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【試打評価】プロギア RS DUO MAXドライバー|寛容タイプの中では健闘してる

プロギア RS DUO MAXドライバー試打評価レビュー

2026年7月10日発売予定のプロギア RS DUO MAXドライバーを、トラックマン4で試打計測しました。

実測データを見ながら正直にレビューしていきます。

この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

プロギア RS DUO MAXドライバーの試打結論

プロギア RS DUO MAXドライバートラックマン計測データ4

結論から言うと、つかまりが良くて安定感も高いというMAXというモデル名がついているだけあって優しさモデルだったなという印象。安定感とか右へのミスの出にくさという点では優秀だと感じました。

ちなみにRS DUOシリーズ3モデルの中で一番つかまりが良いのでスライス系の弾道抑えたいならシリーズ内ではMAXを素直に選ぶのが良いでしょう。

ただ、思っていたよりも弾道が低かったので、そこが注意点かなと思っています。

今回のRS DUOシリーズは全体的に中〜低弾道になりやすいほど低スピン傾向が強くなっているので、ロフト選びは慎重に行ってもらいたいです。

あと、寛容性を重視したモデルが各メーカーから出ていますが、そういったジャンルの中で比べると初速性能は上位でした。

プロギア RS DUO MAXドライバーの概要と特徴

プロギア RS DUO MAXドライバー

RS DUO MAXは、2026年モデルのRS DUOシリーズにおけるやさしさ重視のモデルです。

公式ページでは「シリーズ最大級の寛容性でまっすぐ飛ばせる」とされていて、3兄弟の中では最も寛容性を重視したポジションになります。

プロギア RS DUO MAXドライバーのヘッド形状1
プロギア RS DUO MAXドライバーのヘッド形状2

ヘッド体積は460cm³で、RSの450cm³、RS-Fの445cm³より大きい設計。

フェースアングル-1.5°、ライ角58°なので、RSやRS-Fと比べてもかなりつかまりやすい設定ですね。

4層複合構造のDUOフェース

プロギア RS F DUOドライバーのフェース構造

今作最大の特徴は、チタンとカーボンを組み合わせた4層複合構造のDUOフェースです。

公式情報では、10層のカーボンシートを成形したCFRP、特殊弾性接着剤、ナイロンメッシュ、チタンを高精度に結合した構造とされています。

狙いは、チタン側の反発を使いながら、カーボン側でボールの過度な変形を抑えること。

さらにnablaフェースは24年モデル比で平均7%、最厚部で16%薄肉化され、高初速エリアは前モデル比1.3倍に広がったとのことです。

雨でもスピンを安定させる表面処理

プロギア RS DUO MAXドライバーのフェースと打感

カーボンフェース表面にはショットブラスト処理とスコアラインが入っています。

ブラスト処理で親水性を高め、スコアラインで排水性を確保し、ウェットコンディションでもスピン量を安定させる狙いです。

カーボンフェースにここまで分かりやすく溝を入れてくるのは、かなりプロギアらしい作り。

Xカートリッジで弾道調整が可能

プロギア RS DUO MAXドライバーのネック周り

RS DUOシリーズには、弾道コントロールシステム「Xカートリッジ」が搭載されています。

プロギア RS DUO MAXドライバーの後方側ウェイト

ヘッド・シャフト・ウェイトを着脱できる構造で、ロフト角・ライ角の調整に加えて、8gと3gのウェイト変更によるバランス調整も可能です。

個人的にはRS DUO MAXは標準状態でもつかまりが強めに出たので、左への曲がりが強い場合はライ角やウェイト側で少し抑える調整を試したくなるなーという感じ。

プロギア RS DUO MAXドライバーのスペック

項目内容
ロフト角9° / 10.5°(試打は9°)
ヘッド体積460cm³
フェースアングル-1.5°
ライ角58°
長さ45.5インチ
総重量314g(VENTUS S) / 309g(VENTUS SR)
バランスD-3(S) / D-2.5(SR)
シャフトVENTUS FOR PRGR / Diamana FOR PRGR
フェース素材チタン(TP2)+カーボン(CFRP)
ボディ素材チタン(Ti-8Al-1V-1Mo)
標準ウェイト8g(ステンレス) / 3g(チタン)

今回の試打スペックは、9°ヘッド、VENTUS FOR PRGRのS、スリーブSTD、標準ウェイトです。

プロギア RS DUO MAXドライバーを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4

トラックマン4での計測データ

まずは弾道計測データをご覧いただきます。

  • 計測器:TrackMan4
  • ロフト:9°
  • シャフト:VENTUS FOR PRGR S
  • スリーブ:STD
  • ボール:タイトリスト プロV1x(計測器用)
計測項目平均値ばらつき
クラブスピード45.5 m/s±0.3
ボールスピード66.9 m/s±0.3
スマッシュファクター1.47±0.01
打ち出し角12.1°±0.7
スピン量2,064 rpm±208
キャリー244.2 yd±3.3
トータル275.7 yd±1.9
最高到達点25.0 yd±1.9
落下角度31.4°±1.9
スピン軸8.6°左±2.8
曲がり幅12.5 yd左±3.9
キャリーサイド13.8 yd左±6.0
打ち出し方向0.3°左±0.8

