2026年7月10日発売予定のプロギア RS DUO RS F ドライバーをトラックマン4で試打計測しました。
兄弟機・競合比較も交えてレビューします。
試打の結論

結論から言っておくと、初速はRS DUO同様でかなり良いです。
平均データはヘッドスピード45.6m/s、ボールスピード67.6m/s、キャリー249.6ヤード、トータル278.6ヤード、スピン量2,180rpm。
記事執筆時点ではありますが、当サイト計測データ全体では、ボールスピードが6位、キャリーが16位でした。
キャリーでは兄弟モデルのRS DUOに2.1ヤード負けますが、ランにも期待しやすい弾道だった事もあってトータルでは僅かながらこちらが上回ってきました。
初速の割にキャリーが伸び悩んだのは弾道が低めになっていたからで、要はパワーを必要とするヘッドです。思っていたよりも打球は上がらなかったので、10°しか設定がないのも納得できました。
それから、同日に打ったRSシリーズ3モデルの中では一番左への曲がりが小さいです。まあこれは期待どおりですが、ドローヒッターの自分も左があまり怖くなかったので、フッカーのパワーヒッターには心強いヘッドだとおもいます 。
それでは詳しいデータを見ながら、プロギア RS-F DUO ドライバーについて正直にレビューしていきます。
プロギア RS DUO RS F ドライバー ドライバーの概要と特徴

RS-F DUOは、2026年7月10日発売予定のプロギア RS DUOシリーズ最新ドライバーです。
ラインナップは、叩けるRS F、スタンダードのRS、やさしさ重視のRS MAXという3モデル構成。モデル名がもう訳わかんなくなるので、いい加減変えて欲しい気もします。


その中でRS-Fは、445cm³のやや小ぶりなヘッド、フェースアングル-6°、ライ角56°という数値からも分かるように、左へのミスを抑える方向へと割と極端な調整がされているヘッドです。
メーカー表現では「フェードバイアス&フラットライ」。とありましたが、潔いセッティングですね。
こういった分かりやすいのは好きです。
4層複合構造のDUOフェース

今作最大の特徴は、新開発の4層複合構造「DUOフェース」です。
構造としては、チタン、特殊弾性接着剤、ナイロンメッシュ、カーボンアウターカバーを組み合わせたフェースになっています。
カーボンは10層のCFRPシートを成形したもので、チタンフェースの前面側に配置されているのが面白いところ。
チタンの反発力を使いつつ、カーボン側でボールの過度な変形を抑える狙いです。
表面にはショットブラストとスコアラインも入っていて、雨天時でもスピン量を安定させる設計になっています。
高初速エリアを広げるnablaフェース

フェース構造だけでなく、nablaフェースの薄肉化も前作からの進化点です。
公式情報では、2024年モデル比で平均7%、最厚部は16%薄肉化されています。
高初速エリアは前モデル比1.3倍に広がったとのことで、今回の計測でもボールスピードの高さとスマッシュファクター1.48にその雰囲気は出ていました。
Xカートリッジでロフト・ライ・バランス調整が可能


RSシリーズには、弾道コントロールシステム「Xカートリッジ」が搭載されています。
ロフト角とライ角を調整できるだけでなく、8gと3gのウェイトを変更することでクラブバランスも調整できます。
プロギア RS DUO RS F ドライバーのスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ロフト角 | 10° |
| ヘッド体積 | 445cm³ |
| フェースアングル | -6° |
| ライ角 | 56° |
| 長さ | 45.5インチ |
| 総重量 | 315g(S) / 310g(SR) |
| バランス | D-3.5 |
| シャフト重量 | 58g(S) / 53g(SR) |
| シャフトトルク | 5.0°(S) / 5.6°(SR) |
| キックポイント | MH |
| フェース素材 | チタン(TP2)+カーボン(CFRP) |
| ボディ素材 | チタン(Ti-8Al-1V-1Mo) |
| 標準ウェイト | 8g(ステンレス) / 3g(チタン) |
今回の試打スペックは、10°ヘッド、スリーブSTD、標準ウェイト、純正S(M-43)シャフトです。
45.5インチで総重量315gなので、標準スペックでもそこそこな重量です。
プロギア RS DUO RS F ドライバーを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4での計測データ
まずは弾道計測データをご覧いただきます。
- 計測器:TrackMan4
- ロフト:10°
- シャフト:純正S(M-43)
- スリーブ:STD
- ボール:タイトリスト プロV1x(計測器用)
| 計測項目 | 平均値 | ばらつき |
|---|---|---|
| クラブスピード | 45.6 m/s | ±0.3 |
| ボールスピード | 67.6 m/s | ±0.3 |
| スマッシュファクター | 1.48 | ±0.01 |
| 打ち出し角 | 12.2° | ±0.6 |
| バックスピン量 | 2,180 rpm | ±191 |
| キャリー | 249.6ヤード | ±3.2 |
| トータル距離 | 278.6ヤード | ±2.5 |
| 最高到達点 | 27.0ヤード | ±2.6 |
| 落下角度 | 33.1° | ±2.5 |
| スピン軸 | 3.5°左 | ±4.8 |
| 曲がり幅 | 5.4ヤード左 | ±7.4 |
| キャリーサイド | 1.1ヤード右 | ±8.3 |
| 打ち出し方向 | 1.5°右 | ±1.9 |
第一印象としては、ボールスピード明確に速いです。
ヘッドスピード45.6m/sでボールスピード67.6m/s、スマッシュファクター1.48。
当サイトの計測データ全体で見ても、ボールスピードは6位。
ただ、キャリーは249.6ヤードで全体16位なのでハードな印象はありますね。
飛距離性能

トラックマン4で計測した同HS帯ドライバーの平均は、キャリー247.8ヤード、ボールスピード66.0m/s、スピン量2,243rpm前後です。
そこから見ると、RS-F DUOはキャリーで約1.8ヤード上、ボールスピードで1.6m/s上、スピン量は約60rpm低めという位置。

最高到達点は27.0ヤード、落下角度は33.1°なので、弾道は中弾道から低めになってきます。
これぐらいのスイングスピードだとキャリーは期待しづらいかなーと思いますね。ターゲットはもっとハードヒッターです。
非常に低弾道な味付けなので、よほどパワーがないと高弾道低スピンとはならないでしょう。
スピンも少ないのでドロップしてもっとキャリーが落ちてもおかしくない。スピン量的にもやはりヘッドスピードが足りて無さそうな印象があります。
方向性とつかまり

設計どおり左方向はほとんど消していけるなと思います。
平均の曲がり幅は5.4ヤード左、キャリーサイドは1.1ヤード右。
ぼくはドローヒッターなのですが、それでもこの程度で収まっています。

2発左15ヤード付近にいますが、これでも結構捕まったなぐらいの感触だったのでフッカー目線だと助かる。
キャリー249.6ヤードに対して曲がり幅5.4ヤードで曲がり率は約2.2%。
方向性としてはかなり優秀ですね。
RS DUOが曲がり幅7.8ヤード左、RS MAX DUOが12.5ヤード左だったので、RS-F DUOはシリーズ内でも明確に左を抑えられています。
逆に、スライスを大きく補正したい人には当然ながら推奨しません。
打感と打音

兄弟機のRS-DUOのコアモデルがチタン感があったんですが、Fの方は割とこもった感じの低音よりでした。
高ヘッドスピードの人が打つことを想定しているのか、音量も抑えられています。
あまり反発音がしない方が良いと思っている人は好きでしょう。
マトリクス図での位置づけ

マトリクス図でみると、真ん中のけっこう下側になってくるかなと。
つかまりはまあ弱いとはいえ、最近の超高MOIヘッドよりは捕まえたいときには捕まえられる感じもあって、それなりに扱いやすさは感じるのでこの位置です。
兄弟機・競合モデルとのデータ比較
兄弟モデルとタイト、テーラーあたりと比べておきます。
| モデル | キャリー | トータル | BS | スピン | 打ち出し | 曲がり幅 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| プロギア RS-F DUO | 249.6 yd | 278.6 yd | 67.6 m/s | 2,180 rpm | 12.2° | 5.4左 |
| プロギア RS DUO | 251.7 yd | 277.7 yd | 67.7 m/s | 2,316 rpm | 12.6° | 7.8左 |
| タイトリスト GTS3 | 251.6 yd | 276.3 yd | 67.2 m/s | 2,265 rpm | 13.5° | 10.9左 |
| タイトリスト GTS2 | 252.2 yd | 278.3 yd | 67.2 m/s | 2,114 rpm | 13.7° | 8.7左 |
| テーラーメイド Qi4D | 247.7 yd | 279.5 yd | 67.5 m/s | 2,090 rpm | 11.8° | 1.4左 |
RS DUO コアドライバーとの違い

兄弟機と比べるとRS-F DUOはキャリーではRS DUOに少し負けます。
スピン量はRS DUOより136rpm少なめで全体的に低弾道寄り。設計意図どおりでちゃんとしているなと思います。
GTS2・GTS3・Qi4Dとの比較


GTS2とGTS3はRS-F DUOよりキャリーが少し出ています。
特にGTS2はキャリー252.2ヤードで、RS-F DUOより2.6ヤード上。
タイトとはかなり似たようなデータですが、つかまりはRS-Fの方が弱いので、あんまり捕まえたくないならプロギアを選んでみるのも良さそうです。

上がらない上がらないと言っていましたが、Qi4Dの方がさらに低弾道。RS-Fのほうがバランスは良いかなと思います。
つかまりはいい勝負だと思っています。
プロギア RS DUO RS F ドライバーの良かった点・気になった点
良かった点
- ボールスピード67.6m/sは当サイト全体6位で、初速性能が高い
- ドローヒッターでも左に行きにくい
- ターゲットがわかりやすい明確な性能
気になった点
- 低弾道なのでかなりのハードヒッター出ないとキャリー不足になりそう
カスタムするなら

おすすめなのはこの図だと中央の上側のシャフトが強みも消さずに飛距離も伸ばしていけるだろうと思います。
スピーダーNXや24 VENTUSブルーあたりが良さげな気がします。
プロギア RS DUO RS F ドライバーの10段階評価
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 飛距離 | 8.5 / 10 |
| 弾道の高さ | 5.5 / 10 |
| 低スピン性能 | 9.0 / 10 |
| 安定性 | 8.5 / 10 |
| 打感 | 8.0 / 10 |
| 構えやすさ | 8.5 / 10 |
| 操作性 | 9.0 / 10 |
| つかまり | 6.5 / 10 |
初速は明確に上位なのでヘッド自体はかなり飛ぶ部類には入ってくると思いますが、低めになりやすいので万人が使えるというタイプではないです。
設定ロフトの10°だけに絞っていますし、メーカー的にも攻めたモデルです。
打球を抑えたいハードヒッターならこの弾きのポテンシャルを引き出せると思います。
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