アッタス(ATTAS)シャフトの種類と選び方|歴代モデルの違いと相性を解説

USTマミヤのアッタス(ATTAS)は、2009年の初代からほぼ毎年のように新作が出てきた、カスタムシャフトの定番シリーズです。
ただ、アッタスはモデルごとに調子がかなり違っていて、今買えるドライバー用だけでも先調子・中調子・元調子があります。ネーミングも独特なので、どれがどんなシャフトなのか分かりにくいのが難点とも言える。
ぼくはこれまでアッタスを10本試打して、すべて振動数も計測してきました。その実測値と試打の感想をもとに、今買えるモデルの違いと選び方、歴代モデルの一覧をまとめます。
アッタスの特徴|モデルごとに調子がバラバラ
初代から8代目までは中調子でしたが、9代目のクールからは先中調子、ダブルキック、先調子、元調子と、モデルによって調子が変わってきました。今買えるドライバー用でも、キングとサンライズ レッドは先調子、ジ・アッタスV2とPURE BLUEは中調子、ウルトラブラックは元調子。
なので、選ぶときはまず調子で候補を絞って、そこからつかまりと弾道の高さで決めていくというのがおすすめです。
もう1つ、ぼくが打ってきて共通して感じるのは、表示のフレックスより柔らかめなこと。THE ATTAS、キング、サンライズ レッド、PURE BLUEは、どれもワンフレックス上げてもいいと感じました。
今買えるアッタスの種類と特徴【一覧表】
2026年9月時点で、USTマミヤの公式サイトに載っているドライバー・ウッド用のモデルです。キングは在庫限りの販売。
振動数と中間剛性は、ぼくが6Sを計測した数値です。
| モデル | 発売 | 調子 | つかまり | 弾道・スピン | 振動数/中間剛性(6S) | 試打レビュー |
|---|---|---|---|---|---|---|
| RX PURE BLUE | 2026年9月 | 中調子 | ニュートラル | やや低めの弾道・低スピン | 260cpm/5.53kg | PURE BLUEの試打評価 |
| RX ウルトラブラック | 2025年10月 | 元調子 | 持ち球が素直に出る | やや高弾道 | 246cpm/4.57kg | ウルトラブラックの試打評価 |
| RX サンライズ レッド | 2024年12月 | 先調子 | かなり強い | 中〜高弾道 | 256cpm/4.85kg | サンライズ レッドの試打評価 |
| ジ・アッタスV2 | 2022年12月 | 中調子 | 適度 | 高打ち出し・低スピン | 262cpm/5.11kg | V2の試打評価 |
| キング | 2021年11月 | 先調子 | かなり強い | 高打ち出し・低スピン | 253cpm/未計測 | キングの試打評価 |
| スピード | 2025年8月 | 中調子 | — | — | 未計測 | — |
アッタスのポジションマップ
ぼくが試打した結果をもとにアッタスをつかまりと弾道の高さでマップにしました。
横はつかまり(曲がり幅、着弾の左右、打ち出し方向)、縦は弾道の高さ(スピン量、最高到達点、打ち出し角、落下角)です。

RXシリーズの3本はトラックマン4の実測データから、ジ・アッタスV2から前のモデルは過去の試打データと打った感触から位置を決めています。真ん中は、ぼくが計測したドライバー用シャフト全体の平均です。
特につかまるのはキングで、クール・ウルトラブラック・V2もつかまりが良いほう。11はほぼストレートで、ダースはつかまりが弱めです。
高さが出るのはキングとサンライズ レッドで、PURE BLUEはいちばん低い弾道でした。
ちなみに、メーカーの公式マップではウルトラブラックはフェード寄りです。ただ、ぼくが打つと持ち球のドローが素直に出て、左を消すような元調子ではないと考えています。
アッタスシャフトのモデルごとの特徴と相性
アッタス RX PURE BLUE(2026年)
- RXシリーズ3作目の中調子
- クセがなく、切り返しのタイミングが取りやすい
- 低スピンの強い弾道でトータルが伸びる

2026年9月発売でサンライズ レッド、ウルトラブラックに続くRXシリーズの3作目です。
手元に向かってなだらかに太くなるTAMOテクノロジーで握りを安定させる設計。
打ってみると非常にニュートラルな挙動でしなる位置も中間あたりに感じられました。
まさに中調子という感じで、切り返しのタイミングも取りやすいです。
バックスピンは1,900回転ほどと少なく、トータルは計測した24機種中3位でした。
ただ、全体的な剛性感は低めで叩きにいくと暴れる可能性があります。普段選ぶスペックよりもワンフレックスあげても良さげ。
クセのない中調子で、しなりを感じながら飛ばしたい方におすすめ。
試打レビュー【試打評価】アッタス RX PURE BLUE|しなりが素直でかなり飛ぶ。ただ安定性に難あり?
アッタス RX ウルトラブラック(2025年)
- 剛性が低い、やさしい元調子
- 手元の粘り感で切り返しの間が作りやすい
- 左を消すより、持ち球を活かすシャフト

2025年10月発売のRXシリーズ2作目で、アッタスでは珍しい元調子です。
振り遅れを防ぐためバランスポイントは手元寄り。
手元の粘り感が秀逸で、切り返しの間が作りやすいというのも特徴です。
6Sの振動数は246cpm、中間剛性は4.57kgと、どちらもぼくが計測したアッタスでいちばん低い数値でした。つまりしなりを感じ取りやすいということです。
元調子はハードなモデルが多いですが、これはハードさを感じないのに飛距離も十分に出てくれます。
左を消すための元調子ではなく、持ち球が素直に出るシャフトという印象。
スイングテンポがゆっくりな方ほど、タイミングが合わせやすいです。
試打レビューアッタス RX ウルトラブラックの試打レビュー|トラックマン4でデータ計測
アッタス RX サンライズ レッド(2024年)
- RXシリーズ1作目の先調子
- 走り感が強く、初速が出やすい
- 右に出して戻すドローが打ちやすい

2024年12月発売のRXシリーズ1作目で先調子です。
走り感が相当あって、つかまりもかなり強めなシャフト。
加速感がすごくあって、実際に初速も出やすかったです。
先調子ですが手元側にもしなりを感じるので、タメが作りやすいのも良いところかなと思いますね。
特に右に出してドローで戻ってくる弾道が非常に作りやすい。
ただ、結構動きの出るシャフトであることも確かなので、安定性が欲しいならワンフレックス上も候補に入れてみるのが良いと思います。
つかまりが良くてとにかく飛ばせるシャフトを探している方におすすめ。
試打レビュー【シャフト試打評価】アッタス RX サンライズ レッド |トラックマン4で計測
ジ・アッタスV2(2022年)
- 歴代の中でもど真ん中の中調子
- 前作ジ・アッタスよりも全体の剛性を高めた
- ヘッドを選ばない万能さ

2022年12月発売で、2018年のTHE ATTASの後継モデルです。
前作のクセのなさを継承しながら、全体の剛性を高めてブレずに飛ばせる中調子にしています。
6Sの振動数は262cpm、中間剛性は5.11kg。
手元から先端まで剛性差が小さく、急にしなるポイントがないので、打った感想もまさに中調子でした。
つかまりは適度で安定したドローが打てます(持ち玉が素直に出る感覚)
とにかく万能なのでヘッドを選ばないシャフトを探している方におすすめ。
試打レビュー【試打評価】ジ・アッタスV2|まさにど真ん中調子!扱いやすさNo.1【口コミ・評判】
アッタス キング(2021年)
- 13代目。アッタスで初めての先調子
- つかまりはかなり強い
- スインガー向けで、強い弾道のドローが打てる

