オノフ AKA ユーティリティ ウイングス(2026)は、2026年3月に発売されたオノフ赤シリーズのユーティリティ。方向性が結構よくて、スピンも入るので使い勝手の良いモデルでした。トラックマン4で計測したデータをもとに、詳しくレビューしていきます。
オノフ AKA ユーティリティ ウイングス 2026 試打データ


トラックマン4を使用し、10球の計測データから平均値を算出しました。
試打スペック
- ヘッド:オノフ AKA ユーティリティ ウイングス(2026)
- 番手/ロフト:3U(21°)
- シャフト:SMOOTH KICK MP-526U フレックスS
- 計測ヘッドスピード:39m/s前後(ドライバー計測時45m/sを想定)
平均計測データ
| 計測項目 | 平均値 |
|---|---|
| クラブスピード | 39.3 m/s |
| ボールスピード | 57.4 m/s |
| スマッシュファクター | 1.46 |
| 打ち出し角 | 15.3° |
| スピン量 | 4220 rpm |
| キャリー | 194.9 yd |
| トータル距離 | 208.5 yd |
| 最高到達点 | 31.8 yd |
| 落下角度 | 44.2° |
| スピン軸 | -1.6° |
| 曲がり幅 | 2.7 yd(左) |
| キャリーサイド | 13.2 yd(左) |
| 打ち出し方向 | -3.1° |
まず見てもらいたいのがスピン量4220rpm。UTで4000rpm超えはアイアン並にスピンがかかっているレベルで、グリーンでしっかり止められます。ロングアイアンの代わりとして使うなら、このスピン量は非常に頼もしいですね。
キャリーは194.9ydで、21°のUTとしては合格ライン。ヘッドスピード39m/s台でこの数字が出ていれば十分です。

ボールスピード57.4m/sに対してスマッシュファクター(ミート率)は1.46で標準的。ただ、純正シャフトの軽さも相まって振りやすく、それでいて打点のブレは小さかった印象です。

打ち出し角15.3°は21°UTとしてはちょうどいい数値。最高到達点31.8ydも適度な高さで、高すぎず低すぎない中高弾道が出ます。落下角度44.2°も比較的急角度で、スピン量の多さと合わせてグリーンで止めやすい球質です。
方向性と弾道|チーピンが出ない安心感

弾道は全体的にドロー傾向。スピン軸-1.6°と若干左に傾いていますが、ほぼニュートラルに近い数値です。UTにありがちなチーピンが出にくい感じがします。

曲がり幅は平均2.7yd(左)で、キャリー194.9ydに対して約1.4%。方向性の安定感は非常に高いです。

散布図を見ると、着弾点はやや左に集まっていますが、これはキャリーサイド13.2yd(左)の大部分が打ち出し方向-3.1°(左)に起因するもの。クラブの特性で左に巻き込むというより、スイング的に左に出ている球が多いだけです。
実際、曲がり幅の標準偏差は4.0ydと小さめで、ショットごとの曲がりのバラつきは少ない。曲がり0.2yd左や0.3yd左のようにほぼストレートの球も出ていて、直進性は高いです。
つかまり具合は「適度につかまる」タイプ。スライスに悩む方には球を拾ってくれる安心感があります。
オノフ AKA ユーティリティの打感と打音

マレージングカップフェースの打感は弾きが良くて気持ちいいです。硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい塩梅ですね。
打音も良好。音の大きさがちょうどよく、UTの打音にこだわりのある方にも気に入ってもらえるんじゃないかなと感じます。
フェース面のミーリング模様はシリーズ共通のものですが、個人的に集合体を見るとゾワッとするので好きになれません。
オノフ AKA ユーティリティ ウイングス 2026のデザイン


