Toulon Golf(トゥーロンゴルフ)は、2025年の新コレクション発表からわずか数ヶ月しか経っていませんが、早くも新シリーズとなるゼロトルクパター「Formula(フォーミュラ)」を発表しました。
現在L.A.B. Golfが牽引し、オデッセイやテーラーメイドなども追随するゼロトルクパター市場に、新たな価値観と思想を打ち出していることでも話題です。
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目次
トゥーロンがゼロトルクパター市場に放つ“異端の正統”
We can’t stop staring. Turns out, the golf world feels the same. @toulon 's Formula Series is getting serious love online, and we’re still not over how good these look. Photography and retouching by Pacific Nexus. pic.twitter.com/OtPTJB3CNQ
— Pacific Nexus (@moxymarketing) July 30, 2025
一般的に「ゼロトルクパター」とは、シャフト軸に対して90°のトゥーアップ設計により、ストローク中のフェースローテーションを物理的に排除する構造を指すわけが、トゥーロンはこの常識に疑問を投げかけているそう。
そして彼らが出した答えというのは、複数のトルクプロファイルを用意することで、様々なストロークタイプに寄り添うというパターシリーズでした。
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フォーミュラシリーズの設計思想|「すべての人にゼロトルクが合うわけではない」
Have you ever seen a putter with 45° UP toe hang?
— Dave Wolfe (@GolfspyDave) July 29, 2025
@toulongolf thinks the Formula 45 could be game changing.
All the details at @MyGolfSpy https://t.co/SNJIwIh16t
トゥーロンが採用したアプローチは、「完全なゼロトルク」で全て統一するのではなく、ゼロ~低トルクに幅を持たせる設計。
以下が設計の背景です。
- ゼロトルクは素晴らしいが、全員にフィットするとは限らない
- ストロークごとに異なるフェースローテーション傾向がある
- 無理にスイングをパターに合わせるのではなく、パター側をストロークに合わせるべき
という事で、その結果「トゥーロンは45°トゥーアップ/90°トゥーアップ/センターシャフト(CS)」という3つの構成で、ゴルファー毎の打ち方に最適な選択肢を提示しています。
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トゥーロン フォーミュラ シリーズパターのテクノロジーと特徴
マルチマテリアル構造

各モデルは複合素材(マルチマテリアル)によって構成され、極端な浅重心設計(Front CG)を実現。
これは6,000超のMOI(慣性モーメント)と合わせて、フェースをスクエアに保ちやすい設計を狙っているとのことです。
ディープダイヤモンドミルフェース

フェースパターンは、ディープダイヤモンドミルフェースパターンを採用。
特徴は以下の通り:
- 打感と打音の最適化(接触面積を少なくすることでソフトな打感を実現)
- ボールの順回転を促進
- ミスヒット時のロス軽減
美しさと機能の両立
ゼロトルク系のパターは見た目が犠牲になりがちですが、Toulonは美しさ・構えやすさ・打感の高次元バランスを実現。
「機能美」という言葉がふさわしい仕上がりです。
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トゥーロン フォーミュラ 各モデルの比較


90とCSなど、モデルが違ってもソールデザインやミーリングパターンが変わりません。


違いはシャフト装着位置によるトルクや重心の違いです。
↓ヘッドの特性は下記
モデル名 | トルク角 | 適合ストローク | フェース挙動 | シャフトポジション | 重量(標準/ヘビー) |
---|---|---|---|---|---|
Formula 90 | 90°トゥーアップ(完全ゼロトルク) | ストレートtoストレート | 常にスクエア | 最も後方 | 370g / 390g |
Formula 45 | 45°トゥーアップ(ほぼゼロ) | 浅いアーク | わずかなローテーション可 | 中間 | 370g / 390g |
Formula CS | ゼロトゥーハング(センターシャフト) | 中程度アーク | 軽いフェースローテ | センター | 370g / 390g |
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他社ゼロトルクパターとの違い
比較項目 | Toulon Formula Series | 他社(L.A.B., Odyssey Ai-One, PXG ZT) |
---|---|---|
トルク角選択肢 | 3種(90°/45°/CS) | 原則90°のみ |
対応ストローク | ストレート・浅アーク・中アークに対応 | ストレートのみが中心 |
重心位置 | 前重心設計 | 後方重心が多い |
美観 | 高いデザイン性と打感 | 機能性優先で外観は質素なものもある |
カスタマイズ性 | 重量バリエーションあり | 限定的な場合が多い |
トゥーロン フォーミュラ シリーズの取扱いショップ情報
日本国内では未発表モデルで、USモデルのみ展開中です。
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん。
筆者も何度も利用していますが、配送も迅速で対応も丁寧。安心して購入が可能です。
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