ゴルフ距離計

ボイスキャディ SL miniのレビュー|グリーンアンジュレーションまでわかる“極小レーザー距離計”がついに出た

ボイスキャディから登場した新型レーザー距離計「SL mini」を実際にラウンドで使用してきました。

このモデルの最大の特徴は、本体側面に搭載されたOLEDディスプレイです。

従来のレーザー距離計とは異なり、視覚的に情報を確認しながら使える“戦略型レンジファインダー”として仕上がっています。

今回は、実際のラウンドテストをもとに、そのデザインや性能、使い勝手を詳しくレビューしていきます。

まさ
まさ

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ボイスキャディ SL miniのデザインと概要

まずは外観とサイズ感から見ていきましょう。

手に取ってみると非常にコンパクトで、サイズは86.2×33×59.3mm。

重さは実測で130g台と、ディスプレイを搭載しながらも驚くほど軽量です。

ポケットにも収まりが良く、携帯性に優れています。

ボディはホワイトのマット仕上げで、カラーは1色展開。

質感が高く、ビルドクオリティもさすがボイスキャディといった印象です。細部まで丁寧に作り込まれており、デザイン性も非常に高いです。

形状はシンプルながら、手に馴染む自然なフィット感があります。

充電はUSB-Cに対応。これは普通に嬉しいところですね。

そして本体側面には、SL mini最大の特徴である高精細なOLEDタッチスクリーンが搭載されています。

ここにはコースマップや計測距離、グリーンアンジュレーション(グリーンの幅や奥行き)、グリーン周辺のハザード情報などを表示することができます。

OLEDディスプレイは屋外でも視認性が高く、晴天時でも問題なく確認できます。

また、このディスプレイからレーザーの設定操作も直感的に行えます。

明るさ調整、表示カラー、高低差モード、単位切り替えなどをタッチ操作で簡単に変更でき、グローブを着けたままでも反応します

一般的なレーザー距離計では本体上部のボタン操作が中心ですが、タッチディスプレイにより操作性が格段に向上しています。ここが特に良かった。

Voice Caddie SL mini|仕様
サイズ / 重量 86.2 × 33 × 59.3 mm / 130 g
倍率 6倍
測定範囲 5〜800 yd
ファインダー 赤 & 黒 2カラー LCD
バッテリー 充電式
インターフェース USB Type-C(USBケーブル)
フル充電時間 約60分
稼働時間(目安)
条件A:ディスプレイ輝度 5段階(最大付近)/ビューファインダー輝度 2段階/Bluetooth接続 ON/スロープ(高低差)OFF/GPS ON
→ 約600回測定可能
条件B:ディスプレイ輝度 1段階(最小付近)/ビューファインダー輝度 0段階/Bluetooth接続 OFF/スロープ(高低差)ON/GPS OFF
→ 約900回測定可能
Voice Caddie SL mini|主な機能
カテゴリ 機能
レーザー測定 ・Ball to Pin(三点間距離計測)
・ピントレーサー(ピンシーク)
・Slope(高低差)オン/オフ
・トーナメントランプ(Slope OFF表示ランプ)
アプリ連携時 ・コース・グリーン情報表示
・ディスプレイ待ち受け画面変更
・デバイス「探す」機能(紛失防止)

実際のラウンドで使用感と精度検証

続いては、実際のラウンドでの使用感についてです。

今回の比較対象にはブッシュネルの「Tour HYBRID」を使用し、計測精度やレスポンス速度を検証しました。

結果として、SL miniの計測精度は非常に高く、誤差は1〜2ヤード以内に収まりました。

高低差補正も正確で、計測の信頼性は申し分ありません。

女子プロの使用率も高まっているボイスキャディらしく、実戦でも安心して使える精度です。

また、ピンを優先して測定する「ピンシーク機能」も安定しており、計測スピードは非常に速いです。

ピン認識の安定感はブッシュネルと同等レベルで、レーザー距離計としての完成度は非常に高いと感じました。

さらに、計測結果が側面ディスプレイにも表示されるため、結果を即座に確認できる点も便利です。

コースマップ機能では、ホール全体のレイアウトを把握できます。

スマートフォンとBluetoothで接続しておけば自動でホールを認識してより便利ですが、事前にコースデータをダウンロードしておけばオフラインでも利用可能です。

また、グリーンアンジュレーション機能も搭載されており、追加課金なしで使用できます。

グリーンの奥行きや幅も表示され、戦略的なプレーに役立ちます。2グリーンコースでも左右の切り替えが可能です。

さらに便利なのが「ボールtoピンモード(3点測定)」です。

離れた位置からピンまでの距離を測ることができ、Mボタンを一度押すだけで起動。

計測結果は外部ディスプレイにも表示され、非常に見やすいです。

3点測定機能としては使い勝手が抜群で、実際に使ってみるとこの機能の優秀さを強く実感しました。

その他の便利機能

SL miniはレーザー計測以外にも、便利な機能を多く備えています。

まず「My Voice Caddie」アプリとBluetoothで連携でき、コースデータの共有や紛失防止機能が利用可能です。

万が一コースに置き忘れた場合でも、位置情報から見つけ出すことができます。

さらに、ディスプレイの壁紙を自分の好きな画像に設定することもできます。

アプリから写真を選択すれば、自分だけのSL miniを作ることが可能です。

レーザー距離計としては珍しいカスタマイズ機能で、遊び心のある設計と言えます。

気になった点

注意しておきたい点としては、側面のディスプレイにコースマップは表示されますが、GPSナビ機能は非搭載ということです。

このため、レーザー計測を使わずに距離を表示することはできません。

また、グリーン画面でピン位置を変更する機能はあるものの、GPS連動ではないため実用性は限定的です。

総評とおすすめしたいゴルファー

総合的に見て、ボイスキャディSL miniは「コンパクトながら高機能」なレーザー距離計として非常に魅力的。

外部ディスプレイ搭載モデルは一般的に大型化しがちですが、このサイズ感で高精細ディスプレイを実現しているのはマジで見事です。

レーザー距離計としても純粋に計測スピードや精度もトップクラスで、戦略的にプレーを組み立てたい人には理想的な1台といえるんじゃないでしょうか。

価格は税込48,400円ということで、まあ決して安くはありません。

ですが、本機はGPSが入ったハイブリッドタイプは70,000円から80,000円程度するところ、GPSを持たせずアプリから情報を入れる、Bluetooth接続時でスマートフォンの位置情報でホール認識をさせるという感じで、機能を限定的にしたことにより、この価格をを実現しています。

挑戦的ですし、新しいカテゴリーと捉えれば十分に価値があるということですから、個人的に評価はかなり高いです。

特に3点計測の使い勝手は抜群ですし、グリーンアンジュレーションもレーザー距離計単体で確認できる点も便利なので、戦略的にコースマネジメントをしていきたいという人に非常におすすめです。

まさ
まさ

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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