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【試打評価】タイトリスト GTS4 ドライバー|買わずにはいられない!ディープ系で最強はこれ

タイトリストGTS4ドライバー試打評価

タイトリストGTSシリーズの中で最も低スピン寄りなヘッドとなるGTS4ドライバー。トラックマン4を使ってデータ計測を行ったのでレビューしていきます。

兄弟機のGTS2GTS3も同じシャフト・同じボールで同条件計測しているので、ヘッド単体の差分が完全に見える状態にもしているので参考にしてみてください。

この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

GTS4ドライバーの概要と特徴

タイトリストGTS4ドライバー

前作GT4が430ccだったのに対して、GTS4では460ccと体積は大きくなりました。理由としてはいろいろな所が軽量化できたからだそう。

さて、まずシリーズ内のラインナップを整理しておきます。

モデルロフト位置づけ
GTS28.0 / 9.0 / 10.0 / 11.0°高慣性モーメント・直進安定型
GTS38.0 / 9.0 / 10.0 / 11.0°バランス型・操作性も両立
GTS48.0 / 9.0 / 10.0°シリーズ最低スピン・低打ち出し特化

GTS4だけ11.0°ロフトの設定がありません。

タイトリストGTS4ドライバーのヘッド形状1
タイトリストGTS4ドライバーのヘッド形状2

460ccと体積は増えましたが、形状はクラシカルな洋梨型。ディープで投影面積は小さくなっているので、こぶりなヘッドが好きな人にはたまらないでしょう。めっちゃ男前ですね。

フェースアングルはややオープンに見えるぐらいのストレート。

スプリット・マス・フレーム

革新的なフルサーモフォームボディ構造を採用した設計で、重量を後方に置いて高い慣性モーメントを確保しつつ、前方には初速と打ち出しを引き出す最適配分を持たせています。

スピード・シンク・フェース

独自配置の補強構造を持つフェース設計で、芯外しでのボール初速低下を最小限に抑える狙いになっています。

さきに言ってしましますが、計測のばらつきの小ささから、設計どおりにオフセンターでも初速が落ちにくいクラブに仕上がっているのかなと感じます。

SureFit CGトラック(新搭載)

タイトリストGTS4ドライバーの調整ウェイト

GTS4最大の進化点が、このSureFit CGトラックの新採用です(前作はGT3のみ搭載)

前作までのウェイト交換式から、トラック上を連続的にスライドさせて重心位置を調整する機構に進化しています。

タイトリストGTS4ドライバーのバックウェイト

後方には5gウェイトが標準搭載です。

進化したエアロダイナミクス

タイトリストGTS4ドライバーのヘッド形状横から

ヘッド後方のリアを高くした設計で、空気抵抗を低減してスイングスピード向上をサポートする狙いです。

GTS4ドライバーのスペック

項目内容
ヘッド体積460cc
ロフト(試打)9.0°
ライ角(A1ポジション)58.5°
クラブ長さ45.5インチ
ロフトラインナップ8.0° / 9.0° / 10.0°
シャフト(試打)Mitsubishi Tensei 1K Red RIP 55 / フレックスS
SureFitホーゼル(試打)A1(標準)
SureFit CGトラック(試打)N(ニュートラル)
フロントウェイト5g
標準グリップTitleist Universal 360° または Z GRIP

GTS4ドライバーを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4

トラックマン4での計測データ

まずは計測条件を整理します。

  • 計測器:TrackMan 4
  • ボール:タイトリスト プロV1x(クラブ性能を純粋比較するため、計測球はプロV1xで固定)
  • ヘッド設定:ロフト9.0° / A1ホーゼル / CGトラックN / フロント5g
  • シャフト:Mitsubishi Tensei 1K Red RIP 55(S)。GTS2・GTS3も同じシャフトで計測しているので、ヘッド単体の差分を比較できる構成

続いて計測平均と各指標のばらつき(±)です。

指標平均±ばらつき
ヘッドスピード46.0 m/s±0.5
ボールスピード67.6 m/s±0.4
ミート率1.47±0.02
打ち出し角12.4°±1.1
バックスピン2,250 rpm±137
キャリー250.0 yd±4.4
トータル277.7 yd±2.4
最高到達点27.7 yd±3.4
落下角33.9°±2.9
スピン軸-6.0°±2.1
曲がり幅9.6 yd 左±3.0
カチアゲ7.6 yd 左±5.7

飛距離性能

タイトリストGTS4ドライバーの比較データ1

キャリー250.0ヤード、トータル277.7ヤードは、サイト内データの中で見てみると「平均より上」の数字。期待どおりの飛距離性能といったところかなと。

トラックマン4で計測した同HS帯ドライバー平均(キャリー248.1ヤード)と比べて、キャリー+1.9ヤードと、確かに数字としては平均を上回っています。

タイトリストGTS4ドライバーのトラックマン計測データ1

ベストショットでもキャリー252.8ヤード、トータル280.6ヤードまで届いており、ヘッドスピード45.9m/sで280ヤード台に乗せられる効率の良さは申し分ない印象です。

タイトリストGTS4ドライバーのトラックマン計測データ2

初速はトップ5に入ってくるスピードだったので、最速を謳うだけの性能でした。

ただ「サイト内トップ層と比べて圧倒的な飛距離」とまでは言えない数字でもあります。

ちなみにこの段階で特に飛ぶドライバーとしては、キャロウェイ クアンタム トリプルダイヤPING G440Kなどです。この2本は特異点ぐらいのポテンシャルなのでしょうがないかもしれません。

まあ、データ上で伸び悩んだのは弾道の低さですね。最高到達点27.7ヤード、落下角33.9°と、3兄弟の中でも最も低い弾道だったこともあります。

とは言いつつも個人的には好きな弾道だし、ディープ系らしい個性があって良いです。この見た目なんだからこの飛び方で正解だと思う。

方向性とつかまり

タイトリストGTS4ドライバー分散図

左サイド10ヤード地点に集約するカタチになっていますが、これはぼくがドローヒッターであることも要因です。

タイトリストGTS4ドライバーのトラックマン3

捕まりはそれほど強くなくて、ほぼニュートラルなストレート系と見てもらうと良いと思いますね。

タイトリストGTS4ドライバートラックマン計測データ4

驚きなのは一番難易度が高そうなGTS4でもかなり安定感が高くなったなーと思います。簡単とまではいきませんが、前作までの難しさはなくなった印象。

なんかGTS3やGTS2よりも安定したなーと思うけれど上がりすぎないのも良かったのかもしれません。

打感と打音

タイトリストGTS4ドライバーのフェース

コンポジット系ながら金属的な音がすることでGTS3とGTS2はめちゃくちゃ良いなと思いましたが、GTS4はやや低音寄りなチューニングに感じました。

少し音が控えめで形状通りのフィーリングだなと思えて、これはこれで最高に気持ちいい。

弾き感よちも球持ちの良さだったり、吸い付く感覚が欲しい人は好きだと思います。

GTS4は買いか|GTS2・GTS3とのデータ比較

同日・同シャフト・同ボールで計測した3兄弟+サイト内平均で並べてみます。

指標GTS4GTS3GTS2サイト平均
HS46.045.845.5
BS67.667.267.2
ミート率1.471.471.48
打ち出し角12.4°13.5°13.7°13.9°
バックスピン2,2502,2652,1142,260
キャリー250.0251.6252.2248.1
トータル277.7276.3278.3

ボールスピードもスマッシュも全部レベルが高いです。スピンの差分もほとんどなくて基本性能はどれも同じだなと感じました。

違いは明確で「高さ」です。この中で比べると打ち出しがつきやすいGTS2が一番トータル距離で伸びていますが、ほとんど誤差レベル。

↓GTS3との比較

タイトリストGTS4ドライバーの比較データ1

↓GTS2との比較

タイトリストGTS4ドライバーの比較データ3

もちろん細かいところで差はあるのですが、飛距離面での優劣はほぼ無いとみてもらっていいのかなと思います。

シリーズを通して全部良いという奇跡的なシリーズ。

GTS4ドライバーの良かった点・気になった点

良かった点

  • サイト内でも明確に低弾道ライナー系でぶち抜けて飛距離性能も高い
  • 低スピン系ディープ系 とは思えないばらつきが極めて小さい安定性
  • 重心距離の調整もできるようになってカスタマイズ性がアップ
  • 同日のGTS2・GTS3比較でも、ミスヒット時の初速保持は同等以上
  • シリーズ内でも特に柔らかめな打感

気になった点

  • 打ち出しはつきにくいのでハイヘッドスピードの人でないとキャリーロスはでやすい

GTS4ドライバーの10段階評価

タイトリストGTS4ドライバー
項目点数
飛距離9.0
弾道の高さ5.5
低スピン性能8.5
安定性7.5
打感10
構えやすさ8.5
操作性9.0
つかまり7.5

GTから一番進化を感じられるモデルでした。

単純にサイズが大きくなってカスタマイズ性も上がっていますし、打っていても前作までの難易度の高さも感じなかったので、こういったディープ系ドライバーの中では屈指の完成度だと思います。

基本性能も優秀で、まず初速が出るので弾道が低めでありながらもキャリーを確保しやすい。

いやーGTSはシリーズを通しての一貫性と完成度が凄まじいですね。その中で明確に個性も出せているので、恐れ入りました。ツアーでの使用者も多いのでフィードバックが集まりやすいのも今のタイトリストの強みと言えそうです。

ちなみに、ぼくはこれをとりあえず購入することにしました。

決めてとしては弾道を抑えられることですね。普段から弾道が高すぎることが気になっていたので非常に好みの高さになってくれていました。最高です。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら