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【続報】PING G740アイアン 米国で発売開始|フルロフト表などテクノロジーまとめ

前回の速報記事では未公表だったPING G740アイアンの番手別スペックが、米国での正式発売(2026年3月10日)に伴いすべて公開されました。

フェース素材、ロフト構成、ストックシャフトのラインナップなど、前回記事の「判明分」を更新する形で、確定情報を整理します。

この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

前回記事からの主なアップデート

前回記事では以下が未確定でしたが、今回すべて判明しました。

  • フェース素材Hyper 17-4ステンレススチールで確定(G730と同系統だが、先進的な熱処理でさらに薄肉化)
  • キャビティバッジ名称PurFlexの名称は継続。ただし3つのフレックスゾーンを持つ新構造に刷新
  • 番手別ロフト・ライ角・長さ → 全番手のフルスペック公開
  • 3段階ロフト構成(Standard / Power Spec / Retro Spec)の詳細ロフト値
  • ストックシャフト → スチール:PING AWT 3.0、グラファイト:PING ALTA CB Blue
  • 仕上げHydropearl Chrome 2.0(前作からアップデート)

G740 全番手スペック(PING公式サイトより)

番手 長さ スタンダード
ロフト
パワー
スペック
レトロ
スペック
ライ角 オフセット バウンス SW
5i 38.5″ 21.0° 19.5° 23.0° 62.0° 0.25″ 7.1° D0
6i 37.75″ 24.5° 23.0° 26.5° 62.5° 0.22″ 8.1° D0
7i 37″ 28.0° 26.5° 30.0° 63.0° 0.19″ 9.1° D0
8i 36.5″ 32.0° 30.5° 33.5° 63.8° 0.17″ 10.1° D0
9i 36″ 36.0° 35.0° 37.0° 64.5° 0.15″ 10.5° D0.5
PW 35.5″ 40.0° 40.0° 40.5° 65.0° 0.13″ 11.1° D2
UW 35.5″ 45.0° 45.0° 45.0° 65.0° 0.12″ 12.0° D2
50° 35.5″ 50.0° 50.0° 50.0° 65.0° 0.08″ 12.0° D2
56° 35.25″ 56.0° 56.0° 56.0° 65.3° 0.08″ 12.0° D3

↑横にスライドして見れます。

番手構成は5〜9、PW、UW、50°、56°の全部で9本です。

3段階ロフト構成の使い分け

G740にはスタンダード / パワースペック/ レトロスペックの3つのロフト構成が用意されています。

パワースペックは標準ロフトからさらに1〜2°ストロング化した設定です。7番で26.5°になるので、飛距離を最大化したい方向けです。前回記事で触れた通り、日本市場ではこのPower Specが標準ロフトとして採用される可能性があります(G730の日本仕様が海外のPower Specに近いロフト設定だったため)。

レトロスペックは逆に標準より1.5〜2°寝た設定です。7番で30.0°。高さを出してグリーンで止めたい方、あるいはウェッジとのギャップを揃えたい方に向いています。

注目すべきはPWから上のウェッジ系はほぼ共通ロフトになっている点です。PW(40〜40.5°)、UW(45°)、50°、56°はどのロフト構成でも大きく変わりません。ロングアイアン〜ミドルアイアンのロフトだけが変動する設計で、ウェッジのギャップ管理がしやすくなっています。

ストックシャフトの詳細

スチール:PING AWT 3.0

フレックス重量(7i基準)弾道
R96gミッドハイ
S102gミッド
X114gローミッド

AWT(Ascending Weight Technology)はPINGのオリジナルスチールシャフトで、ロングアイアンは軽く、ショートアイアンは重くなる番手別重量フロー設計です。ロングアイアンでのスピード向上とショートアイアンでの安定性の両立を狙っています。

グラファイト:PING ALTA CB Blue

フレックス重量(7i基準)弾道
SR65gハイ
R72gミッドハイ
S82gミッド

CB(Counter Balance)設計で、中〜高弾道を出しやすい軽量シャフトです。

超軽量オプション:PING ALTA Quick

38g / 45gという超軽量グラファイトも選択可能です。ヘッドスピードが遅めの方やシニアゴルファーに向けた選択肢で、弾道はハイ設定になっています。

G730との7番アイアン ロフト比較(補足)

前回記事で触れたロフトの件について補足します。

G730の7番アイアンは標準ロフト26.5°でした。G740の7番は標準ロフト28.0°と、1.5°寝ている設定です。一方、G740のパワースペックでは7番が26.5°とG730標準と同じロフトになります。

つまりG740は標準ロフトを適正方向に戻しつつ、飛距離重視のユーザーにはパワースペックで対応するという構成です。

前回記事で予想した「日本ではパワースペックが標準として登場する可能性」はかなり高そうな気がします。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら