【試打評価】コブラ 3DP X アイアン|性能は破格。ただ打感はかなり硬い気がする

コブラ 3DP X アイアンをトラックマン4で試打計測しました。3Dプリンターで作ったコブラのアイアンです。
ブレード形状の3DP TOURや3DP MBと比べると、3DP Xはやさしさを重視したモデル。
結論から言っておくと、飛距離性能も良いのですが、それ以上に安定感が素晴らしいアイアンでした。
横のブレ幅も小さい。性能としては破格です。
では、データを見ながらレビューしていきます。

コブラ 3DP X アイアンの計測データ

ロフトは29°(7番)、シャフトは純正のN.S.PRO 950GH neoのSです。
ボールは計測器用のタイトリスト プロV1x(RCT)を使っています。


| 項目 | 平均 | ばらつき(±) |
|---|---|---|
| クラブスピード | 37.7 m/s | 0.3 |
| ボールスピード | 53.0 m/s | 0.8 |
| スマッシュファクター | 1.41 | 0.02 |
| 打ち出し角 | 16.8° | 0.9 |
| バックスピン | 5,242 rpm | 246 |
| キャリー | 170.4 yd | 2.7 |
| トータル | 177.3 yd | 2.8 |
| 最高到達点 | 29.6 yd | 2.2 |
| 落下角度 | 45.4° | 1.9 |
| スピン軸 | -3.5° | 2.5 |
| 曲がり幅 | 5.3 yd 左 | 3.9 |
| 着弾左右 | 7.8 yd 左 | 6.4 |
| 打ち出し方向 | -0.8° | 1.5 |

初速もしっかり出ています。というか非常に速いですね。
当サイトの中では4位。スマッシュファクターはトップタイと、こちらも優秀すぎ。

当サイトで計測した7番28.5°〜30°のアイアン19機種の平均は、キャリー166.6ヤード、ボール初速52.2m/s、スピン5,384rpmです(記事執筆時点)。
で、コブラ 3DP X アイアンはキャリーで3.8ヤード、初速で0.8m/s上回っています。
キャリーは当サイトの中では1位。ゼクシオ 14 プラス アイアンと並んでトップです。

今回のベストショットはキャリー176.0ヤード、トータル183.3ヤード。初速54.3m/s、打ち出し15.9°、スピン5,120rpmで、曲がり幅は5.1ヤード左でした。

キャリーは10球が166.5ヤードから176.0ヤードの間に入っていて、幅は10ヤード弱。
縦距離はそこそこばらつくか?という気もします。



打ち出し角と最高到達点は、どちらも平均より低めの数値でした。
スピン量もちょっと少なめなので、強弾道すぎるぐらいです。とはいえこれだけ飛距離が出るとなると番手を下げて打てるというメリットがあるというもの。
つかまりと方向性

ドローヒッターのぼくが打った場合ですが、平均でスピン軸3.5°左、曲がり幅5.3ヤード左でした。
やや捕まるという判定にはなっていますが、個人的にはつかまりはニュートラルだという評価。
つかまりすぎという感じはありません。

着弾は平均で7.8ヤード左。右に2ヤードほど出たのが2球、残りの8球は左2ヤードから左16ヤードの間に落ちています。
横のブレ幅は20ヤード弱で、飛ぶタイプながら方向性はめちゃくちゃ良いです。

安定性は極めて高く、実戦向きなアイアンとして高く評価できます。
構えた印象と打感









バックフェースには格子状の模様が入っています。
ヘッドはやや大きめで、トップブレードもやや厚め。グースとソール幅は標準的で、構えやすいです。
ソールの抜けはまあ普通ですかね。悪くもありませんが特別良いという感じもありません。
打感は正直けっこう硬いです。メーカーは3Dプリント製で打感の良さをアピールしていますが、個人的には中空アイアン系の中でも特に硬い部類と言ってもいいぐらいの感触。
特に芯を外したときの硬さは顕著で、お世辞にも打感がいいとは思えませんでした。
打音はやや高めで大きさは普通、乾いた音です。
コブラ 3DP X アイアンのスペック
メーカーが挙げている特徴は以下の3点。
- 3Dプリンターで316ステンレススチールのパウダーを2,600層に積み重ねて作る、フル3Dプリントのワンピースヘッド
- 内部格子(ラティス)構造で剛性を保ちながら余剰重量を生み出し、ヒールとトウに配置。トウ側にはタングステンを入れて慣性モーメントを高めた
- 内部格子構造を採用したフェースで、芯を外したときも初速と方向性を保つ
3DPシリーズの中では、高弾道・高安定性・飛距離性能に重点を置いたモデルとのこと。
番手は4番からGWまでの8つです。
| 番手 | ロフト角 | ライ角 | オフセット | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| 4 | 20.0° | 62.0° | 5.4mm | 38.50インチ |
| 5 | 23.0° | 62.5° | 4.7mm | 38.00インチ |
| 6 | 26.0° | 63.0° | 4.0mm | 37.50インチ |
| 7(試打) | 29.0° | 63.5° | 3.3mm | 37.00インチ |
| 8 | 33.0° | 64.0° | 2.8mm | 36.50インチ |
| 9 | 38.0° | 64.5° | 2.4mm | 36.00インチ |
| PW | 43.0° | 65.0° | 2.1mm | 35.75インチ |
| GW | 48.0° | 65.0° | 1.8mm | 35.50インチ |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 構造 | フル3Dプリントのワンピース構造(内部格子構造) |
| ヘッド素材 | 316ステンレススチール+タングステン |
| 純正シャフト | N.S.PRO 950GH neo(S/R) |
| グリップ | Golf Pride Tour Velvet 360 STD 60R |
| 試打シャフト | N.S.PRO 950GH neo(FLEX S) |
| 発売日 | 2026年3月14日 |
| シャフト | フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| N.S.PRO 950GH neo | S/R | 98.0g/94.5g | 1.7/1.9 | 中調子 |
3DPシリーズのほかの2モデルとの違いがこちら。
| 項目 | 3DP X | 3DP TOUR | 3DP MB |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2026年3月14日 | 2025年4月4日 | 2026年3月14日 |
| 公式のタイプ | Players Game Improvement | Forgiving Players Blade | Forgiving Players Muscle Back |
| 7番のロフト角 | 29.0° | 31.0° | 34.0° |
| 7番のライ角 | 63.5° | 62.0° | 62.0° |
| 7番のオフセット | 3.3mm | 2.1mm | 2.2mm |
7番のロフトは3DP TOURより2°立っていて、オフセットも大きめ。
ロフトとオフセットを見ても、ブレード形状の2モデルよりやさしさ寄りの設定です。
総合評価
| 評価項目 | スコア(/10) |
|---|---|
| 飛距離 | 10.0 |
| 弾道の高さ | 6.0 |
| スピン性能 | 6.5 |
| 安定性 | 9.5 |
| つかまり | 7.0 |
| 打感 | 5 |
| 構えやすさ | 8 |
| 操作性 | 7 |
飛距離はキャリー1位、初速4位なので9.5。
安定性は縦も横もよく揃ったので9.0。
つかまりはニュートラルなので7.5。
総合的に見ると飛距離性能は抜群で、それでいて方向性も良いですから素晴らしいです。
スピン量が少なめな点と高さがそこまで出やすくもないのが懸念点。ですが、文中でも触れましたが相当飛ぶから番手を下げて狙っていけます。つまり高さとスピン問題はそこまで気になることもないでしょう。
打感が硬いなと感じたところだけが不満ですけど、そこ意外の実戦的な性能が最高と言えるできなので、フィーリングをシカトすれば文句なし(笑)

ポジションマップでは「つかまり平均並み」の帯の中で、弾道はいちばん低い位置です。
おすすめする人 縦距離と方向性をとにかく揃えたい人。見た目がすっきりしたやさしいアイアンを探している人
おすすめしづらい人 打感の柔らかさを重視する人
打感より結果を重視する人には特におすすめです。
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