試打レビュー

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの試打レビュー|トラックマン4でデータ計測

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの試打レビュー

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの試打計測を行ったのでレビューします。

計測にはトラックマン4を使用しています。(今まではGCクアッド使っていましたが、アプリなどソフトウェアの使いやすさから変更しました)

トラックマン4
まさ
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本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの概要とデザイン

本間ゴルフ TW777 MAXドライバー

2025年11月に発売したTW777シリーズの中で最高MOIのモデルが、今回取り上げるTW777MAXドライバーです。

テクノロジーとしては、先にレビューしているTW777ドライバーと同じで、ヘッドの大部分をカーボンで構成している。そして、カーボンボディですが、剛性を高めてエネルギーロスを徹底的にアップさせているというのが特徴となっています。

ソールには、チタンの剛性とカーボンの軽量性を融合したチタンカーボンを採用。フェース部分にのみチタンが使われています。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの可変ウェイト

TW777ドライバーとの違いはヘッド後方のウェイトです。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのウェイト調整機能2
本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのウェイト調整機能1

可変式のウェイトが2つ後ろ側左右にあり、入れ替えて重心距離を変化させることができるようになっています。

ウェイトは前後に入れ替えできるタイプが装着されています。20.5gと3.5gのウェイトを入れ替えて弾道調整が可能。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのフェース

フェース面はタイトリスト感のあるデザイン。このフェースの模様については公式サイトでも言及はされていなかったので、ただの模様だと思われます。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのヘッド形状
本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのヘッド形状2

460ccで投影面積が大きいタイプ。形状としては丸形ですが、綺麗なカタチをしていてこのあたりは流石だなと思います。

フェースアングルはストレートで構えやすさは申し分ないですね。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの試打計測データ

今回の試打では、ロフト9°、シャフトは「VIZARD for TW777 Sフレックス。計測器はトラックマン4です。使用ボールはタイトリスト PRO V1x。

2024年以降、ドライバーはヘッドスピード44m/s〜46m/sの範囲内での計測に統一しています(1m/sぐらいは前後するのはご了承ください)。

まさ
まさ

試打計測の平均データが下記

クラブスピード45.2 m/s
ボールスピード65.6 m/s
スマッシュファクター1.45
打ち出し角14.0°
スピン量2997 rpm
キャリー241.7 yd
トータル距離260.5 yd
最高到達点35.2 yd
落下角度41.9°
スピン軸1.3° (右)
曲がり幅2.3 yd(右)
キャリーサイド-1.8 yd(左)
打ち出し方向-1.0 (左)

バックスピンが多いことで結構なロスが出ているなーというデータですね。正直飛距離は物足りない結果となりました。

飛距離性能と上がりやすさの分析

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのトラックマン計測データ1

トータルでの平均飛距離は260ヤードほど、当サイトの基準である270ヤードを10ヤードも下回っています。はっきり言って期待していたよりも飛ばなかったですね。

単発でも大きく飛ぶ打球はなく、平均してほとんど同じような飛距離です。

初速はTW777無印よりも1m/sほど遅い程度なのですが、バックスピン量が3000回転ぐらいになっていて、スピン過多でした。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのトラックマン計測データ2

スピンが入りやすく、なおかつ打ち出しもそこそこ高いので、上がりすぎる現象が起こっています。

飛距離の大幅なロスが出ているので、バックスピンをどれだけ減らせるかが使う上ではハードルになってくるでしょう。

ロフトを立てるか、シャフトをもっと先端剛性の高いタイプにして使うのもありかもしれませんが、高MOI系で飛距離も出すとなるとPING G440シリーズの方が優先度は高くなると思うのでちょっと厳しい結果かなと思います。

弾道や球筋、方向性の分析

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのトラックマン計測データ3

飛びは正直微妙だったのですが、弾道の安定感は非常に高くて、曲がりづらさは大きな強みになると思います。

球筋もほぼストレート系で、サイドスピンはとても少ないです。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのトラックマン計測データ4

バックスピンが多いのは、飛距離的には不利になる要素ですが、弾道の安定度を求めるならある程度欲しい要素です。

バックスピンは多すぎるけれど、安定したキャリーを望むならこれもありなのかもしれません。

左右の打点ブレにも寛容で、非常に優しさには溢れていいます。

捕まりはニュートラルなので、フッカーもスライサーも両方が扱いやすくて、球筋にかんしてはクセがないので万人に推せますね。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの分散データ

左右だけでなく、縦距離の誤差も小さくて、とにかく安定して1打目を枠内に収められるというドライバーです。

飛びはしょぼいですが、方向性重視、あるいはミスによるロスを軽減したいならアリの可能性も感じます。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのフィーリング

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーのフェース

打音がパッカン系で残念なサウンドでした。兄弟モデルのTW777ドライバーの音が結構よかっただけに惜しいですね。

形状的に後方に伸びているからか、反響音が大きめで、しかもちょっと軽いタイプの打音なのでチープな印象を受けました。

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの良かった所・微妙な所

良かった点
微妙な点
  • 安定した球筋のストレート弾道をオートマチックに打てる
  • 打点ブレには強さがあるので、安心感はかなりある
  • コースの枠内に収めやすく、ティーショットの成功確率は上がりそう
  • バックスピンが多くて飛距離は伸びなかった

本間ゴルフ TW777 MAXドライバーの性能と総合評価

本間ゴルフ TW777 MAXドライバー
TW777MAX ドライバー
飛距離
6.0/10
弾道の高さ
9.0/10
低スピン性能
4.5/10
安定性
  9.0/10
打感
5.0/10
構えやすさ
9.0/10
操作性
7.0/10
つかまり
6.5/10

ドライバー単体で見るとかなり極端な性能だった印象です。

安定性や上がりやすさ、ミスへの耐性などはかなりハイレベルです。要するに非常に優しく打てるドライバーには仕上がっているという評価です。

ただし、バックスピン量が多くて大幅な飛距離ロスがあり、正直飛ばないなーという結果となりました。

バックスピン量を減らす方向で、本間の得意なフィッティングで調整しても良いのかもしれませんが、これならPING G440等をおすすめするのが正直なところです。

まあ、安定性はとても高いので、飛距離よりもコース内に収まる方向性を重視したい方は試してみてもいいのかもしれません。

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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