2026年9月4日発売予定のブリヂストン B-FORGED 100CB アイアンをトラックマン4を使って試打計測しました。
241CBの後継にあたる軟鉄鍛造のツアーキャビティを、計測データを見ながら正直にレビューしていきます。
結論から言っておくと、打感はマジで極上。
7番32°でキャリー163.7ヤードと同ロフト帯では上位の飛距離も出ていて、ツアー系のこの手のアイアンの中では明らかにおすすめなモデルです。
ブリヂストン 100CB アイアンの概要と特徴

100CBは、ブリヂストンの新シリーズ「B-FORGED」で操作性重視のカテゴリを担う軟鉄鍛造キャビティアイアン。バックフェースはそこまでごちゃつきもなくてシンプルでカッコいい。
ブリヂストンのフォージドアイアンは、201CB(2020年)→221CB(2022年)→241CB(2024年)と2年ごとに更新されてきたシリーズです。
公式リリースによると、阿部未悠プロが100CBで明治安田レディスゴルフトーナメントを制しており、発表前からすでにツアーで勝利も挙げています。

構えてみると、リーディングエッジの丸みが少なくなって非常に構えやすくなった印象です。

トップブレードは適度な厚みをキープしつつも野暮ったさがなくて、全体的に締まっているのに難しそうな印象も感じないという絶妙な作り込み。
完成度が異様に高いです。
打点部を約20%厚くしたImpact Core

今作の中核となるのが、打点部の肉厚を前作比で約20%厚くして打感の柔らかさアップを狙ったImpact Coreです。
トウ・ヒールに削りを加えたNeoツアーコンタクトソール

また、ソール形状も新しくなっています。
3面のカットソールにトウ・ヒール方向の削りを加えた「Neoツアーコンタクトソール」で、抜けの良さに拘った形状です。
スコアラインの位置も少し下げられ、構えたときのフェースの見え方も整えられているようです。
スピンを安定させるバイティングフェース for IRON

フェース面は特殊なサンドブラストで粗く仕上げられていて、インパクト時の食いつきを高めてスピンを安定させる狙いとのこと。
PWのフェースには単品売りのBITING SPINウェッジ由来のレーザーミーリングが新たに搭載され、ショートゲームでのスピン安定を向上させる加工が入ります。
ロフト設定が近く顔のつながりも良いため、公式では兄弟モデル200CB+とのコンボセットも提案されています。
ブリヂストン 100CB アイアンのスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | ブリヂストン B-FORGED 100CB アイアン |
| ヘッド素材 | 軟鉄(S20C) |
| 製法 | #4〜9:鍛造/PW:鍛造・レーザー加工 |
| 番手構成 | #5〜9、PWの6本セット(#4は特注単品) |
| ロフト角(7番) | 32° |
| 標準シャフト | N.S.PRO MODUS³ TOUR120/N.S.PRO MODUS³ TOUR105 DUAL FLOW/Dynamic Gold HT |
| 価格(税込) | 6本セット 158,400円/#4単品 26,400円 |
| 発売日 | 2026年9月4日 |
番手別のスペックは次のとおりです。
| 番手 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角 | 22° | 25° | 28° | 32° | 36° | 41° | 46° |
| ライ角 | 60.5° | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° | 63.5° |
| フェースプログレッション | 3.65mm | 3.85mm | 4.15mm | 4.35mm | 4.75mm | 5.15mm | 5.35mm |
ブリヂストン 100CB アイアンを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4での計測データ
まずは試打条件から。

計測器はトラックマン4、試打クラブは7番(ロフト32°)、シャフトはN.S.PRO MODUS³ TOUR105 DUAL FLOW(S)です。
使用ボールはいつもの計測器用タイトリスト プロV1xです。
| 計測項目 | 平均値 | ばらつき(±) |
|---|---|---|
| クラブスピード | 38.9 m/s | 0.2 |
| ボールスピード | 52.5 m/s | 0.6 |
| スマッシュファクター | 1.35 | 0.01 |
| 打ち出し角 | 19.0° | 1.1 |
| スピン量 | 6,064 rpm | 342 |
| キャリー | 163.7 yd | 3.0 |
| トータル | 167.1 yd | 3.7 |
| 最高到達点 | 33.1 yd | 1.9 |
| 落下角度 | 49.2° | 1.6 |
| スピン軸 | -4.3 | 2.6 |
| 曲がり幅 | 6.5 左 | 3.9 |
| キャリーサイド | 10.6 左 | 6.9 |
| 打ち出し方向 | 1.4 左 | 1.6 |
ボールスピード自体が比較的速いので、ここは驚きだったのですが、打感の柔らかさの割に打球は強いという感じがありました。
スマッシュファクターはまあ良い方です。ミスにもそれなりに寛容だったので難しいとは思いません。難易度的には中って感じ。

飛距離性能
飛距離のサイト平均を出しておきますと以下になりますが、表は右上にいくほど初速が出てキャリーも出ているということです。

同ロフト帯(30.5°〜32°)のサイト平均が、キャリー160.5ヤード、ボールスピード51.8m/s、スピン6,143rpmです。

これに対して100CBはキャリー163.7ヤードなので、平均より約3ヤード上です。
32°〜30.5°帯のロフトだとキャリーでも上位(3位)に入ってくるので、飛距離が思いのほかでやすくて、ツアータイプとしては想像以上にラクに運べるアイアンだなーということで関心しましたね。


ボールスピードも平均より上。

ベストショットがキャリー169ヤードで、このときが初速53.5m/s、スピン5,820rpmでした。

バックスピン量は平均6,064rpm。
6,000rpm台を超えているので比較的良いのですが、データベース上では18機種中11位の平均クラスにとどまっています。
特にスピンが猛烈に入るということもないですので、ここはまあ普通かなと。

打ち出しも19.0°と、サイト平均の19.7°より僅かに低い値を推移しています。

最高到達点も33.1ヤードで平均ぐらいなので、めっちゃ上がりやすいこともなかったです。

まあここも普通程度ですが、不用意に上がりすぎることもないため、ライン出しもしやすいなと感じました。

方向性とつかまり

つかまりはちょい強ぐらいです。
ぼくの持ち球がドローなのでわずかに左に曲がるデータが出ていますが、シャフトで調整できるぐらいのベースの捕まり感でした。


キャリー163.7ydに対して曲がり幅は平均6.5yd左。キャリー比で約4%なので、方向性の安定感は高いです。
右へのミスを減らしたい方から見ると、ツアー系の中では扱いやすい部類だと思います。
全体的な左右ブレも前後のブレも小さくて安定しますね。けっこう理想的です。
打感と打音

打感はマジで極上。
ハーフキャビティ系としては屈指の柔らかな感触となっていて、ボール潰れ感も最高のひとこと。
打点部を厚くしたImpact Coreの効果なのか、感覚的な部分での進化は確かに感じます。

ソール形状にも改良がされていて、トウとヒールバック方向に削りが加わったということですが、これも非常に理にかなっています。
バンスはしっかり当たるんだけど抜けが良いので、個人的にダウンブローが強いぼくでも突っかかり感がなくてスムーズに抜けてくれる。
特にライが悪い時ほど上から鋭角に入れたくなってしまう状況でも強く入りすぎないので、距離が出すぎる心配も軽減して、そういった場面での安心感も十分ありました。
ブリヂストン 100CB アイアンは買いか|競合とのデータ比較
同ロフト帯で計測した兄弟モデル・前作・競合と、トラックマン4のデータを並べて比較してみます。
| 項目 | 100CB | 200CBプラス | 242CB+ | ZXi5 | サイト平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| ロフト | 32° | 31° | 31° | 31° | — |
| キャリー | 163.7 yd | 166.9 yd | 158.0 yd | 161.2 yd | 160.5 yd |
| ボールスピード | 52.5 m/s | 53.0 m/s | 51.0 m/s | 52.6 m/s | 51.8 m/s |
| スピン量 | 6,064 rpm | 5,658 rpm | 6,171 rpm | 6,420 rpm | 6,143 rpm |
| 打ち出し角 | 19.0° | 18.4° | 18.2° | 21.3° | 19.7° |
| 最高到達点 | 33.1 yd | 32.5 yd | 29.8 yd | 37.2 yd | 33.2 yd |
| 落下角度 | 49.2° | 47.8° | 47.3° | 52.4° | 49.2° |
兄弟モデル 200CBプラスとの比較

同じ日に計測した200CBプラスは、キャリー166.9ヤードで100CBより3.2ヤード上でした。
その代わりスピンは100CBが約400rpm多くて、打ち出しも0.6°高い。
飛距離の200CBプラス、フィーリングと弾道コントロールの100CBというメーカーの意図どおりの結果ではありますね。
上の番手を200CBプラスにするコンボセットが公式でも提案されているので、両方試してから組み合わせを決めるのも面白いと思います。
前作 242CB+との比較

242CB+と比べると、キャリーで5.7ヤード、初速で1.5m/s上回りました。
最高到達点も3.3ヤード高くて、弾道の高さは出しやすくなっています。
スリクソン ZXi5との比較

ほぼ同じヘッドスピードで計測したスリクソン ZXi5とは、キャリーで100CBが2.5ヤード上でした。
ZXi5は打ち出し21.3°・最高到達点37.2ヤードの高弾道タイプで、スピンも6,420rpmとしっかり入ります。
高さとスピンでグリーンで止めたいならZXi5、抑えた弾道でライン出ししやすいのは100CB。
あと打感は圧倒的に100CBが上かなと思いますね。
ブリヂストン 100CB アイアンの良かった点・気になった点
良かった点
- ハーフキャビティ系としては屈指の柔らかい打感で、フィーリングは極上
- 7番32°でキャリー163.7ヤードと、同ロフト帯19機種中3位の飛距離性能
- トウ・ヒールバックの削りが効いたソールで、ダウンブローが強くても突っかからずに抜けてくれる
気になった点
- 打ち出しは僅かに低めなので、高さでキャリーを出したい方はシャフト選びで補いたいところ
ブリヂストン 100CB アイアンの10段階評価

| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 飛距離 | 8.5 / 10 |
| 弾道の高さ | 7.5 / 10 |
| スピン性能 | 7.5 / 10 |
| 安定性 | 8.0 / 10 |
| 打感 | 9.5 / 10 |
| 構えやすさ(トップブレード/ソール幅) | 8.5 / 10 |
| 操作性 | 8.5 / 10 |
| つかまり | 7.5 / 10 |
100CBは、打感の気持ち良さと抜けなどフィーリングは最高に良いアイアンです。しかも飛距離もけっこう出やすいので素晴らしい出来栄えでした。

ポジションマップでは中央やや左の赤いやつです。つかまり強め寄りで、高さは平均帯というところ。
全体で見ると飛距離以外は中庸ですが、やはり打感の良さが図抜けていますよこれは。文句のつけようがないほどおすすめ。
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