ショットナビのハイエンド時計型ゴルフナビ「ショットナビクレスト」 を購入しました
ショットナビからは以前にエボルブという時計型ゴルフナビが登場していましたが、今作は新たにオートメジャーと呼ばれる自動飛距離計測機能を搭載しているのが特徴。これによって煩わしい地点登録をせずとも自分のショットの飛距離がわかります
というような新機能は搭載されていますが、先に結論から言ってしまうと買って後悔していると言っていいほどイマイチな性能でした。前作のショットナビエボルブからの進化もほぼ無いに等しいので、今からショットナビのゴルフウォッチを買うにしても価格の安いエボルブで十分
というわけで、どういったところがイマイチだったのか、購入を検討している、もしくは買わない理由を探している人は参考にして頂きたいと思います
ショットナビクレストは肝心の計測精度が不安
なぜ今回イマイチだったのかというと、最も重要とされる計測精度に不安があるのが理由です。特にグリーンセンターとバックエッジは他社のナビと比較して大きくズレてしまいます。エボルブの時はそんな感じはなかったのに何故なのか・・・
計測の比較にはイーグルビジョンNEXT2。計測精度に関しては信頼性の高い1台で、前作NEXTからゴルフナビの精度比較には愛用しています
ショットナビクレストはみちびきL1S信号を利用することで高精度測定を謳っていますが、なぜか毎ホールグリーンセンターとバックエッジでイーグルビジョンとかなりズレが出ます
どちらが正確なのか?ということになるのだけど
ゴルフナビやレーザー距離計との比較も相当な数のレビューを行ってきていますが、そんな中でもイーグルビジョンシリーズは様々なナビタイプの中でも高精度で信頼度は高いです
ただ、1台だけで判断するのはさすがにあれなのでボイスキャディSL2とも比較(SL2のレビューも後日アップします)
イーグルビジョンとボイスキャディの誤差は全体でも大きくて2ヤード〜3ヤードほど、ところがショットナビクレストだけはフロントは2ヤードだけれど、センターは8ヤード、バックエッジは20ヤードも違います。一体どこを測っているのだろうか、ということで不安でしかない
繰り返しになりますが、フロントはそんなに大きくはズレません。問題はセンターとバックエッジ。グリーンの奥行きが全く違う大きさに計測されるわけなんで、気になってしまいます
毎ホールこのような結果になってしまうので、基本的に計測地点のズレが生じているように思います
どちらを信頼するかという話ですけれども、ぼく的にはイーグルビジョンとボイスキャディのズレの方が小さいので、そちらを優先したいという考え
ショットナビクレストのオートメジャーは便利だけれど、前作との大きな違いはこれぐらい
オートメジャーという名称の自動飛距離計測機能がショットナビクレストの目玉機能です。最近では多くのゴルフナビが標準搭載してきていますが、あるとかなり便利な機能です
ショットを自動で感知してくれるので、自ら地点登録の操作をしなくて良いというのは極めて楽。実際に飛んだ飛距離を知ることはスコアメイクには欠かせない要素ですからね
今作は飛距離が画面下部に表示され、ボールのところに移動する間に勝手に計測が開始されます。
今回はPGAツアープロも多数使用する超高性能な弾道計測器GCQuadをラウンドに持ち込み、オートメジャーがどれ程の精度なのかを確認しました
ユーティリティでショットをしたデータで、GCQuad上ではキャリーが220ヤード。オートメジャーの飛距離計測は238ヤードでした。ランも含めてみるとこれぐらいのイメージだったので、結構正確に測れているのがわかりました
オートメジャーは実用性が十分で満足ですが、今作で追加されたのはこの機能だけと言ってもいいぐらいです。エボルブとの差はほぼありません
デザインは少し違いますが、操作方法だったりも一緒ですし、性能面で改良が施されたとは思えないというのが正直な感想です
軽くなってディスプレイが見やすくなったのは良かった
かなり酷評してしまっていますが、バッテリー駆動時間はそのままに本体が軽量化されているのは良い改良点です
本体サイズもコンパクトになった点と、本体からベルトが出ている部分が硬かったのが改善されています。装着感はすこぶる良くなりました
エボルブと比較しても、腕に着けていて違和感がないのはショットナビクレスト
あとはディスプレイが反射型カラー液晶からカラーメモリー液晶(MIP)へ変更されています。ここに関してはパッと見ですぐに分かるぐらいに明確に違いが出ていて、とても見やすくなりました。ここが今回の1番良かったところですね
結論:価格の安いエボルブでも十分ではある
クレストよりもエボルブの方が3,000円〜4,000円ほど安いので、エボルブで良いなというのが結論です
ショットナビの便利な機能は、トラブル時にフェアウェイに戻す時に役立つフェアウェイナビだったりです。その当たりの機能をクレストも搭載はしていますが、オートメジャー以外は一緒
液晶では断然クレストの方が見やすくなっていますし、視認性だけで言えばストレスフリーなのは今作です
ただ、気になるのは計測精度
エボルブのときの方が精度が良かった気がするんで不思議。システムは同じはずなのにこれほどズレが出るので厳しいなーと思っています
最近は海外メーカーの計測器の進化が目覚ましいので、次回作ではもっと大きな改良や新機能の搭載に期待します
おすすめ度:
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