2026年7月10日発売のプロギア RS DUO ドライバー(スタンダード)を、トラックマン4でいつものように試打計測しました。
新フェース「DUO」を積んだ新作の実力を、同日に打った3兄弟の比較も交えて正直にレビューしていきます。
結論

結論から言っておくと、初速はサイト内でもトップクラスの結果、飛距離も平均をしっかり上回ってきていたし、シンプルに飛ぶドライバーを求めている方は打っておくべきモデルなのは間違いないです。
平均はヘッドスピード45.7m/s、ボールスピード67.7m/s、キャリー251.7ヤード、トータル277.7ヤード、スマッシュファクター1.48。
当サイトで2025年以降に同じHS帯で計測したドライバーの中で、ボール初速は5位、キャリーは10位に入ってきました。
ちょっと弾道が低めだったため、初速の割にはキャリーが伸びづらかったですが、ポテンシャルとしては最高クラスと言って良いと思っています。
見た目もどことなくタイトリストみたいな面構えで打感も近かったです。まあ、このあたりが和製タイトだと感じた部分としては大きいですね。
プロギア RS DUO ドライバーの概要と特徴

RSシリーズは2026年7月10日発売の新作で今作から「DUO」という名前が付きました。
ラインナップは小ぶりで叩けるRS-F、スタンダードのRS、大型でやさしいRS MAXの3モデル構成です。
今回レビューするのは真ん中のRS、最近の言い方だとコアモデルになります。
3モデルともに言えますが、大慣性モーメント系にありがちな鈍重さがなくて、振りづらさも無さそうなのが今作の方向性でしょうかね。


面構えが相当良いなと思いますね。この位置から見るとタイトリストっぽいなーと(笑)
座りは良いです。特に開いても見えないし、ストレートっぽく見えます。
4層複合構造のDUOフェース

今作の目玉が4層複合構造のDUOフェースです。
カーボン(CFRP)、特殊弾性接着剤、ナイロンメッシュ、チタンを重ねた多層構造。
プロギアの場合は薄くしたチタンの反発を活かすため、表のカーボンでボールの過度な変形を抑える狙いがあるようです。
カーボンフェースの表面にはブラスト処理とスコアライン(溝)が入っています。
フルチタンボディと低重心設計、調整可能ウェイトを搭載

フェースがカーボンでボディはフルチタン。
RSスタンダードは3兄弟の中で最も重心が低い設定で、メーカー曰く過度なスピンを抑えた強弾道がコンセプト。

ソールには調整可能なウェイトがあります。RSシリーズではいつもどおりのウェイト位置。
この辺のデザインが代わり映えしないですが、こういう所にコストをかけずにフェース開発に力を入れていたのかな、なんて思ってしまいます。
プロギア RS DUO ドライバーのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ロフト角 | 9° / 10.5°(試打は9°) |
| 体積 | 450cm³ |
| 長さ | 45.5インチ |
| ライ角 / フェースアングル | 57° / -4° |
| フェース素材 | チタン(TP2)+カーボン(CFRP) |
| ボディ素材 | チタン(Ti-8Al-1V-1Mo) |
| ウェイト | 8g(ステンレス)/ 3g(チタン) |
| 試打シャフト | フジクラ VENTUS for PRGR(FLEX S) |
| 発売日 | 2026年7月10日 |
プロギア RS DUO ドライバーを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4での計測データ
まずは試打条件から。
計測器はトラックマン4、ロフト9°、シャフトはVENTUS for PRGRのS、スリーブはSTD位置、ウェイトは標準のまま。

使用ボールはいつもの計測器用タイトリスト プロV1xで固定しています。
| 計測項目 | 平均値 | ばらつき(±) |
|---|---|---|
| クラブスピード | 45.7 m/s | 0.3 |
| ボールスピード | 67.7 m/s | 0.6 |
| スマッシュファクター | 1.48 | 0.00 |
| 打ち出し角 | 12.6° | 0.7 |
| スピン量 | 2,316 rpm | 172 |
| キャリー | 251.7 yd | 3.3 |
| トータル | 277.7 yd | 3.7 |
| 最高到達点 | 28.8 yd | 2.9 |
| 落下角度 | 34.9° | 2.6 |
| スピン軸 | 4.7 左 | 2.2 |
| 曲がり幅 | 7.8 左 | 3.5 |
| キャリーサイド | 8.9 左 | 6.9 |
| 打ち出し方向 | 0.3 左 | 1.4 |
第一印象はとにかく初速が素直に出るヘッドだなと。
ボールスピード67.7m/sはサイト内の同HS帯で5位。
スマッシュファクター1.48も、ばらつきがほとんどないぐらいで気持ち悪いくらいの安定っぷりで、新開発4層フェースの効果なのかなーと思わず考えさせられる結果。
飛距離性能

現在の当サイトの基準を出しておきます。
トラックマン4で計測した同HS帯ドライバーの平均がキャリー247.8ヤード、ボール初速66.0m/s、スピン2,243rpm。
これに対してRS DUOはキャリー251.7ヤードなので現時点で平均より約4ヤード上。
初速にいたっては平均より1.7m/sも速いです。
さっきも言いましたけれど全体5位の高初速。海外メーカー製ばかりの上位の中で大健闘です。素晴らしい。

