試打&評価

【試打評価】ブリヂストン 200CB+ アイアン|この飛距離でこの打感!神!

ブリヂストン 200CB+ アイアン 試打評価

2026年9月4日発売予定のブリヂストン B-FORGED 200CB+ アイアンをトラックマン4を使って試打計測しました。

242CB+の後継にあたる中空構造のツアーアイアンを、計測データを見ながら正直にレビューしていきます。

結論から言っておくと、まずはよく飛ぶ!そのうえで打感も結構良い!つまりめっちゃ良い!です。

7番31°というロフト設定ながら初速は同ロフト帯で1位、キャリーも2位という水準で、それでいて打感はソフト目という絶妙なバランスのモデルとなっており、飛距離も欲しいけどフィーリングも譲れないよって方には丁度良いということでおすすめできます。

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この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

ブリヂストン 200CB+ アイアンの概要と特徴

ブリヂストン 200CB+ アイアン

200CB+は、ブリヂストンの新シリーズ「B-FORGED」で寛容性を担う中空構造のツアーアイアン。

222CB+→242CB+と2年ごとに更新されてきた「CB+」系の後継で、今回から発売年の数字ではなくB-FORGEDのシリーズ名が付いてます。

公式リリースによると、宮本勝昌プロが200CB+でリョーマゴルフ日高村オープンを制していて、発表前からすでにツアーで勝利を挙げていたようですね。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのフェース

構えてみると、見た目はすっきりしているなと思っていたのですが、100CBと並べるとひと回り大きめのセミラージサイズです。

ブリヂストン 200CB+ アイアンをボールと構えた様子

特にトップブレードあたりのボリューム感には違いを感じました。

とはいえ全体のフォルムはわりとシャープなので、単体で見ればそこまで違和感はないと思います。よくできています。

開口部を約20%拡大したインナーポケットPlus

ブリヂストン 200CB+ アイアンのバックフェース

200CB+は、フェース裏に空洞があって中央にリブがある中空構造です。バックフェースデザインは100CBとそれほど違いはありませんが、実はヘッド下部のほうだけ中空って感じです

で、中央で打った場合はリブが受け止めてくれるのでソフトな打感、打点が左右にブレた場合は反発が少しプラスされてミスをカバーしてくれるということです。

今作はこのインナーポケットの開口部が前作比で20%以上拡大され、ミスへの強さがさらに増したとされています。

リブ自体は前作より太く設計されていて、100CBと連動した厚肉の打感デザインで柔らかさを支えているとのこと。

また、#4と#5のソールにはタングステンウェイトが装着されていて、ロングアイアンはボールが上がりやすい低重心設計になっています。

トゥ・ヒールバックに削りを加えたNeoツアーコンタクトソール

ブリヂストン 200CB+ アイアンの構えた時の顔

ソールはウンドソール。

従来の設計に加えて新たにトゥ・ヒールバック方向の削りが追加され、いろいろなライからの振り抜きやすさを狙った形状とのことです。

実際のところの抜けはまあまあ良いという感じしたね。

スピンを安定させるバイティングフェース for IRON

ブリヂストン 200CB+ アイアンのフェース面の仕上げ

フェース面は特殊なサンドブラストで従来より粗く仕上げられていて、インパクト時の食いつきを高めてスピンを安定させる狙い。

インパクトの瞬間により多くの溝がボールに食いつくよう、スコアラインの位置も最適化したとのこと。

PWのフェースには単品売りのBITING SPINウェッジ由来のレーザーミーリングが新たに搭載され、アプローチでのスピン安定を狙った加工が入ります。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのスペック

ブリヂストン 200CB+ アイアンのネック周り
項目内容
モデル名ブリヂストン B-FORGED 200CB+ アイアン
ヘッド素材軟鉄(S20C)/#4・#5はタングステンウェイト併用
構造中空(インナーポケットPlus)
製法#4〜9:鍛造・CNC加工/PW:鍛造・CNC加工・レーザー加工
番手構成#5〜9、PWの6本セット(#4は特注単品)
ロフト角(7番)31°
標準シャフトN.S.PRO MODUS³ TOUR105 DUAL FLOW/N.S.PRO 950GH neo/Dynamic Gold 95(TENSEI BS Black 80iは特注専用)
価格(税込)6本セット 158,400円(Dynamic Gold 95仕様は165,000円)/#4単品 26,400円〜
発売日2026年9月4日

番手別のスペックは公式で次のとおりです。

番手#4#5#6#7#8#9PW
ロフト角21°24°27°31°36°41°46°
ライ角60.5°61°61.5°62°62.5°63°63.5°
フェースプログレッション3.15mm3.35mm3.65mm3.85mm4.35mm4.75mm5.25mm

ブリヂストン 200CB+ アイアンを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4

トラックマン4での計測データ

まずは試打条件から。

ブリヂストン 200CB+ アイアンの試打シャフト(N.S.PRO 950GH neo)

計測器はトラックマン4、試打クラブは7番(ロフト31°)、シャフトはN.S.PRO 950GH neo(S)です。

使用ボールはいつもの計測器用タイトリスト プロV1x。

計測項目平均値
クラブスピード39.3 m/s
ボールスピード53.0 m/s
スマッシュファクター1.35
打ち出し角18.4°
スピン量5,658 rpm
キャリー166.9 yd
トータル172.8 yd
最高到達点32.5 yd
落下角度47.8°
スピン軸-3.4
曲がり幅4.8 左
キャリーサイド10.1 左
打ち出し方向1.8 左

まずは初速がでますね。

7番31°で平均53.0m/s、良い当たりでは54m/s台まで出ていて、これは正直おどろきました。

飛距離性能

計測したときのサイト平均を出しておきます。表は右上にいくほど初速が出てキャリーも出ている状態。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのボールスピードとキャリーの分布

同ロフト帯(30.5°〜32°)のサイト平均が、キャリー160.5ヤード、ボールスピード51.8m/s、スピン6,143rpmです。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのキャリー指標

これに対して200CB+はキャリー166.9ヤード。平均より6ヤード以上飛んでいて、同ロフト帯19機種中2位です

ブリヂストン 200CB+ アイアンのボールスピード指標

ボールスピードは53.0m/sで同ロフト帯1位。一番手上をいくレベルで初速とキャリーが出てくれていました。

内部が中空だからなのか、とにかくロフト以上に飛ぶという感覚とデータ。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのベストショット

ちなみにベストショットがキャリー170.5ヤードで、このときが初速54.2m/s、スピン6,010rpmでした。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのバックスピン量指標

バックスピン量は平均5,658rpm。同ロフト帯の平均より500rpmほど少ないです。

弱点を挙げるとすればここかなと思います。

ただ、飛距離性能が高いぶん番手を下げられるメリットがあるので、実際のラウンドで止めにくさを感じる場面はそこまで多くないと思われます。

ブリヂストン 200CB+ アイアンの打ち出し角指標

打ち出しは18.4°と、サイト平均の19.7°より低めを推移していました。

数値を見る限り、そこまで極端な低重心設計ではないのかもしれません。

ブリヂストン 200CB+ アイアンの打出角と最高到達点の分布
ブリヂストン 200CB+ アイアンの最高到達点指標

最高到達点も32.5ヤードと若干低めです。

ショートアイアンから7番あたりは特に気になりませんが、5番あたりのロング番手になると高さを出す難易度は少し上がるかもしれません。

ぼくならロングアイアンのところはUTで補うほうが無難かなとは思います。

ブリヂストン 200CB+ アイアンの最高到達点と落下角の分布

落下角も47.8°と平均(49.2°)より浅めでした。

方向性とつかまり

ブリヂストン 200CB+ アイアンのつかまり傾向

つかまりはそこまで極端に強くなかったです。つかまり感としてはニュートラルな性能のモデルだと思います。

ドローヒッターのぼくが打っても、左が怖いという印象はそんなに感じなかったです。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのトラックマン計測データ2
ブリヂストン 200CB+ アイアンの散布図

キャリー166.9ydに対して曲がり幅は平均4.8yd左。キャリー比で約3%なので、方向性は良好です。

持ち球の影響もあって、着弾はセンターからやや左に集まっています。1球だけ左へ大きめに外れた球はあるものの、まとまりは非常に良いです。安定感は優秀。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのトラックマン計測データ3

それとキャリーのばらつきも小さくて、縦の距離感を合わせやすいのも良いところです。

打感と打音

ブリヂストン 200CB+ アイアンのバックフェース

打感は比較的柔らかく仕上がっています。

中空構造でこの柔らかさなので不思議な感覚にはなってきますが、打感がソフト目で気持ちいいのに飛距離も出てくれるなら特に文句はありません。

さすがに100CBの打感のほうが上ですけど、構造を考えると健闘していると思います。リブを太くした厚肉の打感デザインが効いているのかもしれません。

ソールは全体的にラウンドしているので、抜けもまあまあ良い感じでした。

ブリヂストン 200CB+ アイアンは買いか|競合とのデータ比較

同ロフト帯で計測した兄弟モデル・前作・競合と、トラックマン4のデータで比較してみます。

項目200CB+100CB242CB+KURO(2026)T250サイト平均
ロフト31°32°31°32°30.5°
キャリー166.9 yd163.7 yd158.0 yd161.6 yd162.8 yd160.5 yd
トータル172.8 yd167.1 yd165.0 yd168.0 yd170.3 yd167.2 yd
ボールスピード53.0 m/s52.5 m/s51.0 m/s52.1 m/s52.1 m/s51.8 m/s
スピン量5,658 rpm6,064 rpm6,171 rpm6,141 rpm6,020 rpm6,143 rpm
打ち出し角18.4°19.0°18.2°20.0°18.3°19.7°
最高到達点32.5 yd33.1 yd29.8 yd34.2 yd31.5 yd33.2 yd
落下角度47.8°49.2°47.3°50.2°48.1°49.2°

兄弟モデル 100CBとの比較

ブリヂストン 200CB+と100CBの構え比較

100CBとは、キャリーで200CB+が3.2ヤード上でした。

ブリヂストン 200CBプラスと100CBの比較データ

その代わりスピンは100CBが約400rpm多くて、打ち出しも0.6°高い。スマッシュファクターは同値の1.35です。

思ったよりも200CB+が高弾道化しなかったのですが飛距離差は明確に出ている。ロフト差は1°ですがキャリー3ヤードは結構デカいです。

スピン重視ならやはり100CBの方がはるかに優秀。

前作 242CB+との比較

242CB+と比べると、キャリーで8.9ヤード、初速で2.0m/s上回りました。ヘッドスピード差も若干ありますが、飛距離性能は向上していると思ってもらっていいでしょう。

さらに最高到達点は29.8ヤード→32.5ヤードと2.7ヤード上がっていて、前作で感じた弾道の低さは少し解消されているので、全体的な進化を感じられるという結果でした。

買い替えもあり。

オノフ KUROアイアン(2026)との比較

ブリヂストン 200CBプラスとオノフ KUROアイアン(2026)の比較データ

同じアスリート中空系のオノフ KUROアイアン(2026)とは、キャリーで200CB+が5.3ヤード上でした。

KUROの方が高さが出ているしスピンも多いので、これは構造の違いも結構出ているかもしれません。

高さを優先したいならKUROでも良いかも。

タイトリスト T250との比較

ブリヂストン 200CBプラスとタイトリスト T250の比較データ

抑えた打ち出しで飛ばすタイプ同士のタイトリスト T250とは、キャリーで4.1ヤード、初速で0.9m/s上回りました。

打ち出し角はほぼ同じで、最高到達点は200CB+が1.0ヤード上。弾道のイメージはかなり近いです。

スピンはT250が約350rpm多いので、飛びの200CB+、止めやすさのT250という感じでしょうか。ここは打感の好みで選んでもいいところかなと。

個人的には200CB+の方が完成度は高いと思っています。

ブリヂストン 200CB+ アイアンの良かった点・気になった点

良かった点

  • 7番31°で初速1位・キャリー2位という同ロフト帯トップクラスの飛距離性能
  • 中空構造なのにソフト目で気持ちいい打感
  • キャリーのばらつきが±1.9ヤードと小さく、縦の距離感も合わせやすい

気になった点

  • バックスピン量5,658rpmは同ロフト帯平均より500rpmほど少ない
  • 打ち出しと最高到達点はやや低め

ブリヂストン 200CB+ アイアンの10段階評価

ブリヂストン 200CB+ アイアン
評価項目スコア
飛距離9.0 / 10
弾道の高さ7.0 / 10
スピン性能7.0 / 10
安定性8.5 / 10
打感8.5 / 10
構えやすさ(トップブレード/ソール幅)8.0 / 10
操作性8.0 / 10
つかまり7.5 / 10

200CB+は、中空系なのに打感がけっこう良くて、それでいてしっかりと飛距離を稼げるアイアン。

安定感も良く、縦距離のばらつきも気になりません。

ロフト設定も現代としてはちょうど良いところを攻めていて、もう少し飛距離が欲しいアスリートの方にもかなりおすすめしやすい絶妙なバランスだと思います。

セミラージサイズの見た目も、たぶん使っていれば慣れます。

ブリヂストン 200CB+ アイアンのポジションマップ

ポジションマップでは中央やや左下の赤いやつです。低弾道寄りで、つかまりはニュートラルというところ。

おすすめしたいのは、ツアー系の見た目のまま飛距離を伸ばしたい中上級者の方。100CBとのコンボのベースにも使いやすいモデルです。

逆に、高さとスピンでグリーンで止めたい方は、ZXi5やオノフKUROのような高弾道タイプも比較してみるのがいいかなと思います。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら