【試打評価】アッタス RX PURE BLUE|しなりが素直でかなり飛ぶ。ただ安定性に難あり?

USTマミヤの新作シャフト「アッタス RX PURE BLUE」を試打しました。計測にはいつものようにトラックマン4を使用しています。
アッタス RXシリーズは、先調子のアッタス RX サンライズ レッド、元調子のアッタス RX ウルトラブラックと続いてきて、今回のPURE BLUEが3作目の中調子です。
過去の2本は当サイトでもかなり高く評価したシャフトなので、中調子の出来をチェックしていきます。
結論から言うと、かなりニュートラルな挙動で、大きな癖もなく振りやすいシャフトでした。飛距離性能も高いです。
ただ、安定性には難ありなのでセッティングに注意というのはあるかなというところ。
ということでデータを見ながらレビューしていきます。

- クセのないニュートラルな中調子で、切り返しのタイミングが取りやすい
- 低スピンの強い弾道で、トータルは当サイトの中で3位
- 全体的な剛性感は低め。スペックはワンフレックス上げて選ぶのがよさそう
アッタス RX PURE BLUEの特徴
アッタス RX PURE BLUEは、USTマミヤが2026年9月3日に発売したドライバー・フェアウェイウッド用のシャフトです。
2024年のサンライズ レッド(先調子)、2025年のウルトラブラック(元調子)に続くアッタス RXシリーズの3作目で、公式のキックポイントは中調子。
「RX」は処方箋という意味で、シャフトのロゴにも「The Prescription」と入っています。
メーカーが挙げている特徴は下記の3点です。
- TAMO(タモ)テクノロジー:手元のパラレル設計を見直して、グリップ側に向かってなだらかに太くなる形状にした
- トライシンクテクノロジー:角度の異なる3つのカーボンシートを全長に均等に配置して、シャフトの動きを安定させる
- 先端部に東レの「トレカM40X」と4軸シートを採用して、ミスヒットに強くした
手元を太くすることで握りが安定して、スイング中の支点がぶれにくくなるとのこと。
トライシンクテクノロジーは前作のウルトラブラックから、先端のトレカM40Xはジ・アッタスV2やサンライズ レッドから継続。新しいのはTAMOテクノロジーです。
これまでのアッタスとの違い
同じ中調子のアッタスには、2022年発売のジ・アッタスV2があります。
6Sで比較したのがこちら。
| モデル | 発売年 | 調子 | 6Sの重量 | 6Sのトルク |
|---|---|---|---|---|
| ジ・アッタスV2 | 2022年 | 中調子 | 66g | 3.1 |
| アッタス RX サンライズ レッド | 2024年 | 先調子 | 67g | 3.6 |
| アッタス RX ウルトラブラック | 2025年 | 元調子 | 62g | 3.9 |
| アッタス RX PURE BLUE | 2026年 | 中調子 | 64g | 3.9 |
同じ中調子のジ・アッタスV2と比べると、6Sで2g軽く、トルクは0.8大きい設定です。
フレックスの数も減っていて、V2やRXの過去2作にあった5SX・6SR・6SXがありません。60g台はSとXの2種類。
ラインナップは40g台から70g台までの12スペックで、キックポイントはすべて中調子です。
| モデル | フレックス | 重量 | トルク |
|---|---|---|---|
| 4 | R | 45g | 6.5 |
| 4 | SR | 48g | 6.1 |
| 4 | S | 49g | 6.1 |
| 4 | X | 52g | 5.7 |
| 5 | R | 54g | 4.7 |
| 5 | SR | 56g | 4.7 |
| 5 | S | 57g | 4.7 |
| 5 | X | 60g | 4.7 |
| 6 | S | 64g | 3.9 |
| 6 | X | 67g | 3.9 |
| 7 | S | 74g | 3.3 |
| 7 | X | 77g | 3.3 |
今回の試打スペックである6 Sは重量64g・トルク3.9です。



デザインはシルバーをベースにブルー系の配色で、万人受けしそうなデザインかなと思います。
試打条件と実測スペック

計測はいつものようにTrackMan4で行いました。


ヘッドはキャロウェイ Ai SMOKE トリプルダイヤモンド 9°でヘッドスピード45m/s前後に揃えて、ボールは計測器用のタイトリスト プロV1x(RCT)で統一しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計測器 | TrackMan4 |
| ヘッド | キャロウェイ Ai SMOKE トリプルダイヤモンド 9° |
| 試打シャフト | USTマミヤ アッタス RX PURE BLUE 6 S |
| 計測ボール | タイトリスト プロV1x(RCT) |
| 公式重量 | 64g |
| 公式トルク | 3.9 |
| 振動数 | 260cpm |
| 中間剛性 | 5.53kg |



振動数は260cpmで、当サイトのドライバー用シャフト平均266cpmより6cpm低め。
中間剛性は5.53kgで、平均5.5kgとほぼ同じでした。
アッタス RXシリーズの過去2本は、サンライズ レッドが256cpm、ウルトラブラックが246cpmだったので、ブルーがシリーズの中では一番高い数値ですね。
アッタス RX PURE BLUEの試打データ

平均データは下記です。
| 項目 | 平均 | ばらつき(±) |
|---|---|---|
| クラブスピード | 44.8 m/s | 0.7 |
| ボールスピード | 67.0 m/s | 0.6 |
| スマッシュファクター | 1.49 | 0.02 |
| 打ち出し角 | 13.9° | 1.1 |
| バックスピン | 1,899 rpm | 112 |
| キャリー | 250.8 yd | 4.9 |
| トータル | 279.5 yd | 1.9 |
| 最高到達点 | 28.8 yd | 3.2 |
| 落下角度 | 33.9° | 2.6 |
| スピン軸 | 2.7° 左 | 6.0 |
| 曲がり幅 | 3.5 yd 左 | 8.7 |
| 着弾左右 | 2.6 yd 右 | 13.5 |
| 打ち出し方向 | 1.4° 右 | 1.3 |
飛距離性能と初速


スマッシュファクターは1.49で、平均をわずかに上回る数値。
ボールスピードは67m/sほどで、24機種中5位でした。初速は上位に入ってきます。


キャリーは251ヤードほどで、平均より2ヤードほど上の24機種中6位。
トータルは279.5ヤードで、24機種中3位でした。平均より5ヤードほど飛んでいます。

今回のベストショットはキャリー261ヤード、トータル283ヤードほど。ボールスピード68.2m/s、スピン2,110回転で、着弾はセンターから4ヤード右です。



バックスピン量は1,900回転ほどで、平均より350回転ほど少なめ。24機種の中では4番目に少ない数値です。非常に低スピンなシャフトではありましたね。
打ち出し角は13.9°で平均ぐらいですが、最高到達点は29ヤードほどで平均より2ヤード低いぐらいなのでバランスは良いです。
飛ぶ弾道を作るうえでは理想に近いデータだったなと思います。

トータルは10球すべてが276〜283ヤードの間に入っていて、縦距離もよく揃っています。
方向性とつかまり

つかまりはニュートラルです。
ドローヒッターのぼくが打って、スピン軸2.7°左・曲がり幅は左に3.5ヤードでした。
サイト平均とほぼ同じ曲がり幅です。

単発で見ると、着弾はセンターから左19ヤード〜右24ヤードの間。
10球のうち左が5球、右が5球で、左右均等にブレています。
左右の幅は43ヤードほどあって、ブレ幅は予想以上に大きかったです。
飛距離は揃うのに、なぜか方向的に安定する感じがなくて困りました。

やはりアッタス系はワンフレックス上げてやるほうが、挙動は安定しそうです。
ここについてはサンライズ レッドを打ったときにも感じた部分だったので、ぼくの場合だとXで良いかもという感じ。
振り感と剛性感
実際に振った感想は、かなりニュートラルな挙動です。
しなりの量はやや多めで、しなる位置も中間あたり。しなり戻りの速さや先端の動きにも目立った特徴はありません。
要するにザ・中調子という感じで
切り返しのタイミングも取りやすいです。
ただ、全体的な剛性感は低くて、しなりすぎる感じはある。ねじれる感じも多めで、叩きにいくと暴れます。
いつもどおりのスペック選びをしてしまうと、動きが出すぎる感覚がありました。
とはいえ、基本的にしなりが少なく硬めのシャフトの方が飛距離が出やすい傾向があるのですが、このピュアブルーに関しては、ハードすぎるわけではないのに飛距離性能が極めて優秀なのが利点だと思っています。そこは他シャフトとの差別化要素だと思います。
そのうえで方向性まで考慮するとワンフレックス程度上げるのがいいかもしれません。
重さは表示どおりで、ハードさはややマイルド。体への負担も少ないです。
同シリーズのモデルとの比較
同じアッタス RXシリーズのサンライズ レッドとウルトラブラック、同じ日に打ったツアーAD EKと比較しました。
| モデル | ボールスピード | 打ち出し角 | スピン量 | キャリー | トータル | 最高到達点 | 曲がり幅 | 振動数 | 中間剛性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アッタス RX PURE BLUE | 67.0m/s | 13.9° | 1,899rpm | 250.8yd | 279.5yd | 28.8yd | 左3.5yd | 260cpm | 5.53kg |
| アッタス RX サンライズ レッド | 66.4m/s | 14.2° | 2,489rpm | 248.7yd | 270.8yd | 32.7yd | 左13.1yd | 256cpm | – |
| アッタス RX ウルトラブラック | 65.9m/s | 14.2° | 2,251rpm | 247.2yd | 273.3yd | 30.9yd | 左8.3yd | 246cpm | – |
アッタス RXシリーズとの比較
サンライズ レッドは先調子でつかまりがかなり強く、ウルトラブラックは元調子で持ち球が素直に出るシャフトでした。
PURE BLUEはシリーズの中では一番つかまりが抑えられています。
スピン量もPURE BLUEが一番少なく、サンライズ レッドより600回転ほど、ウルトラブラックより350回転ほど少なめ。トータルもシリーズの中で一番飛んでいます。
振動数は3本とも当サイトの平均より低くて、しなりを感じやすいのはシリーズ共通です。
良かった点・気になった点
良かった点
- トータル飛距離は24機種中3位
- バックスピン量が少なく、強い弾道で飛ばせる
- クセのないニュートラルな振り感で、切り返しのタイミングが取りやすい
- 体への負担が少ない
気になった点
- 左右のブレ幅が予想以上に大きかった
- 全体的な剛性感が低く、叩きにいくと暴れる
- 60g台はSとXだけで、フレックスの選択肢が少なめ
総合評価
| 評価項目 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| 飛距離 | 9.5 / 10 | トータルは24機種中3位。キャリーも平均より上 |
| 初速性能 | 8.5 / 10 | 初速は5位。スマッシュは平均よりわずかに上 |
| 弾道の高さ | 5.0 / 10 | 打ち出しは平均ぐらい。最高到達点は低め |
| 低スピン性能 | 9.0 / 10 | 1,900回転ほどの低スピン |
| 安定性 | 6.5 / 10 | 縦距離は揃う。左右のブレ幅は大きめ |
| つかまり | 6.5 / 10 | ニュートラル |
| しなり感 | 8.0 / 10 | しなりは感じやすい |
| 振りやすさ | 9.0 / 10 | クセがなくタイミングが取りやすい |
飛距離性能は当サイトのデータベースでも上位でした。
クセのないニュートラルな振り感で、タイミングも取りやすいです。しなりを感じやすいシャフトの中でも特に飛びに関する性能は優秀ということで、評価は高くなりましたね。
ただ全体的な剛性感は低めで、6Sだと左右のブレ幅は大きめだったのが気になるところ。
やはりアッタス系はワンフレックス上げてやるほうが挙動は安定しそうです。
おすすめする人 クセのない中調子を探している人。しなりを感じながら、体に負担をかけずに振りたい人
おすすめしづらい人 叩きにいく人。いつものフレックスのままで左右の安定感を求める人

ポジションマップは中央の下のほうです。打ち出しはまずまずですが低スピン性能が高いので浮力というのがちょっと弱い感覚があるのでこの位置です。
関連アッタス RX ウルトラブラックの試打レビュー|トラックマン4でデータ計測
関連【シャフト試打評価】アッタス RX サンライズ レッド |トラックマン4で計測
関連【試打評価】ツアーAD EK|走り系なのに暴れず叩ける低スピンシャフト
関連【試打評価】ジ・アッタスV2|まさにど真ん中調子!扱いやすさNo.1【口コミ・評判】
関連THE ATTAS試打レビュー 10代目の集大成| 感想&評価





