2021年11月発売の13代目で、アッタスでは初めての先調子です。
現在は在庫限りの販売、という状況。
打ってみると、これがまたとにかくつかまるシャフトでした。
弾道も典型的な高打ち出しでスピンが少ないドローになってくれるというモデル。
インサイドから、またはストレートな軌道で振れるスインガーの方には特に最適。
反対に、アウトサイドから入りやすい方だと、左右両方にミスが出てまとまらない可能性があります。
6Sの振動数は253cpmと柔らかめなので、ワンフレックス上げるのがおすすめ。
試打レビュー【試打評価】アッタスキング(13)|スインガーにおすすめの強弾道ドローシャフト
アッタス スピード(2025年)
- アッタスでいちばん軽いシリーズ
- ドライバー用は36gと39gの2種類
- フェアウェイウッド用・ユーティリティ用・アイアン用もある
2025年8月発売で、ドライバー用は36gのF-1と39gのF-2の2種類。
F-2のほうが少ししっかりしています。
とにかく軽いカスタムシャフトを探している方の候補です。
アッタスの振動数・中間剛性一覧(実測)
ぼくが計測したアッタスの振動数(手元側の硬さ)と中間剛性をまとめました。どちらも数値が大きいほど硬く、スペックは6S(11だけ5S、MB-HYは75S)です。
| モデル | 振動数 | 中間剛性 | メモ |
|---|---|---|---|
| ジ・アッタスV2 | 262cpm | 5.11kg | 手元から先端まで剛性差が小さい |
| RX PURE BLUE | 260cpm | 5.53kg | 振動数・中間剛性ともRXシリーズでいちばん高い |
| クール(歴代) | 257cpm | — | 45.5インチで計測 |
| RX サンライズ レッド | 256cpm | 4.85kg | 先端寄りはさらに柔らかい4.47kg |
| THE ATTAS(歴代) | 256cpm | — | ダースと同じ数値 |
| ダース(歴代) | 256cpm | — | 特別硬いタイプではない |
| キング | 253cpm | — | 柔らかめ |
| 11(歴代) | 247cpm | — | 5Sで計測 |
| RX ウルトラブラック | 246cpm | 4.57kg | 振動数・中間剛性ともにいちばん低い |
| MB-HY(ユーティリティ用) | 295cpm | — | 75S・40.5インチで計測 |
当サイトで計測したドライバー用シャフトの平均は266cpmなので、ドライバー用のアッタスはどれもそれより低い数値でした。
フレックスが柔らかめに感じるのは、この数値にも出ていると言ってもいいでしょう。
タイプ別の選び方とヘッドスピードの目安
USTマミヤは、モデルごとの推奨ヘッドスピードを公表していません。公式サイトには、4つの質問に答えるとモデルを提案してくれるシャフト診断があります。
当サイトの試打データから、タイプ別に選ぶとこうなります。
| こんな方に | 候補 | ぼくの試打メモ |
|---|---|---|
| クセのない中調子で選びたい | V2・PURE BLUE | V2はつかまりが適度、PURE BLUEは低スピンで飛ぶ |
| つかまりと走り感が欲しい | サンライズ レッド・キング | キングはスインガー向け。サンライズ レッドはタメも作りやすい |
| しなりを感じる元調子で振りたい | ウルトラブラック | 手元の粘り感で切り返しの間が作りやすい |
| とにかく軽いシャフトがいい | スピード | ドライバー用は36gと39g |
| ユーティリティでスピンを入れて止めたい | MB-HY | 高打ち出しで、スピンがしっかり入る |
硬さの目安として、ぼくのヘッドスピード(45m/s前後)では、アッタスはワンフレックス上げてもいいと感じるモデルがほとんどでした。
何度も言いますが、アフターマケット用シャフトとしては比較的柔らかめ。
アッタスの歴代モデル一覧
初代からのドライバー・ウッド用モデルを発売順にまとめました。「現行」はUSTマミヤの公式サイトに載っているモデルです。
ジ・アッタスV2までは「◯代目」と数えられていて、2024年からはRXシリーズが出ています。
| 代 | モデル | 発売 | 調子 | 特徴 | 今 |
|---|---|---|---|---|---|
| 初代 | ATTAS | 2009年 | 中調子 | — | — |
| 2代目 | ATTAS T2 | 2010年 | 中調子 | — | — |
| 3代目 | ATTAS 3 | 2011年 | 中調子 | — | — |
| 4代目 | ATTAS 4U | 2012年 | 中調子 | — | — |
| 5代目 | ATTAS 5GoGo | 2013年 | 中調子 | — | — |
| 6代目 | ATTAS 6☆ | 2014年 | 中調子 | — | — |
| 7代目 | ATTAS G7 | 2015年 | 中調子 | 走り系 | — |
| 8代目 | ATTAS PUNCH | 2016年 | 中調子 | — | — |
| 9代目 | ATTAS CoooL(クール) | 2017年 | 先中調子 | 中間から先が走ってつかまる。高打ち出し・低スピン | — |
| 10代目 | THE ATTAS | 2018年 | 中調子 | しなりが滑らかで、タイミングが取りやすい | — |
| 11代目 | ATTAS 11(ジャック) | 2019年 | ダブルキック | 曲がりにくく、高さも出しやすい | — |
| 12代目 | ATTAS DAAAS(ダース) | 2020年 | 中元調子 | 粘り系。つかまりは弱めで低スピン | — |
| 13代目 | ATTAS KING(キング) | 2021年 | 先調子 | つかまりがかなり強いスインガー向け | 現行(在庫限り) |
| 14代目 | The ATTAS V2 | 2022年 | 中調子 | クセのない中調子 | 現行 |
| RX | RX サンライズ レッド | 2024年 | 先調子 | 走り感が強く、つかまりもかなり強い | 現行 |
| — | ATTAS SPEED | 2025年 | 中調子 | シリーズ最軽量 | 現行 |
| RX | RX ウルトラブラック | 2025年 | 元調子 | 剛性が低い、やさしい元調子 | 現行 |
| RX | RX PURE BLUE | 2026年 | 中調子 | クセのない中調子で低スピン | 現行 |
特徴の欄は、ぼくが試打したときの感想をまとめたものです。クール・THE ATTAS・11・ダースは、モデル名から試打レビューを読めます。
フェアウェイウッド用・ユーティリティ用のアッタス
フェアウェイウッド用の「MB-FW」と、ユーティリティ用の「MB-HY」があります。どちらも中調子です。
アッタス MB-HY(ユーティリティ用)

ぼくが試打したMB-HYは、クセのない中調子で、高打ち出し・ハイスピンの弾道になるシャフトでした。バックスピンは4,000回転弱で、方向もスピン量もよく揃います。
75Sの振動数は295cpmと数値は硬めですが、先端がやや走るので、振ってみるとそこまでハードではありません。つかまりはニュートラルで、左へのミスも気になりませんでした。
飛距離よりも、グリーンで止めたい方におすすめ。重量は53gから95gまで14スペックあります。
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アッタス MB-FW(フェアウェイウッド用)
MB-HYと同じシリーズのフェアウェイウッド用で、47gから77gまで12スペックあります。ぼくはまだ試打していません。
アイアン用には、フレックスの設定がなく重量だけで選ぶ「ATTAS FF IRON」もあります。
USTマミヤのほかのドライバー用シャフト(LIN-Q)
USTマミヤには、アッタスとは別にLIN-Q(リンク)というシリーズがあります。LIN-QはPGAツアープレーヤー向けに開発されているので、アッタスと比べて相当ハードです。
最新のPowerCoreシリーズは、中調子のレッド、中元調子のブルー、元調子のホワイトの3本です。
アッタスで硬さが物足りない方は、LIN-Qも候補に入れてみてください。
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アッタスのよくある質問
Q. アッタスは何代目まである?
A. 2009年の初代ATTASから、2022年のジ・アッタスV2が14代目です。2024年からは代目の付かないRXシリーズになり、サンライズ レッド、ウルトラブラック、PURE BLUEの3本が出ています。
Q. ジ・アッタスとジ・アッタスV2の違いは?
A. V2は2018年のTHE ATTASの後継モデルです。クセのないしなり感を継承しながら、全体の剛性を高めてロートルクにしています。
Q. アッタスのフレックスは柔らかい?
A. ぼくが試打したモデルは、表示のフレックスより柔らかめに感じるものがほとんどでした。安定性を重視するなら、ワンフレックス上げるのがおすすめです。
Q. アッタスの剛性分布図はある?
A. USTマミヤは、数値の入った剛性分布のグラフは公開していません。各モデルの製品ページには、手元・中間・先端の硬さを段階で示した「剛性イメージ」と、ドロー〜フェードと弾道の高さで位置を示したポジショニングマップがあります。
硬さを比べるなら、この記事の実測値の一覧を目安にしてください。
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