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PING G740アイアンが7月16日発売|全番手スペック・ロフト・価格まとめ

PINGのやさしさ重視の飛び系アイアン「G740アイアン」が、2026年7月16日に日本で発売されます。

海外では”Super Game Improvement”に分類される大型キャビティアイアンで、日本で言うところの飛び系アイアンです。

米国では2026年3月に先行発売され、日本での発売がこの7月16日になります。

この記事では、確定した全番手スペック・3段階ロフト構成・純正シャフト・価格・発売日を発売情報ベースでまとめます。

ちなみにGolf Digest 2026 Hot ListではGDスコア4.5を獲得し、同カテゴリの高ハンデ向けパフォーマンスでTop 5に選出されています。

試打レビューを公開しています

関連【試打評価】PING G740 アイアン|バカでかいけど上がりやすすぎ

ぼくもトラックマン4で試打計測を済ませていて、7番ロフト28°帯では最高到達点とスピン量がどちらもサイト内1位でした。

ロフトはかなり立っているのに上がりやすさが素晴らしく、止めにくさも感じにくい仕上がりでした。データを見ながらの詳しい評価は上のレビュー記事にまとめています。

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この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

PING G740アイアンの発売日・価格

項目内容
発売日(日本)2026年7月16日
米国発売2026年3月に先行発売済み
番手構成5〜9番、PW、UW、50°、56°(全9本)
価格(税込・1本)スチール 31,900円(DG EX TOUR ISSUEのみ34,100円)/カーボン 34,100円

スチールとカーボンで価格が分かれていて、スチールのDG EX TOUR ISSUEだけカーボンと同額になっています。

G740の設計コンセプト|Arccosデータが変えたライ角

PING G740アイアン

G740の設計で面白いのは、標準ライ角が1°アップライトになった点です。

PINGはデータ解析プラットフォームArccosの実打データを分析し、ハイハンディキャッパーの多くがスライスに悩んでいるという事実を設計に反映しています。

標準ライ角をアップライトにすることで、フィッティングを受けなくてもスライス方向のミスを抑えやすいセッティングが最初から組み込まれた形です。

データドリブンな設計を得意とするPINGらしいアプローチだと思います。

前モデルG730からの主な変更点

G740は前モデルG730(2024年発売)から、素材・構造・ウェイト配分を大きく見直しています。

フェースの薄肉化と柔軟性向上

フェース素材はHyper 17-4ステンレススチールで、G730と同系統です。

ただしG740では先進的な熱処理でフェースをさらに薄く柔軟にし、たわみ量を増やすことでボールスピードを高めています。

ヘッドの大型化

PING G740アイアンのヘッド

G730も十分大きなヘッドでしたが、G740ではさらに一回り大きくなっています。

G440との比較では「ソール幅22%ワイド、ブレード長3%ロング」が公表されていて、G730よりもヒール-トゥが長くソールも広い形状です。

トップブレードもけっこう厚めです。

キャビティバッジの刷新:PurFlex 3ピース構造

PING G740アイアンのPurFlexバッジ

PurFlexという名称は継続しつつ、3つのフレックスゾーンを持つ新しい3ピース構造に刷新されています。

薄くたわむフェースの振動を吸収し、インパクト時のサウンドとフィールを整える役割で、構造が変わったぶん打感の質も変化していると思われます。

その他の変更点

  • ライ角:標準で1°アップライト(Arccosデータに基づく変更)
  • ホーゼル:短縮化により重量を再配分
  • トップライン:G730より厚め
  • ソール構造:デュアルキャンバーを継続(形状を最適化)
  • 仕上げ:Hydropearl Chrome 2.0にアップデート
  • 5〜6番:¾インチのレングスプログレッションで高打ち出しと飛距離を確保

G740のテクノロジー詳細

デュアルキャンバーソール

PING G740アイアンのデュアルキャンバーソール

G740のワイドソールにはデュアルキャンバー構造が採用されています。

ソール幅を広げることで重心を低く・後方に配置し、フェース下部でのヒットでもボールスピードの低下を抑える設計です。

デュアルキャンバー形状はターフ抜けにも効いていて、入射時・脱出時の両方でソールがスムーズに抜けるよう作られています。

ウェイト再配分の設計思想

G740ではフェース高を浅くし、ホーゼルを短縮することで余剰重量を生み出し、その重量をキャビティ背面の下部に集中配置しています。

これにより周辺重量配分が増し、MOI(慣性モーメント)が向上しています。

ミスヒット時のボールスピード低下を最小限にとどめる構造です。

PING G740アイアンの全番手スペック

PING公式サイトで公開されている全番手スペックです。ロフトはスタンダード / パワースペック / レトロスペックの3構成があります。

番手長さスタンダード
ロフト
パワー
スペック
レトロ
スペック
ライ角オフセットバウンスSW
5i38.5″21.0°19.5°23.0°62.0°0.25″7.1°D0
6i37.75″24.5°23.0°26.5°62.5°0.22″8.1°D0
7i37″28.0°26.5°30.0°63.0°0.19″9.1°D0
8i36.5″32.0°30.5°33.5°63.8°0.17″10.1°D0
9i36″36.0°35.0°37.0°64.5°0.15″10.5°D0.5
PW35.5″40.0°40.0°40.5°65.0°0.13″11.1°D2
UW35.5″45.0°45.0°45.0°65.0°0.12″12.0°D2
50°35.5″50.0°50.0°50.0°65.0°0.08″12.0°D2
56°35.25″56.0°56.0°56.0°65.3°0.08″12.0°D3

↑横にスライドして見れます。

番手構成は5〜9番、PW、UW、50°、56°の全9本です。

3段階ロフト構成の使い分け

パワースペックは標準ロフトからさらに1〜2°ストロング化した設定で、7番が26.5°になります。飛距離を最大化したい方向けです。

G730の日本仕様が海外のパワースペックに近いロフトだったので、日本ではこのパワースペックが標準ロフトとして採用される可能性が高そうです。

レトロスペックは逆に標準より1.5〜2°寝た設定で、7番が30.0°。高さを出してグリーンで止めたい方や、ウェッジとのギャップを揃えたい方に向いていると思います。

PWから上のウェッジ系(PW・UW・50°・56°)はどのロフト構成でもほぼ共通なので、ウェッジのギャップ管理はしやすい設計です。

純正シャフト

日本仕様の純正シャフトは次のラインナップです。

  • スチール:AWT 3.0 LITE / N.S.PRO 750GH neo / N.S.PRO 850GH neo / N.S.PRO 950GH neo / DG EX TOUR ISSUE
  • カーボン:ALTA J CB BLUE / PING TOUR 2.0 CHROME I / FUJIKURA SPEEDER NX GREY(35 / 40)

各シャフトの重量帯や弾道など、シャフト構成の詳しい話は続報記事にまとめています。

→シャフト詳細はこちら【続報】PING G740アイアン 米国で発売開始|フルロフト表などテクノロジーまとめ

G730アイアンとの比較

項目G740(2026)G730(2024)
フェースHyper 17-4 SS(先進熱処理で薄肉化)Hyper 17-4 SS
キャビティバッジPurFlex(3ピース新構造)PurFlex
ソール構造デュアルキャンバー(より広い)デュアルキャンバー
ヘッドサイズブレード長・ソール幅ともに拡大ベース
トップライン厚め標準
ライ角標準で1°アップライト標準
7番ロフト(標準)28.0°26.5°
仕上げHydropearl Chrome 2.0Hydropearl Chrome

G730の7番が26.5°だったのに対し、G740の7番標準は28.0°と1.5°寝ています。

ただしパワースペックを選べば7番26.5°とG730標準と同じロフトになるので、標準ロフトを適正方向に戻しつつ、飛距離重視の方にはパワースペックで対応するという構成です。

さいごに

PING G740アイアンは、大型ヘッドとワイドソールでやさしさを高めつつ、薄肉フェースで初速も伸ばしてきた飛び系アイアンです。

ぼくが試打した限りでは、ロフトが立っているのに上がりやすく、ストロングロフトにありがちな止めにくさを感じにくかったのが好印象でした。

トラックマン4の計測データを見ながらの詳しい評価は、下のレビュー記事にまとめています。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら