どうもまさです
テーラーメイドの2020年モデルのパター「スパイダーS」を試打してみました
パッと見た感じ、今までのスパイダーとは全く雰囲気が違う形状が特徴のモデルというが印象的
![スパイダーSのヘッド形状](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/EB75BC82-8551-456F-B19F-F5B86ED510E7.jpeg)
こう見ると、特段なんの変哲なさそうにみえますが
結論から言うと、「打ってみるとさすがスパイダー!と実感できる方向安定性が最高のパター」でした
直進性が高く、ミスヒットへの強さもあり個人的な評価もかなり高いパターです
ということで本記事では、「スパイダーS(2020)試打&評価|スパイダーっぽくないのに芯の広さが最高【テーラーメイド】」について書いていきます
スパイダーSパター(2020)の概要
![スパイダーSパターのソール](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/EA4F3C5B-0348-490D-9C1D-F798BDFA6833-scaled.jpeg)
スパイダーSのモデル名にも使われている『S』は、「SQUARE」と「STABILITY」の頭文字から取ったものだそう
スクエアと安定性というキーワードの通り、形状的には今までのスパイダーシリーズよりも四角い形状となっています
そして最も特長的なのが、軽量のアルミボディの中央に空いた空洞部分でしょう
これによって余剰重量を多く生みだすという構造としています
加えて、ヘッド全体にふんだんに使われているタングステンウェイとの量も凄い
まずソールのトウ側とヒール側に48gのウェイトをそれぞれ装着し、さらにヘッド後方にも80gのウェイトが装着されています
これによってヘッド周辺部と、フェースから最も遠い部分に重量を再配置することで、慣性モーメントをアップし、挙動の安定性を測っています
長さ33インチには80gですが、34インチのモデルには65gとやや軽めのウェイトが装着されています
長さに合わせて最適な重さに調整されているのも特徴
なので34インチを購入してからインチカットなどの改造を施すと、性能が大きく損なわれる可能性があるので、そこは注意したいポイントです
スパイダーSパター(2020)の試打&評価
![スパイダーSパターの試打&評価](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/77685DBE-B2CD-4343-B446-977DCAD2E814.jpeg)
今回試打に使用したスパイダーSは、カラーがネイビーで、長さが33インチのモデルです
前述したとおり、33インチなのでヘッド後方には80gのウェイトが装着されているほうです
ショートパットはやはりスパイダーと呼べる安定性
![スパイダーSの深重心化](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/7D3C6F64-FDD9-4D1B-8854-F6AD89037787-scaled.jpeg)
見た目よりも実際に打ってみると、やはりスパイダーなんだなと納得できる高い安定性を実感しました
スパイダーらしい、直進性の高さとミスヒットへの強さがあって、芯を外したなと感じた時でも狙ったラインに乗りやすいのが最も印象的です
ぼく自身、トウ側でヒットしてしまうミスが多いのですが、そういった場合でもヘッドがねじれずに持ち堪えてくれる感じで、真っ直ぐ打ち出せるのが魅力的ですね
見た目は結構シンプルかなと思いますが、見た目以上に優しく打てるパターで、安定性は驚異的でした
関連【テーラーメイド】 ショートパットが安定する「スパイダーツアーブラックパター」 試打レビュー【感想|評価】
マレットパターとしては小ぶりなのも魅力
![スパイダーS小ぶりなマレットパター](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/6668A720-1ACC-4013-9745-E858643E97D8.jpeg)
今までのスパイダーシリーズは大型のネオマレット形状と呼ばれるパターが多く登場しているのはご存知のとおり
ですが、近頃はスパイダーXやスパイダーミニなど、小ぶりな形状が発売されたりもしていて、スパイダーSも小ぶりなマレットタイプといって良いパターだと思います
中央の空洞部はなかなか特徴的ですが、全体のシルエットはそこまで奇抜ではありません
コンパクトなヘッドサイズながらスパイダーならではの寛容性があるのだから、ここは非常に素晴らしいな思いますね
打感はスパイダーシリーズでは最も柔らかい
![スパイダーSの打感](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/01D99F8F-93C4-4FED-8F28-F75D296553E0-scaled.jpeg)
今回スパイダーSの試打を行なって、最も驚いたのが打感の良さです
普段からスパイダーツアーブラックを使っているのですが、打感の柔らかさが段違いでした
フェースには最近のテーラーメイドパターではお馴染みとなっているという、PureRollインサートなのにこうも違うのか?というほど柔らかい感触でした
とは言っても打感は好みが大きく分かれるところ
正直ぼくは少し硬い打感の方が距離感を出しやすいので、少し打ちすぎてしまうかなといった感じです
スーパーストローク ピストルGTR標準装着
![スパイダーSのグリップ](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/AF5A7406-0C94-4EB9-A762-0750B4B6D309-min-scaled.jpeg)
スーパーストロークのピストルGTRが標準装着されています
ヘッドサイズがそれほど大きくないですし、バランス的にはトラスパターのような通常サイズの方が良いかなとも思いますが、感触としては悪くありません
スパイダーSパターのアドレス時の見え方
![スパイダーSのヘッド形状](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/EB75BC82-8551-456F-B19F-F5B86ED510E7.jpeg)
中央の空洞部がやはり印象的ですが、ヘッドの至るところに直線ラインがあるのでセットアップのしやすさが際立ちます
さらにフェース側に3本の短めのアライメントラインもセットアップのしやすさに一役買っています
今回はネイビーでしたが、チョークホワイトだったらさらに際立って見えるんじゃないでしょうか
![スパイダーSボール拾い](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/325F1FAF-DBF8-4721-BBC6-47E735B3E328.jpeg)
ちなみに真ん中が空洞になっているので、こんな感じでボールを拾うこともできます
ただし、これをやると恐らくヘッド内側の塗装が取れてボロボロになると思うので、個人的にはやらないほうが良いかなと思います
ネック形状が数パターン欲しかった
![スパイダーSパターの試打&評価](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/77685DBE-B2CD-4343-B446-977DCAD2E814.jpeg)
ネック形状がシングルベントしかないのが少々残念なところ
贅沢を言うと、もう1種類か2種類あれば良かったかなと思う部分です
特に今世界的にも使用率の高いスラントネックがあったらと思うと少し残念
まとめ
![スパイダーS評価チャート](https://www.masa-golf.jp/wp-content/uploads/2020/02/713F3136-9954-426D-852C-0D896AA0A459.png)
テーラーメイドの2020年モデル「スパイダーS」について書きました
評価としては上の画像のとおりです
コンパクトなヘッドながら、スパイダーらしさである寛容性と直進方向性の高さは相変わらずでした
それでいて打感が今までのスパイダーよりも柔らかいのも非常に印象的な特徴かなと思います
おすすめ度:
以上、トラスパター試打&評価|新発想の三角ネックで安定性が見事にアップ【テーラーメイド】。という話題でした
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