タイトリスト GTS3 フェアウェイウッドの15度をトラックマン4で試打計測しました。
結論から言っておくと、当サイト内で計測を行ってきた3番ウッドの中でもGTS3がかなり飛ぶ部類に入りました。他モデルとの比較データも用意していますので参考にしてみて下さい。
あと飛距離だけじゃなくて打感がめちゃくちゃ良い。
ということで、データを見ながらGTS3 フェアウェイウッドをレビューしていきたいと思います。
タイトリスト GTS3 フェアウェイウッドの概要と特徴

ソールデザインはタイトリストお馴染みの雰囲気。GTS2とほとんど同じ見た目で。パッと見は区別がつきにくいので間違って購入しないようにしたいです。

今作のクラウンにはラップアラウンド・コンポジットクラウンが採用されていて、軽量化で生まれた余剰重量を低・深重心にするという構造になっています。
形状はオーソドックスですが、比較的コンパクトな様相です。

シルバーフェースになりました。ツアーからのフィードバックで変更されたようですが、フェース面も見えやすいし、向きもわかりやすくなりましたね。
標準状態だと向きは若干オープン気味に見えます。

横から見るとこんな感じ。
デュアル・ウェイト・システム

ヒール側とトウ側に配置された交換式ウェイトが採用されています。
ソールには5gと11gの2つのウェイトが入っていて、この位置を入れ替えることで重心の左右バランスを変えられます。
SureFitホーゼルと合わせて、弾道をかなり追い込める構造です。
今回の試打はウェイト標準位置のまま計測しています。
GTS3 フェアウェイウッドのスペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ロフト角 | 13.5° / 15.0° / 16.5° / 18.0° / 21.0° |
| ライ角(15°) | 56.0°(A1ポジション標準は56.5°) |
| クラブ長さ(15°) | 43.0インチ |
| 調整機能 | SureFitホーゼル / デュアル・ウェイト(5g・11g) |
| 今回の試打ロフト | 15.0°(3番ウッド) |
| 今回のシャフト | 三菱ケミカル TENSEI 1K BLUE 55 FLEX-S |
| スリーブ位置 | A1(標準) |
| ウェイト位置 | 標準 |
同日に打ったGTS2も同じシャフト・同じ条件にそろえて、純粋にヘッドの差を見られるようにしました。
タイトリスト GTS3 フェアウェイウッドを実際に試打してみての感想と評価

トラックマン4での計測データ
計測にはトラックマン4を使用。
使用ボールはタイトリスト プロV1x(計測器用)で、3番ウッドの計測でもボールを固定して条件をそろえています。
| 計測項目 | 平均値 | ばらつき |
|---|---|---|
| クラブスピード | 43.9 m/s | ±0.3 |
| ボールスピード | 65.1 m/s | ±0.5 |
| スマッシュファクター | 1.48 | ±0.01 |
| 打ち出し角 | 14.6° | ±0.9 |
| バックスピン量 | 2,913 rpm | ±321 |
| キャリー | 239.6ヤード | ±2.6 |
| トータル距離 | 254.9ヤード | ±6.4 |
| 最高到達点 | 34.9ヤード | ±3.7 |
| 降下角度 | 41.5° | ±3.4 |
| スピン軸 | -5.7° | ±3.5 |
| 曲がり幅 | 10.6ヤード左 | ±6.3 |
| センターからのブレ | 8.3ヤード左 | ±10.2 |
| 打ち出し方向 | 0.5° | ±1.2 |
ボールスピード65.1m/sはサイト平均63.4m/sに対して+1.7m/s。
飛距離性能


以下の図がサイト内平均との比較したデータです。

現状ボールスピードは2位です。かなり弾きがよくて初速性能に関しては言う事なしです。
一方でキャリーは記事執筆時点で3位ぐらいに位置しています。さらに上にはELYTEフェアウェイウッド、クアンタムMAXフェアウェイウッドがいますが、ほぼ同レベルでかなり飛ぶなーと感じます。
ただ、初速の出方を見るとGTS3の方がさらに追い込めそうな雰囲気はあります。

スピン量は平均ぐらい。ここはまあいい感じじゃないですかね。吹き上がるわけでもなく前へ行ってくれるのでアマチュア目線ではメリットの方が大きいです。
ただ、打ち出しは平均を下回っています。単発で見ると16度ぐらい出る時もあるのですが、打ち損じると割と低くなりやすい傾向があるなと思いましたので、普段からFWで上がらないと思っている人には難しいかもしれません。
条件的にはヘッドスピードがある程度ほしいという感じです。
方向性とつかまり

方向性データは、スピン軸-5.7度、曲がり幅10.6ヤード左、センターブレ8.3ヤード左。
横方向でのばらつきはあるので安定するとは言いづらいですね。

捕まりは標準だと思ったより良かったので、右に滑ることもなくてそのあたりの扱いにくさはありません。
打感と打音

打感は、GTS3 フェアウェイウッドでいちばん推したいところ。
パチッと鋭く弾く感触で、インパクトの瞬間に「あ、初速出たな」と分かる手応えがあります。
コンポジットクラウンにありがちな、こもった音やぼやけた感触はほとんど感じません。
これまで打ってきたフェアウェイウッドの中でも、フィーリングはめちゃくちゃ良い部類です。
GTS3は買いか|GTS2・前作・競合とのデータ比較
同日計測のGTS2、前作のGT2、競合のQi4D TOUR、サイト平均を並べてみます。
| モデル | HS | BS | SF | 打ち出し | スピン | キャリー | トータル |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイトリスト GTS3 | 43.9 | 65.1 | 1.48 | 14.6° | 2,913 | 239.6 | 254.9 |
| タイトリスト GTS2(同日) | 42.7 | 63.9 | 1.49 | 15.0° | 3,218 | 231.7 | 243.9 |
| タイトリスト GT2(前作) | 43.4 | 63.6 | 1.46 | 15.3° | 2,869 | 234.6 | 252.8 |
| テーラーメイド Qi4D TOUR | 43.4 | 64.5 | 1.49 | 15.5° | 2,853 | 239.3 | 258.0 |
| サイト平均(28機種) | — | 63.4 | — | 15.7° | 2,951 | 233.5 | 251.4 |

特に兄弟モデルのGTS2との差は顕著。GTS2の方が打ち出しもついてスピンも増えています。
スピンが入ってくれる方がいいならGTS2を選んでもらう方がいいでしょう。
Qi4D TOURとはキャリーがほぼ並んでいます。トータルではランの出やすいQi4D TOURが3ヤードほど上。
タイトリスト GTS3 フェアウェイウッドの良かった点・気になった点
良かった点
- サイト平均より+6.1ヤード上の飛距離。飛ぶモデルなのは明らか
- 初速がめちゃくちゃでやすい
- 鋭い弾きの打感がめちゃくちゃ良い。FW全体でもトップクラスのフィーリング。
- オーソドックスな正統派の顔にシルバーフェースになって構えやすさアップ。
気になった点
- 左右の散りはそこそこ出る。簡単とは言いづらい
タイトリスト GTS3 フェアウェイウッドの10段階評価
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| 飛距離 | 9.0 / 10 |
| 弾道の高さ | 7.0 / 10 |
| 低スピン性能 | 8.0 / 10 |
| 安定性 | 6.5 / 10 |
| 打感 | 9.5 / 10 |
| 構えやすさ | 8.5 / 10 |
| 地面からの打ちやすさ | 8.0 / 10 |
| つかまり | 8.0 / 10 |
GTS3 フェアウェイウッドは、初速性能が非常に良いです。飛距離もこれまで打ってきたFWの中でも上位。
また、打感も弾きがよくて気持ちが良いですし、フェースがシルバーになったところも良いなと思います。
まあ、打ち出しが低い傾向があったので、FWとしての難易度はそこそこあるので技量は必要です。
ある程度フェアウェイウッドが得意で、弾きの良いフェースで飛距離を伸ばしていきたいと思っている人にはおすすめできます。
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