スリクソンの2026年モデル、ZXi5 アイアン(2026)をトラックマン4で試打計測しました。発売は9月12日で、今年のスリクソンアイアンは3モデルありますが真ん中のモデルです。

結論から言っておくと、初速は素晴らしいです。ボールも上がりますし、ボール初速は当サイトの同ロフト帯で1位、最高到達点も1位でした。

前作と変わってないやん!と思っていたのですが、データは全体的に底上げされていたので確実に進歩はしている印象。

今からスリクソンの5系買うならありですが、前作からの乗り換えはまだいいかもー。

スリクソン ZXi5 アイアン(2026)のヘッド背面
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スリクソン ZXi5アイアンの計測データ

トラックマン4

試打に使った7番アイアンのロフトは31°、シャフトは純正のN.S.PRO 950GH neoのSです。

ボールは計測器用のタイトリスト プロV1x(RCT)を使っています。

N.S.PRO 950GH neoのシャフトラベル
スリクソン ZXi5 アイアンのトラックマン4計測データ
項目平均ばらつき(±)
クラブスピード39.6 m/s0.2
ボールスピード53.9 m/s0.8
スマッシュファクター1.360.02
打ち出し角21.2°1.0
バックスピン6,660 rpm267
キャリー163.8 yd3.1
トータル166.5 yd3.2
最高到達点39.0 yd2.3
落下角度53.4°1.5
スピン軸-6.1°3.3
曲がり幅10.0 yd 左5.4
着弾左右9.5 yd 左8.9
打ち出し方向0.2°2.2
スリクソン ZXi5 アイアンのボールスピード指標

初速がいい感じで非常にハイレベルです。文句はありません。

同ロフト帯で1位(30.5°から32°の7番アイアンのタイプ)。しかも全体の数値のばらつきも小さめなのも◎。

スマッシュファクターは平均クラス。そもそものヘッドの弾きでボールスピードが出てる感じがします。

スリクソン ZXi5 アイアンのキャリー指標

当サイトのロフト30.5〜32度のアイアン23機種の平均は、キャリー161.1ヤード、ボール初速52.0m/s、スピン6,150rpmです(記事執筆時点)。

で、ZXi5はキャリーで3ヤードほど、初速で2m/s近く上回っています。

今年打った同ロフト帯だと、ブリヂストン 200CB+のほうがキャリーは3ヤードほど上でした。ただ、初速はZXi5が上なので、この差はスピン量によるものですね。

スリクソン ZXi5 アイアンのベストショット

今回のベストショットはキャリー169.1ヤード、トータル171.8ヤードで、着弾は3.8ヤード左でした。初速は54.8m/sまで出ています。

ボールスピードとキャリーの散布図

キャリーのばらつきは3ヤードほどで、縦の距離はまあまあ揃います。

ぼくの感覚では高さもスピンも少し多めなので元々弾道が高い人は上がりすぎてしまう懸念もあります。

ということなので、ここから先はカスタムシャフトで詰めてもらえばいいと思います。初速がこれだけ出るヘッドなので、カスタムのベースとしては十分です。

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高さとスピンが素晴らしい

スリクソン ZXi5 アイアンのバックスピン量指標

スピンは平均6,660rpm。サイト平均より500rpmほど多く、同ロフト帯で2位です。

前作からさらに増えました。

スリクソン ZXi5 アイアンの最高到達点指標

高さも出ます。最高到達点は平均より5ヤード以上高くて1位でした。

落下角度も非常につくので止めやすさという点も文句のつけようがありません。

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前作ZXi5との比較

前作のスリクソン ZXi5は2024年に、同じ7番・同じ950GH neoで計測しています。比較してみます。

ZXi5アイアン2026年モデルと2024年モデルの比較
項目ZXi5(2026)ZXi5(2024)
クラブスピード39.6 m/s39.0 m/s
ボールスピード53.9 m/s52.6 m/s
打ち出し角21.2°21.3°
バックスピン6,660 rpm6,420 rpm
キャリー163.8 yd161.2 yd
最高到達点39.0 yd37.2 yd
落下角度53.4°52.4°
曲がり幅10.0 yd 左8.0 yd 左

特に違うのは初速でしょう。1.3m/s速くなって、キャリーも2.6ヤード伸びました。

スピンと高さも少しずつ増えています。

設計面では、フェースの肉厚設計をMAINFRAME iQに進化させて約4gの余剰重量を作り、低重心化に回したとしています。高さとスピンが増えたのはここ効果かなと。

前作から買い替えるなら

弾道は前作と同じタイプで、初速とキャリーが伸びました。前作でもう少し飛距離が欲しかった人には買い替えの価値あり。前作に不満がなければ急がなくていいと思います。

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つかまりと方向性

スリクソン ZXi5 アイアンのつかまり傾向

ドローヒッターのぼくが打った場合ですが、平均でスピン軸6.1°左、曲がり幅10.0ヤード左でした。

同ロフト帯の平均は4.5ヤード左なので、相対的に見てもかなりつかまるヘッドです。

前作よりさらに左に行きました。

今年打ったアイアンだと、オノフ KURO(2026)が9.5ヤード左なので、つかまり具合はKUROに近いですかね。

スリクソン ZXi5 アイアンの着弾散布図

11球のうち右に曲がったのは1球だけ。右へのミスを減らしたい人には使いやすいと思います。

左が怖い人は、つかまりを抑えたZXi7を選んだほうがいいでしょう。

曲がり幅と着弾左右の散布図

1球ごとの着弾は左右にばらつきがあって、散布図では左右20ヤードほどの幅に散っています。

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ZXi7と打ち比べて分かったこと

2026年モデルのZXi7との比較。

ZXi5アイアンとZXi7アイアンの比較

初速もキャリーもZXi5が上でした。

ZXi7の高さですが、最高到達点は36ヤード台とこちらも十分に高い。しかしロフトが1°立っているZXi5は、そのさらに上をいきます。

曲がり幅はZXi7が4.8ヤード左で、ZXi5のちょうど半分。

細かい数字と評価はZXi7の記事で書きます。

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構えた印象と打感

スリクソン ZXi5 アイアンを構えたところ

トップブレードは薄すぎず厚すぎず、グースもきつくありません。

前作とほぼ同じ見え方です。

スリクソン ZXi5 アイアンのキャビティ

背面はミラー仕上げのキャビティ。

スリクソン ZXi5 アイアンのフェース
スリクソン ZXi5 アイアンのスコアライン

フェースはミーリングのないすっきりした表情で、フェース高も十分あります。

スリクソン ZXi5 アイアンのソール
スリクソン ZXi5 アイアンをトウ側から見たところ

ソールは中くらいの幅で、おなじみのTOUR V.T. SOLE。このソースはお馴染みですがマジでいいよね。

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スリクソン ZXi5 アイアンのスペック

番手ロフトライ角長さバンス角
#422°60.5°38.75インチ13°
#524°61°38.25インチ14°
#627°61.5°37.75インチ15°
#731°62°37.25インチ16°
#835°62.5°36.75インチ17°
#939°63°36.25インチ18°
PW44°63.5°36インチ18°
AW50°63.5°35.75インチ18°
SW56°63.5°35.5インチ10°

セットは5番からPWの6本で、4番とAW・SWは単品です。

フェースはクロムバナジウム鋼、ボディは軟鉄S20C。4番から7番にはタングステンニッケル合金が入ります。バランスはカーボンD0〜D1、スチールD2〜D3で、7番のクラブ重量は950GH neoで418gです。

純正シャフト重量(S)トルク調子
N.S.PRO MODUS3 TOUR10598 g1.7手元
N.S.PRO 950GH neo94.5 g1.7
VENTUS TR ZXi-II for IRON79 g3.2中手元

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総合評価

評価項目スコア(/10)
飛距離8.5
弾道の高さ9.5
スピン性能9.0
安定性7.5
つかまり9.0
打感6
構えやすさ9
操作性7

飛距離は初速1位、キャリー4位なので8.5にしました。

高さは1位なので9.5、スピンも2位なので9.0です。安定性は縦は揃うものの左右の散りが大きめなので7.5、つかまりはいちばん強いので9.0にしています。

スリクソン ZXi5 アイアンのポジションマップ

ポジションマップでは左上の端。ぐらい結構つかまるアイアンだったなという印象でございます。シャフトで調整してください。

おすすめする人 7番で高さが足りない人、グリーンでボールを止めたい人、右へのミスを減らしたい人

おすすめしづらい人 ボールが上がりすぎる人、左を消したい人

7番で高さが足りない人や、右へのミスを減らしたい人に向いていると思います。左が怖い人はZXi7を試してみてください。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら