この大きさは逆に安心感に繋がって非常に好印象です
【キャロウェイ】スーパーハイブリッドをカスタムするなら
ヘッドスピードが40m/s前後の方であればそのまま使用するのがベストです
ヘッドスピードが42m/s以上になってくれば、ドライバーやアイアンのスペックに応じてカスタムする必要性が出てくるでしょう
ヘッドスピードが42m/s〜44m/s程度であれば、60g台から70g台のシャフト
45m/s以上であれば70g台から90g台のシャフトがおすすめです
スイングにもよりますが、捕まりすぎないヘッドの挙動を考えれば先端剛性のあまり高くない低めのシャフトがおすすめです
- TourAD U
- ATTAS EZ350
- ATTAS HY IP BLUE
上記3種類はシャフトの先端側にしなりを感じれるモデルで、飛距離重視であるスーパーハイブリッドのヘッド性能を発揮できると思います
ボディーターン主体のスイングならTourAD Uで、リストターン主体ならATTASの2機種が良いでしょう(2種類の中でも高さ重視ならIP BLUEがおすすめ)
パワーがあってスイングでボールを捕まえることができる方ならUSモデルのスーパーハイブリッドもおすすめです
USモデルには三菱ケミカルのTENSEIオレンジハイブリッドが標準装着なのでお得感もあります
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総合評価:
とにかく飛距離性能が高い「爆飛びユーティリティ」
フェアウェイウッドの代替えになるようなモデルで、フェアウェイウッドが苦手だけど飛距離を出せるクラブが欲しいという方にはドンピシャのユーティリティです
ただ国内モデルだと純正シャフトが40g台の1種類しかないので、ヘッドスピードによってはカスタムが必要になってくるところが問題点です
カスタムした場合は価格が当然上がってくるので、そこが問題ないという方であれば是非ともおすすめしたいユーティリティです
国内モデルだとロフトが17°と20°のみなので、23°を手に入れたい場合はUSモデルのスーパーハイブリッドを選択しましょう
以上、【キャロウェイ】スーパーハイブリッド試打評価レビュー|爆飛びのチタン製ユーティリティ。という話題でした
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