PGAツアー「ザ・メモリアル・トーナメント」開幕直前の6月2日に、ツアー会場で三菱ケミカルの新型 TENSEI 1K Pro Orangeシャフトの新型と思われるモデルが発見されました。
先端側に従来モデルにはなかった「RIP+」のロゴが入っており、同社が傘下に持つAldilaの代名詞である R.I.P.(Reverse Inter-Laminar Placement)テクノロジーを TENSEI 1K プラットフォームに採用した次世代モデルと見られています。
First look at Mitsubishi Chemical's new Tensei 1K Pro Orange shaft with RIP+ Technology.
— Jack Hirsh (@JR_HIRSHey) June 1, 2026
Presumably would be the first profile in a new Tensei 1K Pro lineup to replace existing one with XLINK Tech.
Corey Conners was the first pro to test the new shaft this afternoon and noted… pic.twitter.com/Qz8z5wLQBE
写真には「TENSEI 1K PRO 60 FLEX-X」「MITSUBISHI CHEMICAL」「RIP+」の印字と、バット側に新デザインのオレンジ×ブラックのクロスパターンが確認できます。
R.I.P. とは何か

R.I.Pとは、Aldilaが2010年に市販投入したシャフト構造技術で、通常はマンドレル(芯棒)側に巻き込むバイアスプライ(±45°繊維、トルクを生む層)を、シャフト外壁側へ「反転配置」する独自工法。
バイアス層を外周に置くことで、テコの原理によりねじれに対する慣性アームが長くなり、同じ繊維量でもトルクが低減するというものです。
同時に外周のバイアスがフープ強度を上げてシャフト断面のオーバル変形を抑え、チップ部の安定性とボール初速を引き上げるという構造です。
一言で言えば、「カーボン層を巻く順番を入れ替えるだけで、同じ材料からねじれに強いシャフトを生み出す技術」という感じです。
Aldilaは三菱レイヨン(現Mitsubishi Chemical)が2012年12月に買収を発表し2013年4月に完了しており、以降のR.I.P.系製品は「Aldila工法 × 三菱の高弾性カーボン素材」のハイブリッドとして開発されてきた経緯があります。
今回の「RIP+」はこれを TENSEI 1KのXlink Tech・MR70 カーボンと統合した進化版と考えてよさそうです。
タイトリスト GTSドライバー純正にも展開済み
同テクノロジー搭載モデルはすでに供給が開始されており、2026年6月発売の Titleist GTS新ドライバー(GTS2 / GTS3 / GTS4)の純正シャフトには「Tensei 1K Red RIP / Blue RIP / White RIP」が展開中。
メモリアルで発見された Pro Orange RIP+はそれのツアー支給グレードのカウンターバランス版にあたると見られます。
現時点では「Aldila技術の新展開か」「1Kがミッド寄りに振られたのか」などの予想がされています。
会場ではコーリーコナーズがテストを行っているとのことです。
正式発表はまだ
既存の TENSEI 1K Pro Orange 新「RIP+」版のメーカーからの正式発表はまだ確認されています。
今後新たな情報が入り次第、随時更新していきます。
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