プロギアの2026年モデル、RS DUO ユーティリティをトラックマン4で試打しました。
今回の試打スペックは4UT、ロフト22度、VENTUS FOR PRGR S、STDポジションで、サイト内のユーティリティ試打データや直接比較しやすいライバルモデルとも比べながらレビューします。
なお、プロギア公式ページ上では製品名が「RS ユーティリティ」と表記されていますが、本記事では過去モデルと混同しやすいかもということで「RS DUO ユーティリティ」としました。
プロギア RS DUO ユーティリティ試打の結論

結論から言うと、RS DUO ユーティリティは高スピン具合が圧倒的なモデルでした。おかげで非常に高弾道となり、スピン+降下角度でグリーン上でマジで止まりやすいユーティリティです。
ユーティリティで高さ不足だったり、もう少しスピンが欲しいなーなんて思っている方や、競技での高速グリーンに対応したい方にも使いやすいかなと思います。
それでいて初速は記事執筆時点で1位ということもあって飛距離もそこまで損なわなかった点も評価できるところです。

ポジションマップ上では真ん中一番上ぐらいの場所かなと思っています。
プロギア RS DUO ユーティリティの概要と特徴

RS DUO ユーティリティは、2026年7月10日発売予定のプロギアRSシリーズのユーティリティです。
メーカーは、高初速、高打ち出しで、飛ばしながら狙えるユーティリティという方向性を掲げています。

前作からの変更点としては、クラウンに丸みを持たせた形状、6UTの追加、番手ごとにサイズとFPを変えるフロー設計が主なポイントです。

見た目は割と小ぶりでアスリート向けの締まった雰囲気ですが、打ってみると高弾道とスピン量がしっかり出るので、ここは見た目とのギャップがありました。
8方向可変カートリッジを搭載

ヘッドとシャフトは着脱式で、8方向可変カートリッジを採用する仕様です。
今回の試打はSTDポジションで行っており、ロフトやライ角を動かした状態ではないので、この記事内の数値はSTDでの実測値として見てください。
CNC加工のマレージングフェース

フェース素材はCUSTOM455マレージング鋼、ボディはAM355Pマレージング鋼。
フェースはCNC加工で公式情報では反発性能の個体差を抑える設計とされています。
実測でもスマッシュファクターは平均1.46、ベストでは1.49まで出ており、ユーティリティとしてはかなり効率良くボールスピードが出ました。
打感は割と弾きの強さを感じるタイプでした。球離れはそこそこ速い感覚ではありますね。
プロギア RS DUO ユーティリティのスペック
番手は3UT、4UT、5UT、6UTの4種類で、6UTが追加されたことでロング〜ミドルアイアンの代替として組みやすい構成になっています。
| 番手 | ロフト角 | 体積 | フェース角 | ライ角 |
|---|---|---|---|---|
| 3UT | 19度 | 131cc | -2度 | 58度 |
| 4UT | 22度 | 127cc | -2.5度 | 58度 |
| 5UT | 25度 | 124cc | -2.5度 | 58.5度 |
| 6UT | 28度 | 119cc | -2.5度 | 59度 |
標準シャフトはVENTUS FOR PRGRとDiamana TM FOR PRGRの2種類で、注文生産でスペックスチールIII Ver.2も用意されています。
VENTUS FOR PRGRは重量感があり、癖の少ない剛性でしっかり振れる設定で、Diamana TM FOR PRGRは軽量でしなりを感じながら高弾道とつかまりを出しやすいタイプです。
今回の試打クラブは4UT、ロフト22度、VENTUS FOR PRGR Sを装着しています。
プロギア RS DUO ユーティリティを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4での計測データ
今回の平均データは以下です。
| 項目 | 平均値 | ばらつき |
|---|---|---|
| ヘッドスピード | 41.4m/s | 0.3 |
| ボールスピード | 60.6m/s | 0.6 |
| 打ち出し角 | 17.5度 | 1.8 |
| スピン量 | 5,254rpm | 401 |
| キャリー | 197.6ヤード | 2.5 |
| トータル | 202.3ヤード | 4.4 |
| 最高到達点 | 42.4ヤード | 4.6 |
| 落下角 | 51.8度 | 3.4 |
| スマッシュファクター | 1.46 | 0.02 |
| 曲がり幅 | 左4.0ヤード | 4.0 |
| 着弾左右 | 右2.5ヤード | 6.4 |
キャリーは197.6ヤードなので、4UTとしてはしっかり飛んでいます。
ただ、総飛距離は202.3ヤードで、サイト内ユーティリティ平均の210.6ヤードより短めでした。
飛距離性能と高さ

飛距離性能だけを見るとキャリーは平均クラス。
ただし、ボールスピード60.6m/sはサイト内平均の58.0m/sを大きく上回っています。

サイト内ユーティリティの中ではボールスピード1位で、想像していたよりも初速が出るという性能で驚きです。

一方でキャリーは23機種中12位となりましたが、バックスピンがかなり入りやすいことが要因となっています。
ロングアイアン領域の距離を狙うクラブとしてはこのスピン性能は面白いですね。明確にアイアンよりも高さとスピンが出せるので、スピン重視でUTを選びたい人には良い選択肢になりそうです。
対して低スピン寄りの弾道で飛距離を優先したい場合には少し足枷にはなるかもしれません。
個人的には少し吹き上がり気味かもしれないとは思っています。

また、スピン量の多さと同時に最高到達点もバカ高くなりました。

最高到達点も落下角も現時点では圧倒的1位。止めやすさという指標では文句のつけようがありません。
方向性とつかまり

方向性はかなり優秀でした。
平均のスピン軸は-1.9度、曲がり幅は左4.0ヤード、着弾左右は右2.5ヤードです。

まあ、ほぼセンターですね。ぼくは基本的にドローが強い方なので、そう考えればつかまりは弱い部類だと判断します。

普段の持ち球としてはドローヒッターの方の方が合うとは思いますが、スリーブの調整範囲が広いのである程度はカバーできるかも。
プロギア RS DUO ユーティリティと競合モデルとのデータ比較
ライバルモデルとのデータ比較
サイト内データで、直接比較しやすいユーティリティと比べると以下のようになります。
| モデル | ボール初速 | スピン | キャリー | トータル | 最高到達点 | 落下角 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| プロギア RS DUO UT | 60.6m/s | 5,254rpm | 197.6yd | 202.3yd | 42.4yd | 51.8度 |
| スリクソン ZXi | 58.3m/s | 4,931rpm | 193.1yd | 202.2yd | 36.7yd | 48.4度 |
| PING G440 | 58.2m/s | 4,162rpm | 198.9yd | 210.3yd | 36.1yd | 46.9度 |
| ヤマハ RMX DD | 58.7m/s | 4,116rpm | 199.9yd | 214.4yd | 31.7yd | 43.5度 |
| サイト内UT平均 | 58.0m/s | 4,173rpm | 197.0yd | 210.6yd | 33.3yd | 45.1度 |
RS DUOは、この中でボール初速、スピン量、最高到達点、落下角が特に高いです。


キャリーはG440やRMX DDと大きく変わりませんが高弾道ハイスピン狙いならRSに部がありそうです。

スリクソンZXiもスピン量が多めで止めやすいモデルですが、今回の計測ではRS DUOの方が初速と高さが出ました。
ZXiの上位互換という雰囲気があります。
プロギア RS DUO ユーティリティの良かった点・気になった点
良かった点
- ボールスピード60.6m/sで初速性能は現時点でトップ
- 圧倒的な高スピンでグリーンで止めやすい
- 最高到達点42.4ヤード、落下角51.8度で止めやすさの指標はトップ
気になった点
- スピン量が多いのでトータル距離は伸びにくい
- もともと弾道が高すぎる人は吹きあがりすぎるかも
- ラン込みで飛ばしたい人には合いづらい
プロギア RS DUO ユーティリティの10段階評価
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 飛距離 | 7.5 / 10 |
| 初速性能 | 10 / 10 |
| 弾道の高さ | 10 / 10 |
| スピン性能 | 10 / 10 |
| 安定性 | 9.0 / 10 |
| 構えやすさ | 8.5 / 10 |
| 操作性 | 8.5 / 10 |
| 上がりやすさ | 9.5 / 10 |
プロギア RS DUO ユーティリティは、飛距離性能だけで見るとキャリーは平均クラスなので単純な飛びだけで言えば他の選択肢があります。
ただし、スピン量、最高到達点、落下角はサイト内平均を大きく上回り、圧倒的なグリーンでの止めやすさがありました。
ここまで高く上がって、落下角が50度を超えるモデルは現時点だと他にはないので、シビアなセッティングになればなるほど武器になってくるユーティリティですね。
また方向性も非常に良くてまとまりも申し分ないです。

当サイト的にはポジションマップでは中央の一番上ぐらいですかね。
特に上がりやすいタイプなので上がんなくて悩んでいる人にはスピンも入ってくれるから助かると思います。
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