初速はしっかり出るけれど弾道は低く、スピンも少なめで左側へ集中しました。

サイト内のボールスピード平均を超えているので、やはりこのフェースの性能は良いんだなと実感できます。

一方でキャリーは平均より下で、キャリーだけで見るとやや物足りない結果でしたので、その原因をみていきます。

飛距離性能

プロギア RS DUO MAXドライバートラックマン計測データ1

現在のサイト内データでは同HS帯の平均がキャリー247.9ヤード、ボールスピード66.0m/s、スピン量2,233rpm前後です。

RS DUO MAXはボールスピード66.9m/sで平均より0.9m/s上

プロギア RS DUO MAXドライバーの比較データ2

記事執筆時点のボールスピードは15位なので、ここだけ見ると優秀だなーということなんですけど。

キャリーは244.2ヤードで平均より3.7ヤード下という結果。ちょっと微妙ですね。

打ち出し角12.1°に対して最高到達点25.0ヤード、ボールが上がりきらずにキャリーが伸び悩んだ感じです。

低打ち出し気味で、なおかつ非常に低スピンなのが要因です。

他メーカーでもシリーズ内で一番寛容なヘッドは飛距離が物足りないのが通例となってきていますので、そう考えるとまあこんなもんかなーとも思いますが、初速性能はそういった中でも高い方なので、ポテンシャルは感じるヘッドです。

方向性とつかまり

プロギア RS DUO MAXドライバートラックマン計測データ2

つかまりは明確に良いです。右へは全くいかなかったですし、スライス系で悩んでいる人には勧めやすい。

プロギア RS DUO MAXドライバーの分散データ

散布図を見てもかなり左側に集中しています。つかまり過ぎているぐらいで、これが打ち出しの低さにも結びついていると思われます。

ですが、左に行ってはいるけれど一貫性はめちゃくちゃあって、再現性という意味ではシリーズ内で最も良かったです。

打感と打音

プロギア RS DUO MAXドライバーのフェースと打感

RS DUO MAXの打感と打音ですが非常に良いですね。コンポジットヘッドとは思えない出来栄えです。ここは素直に称賛したいところ。

まるでフルチタンドライバーです。しかも大型でもパッカン系にもなっておらず絶妙に爽快な打球音でとても気持ちいい。

RS DUO MAXは買いか|兄弟機・競合モデルとのデータ比較

モデルキャリートータルBSスピン打ち出し曲がり幅
プロギア RS DUO MAX244.2 yd275.7 yd66.9 m/s2,064 rpm12.1°12.5左
プロギア RS DUO251.7 yd277.7 yd67.7 m/s2,316 rpm12.6°7.8左
プロギア RS-F DUO249.6 yd278.6 yd67.6 m/s2,180 rpm12.2°5.4左
タイトリスト GTS2252.2 yd278.3 yd67.2 m/s2,114 rpm13.7°8.7左
テーラーメイド Qi4D MAX245.3 yd276.9 yd66.4 m/s1,974 rpm13.0°1.9左

RS DUO・RS-F DUOとの違い

兄弟機と比べてみます。

RS DUOとの差は7.5ヤード。

RS-F DUOとの差は5.4ヤード。

ということで、MAXは飛距離面では率直に物足りないです。

気になる点としてはスピン量は2,064rpmで3兄弟の中では最も少ないところです。これはつかまりが最も強いからというのもあります。

さらにシリーズを通して打ち出しも低い傾向にあるので、そういう点ではロフトは多めを選んでやるほうが安定とキャリーはさらに底上げできそうな気もしますね。

GTS2・Qi4D MAXとの比較

GTS2と比べると、RS DUO MAXはキャリーで8.0ヤード下、トータルで2.6ヤード下です。

GTS2は打ち出し13.7°で高さが出ているので、キャリー性能では明確に有利。

GTS2はキャラ的にちょっと違いますが、最も発売日が近いモデルという事もあるので一応比較しておきます。

同じ寛容なタイプのQi4D MAXと比べると、キャリーはほぼ同等で、トータルはRS DUO MAXが1.2ヤード下。

ただし方向性はかなり違って、Qi4D MAXは曲がり幅1.9ヤード左、RS DUO MAXは12.5ヤード左。

直進性重視ならQi4D MAX、球をつかまえたいならRS DUO MAXという感じで、性格的には割と違いが出ていたなとおもいます。

スライスをしっかり抑えるという狙いならRS DUO MAXの方が効果的かもしれません。

プロギア RS DUO MAXドライバーの良かった点・気になった点

良かった点

  • ボールスピード66.9m/sで、サイト平均より初速が出ている。弾きは良い。
  • つかまりは強いがバラつきは少なくて安定する

気になった点

  • 打ち出し角12.1°、最高到達点25.0ヤードで、MAX系としては弾道が低い
  • 曲がり幅12.5ヤード左なので、ドローヒッターにはつかまりすぎる可能性がある

プロギア RS DUO MAXドライバーの10段階評価

評価項目スコア
飛距離7.5 / 10
弾道の高さ5.5 / 10
低スピン性能9.5 / 10
安定性9.0 / 10
打感9.0 / 10
構えやすさ8.5 / 10
操作性6.5 / 10
つかまり9.5 / 10

総合的にはスライスや右へのミスを減らしたい人にかなり合うドライバーだなと。

弾道の再現性もミスヒットへの耐性も高いので、曲がり幅の割には安定して狙ったところには打てるタイプだったなと個人的には感じています。そういう点は優しいなと思いました。

ただし、低弾道でドロップの不安も感じるほどだったので、ロフトは多めで選択するほうがより安定させられると思います。

寛容性を重視したタイプのドライバーは飛距離がちょっと物足りない感じになることが多い中、初速性能は記事執筆時点ですが全体15位とまあまあ良いです。

そう考えるとこのジャンルで見るとポテンシャルは特に高いほうだと思うので伸びしろはありますね。

プロギア RS DUO MAXドライバーマトリクス図

マトリクス図で見ると一番左下に近い所です。

まあ、吹き上がりすぎるスライサーの人にはおすすめですかね。フッカーの方にはぼくはあまりおすすめはしません。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら