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【試打評価】キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026|打感は歴代最高!S15C鍛造の実力をスピン計測【口コミ・評判】

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026試打評価

キャロウェイからX FORGEDウェッジが登場しました。

JAWS FORGEDウェッジ以来、約3年ぶりとなる軟鉄鍛造のニューモデルです。

注目は、従来のS20Cよりも柔らかい軟鉄S15Cを採用していること! 実際にGCQuadで計測しながら、さまざまな距離を打ち分けてきましたのでレビューしていきます。

先に結論を言うと、打感は歴代Xフォージドウェッジの中でも最高クラス。スピン性能も申し分なく、特にフルショットでの安定したスピン量が印象的でした!

この記事の執筆者:まさ(元ゴルフショップ店員・クラフトマン) ⇒詳細プロフィールはこちら

X FORGEDウェッジの概要とスペック

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のソールデザイン

X FORGEDウェッジは、公式オンラインストアおよびCALLAWAY SELECTED STORE限定モデルで、価格は税込34,100円〜。2026年4月10日発売です。

楽天市場のキャロウェイ公式ストアでも取扱いがあります。

今回の試打スペックは以下のとおりです。

項目スペック
モデル名キャロウェイ X FORGEDウェッジ
素材軟鉄S15C
シャフトN.S.PRO MODUS³ TOUR 105(S)
ロフトバリエーション48° / 50° / 52° / 54° / 56° / 58° / 60°
バンス角全ロフト10°統一
ソールグラインド48°〜52°:Sグラインド / 54°〜60°:Cグラインド
仕上げクロム
グリップCallaway Tour Velvet 360ラバー(約50g)
価格税込34,100円〜

ロフトは48°から60°まで2°刻みの全7種類です。バンス角が全ロフトで10°に統一

特別なローバンスやハイバンスの設定はなく、ソールグラインドも各ロフトに対して1種類のみ。

48°〜52°がSグラインド、54°〜60°がCグラインド(ソール後方を削ったような形)という構成になっています。

キャロウェイ公式オンラインストア

X FORGEDウェッジのスピン性能|GCQuad計測データ

GCQuadを使って、ショートチップからフルショットまでさまざまな振り幅で計測しました。距離帯ごとの平均データをまとめています。

計測に使用したのは58°です。

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のGCQuad計測データ10

ショートゲーム(キャリー14〜20ヤード)

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のGCQuad計測データ15
計測項目平均値
ボールスピード13.7 m/s
キャリー17.5 yds
打ち出し角30.4°
バックスピン4,913 rpm
サイドスピン217 rpm
方向0.3° L

15〜20ヤードの短いアプローチでもバックスピンが約4,900rpm出ています!

この距離帯でこれだけスピンがかかるのは素晴らしいですね。グリーン上でしっかり止めたいシチュエーションでも問題なくて頼りになります。

ミドルピッチ(キャリー22〜28ヤード)

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のGCQuad計測データ14
計測項目平均値
ボールスピード16.2 m/s
キャリー24.8 yds
打ち出し角31.1°
バックスピン5,926 rpm
サイドスピン400 rpm
方向1.0° L

20〜30ヤードのピッチショットでは、バックスピンが約5,900rpmまで増加!

この距離帯は17Vグルーブとディープフェーサーレーザーの恩恵を感じるところで、フェース面にボールがしっかり食いつく感触がスピン量にも表れています。

ロングピッチ(キャリー37〜40ヤード)

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のGCQuad計測データ2
計測項目平均値
ボールスピード20.4 m/s
キャリー38.7 yds
打ち出し角39.9°
バックスピン7,765 rpm
サイドスピン1,036 rpm
方向0.7° L

40ヤード前後になると、バックスピンが約7,800rpmまで上がります!

打ち出し角が40°近くまで上がっているので、高い球で落として止めるショットも打ちやすいです。

フルショット(キャリー60〜72ヤード)

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のGCQuad計測データ13
計測項目平均値
ボールスピード27.7 m/s
キャリー64.3 yds
打ち出し角34.5°
バックスピン9,267 rpm
サイドスピン476 rpm
方向1.8° L

フルショットでのバックスピンは平均9,267rpm! これはかなり優秀な数値です。最大で9,603rpmを記録していて、しっかり振っていった場面でもスピン量が安定しているのがポイント。

全体を通して感じたのは、距離帯に関わらずスピン量の安定感が高いこと。ショートチップでも約5,000rpm、フルショットでは9,000rpm超と、どの振り幅でもしっかりスピンがかかってくれます!

操作性と打ち分けのしやすさ

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のバックフェース

操作性の面では、54°以上に採用されているCグラインドが良い仕事をしています。ソール後方に削りが入っているので、フェースをそこそこ開いて使えます。

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のソール形状

ただし、ヒール側がやや高めの設計なので、めちゃくちゃ大きく開いて使いたい方はちょっと引っかかる感じがあるかもしれません。

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のヘッド横から

通常のフェース向きでのソールの抜け自体は良好です。特に後方を落としているのでよほど開いて使わない限りは邪魔になる感じもなかったですね。

X FORGEDウェッジの打感|S15C軟鉄の実力

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のフェース

打感は正直かなり良かったです。

S15Cという従来よりも柔らかい軟鉄を使っているだけあって、圧倒的に柔らかい! 数字が小さいほど柔らかいという指標で、従来のS20Cから大きく進化しています(その分作るのが難しいため、あまり採用されてこなった素材でもあるので挑戦的でもありますね)

ある程度振っていくフルショットはもちろんのこと、短い距離のアプローチでもめちゃくちゃ柔らかいフィーリング。フェースにボールがくっ付いているような感触で、ボールがグニュっとつぶれてからゆっくり飛んでいく感じがたまりません。

Xフォージドウェッジはこれまでも名作ぞろいですが、控えめに言って今作が歴代最高の打感かもしれません。軟鉄鍛造ウェッジにこだわる方なら、この打感だけで選ぶ価値があります。フェースにしっかり乗る感覚がたまらなく気持ち良いです。

X FORGEDウェッジのデザイン

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026

デザインはかなりシンプルで無駄のない見た目です。

バックフェースにはシェブロンマークのみが配置されていて、すっきりした印象。

「X FORGED」のロゴの「X」には、日本モデルの象徴として「JAPAN」の「J」を思わせる筆の跳ねラインが取り入れられているのがさりげないこだわりです。

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のヘッド形状1

顔つきはヒール側が比較的高くなっていて、懐のあるタイプですね。

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のヘッド形状3

OPUSウェッジやOPUS SPウェッジのシェイプ6を踏襲しつつ、従来モデルよりはやや大きめのサイズ感に仕上がっています。

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のヘッド形状2

リーディングエッジはJAWS RAWとJAWS FORGEDの中間ぐらいの丸みで、直線すぎず丸すぎずのバランスが良い感じ!との事ですが、正直ここは違いがわからないぐらいの差に感じます。微調整というところでしょうかね。

ネックはストレートで構えやすいです。トップブレードのヒール側が低すぎず高すぎないティアドロップ型なので、アドレス時の安心感がありますね。

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のフェース

フェース表面にはディープフェーサーレーザーという網目状の加工が施されていて、従来のマイクロフィーチャーを上回る摩擦力を発揮するとのこと。

スクエアに構えた時だけでなく、フェースを開いた際にもスピン量を最大化する設計になっています。

VOKEY SM10との比較|鍛造 vs 鋳造の違いは?

競合モデルとして、ぼくが以前レビューしたタイトリスト VOKEY SM10ウェッジ(58° Dグラインド / DG ウェッジフレックス)と比較してみます。

※SM10の計測もGCQuadを使用しています。ロフトやグラインドが異なるため単純比較はできませんが、参考値として見てください。

比較項目 X FORGED VOKEY SM10(58° D)
素材・製法 軟鉄S15C鍛造 鋳造(ステンレス)
ショートアプローチ 約4,900〜5,900 rpm 5,000 rpm以上(最大約6,000)
打感 10 / 10 10 / 10
スピン性能 9 / 10 9 / 10
ソールの抜け 8 / 10 8 / 10(ソール次第で10)
バリエーション 各ロフト1種類のみ 非常に豊富(10/10)
バンカー Cグラインドでそこそこ対応 Dグラインドで良好(7/10)

スピン性能の比較

ショートアプローチでのスピン量は、両モデルとも5,000rpm前後で非常に近い数値を記録しています。

SM10は30ヤード以内でも5,000回転以上を安定してキープし、6,000回転に迫るデータも出ていました。X FORGEDもミドルピッチで約5,900rpmを記録しているので、スピン性能はほぼ互角と言って良いレベルですね。

SM10のTX9グルーブとX FORGEDの17Vグルーブ、どちらもライを問わず安定したスピンが入る設計で、溝の性能差はそこまで大きくない印象です。

打感の違い

ここが一番大きな差になります。SM10は鋳造ながら非常にソフトな打感で高い評価をしていますが、X FORGEDのS15C軟鉄鍛造はそれとは別次元の柔らかさです。

フェースにボールがくっ付くような感触は鍛造ならでは。打感にこだわる方はX FORGEDが圧倒的におすすめ!

ソールバリエーションと価格

やや辛口にはなりますが、ソールバリエーションという点ではSM10が圧倒的です。

SM10はDグラインドを筆頭に多彩なソール形状が用意されていて、自分のプレースタイルに合わせて細かく選べます。一方、X FORGEDは各ロフトに1種類のグラインドしかないので、選択の自由度は限られます。

価格面でもSM10は約19,800円〜とX FORGEDの34,100円〜に対してかなりお手頃。コスパで選ぶならSM10、打感の極上体験を求めるならX FORGED。

良かった所・微妙な所

良かった所

  • S15C軟鉄による圧倒的に柔らかい打感は、歴代Xフォージドの中でも最高クラス!
  • フルショットで平均9,267rpmのバックスピンを記録し、スピン性能はかなり優秀
  • ソールの抜けが良く、ダフりにくい安心感がある
  • ヒール側が高めの設計で安心してアドレスできる

微妙な所

  • ソールグラインドが各ロフトに1種類ずつしかなく、もう少しバリエーションがほしかった
  • ローバンスの設定がないため、ローバンス派の方は選びにくい

X FORGEDウェッジの総合評価|こんな方におすすめ

キャロウェイ X FORGEDウェッジ2026のソールデザイン
評価項目スコア
スピン性能9 / 10
打感10 / 10
操作性7 / 10
構えやすさ8 / 10
ソールの抜け8 / 10
バウンスの使いやすさ7 / 10
グリーン周りの万能性8 / 10
デザイン8 / 10

X FORGEDウェッジは、軟鉄S15Cの打感とスピン性能を高次元で両立させた完成度の高いウェッジです。

特に打感に関してはぼくが打ってきた軟鉄鍛造ウェッジの中でもトップクラスで、フェースにボールが吸い付く感覚は一度体感するとクセになります!

17Vグルーブとディープフェーサーレーザーによるスピン性能も見事で、フルショットで9,000rpm超、ショートゲームでも約5,000rpmと安定して高いスピンが得られました。距離感のコントロールがしやすいのもウェッジとしてはかなり魅力的ですね。

しいてデメリットを挙げるとすれば、バンス10°統一とグラインドの選択肢が少ない点。ここは好みが分かれるところですが、逆に言えば迷わず選べるシンプルさとも取れます。

バンスがしっかり効いたソールは芝の上からのアプローチでダフりにくく、アマチュアゴルファーにも優しい設計です。

打感にこだわる方、軟鉄鍛造のフィーリングが好きな方、そしてグリーン周りでスピンをしっかりかけたい方にはぜひ試してほしいです!

バウンス角・ロフトの選び方

X FORGEDウェッジはバンス角が全ロフトで10°に統一されているため、バウンスの選択で迷うことはありません。選ぶべきはロフト構成です。

2本体制の場合

52°(Sグラインド)+ 58°(Cグラインド)がオーソドックスな組み合わせ。フルショットのギャップを6°で組むパターンです。PWのロフトが46°前後のアイアンセットとの相性が良いですね。

3本体制の場合

50° + 54° + 58°、または52° + 56° + 60°が定番。お使いのアイアンセットのPW・AWのロフトに合わせて、4°刻みで組むのがおすすめです!

ソールグラインドについて

48°〜52°のSグラインドはフルショット中心の使い方に向いています。

54°〜60°のCグラインドはソール後方に削りが入っているので、フェースを開いた操作もそこそこやりやすいです。ただし、めちゃくちゃ開いて使いたい方はヒール側がやや邪魔になる場面もありそうなので、その点は試打で確認してみてください。

X FORGEDウェッジに関するよくある質問

Q. 前作JAWS FORGEDとの違いは?

最大の違いは素材がS20CからS15Cに変わったことで、打感がさらに柔らかくなっています。また溝も17Vグルーブに進化していて、スピン性能も向上! ヘッド形状はシェイプ6ベースでやや大きめのサイズ感になっています。

Q. JAWS RAWやOPUSウェッジとどう使い分ける?

打感重視ならX FORGEDウェッジが圧倒的におすすめです。

JAWS RAWはノーメッキの独特なフィーリングとスピン性能が魅力で、OPUSはより操作性の高さが売り。軟鉄鍛造のしっとりした打感を求めるなら、X FORGEDが最有力候補になるかなと思います。

Q. ロフト構成はどう組むのがおすすめ?

お使いのアイアンセットのPWロフトを基準に、4°刻みでロフト差を作るのが基本です。PWが46°なら50°-54°-58°、PWが44°なら48°-52°-56°-60°のような組み方がバランス良いですね!

Q. バウンス10°で問題ない?

残念ながらローバンスの設定はありません。

バンス10°はアマチュアにとっては扱いやすい設定で、ダフりにくい安心感があります。

ただし硬い地面からの低い球を多用する方や、極端にフェースを開いて使う方にはやや合わない可能性も。その場合は他のモデルを検討した方が良いかもしれません。

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この記事を書いた人

まさ:ゴルフ歴30年、メーカー勤務10年以上のギア専門家。Trackman 4を用いた忖度なしの試打計測データを公開しています。YouTubeチャンネル「ゴルフ雑記帳」でも動画レビューを更新中!

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら