最近では松山英樹プロもセッティングに採用するなど、密かに注目を集めているフェアウェイウッドである「RADSPEED Tourフェアウェイウッド」
ぼくも実際に購入してみたので、日本人マスターズチャンピオン松山英樹も使うフェアウェイウッドがどういったクラブなのかレビューして確認していきたいと思います
- 低スピンタイプの5番ウッドで飛距離性能は高い
- 基本は捕まるドロー系
- 操作性は良いけれど、シビアなフェアウェイウッド
なんかカッコいいのきたなー🙃#コブラ#RADSPEED pic.twitter.com/Csp3cmiSpD
— まさ@ゴルフYouTube登録者3万人 (@masa_golf05) July 25, 2021
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
RADSPEED Tourフェアウェイウッドの特徴
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの外観](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0014.jpg)
RADSPEED Tourはシリーズ中では最小サイズのヘッド体積(148cc)で、ロフトバリエーションも17.5°(5番ウッド)のみしか用意されていない尖りまくったスペックのフェアウェイウッドなのです。特徴は下記
- コンパクトなヘッドサイズ(148cc)
- 低重心かつ浅めの重心で、低スピン&高初速を可能とする設計
- 通常のRADSPEEDフェアウェイウッドよりもスピン量の減少に加えて高い操作性が魅力
- ソールには2本レールが敷かれていて、抜けの良さのアップでヘッドスピードも上がるらしい
最近では珍しいぐらいのコンパクトサイズ
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのヘッド形状](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0008.jpg)
体積は148cc。最近ではかなり小さめなサイズ感のフェアウェイウッドです。ヘッド形状はかなりオーソドックスというか凄くキレイな洋梨形状となっています
大きさ意外で違和感を感じる部分はほぼないと言っていいほど綺麗に仕上がっています
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのアドレス時の見え方](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0015.jpg)
アドレス時はこんな感じで見えますが、とにかく小さいという印象です。人によってはユーティリティぐらいに思えるかもしれません
前方にウェイトを集中させ、低スピン化と低重心化を狙っている
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドフロントウェイト](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0005.jpg)
ソール前方にはトウとヒールに8gの内部ウェイトがそれぞれ埋め込まれていて、2つで16g。さらに中心部分には外付けの7gのウェイトが装着されているとのことです
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドカーボンラップクラウン](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0006.jpg)
カーボンクラウンと合わせることで低重心化を狙っています。マットな仕上げですが、よーく見るとカーボン模様がうっすら見えます
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのフロントウェイトは外せる](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review20003.jpg)
中央のウェイトはRADSPEEDドライバー同様に付属のトルクレンチで取り外しすることができました。交換可能なウェイトがあればヘッド重量を調整することもできそう
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのウェイト重量](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review20004.jpg)
外したウェイトの重さを一応測ってみたら3gでした。あれ?7gでは?と思って調べてみると「国内版のSpeederシャフト(純正)のモデルは3g」らしいです。ぼくが買ったのはTourAD(純正)のモデルだったのですが、これもおそらく同様のウェイト重量になっているっぽいです
ちなみに通常のRADSPEEDフェアウェイウッドは後方側にウェイトを配置する深い重心設計を採用になっています
ソールにはバッフラーレールを搭載することで抜けの良さにもこだわっている
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドレールソール](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0007.jpg)
2本のレールには配置されています。コブラではお馴染みのバッフラーレールですが、抜けの良さに効果があるようです。どれぐらい違いが出るかは個人の体感で変わってくるとも思いますけれど、ヘッドスピードが減少することも抑えてくれるみたいなので飛距離アップにも結びつくとのこと
![RADSPEED Tourフェアウェイウッド横から](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0000.jpg)
横から見るとこんな感じです
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RADSPEED Tour フェアウェイウッドの試打クラブスペック
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドロフト角](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0002.jpg)
試打に使ったのは5番ウッド。調整機能を搭載していますが、標準の17.5°のスタンダードポジションで打っています
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドシャフトスペック②](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0004.jpg)
シャフトはツアーAD for RADSPEEDという純正シャフトうちの一つです
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドシャフトスペック①](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0003.jpg)
フレックスは60のS。ヘッドと同様にシャフトもマットブラックな仕上げになっていてカッコいいです
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの総重量](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review20001.jpg)
総重量は336g。標準シャフトにしてはしっかりと重さがあります
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの振動数](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review20002.jpg)
振動数は264cpm。結構しっかりしています
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのヘッド重量](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review20000.jpg)
スリーブ抜きのヘッド単体重量は218gです
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのウェイト抜き](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review20005.jpg)
ちなみにウェイトを外した時のスリーブ抜きヘッド重量は214g
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
RADSPEED Tourフェアウェイウッドの試打計測データ
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの試打計測データ](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0011.jpg)
▼平均データをまとめたものが下記
ヘッドスピード | 42.8m/s |
ボールスピード | 62.1m/s |
打ち出し角 | 14.7° |
打ち出し方向 | 3.7° |
バックスピン | 3628.8rpm |
サイドスピン | -361.3rpm |
センターからのブレ | 3.2ヤード |
キャリー | 217.6ヤード |
総距離 | 232.5ヤード |
RADSPEED Tourフェアウェイウッドの試打評価レビュー
![radspeedtourフェアウェイウッド試打チャート](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/radspeedtour-fw-chart.jpg)
- 低スピンタイプで飛距離性能は高い
- 捕まりも十分
- 操作性は高い反面、ミスへの許容度は低くて難易度は高い
余分なスピンがかからず強弾道で飛ぶけどパワーヒッター向け
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの弾道イメージ④](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0018.jpg)
飛距離性能は優秀です。浅重心設計の効果もしっかりと打球に反映されていて、前へ前へと飛んでいく推進力の高さを実感できました
ヘッドサイズの割には低重心化されているからか、打ち出しはしっかり出てくれていますが、低スピンなので地面から打つ場合にはパワー不足だとドロップしてしまうかもしれません。そうなるとキャリー不足に陥る可能性もあるので注意が必要です
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの弾道イメージ②](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0016.jpg)
ティーショットメインと考えるなら使用可能なヘッドスピード領域は広がりますが、それでもドライバーでのヘッドスピードが44m/s以上は最低欲しいところです
フェアウェイウッドで吹き上がってしまって飛距離をロスしてるんだよなーと感じている方にはベストなヘッドになると思います
基本はドローだけど。操作性も良好
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの弾道イメージ①](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0013.jpg)
基本にはヘッドターンがしやすくてドロー系の打球となりましたが、操作のしやすさも秀逸です
反対のフェード系も比較的打ちやすかったです。これならインテンショナルなショットを打ちたい方も満足できるはず
特に抑えた打球は打ちやすいので、ティーショットでも低く抑えたい場合などには重宝します
落ち着いた打球音で弾き感は乏しい
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのフェース面](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0012.jpg)
打球音は控えめです。締まった打球音で高音はまったくと言っていいほどでません
柔らかいわけではないですが、特別硬い打球感ではありません。RADSPEEDドライバーの打感が微妙だったことを考えるとフェアウェイウッドは良いバランスで打音の調整がされていると感じます
RADSPEED Tourフェアウェイウッドはヘッドが小さすぎて難易度が高い
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドのアドレス時の見え方](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0015.jpg)
飛距離もまずまず出るし、操作性も良好。打感も結構良くて完成度は高いフェアウェイウッドですが、いかんせんヘッドが小さすぎます
コンセプトがそもそも操作性重視だと思うから仕方のないことですが、ミスヒットへの許容度は高くないです
一定のミート率を必要とするので、現在使っているフェアウェイウッドで打点がバラつくような方であればメリットよりもデメリットの方が大きいと思います
あとは、バックスピン量が少ないのでパワーヒッターだと自負している方なら問題ありませんが、フェアウェイウッドで打球が上がりづらいと普段から感じているなら手を出さないのが無難です
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
低スピン系シャフトへのカスタムは慎重に
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドシャフトスペック②](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0004.jpg)
まずオリジナルシャフトでも十分しっかりしているので、重さ的に問題なければこのまま使うのがおすすめです
オリジナルの純正シャフトでもよほどで無い限りはスピン過多にはならないです
重さ的に純正だと軽くてカスタムしたいなら低スピン系シャフトにする場合は慎重に選ぶほうがいいと思っています。個人的にカスタムするならそこそこスピンの入る三菱の最新シャフト「ディアマナPD」を選択します
まとめ:操作性を重視するなら優先度は高いフェアウェイウッド
![RADSPEED Tourフェアウェイウッドの外観](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2021/07/cobra-radspeed-tour-fw-review0014.jpg)
低スピン系のコンパクトな5番ウッドを探しているならかなりおすすめなフェアウェイウッドです
基本はしっかりと捕まってくれて余分なスピンも入らないので風にも強いですし、左右の打ち分けもしやすい操作性も兼備しています
気になるのは、人によってはユーティリティぐらいに感じるかもしれないぐらい小さいヘッドサイズです。威圧感を感じてしまう場合もありますし、ミスへの許容度は高くないのでシビアなクラブでございます
おすすめ度:
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
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