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今回はゴルフバディ2022年の新作ゴルフウォッチaim W12を購入し、実際に3ラウンドで使ってみたので、良かった点と気になった点をレビューしていきます。
価格は前作aim W11から7,000円ほど高くなっていますが、それと同時にしっかりと性能も上がっていました。なので、購入して使ってみた今となっては納得できるクオリティだったなと感じています。結論を言うと、コスパを重視する方には超おすすめです。
ゴルフバディaim W12時計型ゴルフナビのスペック・外観・サイズ感
同梱品はこんな感じです。本体と専用の充電ドック、タイプAtoCケーブル、説明書、交換用ベルトという内容。
サイズ | 46 X 46 X 14.1 mm |
重量 | 51g(本体33g、ブラック革/グレーシリコンストラップ18g) |
カラー | ブラック |
ディスプレイ | フルカラー1.3インチ TFT-LCD,タッチパネル |
解像度 | 360 X 360px |
通信仕様 | GPS, GLONASS,Bluetooth |
電源 | 充電式リチウムポリマー / 3.8V・590mA |
仕様時間 | ゴルフモード10時間 日常生活7日以上 |
対応コース数 | 4万ヶ所のコース |
言語 | 日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語 |
防水レベル | IPX7 |
高低差対応 | ○ |
コースレイアウト表示 | ○ |
タッチIP(3点間距離表示) | ○ |
スコア入力 | ○ |
カラーはブラックのみ。その代わり、ベルトを付属のグレーのものに交換できる仕様になっています。ブラックのベルトは革調で、グレーはシリコンタイプ。
時計画面は全部で8パターンに変更できます。
腕に装着した時のサイズ感はこれぐらいです。前作と大きさの変化もありません。ゴルフウォッチとしては至って普通。
本体にあるボタンは右側に一つだけ(電源ボタンでもある)。それ以外はタッチ操作で行います。操作は非常に直感的で誰でも簡単に使える。
ベルト込みの総重量は50g。ゴルフウォッチとしてはかなり軽いほうです。公称値は51gだったのでそれよりも軽かった。
ちなみにガーミン Approach S62は62gです。
ゴルフモードの計測画面は左右にスライドすることで切り替えることができます。
ハザード表示がこれ。
グリーン・マップも搭載されています。ピンの部分を2秒間長押しすると、ピンを自由に動かせます。
ゴルフモードの設定もONとOFFが一目でわかるようなUI。とてもわかりやすいです。
ディスプレイの明るさは5段階の調整ができます。太陽光の下でも視認性は良好でした。
飛距離計測は自動ではありません。距離計測画面を左側にスライドすると計測画面になるので、打った地点で「▶」を押して、ボールがある所までいったら「■」を押すと計測が完了します。
スコア入力も可能。本体にスコアカードの記録が溜まっていく仕組みです。
ゴルフバディaim W12の良かったところ
それではゴルフバディaim W12を実際に3ラウンドで使ってみて感じた、良かったところを紹介していきます。
ゴルフバディaimシリーズ待望のタッチIPによる3点間距離表示に対応
前作aim W11時点では、コースレイアウト表示には対応していたものの、自分の好きな場所までの距離を計測することができませんでした。
それが今作aim W12では3点間距離表示がついに実現し、よりコースマネジメントがしやすくなったのは言うまでもありません。
ちなみに3万円以下のゴルフウォッチでタッチパネル、そして3点間距離表示に対応したのは今作aim W12が初めて。
前作から7,000円アップして29,900円になったのだけど、この機能が追加された事を考えれば圧倒的に安いです。
コスパ最強ゴルフウォッチの座はまだ揺るがなさそう。
タッチパネルの操作性がさらに向上し計測精度も上がった
タッチパネル自体の操作性もモデルチェンジを重ねる毎に良くなっていますが、今回もしっかりアップグレードされているなと感じました。
メニュー画面での操作性はもちろん、ゴルフモードの時もスムーズにタッチ操作できます。
さすがに最新のスマートフォンのようにヌルヌルではないですが、3万円以下という価格を考えると十分すぎるスペックです。
あと、精度検証も行っているのですけど、前作以上に計測精度は良くなってさらに実戦向きになりました。
前作同様だけどIPX7の防水性能
aim W11時点でIPX7だったのですけど、今回もIPX7の強力な防水性能となっています。
雨天時のプレーでも何の心配もなく使用できるのは嬉しい。ここも3万円以下だと群を抜く性能なので、防水性を重視して選ぶ場合でもおすすめできます。
ゴルフバディaim W12の気になったところ
ここからはaim W12の気になった点を紹介します。
グリーンアンジュレーション機能は日本未対応(※アップデートで浸かるようになった)
ゴルフバディ公式サイトや、Amazonの商品ページを見ると、グリーンアンジュレーション機能が掲載されています。さもアンジュレーション機能が使えるかのような載せ方にも見えますが、日本のゴルフ場には対応していません。
使えない事はマニュアルにも記載されています。どうやら韓国のゴルフ場のみに対応しているようです。
ということなので、グリーンアンジュレーションは使えないので注意してください。ぼくはグリーンアンジュレーションが使えるのかもと期待して買ったのですが、使えなくてガッカリしているところ。
ハザード表示は相変わらず弱い
ハザードまでの距離表示は、簡易的な画像と数字のみです。ここは相変わらず弱いポイント。
とはいえタッチIPに対応したので前作よりもハザードまでの距離は考えやすくなっています。次回作ではハザードまでの距離表示をどうにかアップデートしてもらいたいですね。
ちなみにブッシュネル イオンエリートでもこの部分を指摘していますが、ゴルフバディaim W12は価格が3万円以下なのでまだ許せるという感じ。値段の問題は大きい。
ゴルフバディaim W12の精度を検証
良いところでも精度の良さは紹介しましたが、精度検証を行ったので改めて見てもらいたいと思います。
比較には当サイトでの基準となっているユピテルYGN7000です。それでは順番に見ていきましょう。
バックエッジで3ヤード、センター2ヤード、フロント1ヤードのズレです。問題はありません。
バックエッジで1ヤード、センター0ヤード、フロント4ヤードのズレです。フロントエッジでは少し誤差が大きくなっていますが許容範囲内。
バックエッジで1ヤード、センター3ヤード、フロント4ヤードのズレです。ギリ許せる。
バックエッジで1ヤード、センター1ヤード、フロント1ヤードのズレ。ここは全く問題ありません。
これで最後です。バックエッジで4ヤード、センター3ヤード、フロント3ヤードのズレです。
全体的に距離が遠く出るものの誤差の範囲内。
というように、許容誤差5ヤード以内にはだいたい収まります。精度は年々良くなっている印象ですし、これなら問題なく使うことができます。精度に致命的なところはありませんでした。
3点間距離表示がいらないなら前作aim W11がおすすめ
ここまで見てもらうとわかるとおり、aim W12はタッチIPによる3点間距離表示に対応したのが大きな進化です。
それ以外は基本的に前作aim W11と差がほとんどありません。バッテリー持ちやスコア管理なども同じです。
つまり、3点間距離表示が全くいらない(興味がない)のであれば、7,000円以上安いaim W11の方をおすすめします。
ただ、個人的にはタッチIP対応をして7,000円しか高くなっていないのか!という感想ですし、コースマネジメントをするには強力な機能なのでaim W12を推します。
ゴルフバディaim W12の総合評価
価格は上がっているとはいえ、タッチIPによる3点間距離表示対応で3万円以下は相当な魅力です。
コスパは依然として最高評価。しかも発売後のアップデートで、当初使えなかったグリーンアンジュレーションにも対応したのは素晴らしい対応力です。
低価格帯では群を抜く完成度なので、2万円台だと圧倒的におすすめできます。
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