方向も加味したベストだと言えるショットではがトータル282.3ヤードまで行ったので、飛距離面では文句なしで優秀と言えるレベル。
このときが初速68.4m/s、スピン2,060rpm、落下地点のキャリーサイドは1.4ヤード左と、方向も飛距離もきれいにまとまった1発でした。

最長は少し捕まり過ぎた感じもありますが、トータル285.4ヤード(初速68.7m/s)。いやー飛ぶ。

平均データ的に面白いのはスピン量で、平均2,316rpmはサイト平均の2,243rpmよりやや多め。
対して打ち出し角は12.6°と、サイト平均14.3°に対して低めですね。
中弾道で伸びる感じの弾道イメージで、低くは出ますがドロップするような感じはありません。
メーカーの「最も重心が低くて低スピン」といっていましたが、そうはならなかったです。
方向性とつかまり

平均の曲がり幅は7.8ヤード左、キャリーサイドで8.9ヤード左。

2発が割と大きく左には行ってしまってはいますが、そもそもぼくがドローヒッターというのも起因しています。

基本的には中央から左10ヤード地点ぐらいに収まってはいますし、持ち球がフック系の人間が打ってこれぐらいなので、ニュートラルな捕まり感とイメージしてもらって良いと思います。
ブレ幅の平均はキャリー251.7ヤードに対して曲がり幅7.8ヤードは3%ほどなので、左右のブレ幅としては十分に安定の範囲ですが、コアモデルとしては捕まらない方かもしれません。
打感と打音

打感はかなり良かったというか個人的に好みでした。
カーボン複合フェースということですが、個人的にはフルチタンドライバーのフィーリングだったなと。
タイトリストGTSがそういった感触でしたが、RS DUOもよく似ていました。絶妙な打感で、これは良くできているなと関心です。
まあ、コンポジットのこもり感が好きな人もいるかもしれませんが、今作に限ってはしっかりと弾いている感じが出ていました。
兄弟機・競合とのデータ比較
| 項目 | RS DUO | RS-F DUO | RS MAX DUO | GTS2 |
|---|---|---|---|---|
| キャリー | 251.7 yd | 249.6 yd | 244.2 yd | 252.2 yd |
| トータル | 277.7 yd | 278.6 yd | 275.7 yd | 278.3 yd |
| ボール初速 | 67.7 m/s | 67.6 m/s | 66.9 m/s | 67.2 m/s |
| スマッシュ | 1.48 | 1.48 | 1.47 | 1.48 |
| スピン量 | 2,316 rpm | 2,180 rpm | 2,064 rpm | 2,114 rpm |
| 打ち出し角 | 12.6° | 12.2° | 12.1° | 13.7° |
| 曲がり幅 | 7.8 左 | 5.4 左 | 12.5 左 | 8.7 左 |
兄弟機 RS-F・RS MAX との違い
キャリーと初速はこのRSスタンダードが3兄弟でトップでした。
ただトータルだと低スピンでランにも期待できそうなRS-Fが278.6ヤードでわずかに上回っていますね。
下の表はRS-F DUOとの比較。

面白いのは3モデルの中で最も重心を低くして低スピンを狙ったはずのRSスタンダードのスピンが2,316rpmで一番多く、逆に大型でやさしいはずのRS MAXが2,064rpmで一番低かったこと。
まあMAXは捕まりの一番強かったため、バックスピンが減ったのもありますけどね。
ただ、カタログの重心設計と実際にぼくが打ったときの入射角・当たりどころで、こういう結果になっています。
また、打ち出しも全体的に低いのも特徴でしょうか。モデル内ではよく揃っていますが、全メーカー中で見ると低打ち出しのシリーズになるのかなーという印象です。
タイトリスト GTS2 との比較

ライバルとして、同じ45m/s帯で計測したタイトリスト GTS2と比べてみます。
キャリーはGTS2が252.2ヤードでわずかに上、トータルもGTS2が0.6ヤード上。
飛距離はほぼ互角です。
GTS2のほうがやや高打ち出しで低スピンな感じなので、ぼくとしてはラインが出る感じがあるのはRS DUOですね。
プロギア RS DUO ドライバーの良かった点・気になった点
良かった点
- ボール初速はサイト内5位。フェースの弾きが優秀で、キャリーも平均+4ヤード
- スマッシュファクター1.48が安定して出る高効率ヘッド
- カーボンフェースなのにフルチタンに近い心地よい打音
気になった点
- 打ち出し角12.6°と低めを推移していた
プロギア RS DUO ドライバーの総合評価

| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 飛距離 | 9.0 / 10 |
| 弾道の高さ | 6.0 / 10 |
| 低スピン性能 | 7.5 / 10 |
| 安定性 | 8.5 / 10 |
| 打感 | 9.5 / 10 |
| 構えやすさ | 8.5 / 10 |
| 操作性 | 8.5 / 10 |
| つかまり | 7.0 / 10 |
総合評価は高いです。
初速性能はサイト内でも上位5番目、キャリーも平均をしっかり超えてきて飛びの実力は文句なし。いやー初速が出るぞーと言う話は聞いていましたが、確かに良いものを持っています。
4層フェースもワードの響きだけじゃなくてしっかりとデータにも反映されていましたし本物だったなと思います。それでいてフィーリングも凄い良かったので、複合フェースなのにいきなりこの完成度は正直驚きましたね。
面構えも良いし、低い打ち出しぐらいで難易度もそれほど高くないので、結構売れそうな予感がします。
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