【試打評価】フォーティーン TB-7 FORGED アイアン(2027)|トラックマン4でデータ計測

フォーティーン TB-7 FORGED アイアン(2027)をトラックマン4で試打計測しました。2026年11月13日発売の新モデルで、フォーティーンは2027年モデルとしています。
前作のTB-7 FORGED(2022年)は、見た目はマッスルバックのようなのにキャビティアイアンと遜色ないやさしさがあって、打感もマッスルバックと同等というアイアンで、どちらかと言えばキャビティをどうにかマッスルぽく作るというような雰囲気でしたが、今作はマッスルバックアイアンのRM-Bをベースに作り直したモデルとのこと。つまり、見た目はなんとなく一緒だけど、発想自体が少し異なるというアイアン。
で、結論から言っておくと、とんでもなく良いアイアンでした。まじで頭おかしいです(褒めてる)
見た目は完全にマッスルバックなのに、打ったらそのへんのハーフキャビティと同等かそれ以上にやさしく感じられるし、何より打感がめっちゃ良いです。方向性も圧倒的に良くて、なんなのこのアイアン、という感じです。つまり超おすすめ。
こういった見た目のアイアンでは、他メーカーを明らかに引き離していて別次元の存在になっているという感想。
では、データを見ながらレビューしていきます。

フォーティーン TB-7 FORGED アイアン(2027)の計測データ

ロフトは30°(7番)、シャフトは純正のFS-90iのSです。結構ストロングロフト。
ボールは計測器用のタイトリスト プロV1x(RCT)を使っています。


| 項目 | 平均 | ばらつき(±) |
|---|---|---|
| クラブスピード | 39.0 m/s | 0.2 |
| ボールスピード | 53.3 m/s | 0.7 |
| スマッシュファクター | 1.37 | 0.01 |
| 打ち出し角 | 17.3° | 0.7 |
| バックスピン | 5,979 rpm | 141 |
| キャリー | 167.7 yd | 1.9 |
| トータル | 171.7 yd | 1.2 |
| 最高到達点 | 31.7 yd | 1.9 |
| 落下角度 | 47.8° | 1.3 |
| スピン軸 | 1.2° | 2.0 |
| 曲がり幅 | 2.0 yd 右 | 3.1 |
| 着弾左右 | 3.1 yd 左 | 4.9 |
| 打ち出し方向 | -1.7° | 0.7 |

初速は想像していた以上にでますね。
当サイトの7番アイアンの中では3位と上位です(同ロフト帯)

当サイトで計測した7番28.5°〜30°のアイアン20機種の平均は、キャリー166.7ヤード、ボール初速52.3m/s、スピン5,414rpmです(記事執筆時点)。
で、フォーティーン NEW TB-7 FORGED アイアンはキャリーで1.0ヤード、初速で1.0m/s上回っています。
キャリーは当サイトの中では7位。今年打ったアイアンだと、プロギア 02アイアン(2026)と初速・キャリー・スピン量がかなり近い数値でした。
見た目とは裏腹に結構飛距離も出るんで楽しい。

今回のベストショットはキャリー171.1ヤード、トータル173.6ヤード。初速54.4m/s、打ち出し18.3°、スピン6,020rpmで、着弾は5.8ヤード左でした。

キャリーは11球すべてが164.7ヤードから171.1ヤードの間に入っていて、幅は6ヤードほど。
縦距離はめちゃくちゃ揃いますね。超優秀です。



打ち出し角は平均より少し低めですが、スピン量は当サイトの中で3位と多めに入っていますし、このストロングロフト帯のアイアンの中では極めて多いスピン量です。
最高到達点は平均ぐらいで、落下角度も平均より少し大きめ。グリーンで止めやすい数値です。
高さが出るかなー、というのが不安ではありましたが、スピンで吹き上がるような弾道になるので、グリーンに止めることは全く問題になりませんでした。
つかまりと方向性

ドローヒッターのぼくが打った場合ですが、平均でスピン軸1.2°右、曲がり幅2.0ヤード右でした。
データベース上の上記カードでは「つかまり弱い」という位置づけになっていますが、個人的にはつかまりはニュートラルだという評価。
つかまりすぎることもなければ、つかまらないこともない。ほんとにニュートラルという感じです。

着弾は平均で3.1ヤード左。右に出たのは3球で、いちばん右でも4.4ヤード、左にいちばん大きく外れたボールでも10.7ヤードでした。
横のブレ幅は15ヤードほどで、方向性は圧倒的に良いです。

構えた印象と打感



ヘッドはやや小ぶりで、トップブレードはやや薄め。グースとソール幅は標準的で、顔は綺麗で非常に構えやすいなーと思います。
個人的にはちょっとグースが入ってくれてるのが好き。
ソールの抜けも良好。

打感は非常にソフト。期待するとおり食いつきも良くて、文句なしです。
フィーリングはマッスルバックそのもの。打音はやや低めです。
嬉しいのはこの打感とフィーリングで飛ぶし安定感も高いというところ。





見た目はほんとにマッスルバックみたいなのに、全然難しくないし、しかも許容性も高いという謎の性能。
それでいて振りやすくて操作性も良のだから不思議すぎる。まあ、さすがに大型キャビティほど、広範囲で反発するわけではありませんが、このビジュアルでだから驚異的だと感じるわけです。


