試打&評価

【44°が貴重】ドルフィンウェッジ DW-120G(2020年モデル)を買ったら想像以上に良くてメイン使用確定しました

ピッチングウェッジがポッコンしてロフトなりの飛距離が出ないことで悩んでいたので、色々とウェッジを買い漁っていました。

特に最近のストロングロフト設定のアイアンとの兼ね合いもあって、44°ぐらいのウェッジを探していたのですが、VOKEY SM10の44°(USモデル限定で展開されている)ぐらいしか見当たらない。

それも良さそうだったのですが、なるべく捕まりが良いグースネックのウェッジが欲しいなーと思っていたところ、ドルフィンウェッジの2020年モデル「DW-120G」に44°という設定があることが判明。一瞬でポチりました。単品ウェッジでこのロフト設定は貴重な存在です。

正直、今から買うなら現行のDW-125Gとかの方が良かったのですが、最新モデルは46°からしかスペックがありません。つまり44°を選ぶ場合はこの過去モデルを選択せざるおえなかったわけです。

ですが、さすがに古いモデルともなると新品でも1万円程度で買えます。とりあえず試す分にはありがたいお値段。シャフトは純正で装着されている日本シャフト NS950 GH NeoのSフレックスです(ちなみに48°も同時に買ってしまいました)

44°での想定飛距離は120ヤード~130ヤード。この距離を安定して打てればOK。

ドルフィンの特徴は初代から基本的に同じですが、モデルチェンジを重ねるごとにブラッシュアップされ続けています。最近はトップアマとか上級者からの評判も良いみたいですね。

さて、一番の特徴はこの多面ソール。ソールを4つの面で構成し、リーディングエッジ側を薄く、トレーリングエッジ側を山型に設計することで抜けの良さと寛容性を両立しています。特にヒール側の出っ張り(フィン)が印象的ですね。

このソール形状により隠れハイバンス効果が生まれ、カタログ上のバンス角はかなり小さく表記されているのですが、実際のプレーでは大きなバンス角のメリットが得られます。

つまり、ローバンスの構えやすさとハイバンスのザックリしにくさの“いいとこ取り”を実現しており、芝に刺さりにくくトップもしにくいよってのがメリット。と言われています。

DW-120Gはネック形状がストレートネックの前モデル(DW-118)に比べてリーディングエッジが3.5mm後方にオフセットされたセミグースネックです・・・・という事だったのですが、実際に買ってから構えてみると凄いグースネックでした。セミグースとはなんなのか。

グースの度合いは気になるものの、実際に打ってみると想像以上にフェースにボールが乗ってくれます。驚きました。

打跡を見てもらったらわかるように、短い番手になるほどトウ側に打点が寄ってしまうのが筆者の癖というか、ポッコンして思った距離が出ない原因です。

しかし、この打点にも関わらずポッコンがほぼ出なくて想定していた120ヤード~130ヤードをしっかり打てます。となるとウェッジに助けられていると考えるのが自然。

グースになるほど重心角が大きくなり、捕まるようになるのもきっちり距離が出てくれる要素としては大きいと思いますが、過剰に捕まってしまうこともなくて、とにかく安定性が凄いです。

当然練習場だけではなくて、コース上でも使用していますが、ソールの当たり方が絶妙に良いです。バンスがかなり効いてくれているのもフェースにボールが乗ってくれる要因なのは間違いありません。

ラフでもフェアウェイでも入射角の安定感とキャリーのバラつきの無さが本当に素晴らしいです。フェースにもガッツリ乗るのでスピン性能もかなり良さげ(計測はしていないのでここは体感です)

ひとまずDW-120Gの44°はメインセッティングに加わることが確定。

さらに48°もついでに買ったのですが、こちらも安定。ベチャベチャのライとか、芝がほとんど無いようなライみたいなかなり特殊な状態でもない限りはダフりにもかなり寛容でした。

筆者が今回購入したDW-120G自体は約5年ほど前のモデルですが、普通に高性能で現役でいけますし、このロフト帯のショットでは全くもって不満がありません。打感も良いし満足度はフルスコアに近いです。

デメリットを考えてみると、やはりこのデザインとイルカちゃんだと思います(笑)

とはいえ性能重視・結果重視なら気にする必要は皆無。というか最新のDW-123(ストレートネック)、DQ-125G(セミグース)はデザインもだいぶカッコよくなっていますから、そっちから選んで、どうしても44°が欲しいとか、旧モデルで安いやつが良いとかでもなければDW-120Gを選ぶ必要性はあまりないと思います。

てなわけで、今回DW-120Gが良すぎたということなので、筆者はDW-125Gに手を出してしまいそうです。というか買うでしょう。

2025年モデルのDW-125Gは、新ソールのクアッドソールXというのが採用されていて、より跳ねないようになったらしいので、54°~60°あたりを試してみようかと思います。

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