ヘッド形状はオーソドックスなウッド型で安心感があります。

ただ、見た目は割とディープ感のある佇まいで、構えた時にコンパクトに見えるタイプ。一般的なアベレージ向けUTよりも引き締まった印象を受けます。

クラウンはカーボン素材で、カーボンクラウンにすることで余剰重量をソール側に配置し、低重心化に貢献しています。

ソールプレートの後ろにウェイトが入っていて、これにより重心角が大きくなり捕まりがアップするようです。捕まりは良かったので効果はしっかりと感じられました。
オノフ AKA ユーティリティは買い?競合モデルとのデータ比較
当サイトで計測した同ロフト帯のUTとデータを比較します。なお、計測時のヘッドスピードがモデルごとに若干異なる点はご留意ください。
| 項目 | オノフ AKA UT (21°) | Qi4D レスキュー (22°) | クアンタムMAX UT (21°) |
|---|---|---|---|
| HS | 39.3 m/s | 40.8 m/s | 40.0 m/s |
| トータル | 208.5 yd | 212.9 yd | 214.9 yd |
| キャリー | 194.9 yd | 197.4 yd | 200.3 yd |
| 初速 | 57.4 m/s | 58.7 m/s | 58.5 m/s |
| SF | 1.46 | 1.44 | 1.46 |
| スピン | 4220 rpm | 4228 rpm | 4034 rpm |
| 打ち出し | 15.3° | 14.0° | 14.9° |
| 高さ | 31.8 yd | 30.4 yd | 32.0 yd |
| 落下角度 | 44.2° | 42.3° | 43.7° |
テーラーメイド Qi4D レスキューとの比較
Qi4Dレスキューはロフトが22°(1°多い)にもかかわらずスピン量は4228rpmとほぼ同等。
飛距離はHSが1.5m/s速い分だけ上回っていますが、ミート率はオノフAKAの方が1.46対1.44で優秀です。Qi4Dは捕まりが強めでドロー傾向が出やすいのに対して、AKAはよりニュートラルな弾道が打ちやすいですね。
キャロウェイ クアンタムMAX ユーティリティとの比較
同じ21°同士で比較すると、クアンタムMAXユーティリティはキャリー200.3ydで一歩リード。ただしHSが0.7m/s速い条件での計測です。
スピン量はAKAの方が186rpm多く、落下角度もAKAの方が急角度。グリーンでの止まりやすさではAKA ユーティリティに分があると感じます。クアンタムMAXはスピン軸がニュートラルで方向性がかなり安定しているのが強みですね。
良かった所・微妙な所
良かった所
- スピン量4220rpmでアイアン並みにグリーンで止まる球が打てる
- チーピンが出にくいニュートラル寄りの弾道で、左の怖さが少ない
- 打感の弾き感と打音のバランスが心地良い
微妙な所
- 飛距離は合格ラインだが突出して飛ぶわけではない。キャリーがあと一歩ほしい方は上位番手も要検討
- 純正シャフト(SMOOTH KICK MP-526U)は軽めで、HS44m/s以上の方にはやや頼りないかもしれない
オノフ AKA ユーティリティの総合評価|こんなゴルファーにおすすめ

| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 飛距離 | 7 / 10 |
| 弾道の高さ | 8 / 10 |
| スピン性能 | 8 / 10 |
| 安定性 | 8 / 10 |
| 打感 | 9 / 10 |
| 構えやすさ | 8 / 10 |
| 操作性 | 6 / 10 |
| 上がりやすさ | 8 / 10 |
オノフ AKA ユーティリティ ウイングス 2026は、スピンでしっかりグリーンを狙えるやさしいUTです。スピン量4220rpmと落下角度44.2°は、このクラスのUTの中でもトップレベルの止まりやすさ。飛距離を犠牲にせずにグリーンで止められるのは大きな武器ですね。
方向性の安定感も高く、打感と打音もバランスが良く、打っていて気持ちのいいクラブですね。
ロングアイアンの代わりに「飛んで止まる」UTを探している方、UTのチーピンに悩んでいる方にはぜひ試してほしいモデルです。
ヘッドスピード別のおすすめセッティング
※以下のヘッドスピードはドライバー計測時の目安です。
HS46以上
純正シャフト(SMOOTH KICK MP-526U)は軽めなので、カスタムシャフトへの差し替えを推奨します。70g台以上のUT用シャフトを選ぶと振り心地が安定します。ロフト設定はノーマル(N)のままでOK。
HS42〜45
純正Sシャフトでちょうどいいゾーン。3Uと4Uの2本体制で、アイアンとFWの間を埋めるセッティングがおすすめ。
HS38〜41
このヘッドスピード帯がまさにターゲット層。純正シャフトのSで振り切れるならそのまま、少し重く感じるならRフレックスも検討してください。4U(24°)や5U(27°)の追加も視野に入れると、ロングアイアンを完全に置き換えられます。
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