フォーティーン TB-7 FORGED アイアン(2027)のスペック
スペックの話ですが、以下はメーカーが挙げている主な特徴。
- マッスルバックアイアン「RM-B」をベースに新しく設計(前作TB-7はTB-5がベース)
- ヘッド素材にTBシリーズで初めてS15Cの軟鉄を採用(これまではS20C)。軟らかすぎてインパクトでの形状変化が懸念されていた素材を、ヘッド構造の進化で使えるようにした
- バックフェースの肉厚を湾曲させて配置できるシアターブレードを、マッスルバックらしい分厚い肉厚構造で使い、ソールから中央部までのボリュームを確保
- TB-5よりも小柄でシャープな形状ながら、慣性モーメントはTB-5より大きく、重心深度も深い
- ソールはTB-5と同じユニバーサルソール
ターゲットは、しっかり打ち込んで弾道を操りたいセミアスリート。ネックはほどよいストレートネックとのことです。
番手は#5と#6〜Pで、日本製。ロフトはTBシリーズで共通の設定なので、TB-5 FORGED(2025)やTB-3 FORGEDと番手ごとに組み合わせることもできます。
| 番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | クラブ重さ | バランス |
|---|---|---|---|---|---|
| #5 | 23° | 61° | 38.5インチ | 396g | D0.5 |
| #6 | 26° | 61.5° | 38インチ | 404g | D1.0 |
| #7(試打) | 30° | 62° | 37.5インチ | 411g | D1.0 |
| #8 | 34° | 62.5° | 37インチ | 418g | D1.5 |
| #9 | 38° | 63° | 36.5インチ | 425g | D1.5 |
| #P | 42° | 63.5° | 36インチ | 432g | D1.5 |
クラブ重さとバランスはFS-90i(S)を入れたときの設計値です。FT-70iだと各番手19gほど軽くなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ヘッド素材 | S15C(軟鉄鍛造) |
| 構造 | 軟鉄単一素材のマッスルバック(シアターブレード) |
| 仕上げ | ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ |
| ソール | ユニバーサルソール |
| 標準シャフト | FS-90i(S/R)、FT-70i(ワンフレックス) |
| グリップ | FOCHラバーM60R(TYPE4) |
| 試打シャフト | FS-90i(S) |
| 発売日 | 2026年11月13日 |
| シャフト | フレックス | 重量 |
|---|---|---|
| FS-90i(スチール・日本シャフトと共同開発) | S/R | 93g/89g |
| FT-70i(カーボン) | ワンフレックス | 70g |
特注オーダーでは、N.S.PRO MODUS3 TOUR105やKBS TOUR、Dynamic Gold HTなどのシャフトとカラーグリップも選べます。公式オンラインストアでは予約を受け付けています(2026年10月25日時点)。
TB-5 FORGED(2025)との重心の違いがこちら。
| 項目 | NEW TB-7 FORGED | TB-5 FORGED(2025) |
|---|---|---|
| 重心高さ(#7) | 19.3mm | 18.6mm |
| 重心距離(#7) | 38.4mm | 37.0mm |
| 重心深度(#7) | 3.9mm | 3.4mm |
| FP(#7) | 4.4mm | 3.2mm |
| 慣性モーメント(#5) | 2,116g・cm² | 2,094g・cm² |
TB-5より小さいヘッドで、重心深度と慣性モーメントはTB-5を上回っています。
前作のTB-7 FORGED(2022年)とのスペックの違いがこちら。
| 項目 | NEW TB-7 FORGED | TB-7 FORGED(2022年) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年11月13日 | 2022年4月21日 |
| ベースにしたモデル | マッスルバックのRM-B | TB-5(2020年) |
| ヘッド素材 | S15C(軟鉄鍛造) | S20C(軟鉄鍛造) |
| 7番のロフト角・ライ角 | 30°・62° | 30°・62° |
| 標準シャフト | FS-90i、FT-70i | N.S.PRO MODUS3 TOUR105(FS-90i・FT-70iは受注生産) |
| 7番の長さ | 37.5インチ | 37.25インチ(MODUS3 TOUR105) |
| 7番のクラブ重さ | 411g(FS-90i S) | 417g(MODUS3 TOUR105 S) |
ロフト角とライ角は全番手で前作と同じ。ベースにしたモデルと素材が変わり、標準シャフトもFS-90iとFT-70iになりました。
ちなみに2027年春ごろには、7番が32°の高弾道仕様「HL」が公式オンラインストア限定で出る予定とのこと。発売情報は【S15C鍛造マッスルバック】フォーティーン NEW TB-7 FORGEDアイアンが11月13日発売|TB-5との違いと価格にまとめていますのでそちらを見てもらってもいいです。
総合評価
| 評価項目 | スコア(/10) |
|---|---|
| 飛距離 | 8.5 |
| 弾道の高さ | 7.5 |
| スピン性能 | 9.0 |
| 安定性 | 9.5 |
| つかまり | 7.0 |
| 打感 | 9.5 |
| 構えやすさ | 9.5 |
| 操作性 | 9 |
飛距離は初速3位、キャリー7位なので8.5。
弾道の高さは打ち出しがやや低めで、最高到達点は平均ぐらいなので7.5。スピン量は3位と多めなので9.0です。
安定性は縦も横もよく揃ったので9.5。つかまりはニュートラルなので7.0。
やや打ち出しの高さが低くなりやすいところが弱点と言えるかもしれませんが、対象プレーヤーがセミアスリートなんでそんなに苦にはならないと思います。スピンがけっこう入ってくれますからね。
それ以上に見た目を裏切る安定感と飛び、そして打感の良さがある。

ポジションマップでは「つかまり平均並み」の帯より少し右の位置です。
おすすめする人 マッスルバックの見た目と打感が好きで、やさしさも欲しい人。しっかり打ち込んで弾道を操りたい人
おすすめしづらい人 大きめのヘッドで安心して構えたい人
マッスルバックの見た目でやさしく打てるアイアン、しかも飛距離もけっこう出やすいモデルを探している人には特におすすめです。是非とも試してもらいたい名作。
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